約束の日 雪の九重 中岳・御池・天狗ヶ城
- GPS
- 06:22
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 664m
- 下り
- 663m
コースタイム
天候 | 終日すばらしい快晴 爽やかな風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
牧ノ戸峠駐車場のトイレは、1つを除き、凍結防止のため閉鎖されています。また、付近の階段は、凍結しており歩く時は注意してください。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪で適度に踏み固められたルートは最高でした。 |
写真
感想
正月からの寒波と大雪が九州に押し寄せ続け、今日は快晴の予定。
阿蘇はー9度、牧ノ戸はー13度、道路状況を心配するが、瀬の本までチェーンをせずに通過できた。でもここからは別世界、山の師匠と一緒にチェーンを着けると時間も半分で完了、感謝です。
今日は「約束の日」。毎年、「山の師匠」と共に成人の日前後の1日は、「雪山ハイク」6月は「ミヤマキリシマ」を楽しむことを決めているので、「どんな予定もキャンセルし万難を排す。」と決めている。どんなに忙しくても3日の休みのうち1日は、何とかなるものである、今年で3回目を数える。
今日は、九州の山とは思えない積雪と雪の風景。あまりの風景に師匠の足が止まり、いつもの撮影大会と化す。これもいいことです。師匠が一度歩きだすと、そのスピードについていけなくなって「ハ〜ハ〜」から「ゼ〜ゼ〜」に変わるころ「ピタッ」と師匠が止まり「写真いいかな〜。」の一言。「どうぞ、どうぞ、私もちょうどそう思っていました! 」と大きく息をして休憩タイムとなる。
ルートは、適度に踏み固められ快適。もちろんルートは踏み固められU字の溝状になっているが、その5cm横を踏み抜くと「ずぼっ」と足を深くとられる。その踏み固められた道も中央が固く、周囲は柔らかいので、例えるなら「蒲鉾の上を歩いている感じ」になり、足首が外側に曲がり歩きにくい。そこで「ガニ股」で歩くといい感じになることを発見。
期待していた御池は、今年は「完全氷結」していました。それも御神渡りの跡まで残り、迫力があります。池の真ん中を堂々とゆっくり歩きます。
昨年は、ガスの中、びくびくしながら歩いた記憶があります。みんなの足跡が池の周りにたくさんあるので「みんな怖がって、氷の上を歩いていない、ということは、氷が薄いのでは…。」と思いながら岸のすぐ近くを、そっと歩きました。ここでイボリこんだら、牧ノ戸まで体が氷結しないようにノンストップで走ることになりますからね。その帰りに天狗ヶ城の上から御池を見ると、何と氷結していない所がやっぱりある!、とびっくりしました。それなのに多くの登山者が脳天気に氷上を楽しそうに歩いている様子が手に取るように見えます。「お〜い! 氷、凍ってないぞ〜!」と大声で天の声を伝えたくなる衝動に駆られました。昨年の思い出です。
さて、昼食タイムは、池の小屋。たくさんの人が中にいます。昼食はいつも山の師匠のフルコースランチが待っています。いつものガソリンストーブが炎をあげ、カップめんから、スープまで、とても素晴らしい手際で作業がなされます。
美味しく頂いて…。本当ならエスビットの風防をテストしたかったのですが、師匠のフルコースランチの最中にそんなことをできるはずがありません。今回のテストは却下、ということでお願いします。せっかくの標高1700m以上、-10度以下だったのに…。(場所を変えて、明日の早朝、庭先で行う予定です。)
食事をしていたら、体が冷えてマウンテンパーカを着込みます。ここから中岳への道は、雪がサラサラして、風に粉雪が舞いあがり、光線に反射してキラキラ光りながら流れていきます。
