金時山―明神ヶ岳 〜 地蔵堂から和留沢まで
- GPS
- 08:29
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,483m
- 下り
- 1,728m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
そこで地蔵堂まで車で入り、下山後に電車とバスで回収に行く方法を取った。 大雄山線関本駅〜地蔵堂 バス440円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト: 見当たらず。 ■道の状況: (地蔵堂〜足柄峠分岐)なだらかに尾根を登っていく歩きやすい登山道。九十九折になるような急登はほとんどない。沢の渡渉は慎重に…。 (足柄峠分岐〜金時山頂)急な斜面を12個の階段をつたって上がる。今日は雪が着いて凍結し、下りに使う場合はアイゼンあった方が安心か。 (金時山〜明神ヶ岳)小さなピークが多く割とアップダウンがある。道は細く雪の後や霜柱で泥濘になりやすい。スパッツは最初から付けておくと安心。 (明神ヶ岳〜奥和留沢分岐)稜線上の快適な道。明神ヶ岳からコルまでは比較的急な下り。 (奥和留沢コース)細い道が急な斜面をジグザグに下る。一旦林道を横切ると岩がちなヤセ尾根を歩き、また斜面を九十九折する。 全般に日当たりが少なく、展望もほとんどない。 |
写真
感想
新年最初の山はやはり箱根だ。
入り口と出口を今まで歩いたことのないルートにして金時山から明神ヶ岳へ縦走することにした。
入り口は南足柄市の地蔵堂から出て夕日の滝の近くを通って足柄峠からのコースと合わせるルート。
出口は明星岳近くまで行って急斜面を下り、小田原市の和留沢地区を通って久野地区へ出るルート。
日の出前に地蔵堂の駐車場へ着くと車は1台だけ。気温はマイナス4℃だった。
だらだらとした登りを進み、足柄峠方面へ登る道を分けたすぐ後で沢の石を渡っている時に、足を滑らして顔から水に突っ込んだ。
右半身が上から下までずぶ濡れになり、首に下げていたカメラも水につかってしまった。
ちょっとパニックになったが、すぐに水を含んでしまったフリースを脱ぎ、水が少し入った右の靴を脱いで水を出した。
トレッキングパンツもすっかり濡れたが、ファイントラックの撥水性の生地なのですぐに乾くだろう。
下に穿いているタイツは水分を含むと発熱するブレスサーモだから体にダメージはないだろう。
怪しい確信だったが幸いにもその通りになった。
雪解け水ではなく湧水が主で水温が比較的高かったことがラッキーだった。
最大のダメージはカメラで、水に潜ったことで内部に水が浸入してしまったらしく、バッテリーの電圧は低下、メモリーカードは読み書き不能になるなどの症状が発生。
電池やカード、カメラの電池ボックスなどを拭いて乾かすと何とか動作はするようになった。
しかし中に入った水分が結露し始めて撮影画像はボケている。
どうにか金時までは使えたが、それから後はまた不具合が出始めたので諦めた。
足柄峠方面からの道と合わせると、富士山付近の自衛隊の一団50名ほどが登って来て、金時まで一緒に登った。
金時の北面の道は僅かに着いた雪が凍っていて、登りは何とかアイゼンなしで済ませたが下りはかなり怖いだろうと思われた。
今日は素晴らしい天気と澄んだ空気で、金時山頂からは富士山はもちろん、南アルプスの北岳から間ノ岳の稜線、甲斐駒ケ岳がくっきり望めた。
自衛隊の人達がスカイツリーが見えるというので指す方を見ると、黒々とした姿を遠くに見渡せた。
金時から明神ヶ岳へ向かう。
南面は日が当たるので凍結はあまりなく、霜柱が溶けて泥濘っぽくなっている所が多い。
その後も明神まで幾つかの小ピークを越えていくが、北側に雪が着き、南側はぬかるむという状況はほぼ同じ。
今回のように北から南へ進むと、凍結で危険な北面を登りに使うことができ、下りに使う南面は大体安全(泥濘の問題はあるが)ということになるので、冬季はこの方向を用いるのが良いように思う。
平日ということもあり金時と明神の間は静かで、夫婦らしい一組を追い越しただけだった。
明神ヶ岳の山頂に達する少し前で振り返ると、先程の南アルプスの峰々に加えて三ツ峠の陰から白く光る南八ヶ岳主峰群も顔を出している。
これらの山がここから見えるとは思っていなかったので驚いた。
お昼を過ぎ少しずつ雲が出てきて、日が陰ると山頂や稜線は冷える。
明神ヶ岳山頂を後にし、明星ヶ岳方面へ稜線を進む。
今日はほんとに空気がクリアなので、稜線から下界の足柄平野の街並み、真っ青な相模湾などがすごくきれい。
稜線はほぼ南へ向いているので、相模湾を進む船の波紋などを正面に見ながら歩くことができる。
細くて急な奥和留沢への道を1時間余り下ると登山口に着く。
ここからはひたすらアスファルトの林道を3kmほどバス停まで歩くが、これが今日一番堪えた。
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