網張から鬼ヶ城、岩手山:雲海の上は快晴だった。
- GPS
- 08:08
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,126m
- 下り
- 1,130m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 8:04
天候 | 午前:雲海の上は快晴、午後雲が出る。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はない。帰りもリフトを使うのだと、岩手山までかなり距離もあるので、時間配分に注意。 |
写真
感想
東北北部はオホーツク高気圧の圏内で比較的天気も良いようだ。今週はそのせいで気温もやや低く調子もよいので、23日に岩手山まで行ってくることにする。鬼ヶ城は行ったことがないし、5月に八幡平から見た鬼ヶ城〜岩手山の風景が忘れられない。距離は長いが、今週の天候だと盛夏というより、やや気温も低そうなので条件はよい。リフトが使えるのは楽なのだが、時間の制限はあるが、なんとか行けそうだ。
23日朝仙台は曇り、途中東北道からは山は全く見えず、岩手山や姫神山も雲の中である。予報よりも天候が悪いのか。7時少し前に網張に着くと、その辺りも雲の中だ。これは何も見えない中歩くのかな、と諦めていた。登山展望リフト1本目から2本目への乗換も雲の中。ところが、2本目のリフトに乗って、1000m近くになると雲が薄れてきて、上空は青空、下は雲海が見えるではないか。3本目のリフトを犬倉で降りると素晴らしい雲海が広がっている。秋田駒ヶ岳や烏帽子岳が雲海の上に出ている。
雲海を見ながら気分よく出発。最初は開けた緩い登りで稜線に出ると下りになり、犬倉山の山腹の樹林帯を緩く下って行く。次いで姥倉山の山腹のオオシラビソの樹林帯を緩く登っていく。姥倉山肩への急登(木の階段)が始まると廻りの展望が良くなり、鬼ヶ城から岩手山まで見えてくる。姥倉山肩からしばらくは開けた眺望のよい道で、今日は雲海がきれいである。鳥海山も見える。黒倉山を右から巻く道に入るとまた、樹林帯である。切通からは鬼ヶ城方向へ向かう。鬼ヶ城に近づくと樹林は低くなり、また、眺望が良くなる。鬼ヶ城は幾つかのピークを越えたり、巻いたりしていくが、ルートサインに従っていれば、危険はない。後半にちょっとした岩を登る所はあるが、ここも危険はない。徐々に標高を上げながら岩手山に近づいていく。この感じが楽しい。最後に少し下って御神坂への分岐に着く。ここから不動平へは左へ急な下りで直ぐである。
不動平で昼食後、岩手山へ向かう。ここからは大勢の登山者でにぎわっている。以前の経験から、ジグザグの登りの後の分岐は右へ向かう。左は近いようだが、ザレで登りには不適、右の方が安定している。外輪に出ると雲が出てきたようだ。左へ山頂(薬師岳)に向かう。途中まだコマクサが咲いているのを見つけた。山頂もちょうど昼前で、賑やかだった。雲であまり眺望も良くないので、10分ほどで、今度はザレの近道から不動平まで下る。ここから、帰りはお花畑経由で戻ることにする。ここからは極端に人が少ない。溶岩やその砕けた石の多い歩きにくい道を下って行くと、暗い樹林帯となり、下草やシダで湿った感じの下りが続く。ちょっと気が滅入る。道はあまり良くないが、ずっとトラロープが張ってあるので、ルートは安心だ。飽きてきた頃、お花畑の湿原に着く。さらに下っていくと、大地獄谷の沢沿いに出る。沢には一部硫黄が溜まっている。また硫化水素の臭いが濃い。沢には近づかない方がよい。周りが開けると沢から離れ、切通しへの登り返しとなり、最後は樹林帯の登りで切通しに到着する。ここからも、姥倉山の肩への登り返しなどもあり、犬倉まではかなり長かった。リフトの最終時間には余裕だったが、網張から鬼ヶ城経由、岩手山は結構長い道のりだった。
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