AFRICA】キリマンジャロ(Kilimanjaro)

2010年12月28日(火) ~ 2011年01月01日(土)

• GPS: 98:20
• 距離: 66.4km
• 登り: 3,986m
• 下り: 3,986m

コースタイム

●●1日目　12/28●●
12:20 マラングゲートMarangu Gate(1550m)出発
14:40 昼食休憩
17:00 マンダラハットMandara Huts(2729m)着　〜宿泊〜

●●2日目　12/29●●
08:30 マンダラハットMandara Huts(2729m)出発
09:00 Maundi crater着
12:30 昼食休憩
14:50 ホロンボハットHorombo Huts(3720m)着〜泊〜

●●3日目　12/30●●
08:50 ホロンボハットHorombo Huts(3720m)出発
12:30 昼食休憩
15:10 キボハットKibo Hut(4700m)着〜泊〜

●●4日目　12/31●●
00:00 キボハットKibo Hut(4700m)出発
06:00 日の出迎える
07:15 ギルマンズポイントGillmans Point(5681m)着
09:40 キリマンジャロ頂上ウフルピークUhuru Peak(5895m)登頂★
14:20 キボハットKibo Hut(4700m)昼食休憩
16:00 出発
19:30 ホロンボハットHorombo Huts(3720m)着〜泊〜

●●5日目　1/1●●
06:20 2011年初日の出を拝む
08:15 ホロンボハットHorombo Huts(3720m)出発
11:40 マンダラハットMandara Huts(2729m)で昼食
12:40 出発
14:45 マラングゲートMarangu Gate(1550m)到着〜Goal〜

天候

主に快晴

アクセス

利用交通機関：

バス 飛行機

★行き★
飛行機:関空〜ドバイ〜ケニア・ナイロビ
バス:ケニア・ナイロビ〜タンザニア・モシ〜マラングゲート

★帰り★
バス:マラングゲート〜モシ〜ナイロビ
飛行機:ナイロビ〜ドバイ〜関空

コース状況／危険箇所等

●キボハットまでは、ゆるやかな登り道。
　1日1000m以上登っているとは思えないほど
　楽チンな道

●キボハット〜ギルマンズポイント
　急な登り道。所々、富士山の”砂走り”みたいなところがある。
　砂走りを登るのはつらいので、道を見極めることが必要。
　5000mを越えると、さすがに呼吸がつらい。

●ギルマンズ〜ウフルピーク
　所々雪が残っているが、アイゼンが必要なほどではない。

写真

12/25 22:52

●12月25日●
旅の出発点は関空。
相棒からもらったかわいい帽子。
これが今回のお守り!
今回は久々の一人旅。

12/26 20:41

ドバイ→ナイロビへ
ひとっとび〜
移動に約24時間かかる。

12/26 23:03

●12月26日●
ナイロビ到着。
あついぜ〜

12/26 23:13

ナイロビは地球の歩き方に
「ナイロビの町は歩くな」と
書かれるデンジャラスな町。
そのため、スーパーしか
いかなかった。

12/27 13:54

●12月27日●
さあ、ナイロビから
キリマンジャロの麓の町
タンザニア・モシに移動。
移動手段はバス!
ジモティ〜も乗ってます。

12/27 16:31

しゅっぱーつ!
途中でトイレにいきたくなってしまい
大草原の中でバスを一回止めました。
それから1時間後→

12/27 17:36

タンザニアとの国境近くで
トイレ休憩。
空が青い!
黒人がいっぱい!
マサイ族がいっぱい!

12/27 15:14

車窓の風景。
どこまでも続く地平線。
バスで移動すること約8H→

12/27 23:00

キリマンジャロの麓の町
モシに着きました。
キリマンジャロも顔を見せてます。

12/27 22:44

バスが一緒だったジモティー。
おしゃれだね!

12/28 0:40

宿泊したのはモシにあるスプリングランズホテル。キリマンジャロ登山などを手がける
地元の会社ZARATOURSが経営するホテルのよう。私もZARAの方々と翌日から登山をします。

