【道東遠征1/3】羅臼岳縦走(カムイワッカの滝-硫黄山-羅臼岳-岩尾別温泉)
- GPS
- 15:30
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 2,355m
- 下り
- 2,392m
コースタイム
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 9:01
天候 | 8/12 8/13 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
船 自転車
8/11 船 八戸 08:45-16:00 苫小牧港 5,000円 車 苫小牧港 17:00-24:00 斜里町ウトロ 8/12 バス 知床自然センター 08:40-09:20 カムイワッカの湯 650円 復路 8/13 自転車 岩尾別温泉 13:40-14:00 岩尾別バス停 バス 岩尾別 14:04-14:20 知床自然センター 290円 8/15 船 苫小牧港 18:45-14:00 大洗港 14,910円 8/16 車 大洗港 15:00-18:00 自宅 |
その他周辺情報 | グリーン温泉 420円 http://www.goodinns.com/greenspa/ |
写真
感想
二年前に北海道の山へ行った際は大雪山系を縦走しましたが、
その際に北海道の魅力を知り、北海道の他の山へ登りたいと思い、
今回は道東の山へ行くことにしました。
まずは一番登り応えのある羅臼岳へ登ることにしました。
当初はピークハントしかできないと思いましたが、よくよく調べてみると縦走も出来ることがわかり、硫黄山からの縦走コースをあるくことにしました。
【知床へ】
8/10に仕事を終えて、最寄りのインターチェンジに乗ったのは21時頃でした。
翌朝の八戸港からのフェリーに間に合うように走って行きました。
岩手県を抜ける頃には夜が明け始めました。
八戸港では海産物を食べたいと思いましたが、思いの外混んでいたので、そのままフェリー乗り場へ向かいました。
苫小牧から再び車を走らせて、斜里町のウトロについたのは日付を跨ぐ頃でした。
結局、自宅から知床までは27時間ほどかかりました。
【1日目】
知床自然センターまで車まで行き、そこで始発のバスへ乗りました。
テン泊装備の人はパッと見だと女性二人組だけだったような気がします。
バスを下車し、観光客に紛れながらカムイワッカの滝を通り過ぎ、
登山口から登り始めました。
序盤は緩やかな登りでしたが、徐々に火山らしい地質になり、硫黄採掘跡付近になると、直射日光が強く、体力を消耗していきました。
再び樹林帯になり、急登を上がっていくと、下山してくる登山者は皆、バテ気味でした。
下山者ですらバテるような急坂を下ると、沢沿いの道になりました。
沢沿いと言っても、本当に沢の底を歩くルートでした。
雨が降れば増水し、滝を登るようなコースなような気がしますが、
今回は天候に恵まれ、カラカラの沢を登ることができました。
滑沢状の場所やゴーロ状の場所もありました。
尾根大岩まで登りつくと、すっかりクタクタでした。
一休みしてから、山頂直下まで進み、トラバース道にザックを置き、
そこから山頂までは空身でピストンしました。
山頂への道はかなりの急登の岩場でした。
硫黄山の山頂からの眺めは格別でした。
この日の目的地までは、更に先なので、休憩はそこそこに、縦走路へ戻りました。
ザックを拾い、第1前衛峰を登り返しました。
ここから先は漂白されたかのような真っ白な稜線を歩いてきました。
(二酸化硫黄で真っ白になった?)
浮世離れした景色を通り過ぎると、知円別岳でした。
ここから先は東面のなだらかな斜面があり、のどかな高原歩きでした。
背丈ほどのハイマツ帯が少しあった後は、高山植物の宝庫でした。
南岳手前で一度休憩し、眼下に見える二ツ池キャンプ場を目指しました。
火口の縁のような稜線を弧を描くように進んでいき、
再び背丈以上のハイマツの中をくぐって行くと二ツ池のキャンプ場に出ました。
既に4〜5張りほどのテントが張られていましたが、自分たちの張るスペースは残っていました。
【2日目】
前日はテント場に着いた時にはクタクタだったので、他の登山者と話す余裕がありませんでした。
しかし、他の登山者にチラチラと見られているのは気がついていました。
翌朝は気持ちに余裕があることを察してか、逆コースから歩いてきた方が話しかけてくれました。
情報交換をしてからキャンプ場を後にしました。
最初のオッカバケ岳への登りは、登り応えがあったものの、体力が回復していたので、らくらく登れました。
オッカバケ岳を越えると、朝一番に稼いだ標高分だけ下りました。
そして間髪入れずにサシルイ岳への登りでした。
休み無しで登り返したので、サシルイ岳の上でひと休みました。
サシルイ岳からは三ッ峰を従えた羅臼岳が間近に見えてきました。
三ッ峰キャンプ場で宿泊した登山者と軽く会話をして、
眼下に見えるキャンプ場へ下っていきました。
思いのほか、ここの下りも長く感じました。
キャンプ場から三ッ峰はそれほど苦労せずに乗り越えられました。
ピークに立つとゴツゴツとした山頂部しか見ることができなかった羅臼岳も、
裾のなだらかなハイマツ帯も見えるようになりました。
スタスタと下って行くと羅臼平でした。
ピークハントの登山者が多かったので、ここにザックを置き、山頂を目指すことにしました。
ハイマツのなだらかな登りが岩清水まで続きました。
岩清水ではジャバジャバと美味しい水が湧いていました。
ここからは岩場になり、どんどんとゴツゴツとした道になりました。
山頂直下になるともう砂礫はなく、巨石の上をピョンピョン飛び移っていくようなルートでした。
羅臼岳の山頂に立ち振り返ると、今回縦走してきた硫黄山からの縦走路はもちろんのこと、左手にはオホーツク海、右手には根室海峡に満たされた雲海に北方領土の国後島が浮いていました。
【道東遠征2/3】斜里岳(清岳荘から旧道〜新道周回)へ続く…
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