雪は、最初の牧ノ戸は「ザクッ!」、次第に標高が上がると「サクッ」、最後の中岳周辺は「さらさら」と歩くたびに音がします。
中岳山頂は風が強く、岩のエビのシッポが強烈です。さらに直下に坊がツルが広がっています。雪に埋もれとてもさ寒そう。時々大きなザックを担いで、今夜は坊がツルで野営をするのでしょう、きつそうだけど生き生きしながら歩く姿がうらやましいです。
天狗ヶ城の登りは、毎年苦労します。雪があまりにもサラサラで、ズルズル滑ってしまします。
ここから見る御池は、何度見ても素晴らしいです。九重連山の中心、という感じがします。今年は、ここから見ても御池の氷は、隅々まで完全氷結していました、氷の色が違いますね。
私は、いつもこの辺からヨレヨレモードに突入しますが、師匠は、相変わらず元気で、写真をとりながら、それ以外は猛スピードで歩いていきます。
午前中は東に向かって歩き、つまり、ずっと顔を太陽に向け、帰りは西に向かいさらに顔がヒリヒリします。雪焼けか…。
3回目ともなると、師匠の写真撮影ポイントがすべて頭に入っているので、休憩を考えながら、適当に歩きます。
牧ノ戸峠の駐車場が見えてきました。朝からの懸命の除雪作業で道路は路面が見えています。
朝、駐車場に止められなかった車は、いつものように道路の路肩を捜してうろうろするのですが、今日はどこも路肩は除雪してないので、道はとても狭い。結局、道路片側をつぶしてたくさんの車が駐車しはじめた。除雪車がやって来て「道をふさぐつもりか〜!」とマイクで叫びながらの除雪作業が、午後に功を奏しています。
でも駐車場は、まったく整備してくれません。雪の轍が高く波打っています。今回はスコップを持ってきて本当によかった。あるブログで「朝、轍にタイヤが直角に入りスタックしたので、脱出しようとしてアクセルを思いっきり踏んだら、タイヤが急にグリップして、車が飛び出し、前の車に激突、ぶつけてしまったた車の持ち主を待つために、山にも登らず、ぼーっと午後まで駐車場で待っていた。」という話を読んで持ってきたのが、このスコップ。
一番役に立った道具、スコップ。駐車場の端で吹き溜まりのような雪に突っ込んだので、イボリこんでしまった時、タイヤの周りの硬くなった雪を取り除きました。もちろん私がハンドルを握り、師匠がスコップ担当です、申し訳ありません。
それにしてもホントに役立ちました、スコップ。
3回目の「約束の日」も雪山を満喫した1日でした。
師匠が「今日はまったく写真をとっていない、と思っていたら、あっというまに 1G 使い切ってしまったよ、今日はあんまり写真撮っていないよね〜。」と言われて
「今日は、写真ストップの回数は少なかったですね、確かに。」と話しながら、この素晴らしい風景が、自然とシャッターボタンを押させることになる、そう感じました。
毎回のこととは言え、山の師匠には色々な事を学ぶ機会となりました。
素晴らしい1日を今年も共に過ごせたことに感謝。来年もまた違った風景の1年を振り返りながら歩きたいと思う。
南国九州とは思えない素晴らしい雪景色です。
毎年楽しみにしている「山の師匠」と歩く雪山ハイキングです。
私は、コンパクトデジカメのみですから、いつも後日師匠から写真データをいただいてます。
そのもらった写真を見て、いつも思うのは、「これが同じ場所か… 」というほど差があることです。
腕と機械の差は、あまりにも差がありすぎます
すみません、今日は釣りに行ってました。。。
晴天でさぞかし気持ちよかったのではないかと!
しかし必需品はスコップか。。。岩手から熊本に戻る時に岩手知人にさし上げてきました。。。
質問があります時間があれば教えて頂けると助かります。
一人で行くとスコップ作業、車を前に進めるなど大変ですか?
ストックはあったほうがいいですか?
ツボ足で山頂まででしたか?多分ツボ足っぽいですね。
スノーシューだと岩肌が所々出てたりして履いたり脱いだりが多そうかな?