12/27 23:41

夕方からZARAのスタッフが登山についてブリーフィングを行います。この日、日本人は私と大阪の女の子2人だけだった。

12/28 1:04

ホテルの部屋。モシは、マラリア感染の注意が必要。蚊帳をつけます。

12/28 13:34

●12月28日●
いよいよキリマンジャロ登山スタートの日。
朝食うまい!ほとばしる食欲!
体調は万全の上に→

12/28 14:43

ホテルの遥か高いところに見えました!
キリマンジャロ!!
あの頂上に立つぞ〜〜〜

12/28 15:25

モシのホテルから登山口まで車で1Hくらい。
車の中には、同じZARATOURSの参加者。
この方たちが心強い冒険仲間になるのでした。

12/28 17:05

登山口マラングゲート。
通称”マラングルート”がキリマンジャロ登山の最短ルート。私は高度順応日無しの5日間で挑戦する弾丸登山です。

12/28 18:18

手続きを終わらせたものの、
ポーター到着をずーっと待ち
ぼーーーとすること数時間。
ようやく出発!
イギリス人のクレイグ&カイラと
ドバイ人のサメ。
あとオーストリア人ファミリーと出発します〜

12/28 18:19

マラングルートのコースタイムが書いてあります。結果的には、このコースタイムなんて無理無理!かなりスローペースの登山となりました。

12/28 18:04

今回はポーターさんがついてくれます。ほとんどの荷物は持ってもらって→

12/28 17:00

私が背負ったのはこんなもの。
軽い軽い〜!
ポーター最高!!!

12/28 18:23

登山が始まりました。
同行のオーストリアファミリーは高山病予防のため、水を1人1日4ℓ飲んでた。すげ〜!

12/28 18:37

道中、子どもが見せてくれたのはカメレオン。

12/28 18:38

さらに川に飛び込むサービスも。
このあと「1ドル頂戴」攻撃が延々と続く。

ついたあだ名は「ワンダラーBOYS」。

数日後の帰り道でも「ワンダラーBOYS」は同じことをやっていた。

12/28 19:06

日本ではあまり見ないお花。
スミレみたい。

12/28 18:59

日本ではあまり見ないお花。
ゆで卵みたい。

12/28 22:31

キリマンの在来種。
『Impatiens』
小さくてかわいい。

12/28 20:37

みんなが見上げているのは→

12/28 20:37

大きな枝の上に
真っ赤なお花。
これもキリマン在来種かな?
『Fireball Lily』だと思う。

12/28 20:46

初日のランチタイム。
肉しか入ってないハンバーガー!
うまいうまい♪

12/28 20:51

ランチを食べてたらサル出現。

12/28 23:03

ジャングルをてくてく。
緩やかな坂道なのに1日で1200mも高度をあげました。

そして→

12/28 23:09

Mandara Huts到着!
1日目の登山終了です。

12/28 23:23

山小屋の中。
イギリス人のクレイグ&カイラと
ドバイ人のサメと共に。

12/28 23:51

到着時と朝、お湯を持ってきてくれます。最高!

12/28 23:56

さらに、TEA　TIME。
ポップコーンの塩気がたまらなくうまい。
TEA　TIMEも毎日!

12/29 1:12

これが夕食。同行のコック係りが作ってくれます。この日はきゅうりのスープとパン。
そして→

12/29 1:37

芋と肉とザワークラフト的なもの。
超大量に出てきました。

12/29 13:21

●12月29日●
山小屋の朝。
年末休みなだけに、すごい人。

12/29 13:47

私も朝食を食べて出発!
欧米風のおかゆポリエッジだけはお口に合わず(涙)

12/29 14:32

さあ、出発です!
きょうも高度を1000m以上あげます。

12/29 15:04

Maundiクレーターのど真ん中で!
不思議で雄大な光景!

12/29 15:27

ポーターの皆さん。頭だけで荷物を運ぶ。すごい。

12/29 15:12

でた〜
エバーラスティングフラワー。
おぉぉぉぉぉぉぉぉ。

12/29 16:16

日本ではあまり見ないお花。
この辺、もう木がありません。
「ムーンランド」と呼ばれる地域。
標高3500mくらい。

12/29 16:37

日本ではあまり見ないお花。
キレイだね。

12/29 16:53

ところどころドロドロ。
靴はおなじみの夏靴をはいてきました。

12/29 17:45

キリマン在来種?
『Red Hot Poker』かな。

登山道はしっかりしてる。

12/29 17:39

キリマン在来種?
『Wild Marigold』
かなぁぁぁ。

12/29 18:28

これも高所にしか咲いてない
エバーラスティングフラワー。

12/29 19:26

雨がぱらっとフッタ。

12/29 20:50

標高3720mHorombo Huts到着!

12/29 21:09

山小屋の中。
Horomboは6人部屋。

12/29 23:14

みんなで散歩。
いえ〜い!

