【奥聖岳・南東尾根】滝に挟まれたハードな藪漕ぎマイナールート!
- GPS
- 15:13
- 距離
- 45.9km
- 登り
- 4,228m
- 下り
- 4,234m
コースタイム
- 山行
- 11:33
- 休憩
- 3:40
- 合計
- 15:13
天候 | ・晴れ後くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
久しぶりにkaikaireiさんとの山遊びに行ってきました。
何回も誘っていただいてはいるものの、予定が合わず(涙
やっと予定があって、出かけることができました。
今回は『聖岳・南東尾根』にお誘いいただきました。
聖沢登山口までは、自分は自転車を持ち合わせていないのでジョグ。
以前は歩いてでも大変だったろうに、走ってこれるようになったとは。
ほんと行動範囲が広がるのは楽しいです。
一般登山道を登って、尾根の取り付き付近へ。
まずは聖沢への下降。
自分ひとりのスキルでは無理。
kaikaireiさんのロープの助けを借りて、沢へ降りることができました。
地図を細かくみて、地形を読む難しさと、大切さを実感。
kaikaireiさんの山スキルの高さに助けてもらいました。
尾根攻略は、、、
久しぶりのハイマツ浴を楽しんでしまい、ハイマツ帯を抜けたときにはヘロヘロ。
普通に歩けそうに見えていた稜線が、砂利に足をとられて苦労しました。
遠めに見る景色と、実際の場所は行ってみると違うもの。
それが楽しみでもあり、苦労する場所だったりでした。
それでも登りつめれば、奥聖岳の山頂に到着できました。
登頂後は、今回のお楽しみの『カレーを食べに行こう!』
自分は一年ぶりの小屋&スタッフさんと再会でした。
大盛りカレーにフルーツポンチ、原田さん特製のおやつをいただきました。
さらには小屋のお仕事体験もさせてもらって、プレゼント?ご褒美?もいただいてしまいました。
存分に食べて、休足もできたので稜線を通って、吊橋へGO!
TJAR選手を応援しながらも、kaikaireiさんの快調なペースに引っ張ってもらって
聖平小屋から、3時間20分ほどで大吊橋を攻略。
後は林道を歩いて車に戻りました。
kaikaireiさん、今回もとっても楽しい山遊びになり、
自分の夏休みの充実した1日になりました。
ありがとうございます。
聖平小屋の原田さん、掛川さんはじめスタッフのみなさん。
いつもおいしい食事と、安心できる場所をありがとうございます。
今回は久しぶりにyamayoさんと日程が合ったので南アルプスのバリエーションルートへ。
提案させて頂いたのは「奥聖岳南東尾根」。先生が行った事が有るという事以外は全く情報が無く、2人で冒険山行となりました。
沼平はお盆休みの登山者の車が溢れ、臨時駐車場、ゲート前駐車場共に路駐が多く、こんなアプローチの悪い場所も大賑わい。
僕達も沼平ゲートから500mくらいで前の駐車スペースに車を停めてスタート。
見覚えの有る車が有ると思ったらcomちゃんで、今日は大好きな茶臼小屋に行くとの事でした。 最近は凄いスピードアップしてるので日帰りも余裕ですね!
聖沢登山口までの移動手段として今まではMTBでしたが、これだと茶臼経由で下山する際にマウンテンバイクの回収が出来ないので困っていました。
そして今回は道具を使わず走るという方法を取りました。
14劼らいあるので、1辧6分で走れば1時間30分で到着するので、このペース設定走る事にしました。
イメージ的には林道RUNは荷物も軽く無かったので厳しいと思っていましたが、案外大丈夫でしたし、予定通り1時間半弱で到着。僕より重い荷物のyamayoさんも同じペースで余裕な感じだったのは流石でした!
聖沢登山口から滝見台へ向けて歩き、2時間弱で到着。
ここから目的の尾根は真正面で尾根の様子を観察し、下の聖沢を見ますが崖のような勾配で無事に聖沢に下降出来るのかワクワクして滝見台から少し西から降りました。
今回は下降に不安があったのでザイルを持参しましたが、結果的に大正解でした。
3回ザイルを出して下降しましたが、聖沢への最後の下降が20m位の崖で今回のロープでは下降出来ずトラバースしても全然ダメで危険過ぎるので、登り返すと再び滝見台へ。ここまで50分のタイムロス。
作戦を練り直し、今度は更に西から下降。時間の都合で次にミスって時間を浪費するようなら「奥聖岳南東尾根」は登れないだろう。
さっきより勾配は緩く、ザイル無しで沢まで降りられるように感じましたが、最後が岩場になっており、ザイルを使って聖沢に下降。
やっと聖沢に降り立ち嬉しかった!yamayoさんと一緒だったのでイヤらしい箇所の下降も心強かったです!!!
降り立った地点は目的の尾根より上流で、少し沢を下ると目的の滝が見え、滝のサイドから取付けそうなので、ここから尾根に取付く事にしました。
こんな場所に有る尾根に登ろうとする人なんて居ないので、当たり前のように踏み跡無し、マーキング無しの藪尾根で掻き分けながら獣道を探し、2500mを超えるとハイマツ帯へ突入!