駐車場でアドバイスがあれば、御願いします。(何時着で入れたとか、四駆必須とか)
今日の状況と同じだと駐車場は、8時にアウトです。
我々の車は、その最後の1台でした。本当にラッキーであと3秒遅れたら、朝から除雪車に怒鳴られているところでした。
7時半ならOKかな。その時間に着くには、まだ暗い道を走らなければならないので、途中を心配して遅く出発しました。でも駐車場の状況を考えると、確実に駐車場所を確保できる時間は、7時着かな 。
車は、もちろん4駆の軽いやつが一番ですよ!スコップのほかにボロ毛布もあったら完ぺきですね 。
スコップ作業時間は、場所によります。早く行けば、いい場所が確保でき、我々のように遅く行けば、吹き溜まりの場所しか残っていません。そんな場所は、結構汗をかく程度、作業に時間がかかる、ということで。
ストックは、あったほうがいいかと。
みんな九州人なのに、この日を待ちわびたように、スノーシューやら12本爪のアイゼンやらピッケルやら輪カンジキなど装備のオンパレードでした。みんなうれしそうです。
特にスノーシューには、あこがれました。トレースのない道を意気揚々と歩く姿は、「いいな〜」と思ってしまいます。
「こんな雪が毎年、3カ月以上ここに積もっているなら俺も買うけど…。」などとぼやいてました 。
メインルートは、今日で踏み固められ、完全舗装道路になったと思います。
あとは、気合を入れてバリエーションルートを3本くらい、みんなのために作ってあげてください 。
絶景ですね
westupさん こんばんわ。九州と思えない雪山
諏訪湖でしか聞いたことがない「御神渡」が見られるとは思いませんでした。
私も装備・技術を整えて
チャレンジしますので
そのときは雪山技術
教えて下さいね。また
「エスビット」の実地試験楽しみにしてます。
エスビットの件、了解しました。
やはり低温と風の中、どれだけ使えるか、知りたいですよね 。特に風の中、どれくらいでお湯が沸くのか 。
トランギアを買ってすぐテストした時も、3月の風が強い日、山頂付近で、自分が風防になって(まあ、単に風上の位置に座った、というだけですが)試したことがあります。
その時の予想としては、「こんな風と低温では絶対にお湯は沸かない。」と思ったのですが、風が吹けば吹くほど火力が強くなって、お湯が沸きましたが、あっという間にアルコールがなくなりました。あの五徳(3角形のやつ)も風防の役割をしていました。
まあ、そのお湯が、風と低温であっという間に冷えてしまいましたが 。
雪に関しては、「九州から一番近い本格的雪山は、大山」というイメージがあります。「いつかは大山」という印象が私たちにはいつもあります。
私の雪山装備は、ゲイターとアイゼンくらいです。
それとホームセンターで買った980円の作業用防寒手袋、これがお勧めです 。
寒い時に、山用の厚手防水手袋は、もちろんいいのですが、カメラや電子機器の操作でいちいち手袋をはずすのは、とても面倒なので、ウエットスーツ用の生地でできた手袋は、濡れても温かく、薄いので小さなボタンも手袋を着けたままできます。これはー10度程度の雪の中、強風時も歩いて確認していますから、何の問題もありません。翌朝、手袋が凍っていてもすぐ使えます。超お勧めです。
ただし、耐久性に問題があって、まあ、5〜6回使用で、どっかほつれてきます 。まあ、980円ですから。
それと、「湯沸かしセット 軽量化への道」へのご賛同、ありがとうございます。私はエスビット方面を担当しますので、ぜひトランギア方面の担当、よろしくお願いします
真っ青な空と真っ白な雪。
何度見ても素晴らしいコントラストですね 。
・・とは言え、普通のセダンでチェーン無しでやはり九重までは難しかったですかね・・・ 。
我々も最初9日予定で計画を進めていました。それは私の予定が土曜日に入っていたので、お願いして日曜日にしてもらっていたのですが、なんとそれが日曜日にスライドしまして、「すいません、師匠、土曜日でいいですか?」と急きょ電話して変更になった次第です。その時点では、天気予報は、日曜日が「晴れ」、土曜日は「曇り時々晴れ」だったので変更してもらって申し訳ない気持ちでしたが、結果オーライでした 。
でも、吹雪いた山もいいですね、印象に残りますよ。2月上旬までは、何とか雪は持つのでは、と思ったりします
昨日行って来ました
サイコーっ
朝から下山まで快晴でした。
写真、動画の整理ができたらUPしますね。
駐車場情報、ルート参考になり、大変助かりました。
ヤマレコの魅力、ここにあり!
22日はほとんど風もなく、快晴、「きっと山は雪も残っているし最高の1日だな 。」と思いつつ、私は朝5時半起床、午前中仕事関係、午後から所用で帰宅6時、う〜ん6to6でまったく別世界でした 。
このとき思ったのが、「牧ノ戸から入り、スノーシューか強行ラッセルで白口谷を下って坊がツル雪上キャンプ 」
大きなザックの人々を見て羨ましく思っていました。
chusakaiさんのレポート、楽しみにしてます
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