12/29 23:25

キリマン在来種Senecioの森。
まるでハリーポッターみたい!とみんなでおおはしゃぎ。その理由は→

12/29 23:23

Senecioの株一つ一つがバランスボールみたいになっていて、そこを飛び越えていく!落ちたら浅い水溜り。ひ〜

12/29 23:31

案内してくれたジョゼフ。
ペンギンの寄り目具合に爆笑。
どこで買ったのか聞いたら「ロシア」って言ってた。英語、あまりわからなそうだったけど、、、

12/30 0:41

Horombo(3720m)からみたマウエンジ峰。トゲトゲしててかっちょいい。

12/30 0:44

Horombo(3720m)からみたキリマンジャロ★
あさってあの頂上に立ちます!

12/30 13:16

●12月30日●
Horomboの朝。
雲海が素敵。

12/30 14:50

登山3日目のスタート!
右から二番目はスタンレー。
My　GuideでNice Guy。

12/30 19:41

ひたすら荒野を登る。
この日も1000m以上登る。

12/30 18:06

ワーカホリックなポーターさん。自分の荷物を忘れてきて猛ダッシュでとりに戻ってた。でも最高の笑顔!

12/30 18:38

きょうのランチ。毎日ゆで卵。

12/30 21:09

ついた〜我らがベースキャンプKibo Hut(4700m)。ここまでくると体調の悪い人が続出。

12/30 21:21

Kibo Hutの中。10人部屋。
やたらと寒い。すぐに寝袋に包まる。

12/30 23:41

ご飯はスープとパスタとパン。
私、この時すでにおなかを壊してしまいあまり食べられず。煮え切らないお湯にあたってしまったのだ。出発まで1Hに1回トイレへ。。。

12/31 6:02

●●12月31日●●
深夜0時。
いよいよアタック!
気温は氷点下6度。
風はほとんどなし。
最高のコンディション。

12/31 11:33

ヘッドランプの明かりを頼りにひたすら登る。標高5000mを越えたあたりから相当つらい。汗もかかないほど超スローペースで登る。

12/31 12:04

6時ごろ。
地平線が明るくなってきた。
三日月もキレイに出ていて
最高の景色。見える?

12/31 12:18

でた〜。
マウエンジ峰の向こうから
2010年最後の日の出。
”今年も1年ありがとう!”

12/31 12:04

朝日が出て道が見えるようになると愕然・・・。登り、まだまだ続きます。

12/31 13:19

予定より1H以上遅れ、ギルマンズポイント(5681m)到着!

ここから360度の景色をご覧ください。
�．�ルマンズポイント

12/31 13:19

��KIBO方面

12/31 13:19

�Ｄ�日がきれい!Guide スタンレーもくたくた。

12/31 13:19

�ず�から歩む方向。岩ゴツゴツ。

12/31 13:20

�タ燭鹵羮紊砲△觧海猟詐紊�キリマンジャロ最高峰Uhuru Peak。ここまで歩いて2H。いってやる〜!

12/31 13:31

Uhuruへ向けて出発。

12/31 13:30

Uhuruへの道。
所々こんな感じ。
アイゼンは必要なしでしたが。

12/31 14:04

指差す方向がUhuru Peak!

12/31 14:15

Stella Point(5730m)。
たくさん人がいます。
ここまでもだいぶつらい。

12/31 14:19

まさか!!
ここでも下痢止め
抗生物質を飲みました。
歩いていたら、だいぶ回復しました。

12/31 14:48

先に登頂したオーストリア人ポールとマリーナ。おめでとう!やったね〜!この辺、もう感無量の嵐!行き交う人と抱き合い励ましあうだけで涙涙・・・(まだ着いてないのにね)

12/31 15:49

苦しい、、、しんどい、、、
ガイドの「時間はあるよ。いけるよ。We can!」の言葉と、登山者の「Almost there」の言葉だけを励みに歩き続けて9時間半。

ついに登頂!!!
I'm　No.1(MOJA)of Africa!

12/31 15:56

私、念願のキリマンジャロの頂上にいます。

12/31 15:49

やった〜

12/31 15:50

アフリカの空は青いな〜

12/31 15:51

キリマン頂上でも麦茶。
最高においしかった★

12/31 15:57

ここから360度のキリマンジャロ頂上の景色をご覧ください。

�．Ε侫襯圈璽�5895m。

12/31 15:56

�▲�リマンのクレーター

12/31 15:56

�Ｍ擇�下にマウエンジが見える

12/31 15:57

�さ△蠧司�面

12/31 15:57

�ゥ�イドのスタンレー。
　と、後ろにメルー山(4562m)。

12/31 16:44

キリマンジャロの岩。
ずっと会いたかった岩。

12/31 16:07

さあ、下ります。
雲の上を一気に下ろう。

・・・と思ったけど、苦しくてスピードアップはしない。

途中で遅れてきたイギリス人クレイグと出会う。涙の再会。

12/31 17:32

ギルマンズからキボへの下り。遥か下にKibo Hutが見える。”砂走り”を一気に駆け下ります。
・・・と思ったけど苦しくてスピードアップはできず。

12/31 20:02

もうすぐKiboにつくところで、ポーターのロバートがオレンジジュースを持って迎えに来てくれた!やさしさにまた感動。オレンジジュースおいしかった〜!

