ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 943610
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道東・知床

【道東遠征1/3】羅臼岳縦走(カムイワッカの滝-硫黄山-羅臼岳-岩尾別温泉)

2016年08月10日(水) ~ 2016年08月13日(土)
 - 拍手
GPS
15:30
距離
22.3km
登り
2,355m
下り
2,392m

コースタイム

1日目
山行
8:25
休憩
0:36
合計
9:01
8:20
16
スタート地点
10:17
10:27
30
10:57
180
13:57
14:10
73
15:23
74
16:37
16:50
31
2日目
山行
7:16
休憩
1:14
合計
8:30
5:10
40
8:06
8:20
17
8:37
28
9:05
9:25
28
9:53
12
10:05
10:45
12
10:57
24
11:21
39
12:00
29
12:29
60
13:29
11
13:40
0
13:40
ゴール地点
天候 8/12 sun
8/13 sun
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 自転車
往路:8/10 車   自宅       21:00-06:00 八戸港
   8/11 船   八戸       08:45-16:00 苫小牧港 5,000円
       車   苫小牧港     17:00-24:00 斜里町ウトロ
   8/12 バス  知床自然センター 08:40-09:20 カムイワッカの湯 650円

復路 8/13 自転車 岩尾別温泉    13:40-14:00 岩尾別バス停
       バス  岩尾別      14:04-14:20 知床自然センター 290円

