和賀岳(高下コース往復)・・このブナ林と花畑なら雨でもOK
- GPS
- 05:46
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,391m
- 下り
- 1,376m
コースタイム
天候 | 雨のち曇り 山頂20℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
岩手側の高下コース登山口へは、御所湖方面から県道1号線を進み、高下集落の登山口標柱から林道に入ります・・カーナビは、「(雫石町立)おおむらしょうがっこう(019-695-2730)」を検索し、道なりに18kmほど横手方面へ(盛岡駅からレンタカー利用) 林道に入れば、登山口まで約8kmの一本道 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コケ平付近から山頂にかけて所々笹が被る部分がありますが、全般に登山道は明瞭で迷うところはありませんでした 危険箇所は、やはり和賀川の渡渉 渡渉ポイントは、和賀川に出合って上流を見ると、それらしきピンクリボンがあり参考になりました 本日は雨天の影響もあるのかヒザ上の深さ・・登り時は深く見えたので、靴・ソックス・ズボンを脱いで“ブリーフ渡渉”(この日は誰にも出会わなかったので) 下山時は水深が読めていたので、“ズボンまくり上げ渡渉”でOKでした コケ平まで花は殆どありませんでしたが、山頂北面は“キスゲの絨毯”といっていいレベルでした♪ |
その他周辺情報 | 鶯宿温泉川長山荘に宿泊・・仄かに硫黄臭香る透明ないい湯でした(日帰り入浴は16時までで600円) |
写真
感想
今年の海の日連休は、残念ながら北海道・沖縄を除いて好天が望めない状況。そのため山行先選択は迷いましたが、最終決定した14日に比較的予報が良かった北東北に向うことにしました。
しかしながら日々の気象状況は不安定で、直前に予報は悪化。ちょっとガッカリとはなりましたが、遠征山行の宿命というか、宿などは予約済みのため決定は覆せず決行となりました。
まずは盛岡駅前でレンタカーを借りて和賀岳高下登山口へ。出発時からシトシト雨模様で高下集落に入っても当然和賀岳方面は厚い雲の中。カッパを着て歩き出すと、暑さと湿気でテンションは下がりっぱなしでした。
そんなブルーな気分を救ってくれたのが、“サスガ東北!”という素晴らしいブナの森でした。両手に抱えきれないようなブナの巨木が林立し、霧も少しかかって幻想的な雰囲気に。最近は、こういういい森をユックリ歩くのが本当に気持ちよく感じます。新緑や黄葉の時期はさらに素晴らしいでしょうね。
そして山行(登頂)のキーポイントは、やはり和賀川の渡渉でした。高下分岐から巻道に入り、渡渉点へと下って行くと既に登山道が川状態。下るにつれて和賀川水流の轟音が響いてきて、不安が募るばかりでした。
実際河原に出るとやはりかなりの急流。しかし、心配していたような「濁流でこれは無理・無謀」という程の状態ではなく、靴脱ぎワラジ渡渉でtry可能。水は冷たく中央部でヒザが隠れる深さでしたが、両足とストック(左手は靴を持っている)で2点支持をシッカリやって、強い流れを受けながらも無事に渡渉できました。
難所をクリアし、そこからは急登でグイグイ標高が上がる気風の良い道。傾斜が緩んでコケ平が近づくと笹が被り出しましたが、チラホラと花も現れ出して次第にお花畑状態に。期待していなかっただけにそれだけでも「ウォ〜!」でしたが、山頂に到着して北面を見ると“キスゲの絨毯”状態。一面にニッコウキスゲが咲き乱れていて「これぞまさにご褒美♪」でした。
難行・苦行に終始するかに思われた和賀岳でしたが、ブナとキスゲに救われて満足度が↑した山行でした。
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