三伏峠〜荒川三山〜椹島 繋ぐ山旅
- GPS
- 80:00
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 2,604m
- 下り
- 3,251m
コースタイム
- 山行
- 2:40
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 3:05
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 7:10
- 山行
- 8:48
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 10:15
天候 | 1日目:曇り/晴 2日目:快晴 3日目:快晴 4日目:晴 4日間を通じてほぼ晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
竹橋〜伊那大島駅(毎日アルペン号) 伊那大島駅〜鳥倉登山口(伊那バス) 午前3:20頃、伊那大島駅着、6:45の伊那バス始発まで駅待合室にて仮眠(虫多し) この日は30人程の登山者がおり、バスは2台出ました(小型) 【復路】 椹島〜畑薙第一ダム(東海フォレスト送迎バス) 畑薙第一ダム〜静岡駅(静鉄ジャストライン) 東海フォレスト送迎バスは同社経営の山小屋に宿泊した人のみ利用可(山小屋のレシートを提示)。13:00発の便が静鉄ジャストラインに接続します。 静鉄ジャストラインは完全予約制。前日19時まで受付(ネット予約可能) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【鳥倉登山口〜三伏峠】 樹林帯の登りです。特段急登というわけではありませんが体が慣れていないのできつく感じました。特に9/10からはやたらと長く感じました。水場は太くは無いですが昨年にくらべるとしっかりと出ていたように思います。エアリアマップの危マークの箇所は特段印象にありません。 この区間、特段注意を要する箇所はありません。 【三伏峠〜高山裏避難小屋】 塩見岳方面への道をわかれ稜線に出るとガレの縁を注意深く通過。烏帽子岳からは富士山、塩見岳をはじめとする南ア北部の山々や中央アルプス、果ては北アルプスなどの大展望が目を楽しませてくれます。 その後は樹林帯を交えた稜線歩きとなりますが樹林帯でも高山植物が癒してくれます。ところどころ西側が切れ落ちたガレの縁を通過します。 【高山裏避難小屋〜千枚小屋】 高山裏を出て暫く登ると水場があります。太くは無いですがしっかりと出ていました。逆コースから高山裏に入る場合はここで補給しておくことをお勧めします。 前岳のカールはかなりしんどい急登です。高度とともに斜度もあがり滑落、落石等にも注意が必要です。上部には両側が切れた岩場があり慎重に通過しましょう。 稜線に出た後、前岳ピークまでガレの縁を通過しますが、足場は狭くかなりの高度感で、擦れ違った方が「怖かったよー」とおっしゃっていたのも頷けます。 中岳から悪沢岳は150mほど下降した後、約200mを登るイメージですが疲れている身体にはまさに「壁」に感じました。悪沢岳の登りの岩場は注意が必要ですが三点支持を心がければ問題なし。 悪沢岳〜千枚小屋間では千枚岳の登りは右側が切れており慎重に。一部、両手を使って登る岩場がありますがここも三点支持を心がけて。 【千枚小屋〜椹島】 長い下り。小屋を出てしばらくは樹林帯の中の緩やかな下りで、ずっとこんな感じなのかと思っているととんでもない。林道と2回交差し既に下山気分になった後、岩頭見晴(悪沢岳が綺麗に見える)から険路になります。岩頭見晴は両手を使って通過する岩場、その後は露岩、木の根などが多く歩き辛い道が長く続き、漸く道が良くなって暫く歩くと下山となります。 余談ですが椹島近くの滝見橋は渡らずに右に行きます(地図をみればわかることなのですが)。私は下山してほっとしたのかあたりまえのように橋を渡り二軒小屋へ通じる林道を20分も歩いてしまいました。きつかった・・・ |
写真
感想
雨男の自分には珍しく4日間一度も雨が降ることなく40代最後の夏を晴天のもとすばらしい山行を味わうことができた。
反省点としてはたくさんあるがその中でも_拱が多過ぎること 体力不足 の2点。
_拱についていえば70リットルのオスプレイに一杯に詰め込んだザックは周囲を見回してもひときわ大きかった。重量は20圓詫イ縫ーバーしており、バスのトランクにザックを入れる際、運転手さんが苦労していた。帰宅時に半分以上あまっていた食糧が最大の犯人であるのは明白で、三泊目が素泊まりから二食付きに変更となったことを差し引いても持ちすぎであった。量もさることながら、中身もレトルト主体、缶詰など重量があるものが多く、工夫が必要。更に2,500m超の高地での飲酒は体調への影響も大きく、嗜好品なども減らすべきかと。二番目の犯人は水。高校時代に水の補給に失敗し、渇きに悩まされたトラウマから持ちすぎる傾向にある。ご承知のように水は重い。その他、スマホなどの充電用のバッテリー。2つ持っていったが結局ひとつも使わなかった。万一を考慮しても一つで充分。着替え、予備と下山時の服は共用にすべき。
昨今ではテント泊でも50リットル程度のザックで充分との話もある。もう歳なんだから荷物はなるべく小さくして(目標15圈乏擇吠發たい。
体力については筋トレをさぼっていたこともあり重い荷物を担ぐには筋力が圧倒的に足りなかった。天気が良かったのでテントが濡れて重くならなかったのは幸いだったが、荷物の重さに体が振られることがしばしばあって危険。電車などでもザックを持て余すことが多く、周囲の人に迷惑をかけた。
来年以降も南北アルプスをはじめとした山々でテント泊縦走を楽しみたいので年相応の荷物と年齢以上の体力を追求していきたい。
昨年の三伏峠〜北岳の縦走で、南ア北部の主だった山はとりあえず経験できたのでいよいよ南部へと足を伸ばした。「南アルプスは南部が核心部」とも聞かれることから心浮き立たせて山行に臨んだ。当初、荒川三山〜赤石岳の周回コースを考えていたがヤマケイのガイドに本コースを発見。三伏峠から昨年は北上したが今年は南下することで縦走路を繋ぐのも悪くない。荒川岳のピークを踏むまではやや地味な縦走となるが、かつて経験していた、一日一日をしっかりと歩き、結果として遠くまで歩いた・・・ような山行。若き日への郷愁感も手伝ってやや人の少ないこのコースを選んだ。
結果、晴天も相俟って、大展望や高山植物を思う存分満喫でき、思い出に残る山行となったと思う。
今年下山した椹島から来年は赤石〜聖と縦走して見るのも悪くない。
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