ランドネ登山のつもりで木曽駒ヶ岳と宝剣岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 4.0km
- 登り
- 442m
- 下り
- 438m
コースタイム
- 山行
- 1:45
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 3:35
- 山行
- 0:50
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 1:10
天候 | 晴れときどき曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
しらび平までバス 千畳敷までロープウェイ |
コース状況/ 危険箇所等 |
宝剣岳付近に鎖場あり |
その他周辺情報 | 駒ヶ根高原ホテル 日帰り入浴500円 足湯茶屋 東右衛門 ソースかつ丼うまし 足湯もあり |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
携帯
時計
タオル
カメラ
フライパン
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感想
ランドネへのHが持ってるイメージは計り知れないが、彼の中で豪華でおしゃれな食事がついていることは確かだ。
私が思うに、女子は短パンか山スカートでなくてはならなくて、男子は頭に手ぬぐいなどかぶってはいけないし、テントサイトにはカラフルな旗を飾らないといけないし、テーブルクロスも必需品だ。
いくらか私もイメージが迷走中かもしれない。
「ランドネ登山しよう。」
Hがそう言い出したので、せめて食事は豪華にとスーパーに買い出しに行った。
結局、豚ハラミとバジルチキンの焼肉とデザートは巨峰、フライパンと大量の酒を持っていくことになった。
大量の酒と焼肉の時点で、あんまりランドネしてない気もするが。
去年のこの時期はバリエーションに行きまくっていたのに、先週に引き続き工程の短いお気楽登山だ。
千畳敷までロープウェイの日本の最高点、2612メートルまで一気に上がることができるが、バスとロープウェイ代が結構高くて私達の間ではセレブ登山に位置づけされ、今までなかなか行く気にはなれなかった。
ロープウェイの乗車時間はたった7分半で千畳敷駅に到着、降りたらすぐ千畳敷カールのすばらしい景色が広がっており、すでに森林限界を超えていて、セレブ登山の威力のすごさを思い知らされた。
ロープウェイに乗るのも降りるのも、激混みで1時間半待ったという話も仲間から聞いたことがあったけど、この日は問題なかった。
宝剣岳と木曽駒ケ岳に登るということはなんとなく決めていたけど、どのコースを通るとかはロープウェイを降りてから決めたという適当さだった。
まず宝剣岳から登る事にした。
スニーカーの登山者も見られたが、稜線上の鎖場もいくつかある場所では見かけなくなった。
山頂近くになると急峻なルンゼと尾根が東西にいくつか伸びているのが見える。
そこはバリエーションのルートでもあるので、日本登山大系の本を何ページかコピーしたものを見ながらしばし見学。
日本登山大系の中では控薜幣紊里發里多く、卦蕕らいのところを登ったことしかない私には難しそうに思えた。
でも同時にクライマーの端くれなので、登ってみたいという気持ちにもなった。
この日の天気はとても良くて、二人とも大好物の岩の稜線を気持ち良く歩き、宝剣岳の山頂に到着。
一番上の岩の上に立ち、記念写真を撮った。
今度登るときはアプローチがマルチピッチだといいのだけれど。
宝剣岳から木曽駒ヶ岳の付近に4つも山小屋があり、その間隔の狭さにも驚かされた。
中央アルプスのこの辺りは山小屋天国だった。
駒ヶ岳頂上山荘に着くと、受付を済ますとテントをさっさと張り終え、駒ヶ岳の山頂へ。
宝剣岳に比べるとのっぺりして特徴のない形だけど、こっちが百名山だ。
テント場から散歩くらいの距離の山頂に着くと、北アルプスの方は少し雲がかかっていたけど、槍ヶ岳などの姿を見る事ができ、先週行った乗鞍岳、御岳も良く見えた。
持って来たビールを開け、サンドイッチでお昼ご飯。
気温も丁度いいので、しばらくのんびりしてからテントサイトに戻った。
最近の天気の調子だと必ず夕方は雨が降ると思って、山頂で食べたばっかりだったけど焼肉の準備にとりかかることにした。
山小屋で冷たい生ビールを1杯買って半分ずつ飲んだが、冷えたビールは大して動いてもいないのにおいしすぎた。
ソフトボトルに詰め替えて持参したワインで乾杯して、肉を焼き始めると、隣の中年の男性4人組はもっと豪華で、飛騨牛を焼いていた。
食べ終わるとお決まりの昼寝。
やはり夕方少し雨が降ったけど、ぱらぱらと一瞬だけだった。
19時ごろ起きると周りはガスっていた。
寝てただけなのにまたお腹がすいて、フリーズドライの親子丼と牛丼を食べてまた寝た。
テントの中でうだうだ過ごすのは嫌いではない。
そういえば、なんで車泊やテント泊がこんなに楽しいのか、前日の車の中で飲みながら初めて気づいた。
酔っ払って睡魔に襲われれば、寝室に行く必要もなく、そのままゴロリと転がればいいだけだ。
時間を気にせず、きままに過ごすことはなんという幸せなのか、ただのぐうたらな才能なのか。
夜中、目を覚ますと頭痛がした。
テントの外をのぞくと満天の星だったのでHを起こした。
高山病かも知れないとHに訴えると、また飲みすぎじゃない?というお言葉。
下山後はすっかり良くなったけど。
稜線近くまで出て、Hは星の写真を撮った。
とんがった宝剣岳も入るとかっこいいと思うけど、ここからは見えないし、そっちの方角は星が少なかった。
星の写真が久しぶりに撮れてHは満足そうだった。
朝焼けとご来光も見れたし、滅多にないくらいのいい天気で楽しい登山だった。
天気ってほんと大事。
下りの登山道は混んでたけど、オケラクラックルートのチェックをしながら降りた。
有名なルートらしいが、他のルートも二日間一組のパーティも見ることがなかった。
登りたいけど、どこも一般登山道から目立ちすぎてなんか気が引ける。
登山後はお風呂とソースカツ丼。
駒ヶ根温泉ホテルで日帰り入浴した。
ここは二回目で、施設は古く薄暗く昭和のさびれた雰囲気満載で、すいているのがいいところで、女風呂は貸切だった。
有名店の明治亭は11時半頃でももう並んでいたので、足湯のある足湯茶屋東右衛門というところでソースカツ丼を食べたけど、私には食べきれない程結構なボリュームでおいしかった。
萱葺き屋根で中もちょっとおしゃれな店で、出たときはもう行列ができていた。
明日からお盆休み。
天気に恵まれますように。
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