1/1 12:10

●1月1日●

初日の出はHorombo Huts(3720m)から拝む。
タンザニアの雲海。

1/1 12:20

今年も幸せな一年になりますように。

1/1 12:24

遥か後方に初日の出に染まるキリマンジャロ。きれいだな〜

1/1 13:57

ガイドのスタンレーと、ウェイター兼ポーターのロバート。あとポーターとコック係。
突然キリマンジャロの歌をプレゼントしてくれた。みんなのおかげで登れました。ありがとう!

1/1 16:13

キリマン在来種?
『Protea』
エバーラスティングフラワー

1/1 16:40

登頂成功のポールとマリーナ。
「あのてっぺんに立ったぜぃ!」

1/1 17:20

道に突然カメレオン。

1/1 17:35

キリマン在来種?
『Thunbergia alata』
アサガオみたい。

1/1 20:49

キリマンでもくだりだけは得意!
一番に到着したぞ〜

1/1 23:45

モシのホテルに到着。
キリマンジャロビールと共に登頂証明書。

1/1 23:46

いただきました〜!

Thank you!Stanly!!

1/1 23:56

登った人、途中まで行った人、さまざまだったけど、このメンバーと一緒になれてよかった。最高の登山となりました。
I deeply appreciate climing Mt.Kili with my new friends!!!

撮影機器：

GX200 リコー

感想

CHISIA

●●キリマンジャロに、行くんジャロ●●

どうしても登りたかったキリマンジャロ。
アフリカ最高峰、そして世界7大陸の頂上7サミッツの1つ。
ここにはどんな景色が広がっているのだろうか。。。

そこへ今回、チャンスは突然到来しました。
年末年始に『奇跡の10連休』がもらえることになったのです。


10日あれば、いけるんですよ。キリマンジャロ。

そこで、えいや!と一人旅で出かけることにしました。




【旅の準備】
日本発着のキリマン登山ツアーを申し込むと60万円も費用がかかる。
そこで、私は航空券は自分で手配、現地発着ツアーを申し込んだ。
おそらく、費用は半額程度でいけたはず。
ただし安い分、”英語力”とホドホドの”サバイバル力”が必要だ。


�仝獣麓蠻朮饉辧�DODOWORLD』に申し込み
　http://www.dodoworld.com/
　基本、メールでのやり取り。丁寧な対応に好印象。

�▲ぅ鵐僖薀轡礇肇襯丱�
　ナイロビ〜タンザニア・モシまでをつなぐバス
　DODOの方たちが申し込んでくれました。ホテルまで迎えに来てくれます。

�８獣呂療仍骸蠻朮饉辧�ZARA　TOURS』
　http://www.zaratours.com/
　モシのスプリングランズホテルも経営?大きな会社でシッカリしてる印象。
　日本人は少ないけど、世界各国の人が参加していて楽しい。
　サファリもやってる。


※出発前にやったこと
　・黄熱病の予防接種。
　・高山病の薬「ダイモックス」の処方(高度順応無し弾丸ツアーのため)
　　下痢止め抗生物質の処方(この時はいらないと思っていた)
　・持参物は、いつもの夏山&冬山登山グッズ
　　　　　　　　　　　　(アイゼンピッケル無し)+寝袋。


【感想】
高度順応&余裕日無しの弾丸キリマン登山。

「なんとしても、登りたい」

ただ、その一心でのぼります。

毎日標高差1000m以上も登りますが、
KIBOまではゆるやかな道。
ゆったりと登れました。

しかし問題は、『アタックの日』にやってきました。


■トラブル�　屬�なかを壊す」
　KIBO(4700m)についてからどうもおなかの調子が悪い。
　「おかしいな〜おかしいな〜どうしたかな〜どうしたかな〜(稲川淳二)」
　なんて思ってたら、下痢が襲ってきた。
　どんな辺境の地でもおなかを壊さなかった私の胃袋も、
　こんな大事な時にあたってしまった・・・。

　幸い、下痢止めの抗生物質を処方してもらっていたためすぐに服用。
　しかしすぐに効くわけもなく、1Hおきにトイレへ。。。
　
　「つ、つらい。どうしよう。下痢って英語でなんていうっけ。。。」

　なんて思っていたら、神降臨。

　同室のイスラエル人が日本語を話せた!!!
　
　おかげで症状を訴えることができ、抹茶ももらい、足りなくなりそうだった
　トイレットペーパーも分けていただいた。

　名前も聞けなかったけど、ありがとう!
　そして、心配してくれた仲間たちもありがとう!