ハイマツ漕ぎは何回やっても疲れるし全然進まない。
楽をしようとナナカマドの方に逃げながら進んだのが悪かったのか、稜線上はハイマツが浅く一気にスピードが上がるが、島なような砂礫帯は踏まれていないので潜りズルズルしてしまうので上手く進まない。
林道RUNからハイマツ漕ぎで溜まった疲労で、今回の山行でこの辺りが1番キツかった。
ガスって展望は無いが、上へ上へと進むと聖岳東尾根に合流し、ここからは良く知ったルートで聖岳へ。
山頂はTJARの影響もあってか多くの方がいて賑やかで、僕は1名のファストハイクの方とお話をしましたが、昨晩の赤石避難小屋は真夜中でも応援の方が盛り上がってしまい、マナーを逸脱した行為にいつもはトレイルランナーに好意的な榎田さんも不機嫌だったらしいです。
大会の知名度が上がり応援に訪れる方が増えるのは良い事かもしれませんが、山の中ではTJARが特別なのでは無く、選手も応援の方もスタッフも登山者の1人に変わりはありません。お祭り気分も分かりますが、今後も長く開催して頂きたいのでマナーを心掛けて頂きたいものです。
その一方でトップの望月選手はゴミを拾いながら走り、聖平小屋でゴミ袋を手に「申し訳ないですけど…」と、ゴミの処分をお願いしたそうです。
人間性と言ってしまえばそれまでですが、過酷なレース中にそこまでの事をする望月選手の人間的な大きさは本当に凄いと思いました。
聖平小屋に行くと大混雑で小屋の皆さんも大忙しかと思いきや、時間が早いのでまだマッタリモード。
フルーツポンチを頂き、小屋の中で原田さんに今回の報告をすると喜んでくれました。今回のルートは原田さんから聞いたルートだったので報告出来て良かったです!
カレーをお願いして食べ始めると、隣のテーブルに見た事の有る方が…「小野さんだ!」
少し前にNHKの番組でヨーロッパアルプス版TJARみたいなレースを放映していて、で 日本人最高位だった方が隣にいたのでビックリ!とても気さくで受け答えのハッキリした方で、カレーを食べながら色々とお話を聞かせて頂きました。
今回はお仕事が忙しく出場出来なかったという事ですが、実力の有る方ですので今後のご活躍を期待しています!
小屋の方はお盆休みで宿泊者も多く、お稲荷さん作りをyamayoさんと手伝わせて頂きました。掛川さん達とワイワイしながらお稲荷さんを作り、コーヒーを頂きながら原田さんとお話をしていると、外で海野さんが「寸又峡〜柴沢〜聖平で来た方がいます」という事で青年に詳細なコースを聞くとビックリなコース取りで、ここには凄い藪屋が集うのか?と思ってしまいました(笑)
2時間も楽しく小屋に滞在させて頂き、疲れたので聖沢に降りる予定でしたが疲労回復したので茶臼小屋経由で下山。
途中でTJARの選手何人かにお会いしましたが、日本海から太平洋まで歩くのですから疲労困憊の方が多かったです。
その中で女性の方は元気だったのが印象的でした。
聖平小屋から畑薙大吊橋まで3:20分で下山。やはり聖平小屋でフルーツポンチを食べたので体力が回復しているようでした。
・感想
今回は久しぶりにyamayoさんと一緒に歩き、今年行きたかったルートを歩き通す事が出来ましたし、聖平小屋で楽しい時間を過ごさせて頂き、本当に良い1日でした。
また都合が合ったらご一緒しましょう!
コメント
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このコンビで歩くのは久しぶりかな?
44枚目の生足が無駄にセクシーですな。
昨日yamayoさんから山行の話を聞きましたが、kaiさんたちが凄いのはもとより、onehunterさんの凄さが興味をそそります。
次に会うときに話を聞かせてくださいね
コメントありがとうございます。
ホント二人で歩いたのは久しぶりでした。
なんせkaikaireiさんは、日々進化していっているので、ついていけるか不安でしたが。。
セクシーな生足を追っかけながら、遊んでくることができました。
本当に師匠はすごいですわ
今回のコースも、以前歩かれているとkaikaireiさんから聞いたので、
前進できましたが、何の情報もない状態だったらとてもじゃないけど、
行ってみようと思えないんじゃないかと思います。
inaminさん、こんばんは
今回は曇りがちで灼熱地獄では無かったのですが、林道を含めペースが結構流行ったのでハーパンを捲り上げてました。 途中でお会いした方々からエッチな視線を感じました。
先生については規格外です。 こういったルートは体力や経験がものを言うものだと感じますが、ルート情報がない状態で行く先駆者は何よりも絶対的な自信が無ければ無理だと思います。 何があっても対処出来るという自信です。
特にこの山域は庭と化しているので行けないルートは無いのではないでしょうか?
次の計画も聞いていますが、意味が分からないし唖然とするしかありませんでした 僕達は凄い方とお知り合いになったと痛感するばかりです。
想像もつかぬルートを落としましたね!想像力豊かで羨ましい限りです。
予期せぬゲストにも出会えてすばらしいレコですね。
コメントありがとうございます。
こういうルートのレコにもコメントいただけるとは
毎回面白いルートを探してくれるのは、kaikaireiさんでして。。。
自分はただただ楽しませてもらっています。
この類のルートで遊ぶときは、トレランは移動の手段ですね。
手早く取り付きまで移動。
そしてもし、遅くなってしまっても手早く下山。
ホント、トレランという手段を使って山遊びを満喫しております。
この日はTJAR開催中ということもあり、普段お目にかかれない方々との出会いがありましたね
夏の南アルプス!最高です
ainuさん、お久しぶりです! メキシコでのレース情報など楽しく拝見させて頂いております
初めてお会いしたのも沼平で、あの時はyamayoさんと光岳までピストンでしたね
yamayoさんが仰る通り、自分の脚で距離を稼げますので、トレランを行う事で行動の幅が大きく広がりました!
今後も自分の能力を磨きながら色んなコースを楽しく歩きたいと思います
帰国されました際には是非ご一緒しましょう!!!
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