飯豊連峰 天気に恵まれHappy!
- GPS
- --:--
- 距離
- 35.3km
- 登り
- 3,104m
- 下り
- 3,062m
コースタイム
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 6:12
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 9:51
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:20
天候 | 8/12〜13 晴れ 午後は時々ガス、8/14 晴れ時々曇り 稜線はガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【往路】上野23:20−(高速バス)→4:30米沢5:57−(JR米坂線)→7:27小国8:28−(小国町営バス)→9:14飯豊山荘 小国町営バス http://www.town.oguni.yamagata.jp/life/life/road/bus/south.html 【復路】川入14:45−(飯豊山アクセスバス)→15:30山都15:40−(JR磐越西線)→16:16会津若松18:00−(夢街道会津号)→22:05池袋 ・・・の予定でしたが、下山時の三国小屋でご一緒した水戸のご夫婦のお車に乗せて頂き、川入〜会津若松まで送っていただきました。ありがとうございました。 飯豊山登山アクセスバス(喜多方市HP)https://www.city.kitakata.fukushima.jp/soshiki/sangyo-y/3654.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
【飯豊山荘〜梶川峰】梶川尾根は出だしから急登。樹林帯で日陰が多いのはありがたいが、風が通らずとにかく暑い。危険個所はほとんどなく、ちょっとした岩場の登りではしごやクサリがわずかにある程度。高標高部にあるマサのザレ場はすべりやすく、体力が消耗している頃なので注意が必要。 【梶川峰〜門内小屋】梶川峰で一気に視界が開け、気持ちの良い稜線歩きが始まる(ここまでの苦労がやっと報われます)。扇ノ地紙で稜線ルートに合流し、胎内山を越えると門内小屋がすぐ近くに見える。 【門内岳〜〜御西小屋】すばらしい眺望の稜線ルート。しかし北股岳、梅花皮岳、烏帽子岳のピークを越えていくためアップダウンが多く、暑い時期には結構、消耗する。例年だと烏帽子〜御西小屋間の沢地に雪渓が遅くまで残るようだが、今回は全くなかった。天狗ノ庭から天狗岳への最後の登りを越えると、目の前に御西小屋がようやく現れる。 【御西小屋〜大日岳〜飯豊本山】すばらしい稜線ルートに加えてアップダウンが少ないので快適に歩ける。ただ、大日岳の最後の登りはきつかった。3日目の御西小屋から飯豊本山にかけては楽しみにしていただけに、ガスの視界不良が残念だった。 【飯豊本山〜切合小屋】本山山頂から本山小屋、テント場がある一ノ王子までは緩やかな尾根歩きでわずかの距離。そこから標高差約150mの急坂(御前坂)、岩場のやせ尾根(御秘所)が連続する。御秘所は距離が短いが、両側が切れ落ちたクサリ場で注意が必要。鞍部になっている姥権現から草履塚へ標高100mほど登り返した後、ゆるやかに下ると切合小屋に着く。 【切合小屋〜三国小屋〜峰秀水】切合小屋から緩やかに登り返したところが種蒔山。ここから三国小屋までは細かいアップダウンを繰り返しながらの岩場歩きが続く。ちょっとしたクサリやはしごはあるが、それほど危険な個所はない。ただ、登下山時ともにだいぶ疲れている頃なので注意が必要。三国小屋で一服すると、再び剣ヶ峰の岩場やせ尾根歩きが続く。両側が切れ落ちたナイフリッジをクサリに頼りながら通過する。できれば雨の日には歩きたくない。剣ヶ峰を無事越えるとやっと普通の登山道に戻る。地蔵岳との分岐から主稜線を離れ、冷たくおいしい水が湧く峰秀水に着く。 【峰秀水〜御沢登山口】あとは樹林帯内をひたすら下るだけ。横峰、笹平、上十五里、中十五里、下十五里の標識がほぼ等間隔に設置されているので目標を立てやすいが、とにかく長い。長坂尾根という名前もうなづける。御沢登山口から林道を10分ほどで御沢キャンプ場。車はここまで入れるようで、下山時にも15台程度の車がとまっていた。バス停のある川入集落までは車道をさらに20分ほど歩く。 |
その他周辺情報 | 川入集落から車でしばらく下ると『いいでの湯』があるが、公共交通利用者には使いづらい。 今回は会津若松駅前の『富士の湯』を利用した。 車で送って下さったご夫婦は最初、いいでの湯に寄ろうとされていたようだが、当初から私が行こうと思っていた富士の湯までご同行頂いた。入浴料400円と安いこと、ご主人がお好きなサウナと水風呂が完備されていたこと、付属レストランで食事もできることでご夫婦にも喜んでいただき、車で送って下さったせめてものお礼になったかな?! いいでの湯 http://www.sobanosato.jp/spa/ 富士の湯 http://www.fujinoyu.jp/ |
写真
感想
今年から始まった「山の日」なので、山に行くしかないでしょう!!。しかし、ヤマ好きはみんな同じ思いのはずだし、お盆時期と重なりアルプスは混雑必至のはず。ということで行先を悩んだ結果、皆さんの過去レコを拝見し、お盆でも空いてそうな飯豊連峰に決定した。
例によって重いテント装備を背負い、公共交通機関を利用しての山旅。高速バスやローカル線に揺られ米坂線の小国駅まで延べ8時間、さらに町営バスで飯豊山荘登山口に着いたのが9時過ぎだった。飯豊山荘行きのバスには地元の方2名、登山者が4名で、そのうち京都から来たという若者2人連れとはこの後もずっと同じ行程となった。後になるが、この2人とは川入から同じバスで山都駅に向かう予定だったのに、水戸のご夫婦のお車に乗せて頂き、裏切ったようでゴメンね!m(__)m
登り始めの梶川尾根では暑さで滝のように汗を流しながら、こんな真夏に来たことを早速後悔したが、とにかく頑張るしかない。でも、梶川峰までの道のりはとにかく長かったです(>_<)。
お盆でも空いていると思って出かけたものの、テント場はどこも混み合っていた。到着が遅れた門内では微妙な傾斜地で居心地が少し悪かったが、小屋から深夜に眺めたペルセウス流星群(がんばって1時に起きた)、テン場から直接見える蔵王から登る朝日がすばらしかった。
2日目の御西は到着が早くいい場所を確保できた。大日岳を往復して戻ってきた時には周りはテントで埋め尽くされており、隣の男女8人グループが遅くまで(といってもせいぜい20時過ぎ)宴会をしていたので寝付けなかった。朝起きてみるとガスで真っ白(2時半に起きたので真っ黒!)。周りの方々の話では天気が下り坂になるとのことだったが、朝日くらいは拝めると思ったので少しがっくり。でも最終日は下山だけなのでがんばって早立ちした。
飯豊本山では今回の山旅で唯一、ガスに覆われた山頂となってしまったが、御前坂まで下ると下界は晴れていた。後は難所をいくつかクリアして無事に下山できた。
まあいろいろあり、特に暑さにやられたものの、天候に恵まれた山行だった。
以下、テント場の印象。
◆門内小屋 テント場は小屋から少し下った東側に開けたところ(15張り程度が限界か、微妙な傾斜がある個所が多く石も多い)とさらに下った窪地(5張程度、草地で平ら)の2ヶ所。風を避けられるもののブヨなどの虫が多いので虫よけは必須。水場は窪地からさらに胎内山側に5分ほど戻った東斜面にあり、水量は少ないがそこそこうまい。テン泊料は500円、ビールは350mlが700円、500mlが1000円(私はもちろん500ml)。トイレは小屋のわきに男女1基づつがあり、男性用は大小用が同じ部屋にある。バイオトイレで大の後は自転車をこいで撹拌処理を行うようになっている。そのせいかそれほど匂いはきつくない気がした。ペーパーも完備。
◆梅花皮小屋 通過しただけなので詳細はわからないが、小屋の北股岳側に階段状に整地された区画があり、10〜15張りは行けそう。また、梅花皮岳側にも区画があり10張り程度は行けそう。石は多いものの平らなので門内小屋よりは快適と思われる。水場は小屋から50mほどの梅花皮岳西側斜面にあり、水量も豊富らしい。トイレは小屋の中で水洗、キレイらしい。眺めが抜群の反面、風は吹きっさらしの状態。
◆御西小屋 小屋の大日岳側に広いスペースがあり30張くらいは行けそうだが、石が多いことや微妙な傾斜地が多く、快適な個所は意外と少ない(10張くらいか)。テントスペースの北側草地には白いロープが張られて、受付時に立ち入りしないよう言われたが、この日は混雑していたこともありテントも少なからず見かけた(みなさんマナーを守りましょう)。眺望抜群の尾根なので風は吹きっさらし。水場は5分ほど下った御西岳南側斜面、少し歩くがその分冷たくおいしい水が味わえる。テン泊料は500円、ビールは350mlが800円。トイレは外にある2基で、ペーパーもない昔のポットン型、匂いがきつく大の場合にはアンモニア臭が目にしみるので長居は無用。
◆本山小屋 通過しただけで詳細不明。小屋から5分ほど下った一ノ王子に広いスペースがある。整地は比較的されているが、風が強いようで石積みが随所にみられた。水場やトイレは未確認。
◆切合小屋 ここも通過しただけだが、小屋のすぐ裏にかなり広いスペースがあり、傾斜も若干あるようだがマサ地で岩がなく、快適なサイトのようだった。小屋には水がホースで引っ張ってあり大量に出ていた。ただし若干ぬるめであまりうまくないらしい。トイレは簡易水洗でキレイとのこと。晴れていれば大日岳や飯豊本山の眺めも良いらしい。
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