花の暑寒別岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,303m
- 下り
- 1,232m
コースタイム
天候 | 曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
飛行機
新千歳空港⇨札幌⇨深川⇨増毛 箸別登山口まで宿の車 南暑寒荘からタクシー |
コース状況/ 危険箇所等 |
箸別コースは歩きやすい 下山に利用すると足に堪えなくていいかもしれない 暑寒別岳ー南暑寒別岳間の草刈りはされていて厳しいヤブこぎはない 最低鞍部から南暑寒別岳まで220mの登りはきつい 特に危険箇所はないが、雨竜湿原を越えて滝まで濡れていてよく滑った |
その他周辺情報 | JR留萌ー増毛間は今年限りで廃線になるので、カメラを抱えた観光客が多かった 宿泊したB旅館は若者から年寄りまで元気で楽しい人が多かった 主人が気配りのきく良い人で安い宿だが食事が美味しかった |
写真
感想
「オンボロロ オンボロボロロー ・・・」 ぶっきらぼうに投げ捨てるビートの効いた北原ミレイの声が耳に残ります。あの石狩挽歌です。作詞家のNの実話です。満州から引き上げて小樽に住み、その兄が小樽の自宅を担保に借金して、増毛の網元から3日間の網を買って、3日目に鰊が大漁。それで十分儲けがあったのに、さらに船で内地に運び高く売って大儲けしようとして時化に遭遇、全てを海に棄てる羽目になる。結局、一家離散した。生活を暗転させた兄と鰊を憶いこの歌が出来たとされています。
その増毛に今年廃線になる留萌線で訪れることができたのは奇遇でした。
増毛のB旅館に宿をとり(安くて、親切で、楽しくていい旅館でした)、箸別避難小屋まで送っていただいて、登山が始まりました。
この山の目的は景色もそうですが、仝罵種のマシケゲンゲを見ること、広大な雨竜湿原を見てみたいこと、もう1、2年で古希に届かんとする年で20Km強のロングコースに耐えられるかということでした。
天候はほとんど霧、小雨で視界は効かず。出発時には人の気配もなく熊の心配で熊鈴2つ、笛を持って行きましたが、山に入ると不思議なもので、あまり気にならなくなっていきます。すごく登りやすい足に優しいコースでした。7合目には空が抜けて、霧の中でも解放感が出てきました。8合目あたりの花の見事なこと。9合目ではお目当てのマシケゲンゲに出会えました。山頂では群別岳どころか南暑寒別岳もはっきりせずでした。しかし、暑寒別岳ー南暑寒別岳の鞍部のヤブ刈りもできており、深いヤブに悩まされることもありませんでした。前日は多かったと聞いていたのですが、当日は南暑寒岳も人の気配なく、途中縦走者にも会いませんでした。
しかし、涼しくて気持ち良く縦走できました。雨竜湿原の広大さ、木道を除き人工物のない景色は最高でした。晴れていたらどんなに素晴らしいでしょう。
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