　アタック出発の深夜0時ごろには少し症状も落ち着いたので、予定通り出発。

　ただ、胃袋の中はからっぽ。
　登りながら、日本から持ってきたガーナミルクチョコレートを
　口の中に詰め込みながら歩いた。





　空気もない、パワーもない、、、
　超スローペースの登山となった。

　通常5〜6Hでギルマンズまで登れるところ、私は7Hもかかった。
　
　それでも、ガイドのスタンレーが
　「時間はあるよ。ウフルまでいけるよ。We can!」と励ましてくれた
　おかげで、なんとか登ることができた。

　Thanks to Stanly!






■トラブル�◆屮�イドに異変」
　高山病の薬ダイモックスを服用していたおかげで、
　道中まったく高山病の症状は出なかった。
　血中酸素値も問題なし。

　私のおなかだけが問題かと思いきや、
　5000mを越えたあたりからガイドのスタンレーに異変が。。。。

　なんと、嘔吐し始めたのだ(ノ゜��゜)ノ


　彼、アタック出発時から水も持ってこなかった。
　ヘッドランプだけで大丈夫っていうから、
　大丈夫かと思ったら、大丈夫じゃないじゃない!
　
　私のお茶を飲んでもらいながら進んだが、
　嘔吐は続いた。

　2度・・・w(￣Д￣;)w!!



　3度・・・・・・・・((((((ノ゜��゜)ノ





　4度5度・・・・・・((((((((((((((((((((((((((((((((((o( ToT)o





　「あんた、高山病でしょ〜〜〜!」

　と、聞いたが、ガイドは毅然として

　「高山病ではない。町で悪いものを食べた。
　　あと、僕は血の病気なんだ。山をおりたら病院にいく」って。



　「え〜、それ、今いうかよ〜〜〜〜〜」と心の中で叫びつつ

　状態が落ち着くのを待ち、ファイナルアンサーを迫る。

　　　私「いけるのか、いけないのか」
　　　　(→えらそうに言う私も相当歩くペースが遅くバテバテ状態)
　ガイド「いける」
　　　私「本当に?」
　ガイド「本当に」

　ガイドの言葉を信じ、私は場合によっては自分がガイド係(搬送係)に
　なることも想定し、ゆっくりゆっくり頂上を目指した。

　結局、ガイドは合計20回も嘔吐した|||||/(￣ロ￣;)＼|||||||

　
　27歳。

　ガイド歴4年。

　人柄は最高。

　ただ、、、弱かった・・・。

　でも、私を頂上まで連れて行ってくれた。



　あの嘔吐、なんだったんだろう。

　もしや、彼も私と同じ水にあたったのかなぁ。



■トラブル��「めがねとズボンがない」
　下山日、ザックにいれていた眼鏡とズボンがなくなっている事に気づく。
　ど、どこでなくなったのか。。。
　帰りの移動は、汚いズボンのまま、根性でコンタクトをつけ続けた。




・・・と、いろんなことがありました!

でも、念願の登頂成功!

大満足のキリマンジャロ登山となりました。


何より大きいのは、同行の登山者たちの人柄がよかったこと!

私のつたない英語を理解してくれようとしてくれ、
共に歩き、共に苦しみ、共に感動し・・・


こんなに感動した登山、なかなか無いです。



山頂付近で、仲間同士で励ましあったこと。

日の出に間に合おうと走ってしまい
登頂を断念したステファニーの悔しそうな表情。

そして、24時間マラソンのゴールみたいに
ヨレヨレで戻ってきたクレイグを
彼女のカイラが暖かく迎えていた様子。


みんな、登山家でも冒険家でもない、普通の人たち。


でも、ひとつの同じ目標に向かって進むことで、
いつしか友情が芽生え、心はひとつになってました。


みんなとの出会いに感謝!



そして、山って、高ければ高いほど、やっぱりすごい!!!



♪高ければ高い壁の方が、登ったとき気持ちいいもんだ〜


また、高い山、目指します!
次は、いつもの相棒も一緒に行こうね!