   8/15 船   苫小牧港     18:45-14:00 大洗港 14,910円
   8/16 車   大洗港      15:00-18:00 自宅
その他周辺情報 グリーン温泉
420円
http://www.goodinns.com/greenspa/
カムイワッカの湯のバス停からスタート
2016年08月12日 09:30撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 9:30
カムイワッカの湯のバス停からスタート
カムイワッカの湯の滝
2016年08月12日 09:36撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 9:36
カムイワッカの湯の滝
こんな林道をドライブしてみたい
2016年08月12日 09:43撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 9:43
こんな林道をドライブしてみたい
硫黄山登山口
2016年08月12日 09:46撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 9:46
硫黄山登山口
火山性の山を登っていく
2016年08月12日 10:05撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 10:05
火山性の山を登っていく
すぐにハイマツが出てきた。
2016年08月12日 10:12撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 10:12
すぐにハイマツが出てきた。
くたびれたセミ
2016年08月12日 10:15撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 10:15
くたびれたセミ
旧硫黄採石地
2016年08月12日 10:17撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 10:17
旧硫黄採石地
炎天下の中を黙々と登っていく
2016年08月12日 10:20撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 10:20
炎天下の中を黙々と登っていく
真黄色の斜面
2016年08月12日 10:52撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 10:52
真黄色の斜面
知床半島の先っぽ
2016年08月12日 11:43撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 11:43
知床半島の先っぽ
2016年08月12日 11:44撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 11:44
涸れ沢へ降り、ここからは沢を詰めていく
2016年08月12日 11:48撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 11:48
涸れ沢へ降り、ここからは沢を詰めていく
雨が降ったら滝の中を歩くことになりそう
2016年08月12日 11:56撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 11:56
雨が降ったら滝の中を歩くことになりそう
2016年08月12日 11:59撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 11:59
枯滝の脇を登っていく
2016年08月12日 12:22撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 12:22
枯滝の脇を登っていく
ここからしばらくはザレ場歩き
2016年08月12日 12:46撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 12:46
ここからしばらくはザレ場歩き
ようやく稜線に出た!
2016年08月12日 13:16撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/12 13:16
ようやく稜線に出た!
尾根大岩
ここでもうバテバテ
2016年08月12日 13:38撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 13:38
尾根大岩
ここでもうバテバテ
リンドウ
2016年08月12日 13:55撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 13:55
リンドウ
硫黄山の三角点
2016年08月12日 13:58撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
8/12 13:58
硫黄山の三角点
硫黄山からオホーツク海
2016年08月12日 13:59撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 13:59
硫黄山からオホーツク海
羅臼岳方面
2016年08月12日 13:59撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/12 13:59
羅臼岳方面
知床五湖
2016年08月12日 14:00撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 14:00
知床五湖
国後島!
2016年08月12日 14:01撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 14:01
国後島!
硫黄山の威圧感が半端じゃない!
2016年08月12日 14:24撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 14:24
硫黄山の威圧感が半端じゃない!
第一火口と羅臼岳
2016年08月12日 14:35撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 14:35
第一火口と羅臼岳
知円別岳を目指す
2016年08月12日 14:41撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 14:41
知円別岳を目指す
2016年08月12日 14:56撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 14:56
日本とは思えない景色
2016年08月12日 15:16撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/12 15:16
日本とは思えない景色
知円別岳から硫黄山を振り返る
2016年08月12日 15:23撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
8/12 15:23
知円別岳から硫黄山を振り返る
国後島!
2016年08月12日 15:26撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 15:26
国後島!
北方領土を左手に見ながらの縦走路
2016年08月12日 15:29撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 15:29
北方領土を左手に見ながらの縦走路
草原帯を進んでいく
2016年08月12日 15:38撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 15:38
草原帯を進んでいく
亀甲状土(アースハンモック)
2016年08月12日 15:45撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/12 15:45
亀甲状土(アースハンモック)
池の跡?
2016年08月12日 15:51撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 15:51
池の跡?
土砂降りの日は大変そう
2016年08月12日 15:54撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 15:54
土砂降りの日は大変そう
歩いてきた縦走路を振り返る
2016年08月12日 16:47撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/12 16:47
歩いてきた縦走路を振り返る
硫黄山をアップで
2016年08月12日 16:47撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 16:47
硫黄山をアップで
幕営地の二ツ池が見えてきた!
2016年08月12日 17:07撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
8/12 17:07
幕営地の二ツ池が見えてきた!
ハイマツの海
2016年08月12日 17:19撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/12 17:19
ハイマツの海
ようやくキャンプ場に着いた
2016年08月12日 17:21撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/12 17:21
ようやくキャンプ場に着いた
【2日目】
2016年08月13日 05:23撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 5:23
【2日目】
振り返って、幕営地の二ツ池と硫黄山
2016年08月13日 05:23撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 5:23
振り返って、幕営地の二ツ池と硫黄山
チングルマの群落
2016年08月13日 05:30撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 5:30
チングルマの群落
オホーツク海
2016年08月13日 05:33撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 5:33
オホーツク海
サシルイ岳への登り
2016年08月13日 05:50撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 5:50
サシルイ岳への登り
相変わらずチングルマが多い
2016年08月13日 05:50撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 5:50
相変わらずチングルマが多い
2016年08月13日 06:01撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 6:01
エゾノキンバイかな?
本州のキンバイソウより大きい!
2016年08月13日 06:02撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 6:02
エゾノキンバイかな?
本州のキンバイソウより大きい!
2016年08月13日 06:03撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 6:03
エゾコザクラ
2016年08月13日 06:05撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 6:05
エゾコザクラ
チングルマの花がまだ残っていた!
2016年08月13日 06:07撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/13 6:07
チングルマの花がまだ残っていた!
ハイオトギリ?
2016年08月13日 06:08撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 6:08
ハイオトギリ?
ガンコウランぽい
2016年08月13日 06:12撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 6:12
ガンコウランぽい
エゾコザクラまみれ!
2016年08月13日 06:13撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 6:13
エゾコザクラまみれ!
三ッ峰へのぼる
2016年08月13日 07:23撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 7:23
三ッ峰へのぼる
2016年08月13日 07:28撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 7:28
2016年08月13日 07:44撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 7:44
ついに縦走路の目的地
羅臼岳が見えた!
なだらかな緑の裾野に、ゴツゴツした岩場が乗っかっていてカッコ良い!
2016年08月13日 07:50撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
8/13 7:50
ついに縦走路の目的地
羅臼岳が見えた!
なだらかな緑の裾野に、ゴツゴツした岩場が乗っかっていてカッコ良い!
羅臼平にはフードロッカーも
2016年08月13日 08:22撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 8:22
羅臼平にはフードロッカーも
岩清水
2016年08月13日 08:37撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 8:37
岩清水
嶮しい登りが始まる
2016年08月13日 08:53撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 8:53
嶮しい登りが始まる
山頂部は見上げるような高さ
2016年08月13日 08:55撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 8:55
山頂部は見上げるような高さ
ついに羅臼岳山頂!
左手にはオホーツク海、右手には根室海峡の雲海が広がっていた!
2016年08月13日 09:05撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/13 9:05
ついに羅臼岳山頂!
左手にはオホーツク海、右手には根室海峡の雲海が広がっていた!
プレート状の三角点
2016年08月13日 09:07撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 9:07
プレート状の三角点
歩いてきた縦走路
三ッ峰の奥には硫黄山
2016年08月13日 09:47撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/13 9:47
歩いてきた縦走路
三ッ峰の奥には硫黄山
羅臼平から下山
2016年08月13日 10:43撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 10:43
羅臼平から下山
オホーツク海に向かって下っていく
2016年08月13日 10:57撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/13 10:57
オホーツク海に向かって下っていく
2016年08月13日 11:07撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 11:07
ダケカンバの樹林帯
2016年08月13日 11:16撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 11:16
ダケカンバの樹林帯
2016年08月13日 11:21撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 11:21
2016年08月13日 11:48撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 11:48
極楽平は平坦で歩きやすい
2016年08月13日 12:00撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 12:00
極楽平は平坦で歩きやすい
2016年08月13日 12:15撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 12:15
2016年08月13日 12:29撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 12:29
オホーツク海
2016年08月13日 12:35撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 12:35
オホーツク海
2016年08月13日 13:09撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/13 13:09
木下小屋
2016年08月13日 13:29撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/13 13:29
木下小屋
撮影機器:

感想

二年前に北海道の山へ行った際は大雪山系を縦走しましたが、
その際に北海道の魅力を知り、北海道の他の山へ登りたいと思い、
今回は道東の山へ行くことにしました。

まずは一番登り応えのある羅臼岳へ登ることにしました。
当初はピークハントしかできないと思いましたが、よくよく調べてみると縦走も出来ることがわかり、硫黄山からの縦走コースをあるくことにしました。

【知床へ】
8/10に仕事を終えて、最寄りのインターチェンジに乗ったのは21時頃でした。
翌朝の八戸港からのフェリーに間に合うように走って行きました。

岩手県を抜ける頃には夜が明け始めました。
八戸港では海産物を食べたいと思いましたが、思いの外混んでいたので、そのままフェリー乗り場へ向かいました。

苫小牧から再び車を走らせて、斜里町のウトロについたのは日付を跨ぐ頃でした。
結局、自宅から知床までは27時間ほどかかりました。

【1日目】
知床自然センターまで車まで行き、そこで始発のバスへ乗りました。
テン泊装備の人はパッと見だと女性二人組だけだったような気がします。
バスを下車し、観光客に紛れながらカムイワッカの滝を通り過ぎ、
登山口から登り始めました。

序盤は緩やかな登りでしたが、徐々に火山らしい地質になり、硫黄採掘跡付近になると、直射日光が強く、体力を消耗していきました。

再び樹林帯になり、急登を上がっていくと、下山してくる登山者は皆、バテ気味でした。
下山者ですらバテるような急坂を下ると、沢沿いの道になりました。
沢沿いと言っても、本当に沢の底を歩くルートでした。

雨が降れば増水し、滝を登るようなコースなような気がしますが、
今回は天候に恵まれ、カラカラの沢を登ることができました。
滑沢状の場所やゴーロ状の場所もありました。

尾根大岩まで登りつくと、すっかりクタクタでした。
一休みしてから、山頂直下まで進み、トラバース道にザックを置き、
そこから山頂までは空身でピストンしました。
山頂への道はかなりの急登の岩場でした。

硫黄山の山頂からの眺めは格別でした。

この日の目的地までは、更に先なので、休憩はそこそこに、縦走路へ戻りました。
ザックを拾い、第1前衛峰を登り返しました。
ここから先は漂白されたかのような真っ白な稜線を歩いてきました。
(二酸化硫黄で真っ白になった?)

浮世離れした景色を通り過ぎると、知円別岳でした。
ここから先は東面のなだらかな斜面があり、のどかな高原歩きでした。

背丈ほどのハイマツ帯が少しあった後は、高山植物の宝庫でした。
南岳手前で一度休憩し、眼下に見える二ツ池キャンプ場を目指しました。

火口の縁のような稜線を弧を描くように進んでいき、
再び背丈以上のハイマツの中をくぐって行くと二ツ池のキャンプ場に出ました。
既に4〜5張りほどのテントが張られていましたが、自分たちの張るスペースは残っていました。

【2日目】
前日はテント場に着いた時にはクタクタだったので、他の登山者と話す余裕がありませんでした。
しかし、他の登山者にチラチラと見られているのは気がついていました。
翌朝は気持ちに余裕があることを察してか、逆コースから歩いてきた方が話しかけてくれました。

情報交換をしてからキャンプ場を後にしました。
最初のオッカバケ岳への登りは、登り応えがあったものの、体力が回復していたので、らくらく登れました。
オッカバケ岳を越えると、朝一番に稼いだ標高分だけ下りました。
そして間髪入れずにサシルイ岳への登りでした。

休み無しで登り返したので、サシルイ岳の上でひと休みました。
サシルイ岳からは三ッ峰を従えた羅臼岳が間近に見えてきました。

三ッ峰キャンプ場で宿泊した登山者と軽く会話をして、
眼下に見えるキャンプ場へ下っていきました。
思いのほか、ここの下りも長く感じました。

キャンプ場から三ッ峰はそれほど苦労せずに乗り越えられました。
ピークに立つとゴツゴツとした山頂部しか見ることができなかった羅臼岳も、
裾のなだらかなハイマツ帯も見えるようになりました。

スタスタと下って行くと羅臼平でした。
ピークハントの登山者が多かったので、ここにザックを置き、山頂を目指すことにしました。

ハイマツのなだらかな登りが岩清水まで続きました。
岩清水ではジャバジャバと美味しい水が湧いていました。

ここからは岩場になり、どんどんとゴツゴツとした道になりました。
山頂直下になるともう砂礫はなく、巨石の上をピョンピョン飛び移っていくようなルートでした。

羅臼岳の山頂に立ち振り返ると、今回縦走してきた硫黄山からの縦走路はもちろんのこと、左手にはオホーツク海、右手には根室海峡に満たされた雲海に北方領土の国後島が浮いていました。

【道東遠征2/3】斜里岳(清岳荘から旧道〜新道周回)へ続く…
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-944566.html

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:865人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら