ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 943762
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

カムイエクウチカウシ山 <八ノ沢出合泊>

2016年08月12日(金) ~ 2016年08月13日(土)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
31:47
距離
34.1km
登り
1,838m
下り
1,884m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:29
休憩
0:06
合計
2:35
8:51
54
札内川ヒュッテ
9:45
9:51
95
2日目
山行
10:41
休憩
1:31
合計
12:12
4:25
84
5:49
5:51
102
7:33
7:35
101
10:40
10:42
82
12:04
12:09
93
13:42
14:26
83
15:49
15:54
43
結果としてコースタイムは計画より早めでした。カール泊の時間で計画していたためかと思います。三股から先は縦走装備と日帰り装備では所要時間が大きく異なると思います。
天候
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
特に危ないところはないと思いますが、道が明瞭でないためアクシデントにつながる危険要素はいたるところにあります。
その他周辺情報 ■日高山脈山岳センターでシャワー利用可、7:00〜20:00、20分100円とのことです。
■近い温泉として更別村の「福祉の里温泉」、400円、薄めのモール泉ですが、温泉に入れることはありがたい。帯広まで行けば水光園、帯広で一番好きな温泉です。
■車中泊であれば、中札内道の駅、道路向いに大型スーパーあり、快適です。その他札内川ヒュッテ前の駐車場、日高山脈山岳センターのキャンプ場など。
■携帯電話は、中札内を出て山に向かうと日高山脈山岳センターに着く前にもうアンテナゼロでした(au)。
■ヒュッテ横の駐車場<撮影7/24>
路駐含めて40台くらいはなんとか駐車できると思います。半数くらいは日帰りの釣り人のように感じました。
2016年07月24日 07:49撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/24 7:49
■ヒュッテ横の駐車場<撮影7/24>
路駐含めて40台くらいはなんとか駐車できると思います。半数くらいは日帰りの釣り人のように感じました。
■ゲート<撮影7/24>
ここから先、七ノ沢出合までの林道は車通行禁止になっています。
出発後まもなく通過するトンネルには照明がなく真っ暗なためヘッドライトを準備しておいた方がいいと思います。
2016年07月24日 08:01撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/24 8:01
■ゲート<撮影7/24>
ここから先、七ノ沢出合までの林道は車通行禁止になっています。
出発後まもなく通過するトンネルには照明がなく真っ暗なためヘッドライトを準備しておいた方がいいと思います。
■七ノ沢出合(標高595m)<撮影7/24>
砂防ダム池が埋まってできた広い河原、国土地理院の地図では池のように水が貯まっているようにみえますが、現在はだだっ広い河原です。
2016年07月24日 06:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/24 6:37
■七ノ沢出合(標高595m)<撮影7/24>
砂防ダム池が埋まってできた広い河原、国土地理院の地図では池のように水が貯まっているようにみえますが、現在はだだっ広い河原です。
■七ノ沢出合
唯一の案内板、「登山口」ではなくて「入口」、"登山道ではないよ"という意味かな...
2016年08月12日 09:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/12 9:52
■七ノ沢出合
唯一の案内板、「登山口」ではなくて「入口」、"登山道ではないよ"という意味かな...
■七ノ沢出合<撮影7/24>
自転車をデポ、みなさんMTBですが、ママチャリでも大丈夫でした。しかし、それは今年の林道の状態が良かったからで、常に大丈夫とはいえません(パンクするかも)。ゆっくりとタイヤをいたわりながら走ったため1時間くらいかかりました。
2016年07月24日 06:36撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/24 6:36
■七ノ沢出合<撮影7/24>
自転車をデポ、みなさんMTBですが、ママチャリでも大丈夫でした。しかし、それは今年の林道の状態が良かったからで、常に大丈夫とはいえません(パンクするかも)。ゆっくりとタイヤをいたわりながら走ったため1時間くらいかかりました。
■七ノ沢出合〜八ノ沢出合<撮影7/24>
右岸から左岸への渡渉地点(標高610m)
ここは少し深め(8/13、膝上10cm)でした。渡渉地点を少し上流か下流にずらした方が楽に渡れると思います。
七ノ沢出合〜八ノ沢出合の間の主な渡渉箇所は2か所
 ̄Υ漓左岸、標高610m
∈鹸漓右岸、標高665m
いずれもテープがあります。
距離の比率的には右岸3.4割→左岸5.6割→右岸1割で八ノ沢出合に着きます。
2016年07月24日 06:13撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
7/24 6:13
■七ノ沢出合〜八ノ沢出合<撮影7/24>
右岸から左岸への渡渉地点(標高610m)
ここは少し深め(8/13、膝上10cm)でした。渡渉地点を少し上流か下流にずらした方が楽に渡れると思います。
七ノ沢出合〜八ノ沢出合の間の主な渡渉箇所は2か所
 ̄Υ漓左岸、標高610m
∈鹸漓右岸、標高665m
いずれもテープがあります。
距離の比率的には右岸3.4割→左岸5.6割→右岸1割で八ノ沢出合に着きます。
■七ノ沢出合〜八ノ沢出合(標高630m付近)<撮影7/24>
河原はだいたいこんな感じ、水流がいくつかに分散しているところもあり、どこでも歩けそうな気がしました。
この辺りは左岸の巻き道を行くことになるが、踏み跡がはっきりして歩きやすいところばかりではなく、不明瞭だったり、笹に覆われていたり、歩きにくい部分もありました。そんなときは巻き道をあきらめて河原を歩きましたが、結果それでよかったと思います。
2016年07月24日 05:58撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/24 5:58
■七ノ沢出合〜八ノ沢出合(標高630m付近)<撮影7/24>
河原はだいたいこんな感じ、水流がいくつかに分散しているところもあり、どこでも歩けそうな気がしました。
この辺りは左岸の巻き道を行くことになるが、踏み跡がはっきりして歩きやすいところばかりではなく、不明瞭だったり、笹に覆われていたり、歩きにくい部分もありました。そんなときは巻き道をあきらめて河原を歩きましたが、結果それでよかったと思います。
■七ノ沢出合〜八ノ沢出合(標高645m付近)<撮影8/12>
こんなところは歩きにくかった。しかし、巻き道でロスしたり、ダニに怯えたりするよりはマシだと思いました。
2016年08月12日 10:56撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/12 10:56
■七ノ沢出合〜八ノ沢出合(標高645m付近)<撮影8/12>
こんなところは歩きにくかった。しかし、巻き道でロスしたり、ダニに怯えたりするよりはマシだと思いました。
■八ノ沢出合(標高685m)<撮影8/12>
この日は飛び石連休のさなかとあってテント数が多かったと思います。一張り程度のスペースが河原に散在しており、全体として8張り程度は可能と思います。
前回7/23の経験から奥の木間のスペースは虫が多いので川寄りのスペースを選びました。
2016年08月12日 12:34撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/12 12:34
■八ノ沢出合(標高685m)<撮影8/12>
この日は飛び石連休のさなかとあってテント数が多かったと思います。一張り程度のスペースが河原に散在しており、全体として8張り程度は可能と思います。
前回7/23の経験から奥の木間のスペースは虫が多いので川寄りのスペースを選びました。
■八ノ沢出合〜三股(標高762m付近)<撮影7/23>
右岸から落ち込む滝
2016年07月23日 10:13撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/23 10:13
■八ノ沢出合〜三股(標高762m付近)<撮影7/23>
右岸から落ち込む滝
■八ノ沢出合〜三股(標高798m付近)<撮影7/23>
河原は歩きにくく、巻き道もありますが、途切れたり、藪になっていたりと、どちらを歩いても時間に大差ないと思いました。
一旦巻き道に入り、歩き易そうだったら進む、そうでなければ河原に戻るというパターンで進みました。沢靴だったため水を気にせず歩けました。登山靴だと余計に時間がかかると思います。
本当に巻き道でなければ困難な場所はしっかりした巻き道がついていました。
2016年07月23日 10:44撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
7/23 10:44
■八ノ沢出合〜三股(標高798m付近)<撮影7/23>
河原は歩きにくく、巻き道もありますが、途切れたり、藪になっていたりと、どちらを歩いても時間に大差ないと思いました。
一旦巻き道に入り、歩き易そうだったら進む、そうでなければ河原に戻るというパターンで進みました。沢靴だったため水を気にせず歩けました。登山靴だと余計に時間がかかると思います。
本当に巻き道でなければ困難な場所はしっかりした巻き道がついていました。
■八ノ沢出合〜三股(標高890m付近)<撮影7/23>
2016年07月23日 11:18撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/23 11:18
■八ノ沢出合〜三股(標高890m付近)<撮影7/23>
■三股(標高990m付近)<撮影7/23>
7/23時点で雪渓は皆無でした。年によってだいぶ異なるようです。右岸の草地の中にテントを張れるスペースがあります。
2016年07月23日 11:56撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
7/23 11:56
■三股(標高990m付近)<撮影7/23>
7/23時点で雪渓は皆無でした。年によってだいぶ異なるようです。右岸の草地の中にテントを張れるスペースがあります。
■三股テン場(標高998m)<撮影7/23>
河原から2〜3m上がった位置に一張り可能、地面はほぼ平面。(7/23はここで1時間ほど休憩して撤退)
2016年07月23日 13:19撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
7/23 13:19
■三股テン場(標高998m)<撮影7/23>
河原から2〜3m上がった位置に一張り可能、地面はほぼ平面。(7/23はここで1時間ほど休憩して撤退)
■三股〜八ノ沢カール(標高1088m付近左折ポイント)
ここは左折しなければなりません。
三股からは本流左岸に沿って登りますが、道はやがて支沢を登るようになります。そのまま登り続けると本流からどんどん離れていくことになるため、どこかの地点で左に渡って本流の沢に戻らなければなりません。そのことを意識していれば見落とすことはないと思います。
Google Earthで空からの写真を見るとその辺り一目瞭然です。
2016年08月13日 06:04撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/13 6:04
■三股〜八ノ沢カール(標高1088m付近左折ポイント)
ここは左折しなければなりません。
三股からは本流左岸に沿って登りますが、道はやがて支沢を登るようになります。そのまま登り続けると本流からどんどん離れていくことになるため、どこかの地点で左に渡って本流の沢に戻らなければなりません。そのことを意識していれば見落とすことはないと思います。
Google Earthで空からの写真を見るとその辺り一目瞭然です。
■三股〜八ノ沢カール(標高1120m付近)
無事、本流に戻ると三条の滝が見えてきます。
2016年08月13日 06:09撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/13 6:09
■三股〜八ノ沢カール(標高1120m付近)
無事、本流に戻ると三条の滝が見えてきます。
■三股〜八ノ沢カール(標高1120m付近)
三条の滝の巻き道に入るところ、最初のロープが現れます。
登路自体はロープが無くても問題ないようなところですが、全体として滝の下に向かって急傾斜になっており、しかも草に隠れて上からその斜面が見えません。特に下山時に緊張感が緩んだ状態で降りると危ないところだと思います。
2016年08月13日 06:10撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/13 6:10
■三股〜八ノ沢カール(標高1120m付近)
三条の滝の巻き道に入るところ、最初のロープが現れます。
登路自体はロープが無くても問題ないようなところですが、全体として滝の下に向かって急傾斜になっており、しかも草に隠れて上からその斜面が見えません。特に下山時に緊張感が緩んだ状態で降りると危ないところだと思います。
■三股〜八ノ沢カール(標高1120m付近)
写真の右端が降りたところ、草で見えないが左に1歩踏み出すと危ない。
2016年08月13日 06:10撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/13 6:10
■三股〜八ノ沢カール(標高1120m付近)
写真の右端が降りたところ、草で見えないが左に1歩踏み出すと危ない。
■三股〜八ノ沢カール(標高1200m付近)
ここが有名な(?)Y字、2016年現在の状態、真ん中上部の木の形をご覧ください。年とともに沢の様相は変化してもこの木の形は簡単には変化しないものと思います。
2016年08月13日 11:38撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/13 11:38
■三股〜八ノ沢カール(標高1200m付近)
ここが有名な(?)Y字、2016年現在の状態、真ん中上部の木の形をご覧ください。年とともに沢の様相は変化してもこの木の形は簡単には変化しないものと思います。
■三股〜八ノ沢カール(標高1255m付近)
S字の迷いポイントといわれるところです。テープがしっかり残っていて助かりました。
"ここに入ってはいけない"、しかし、このテープが真ん中で切れて、両側に垂れ下がったらどうなるんでしょうか。"熊よけの鈴"→(時代変わって)→"熊よせの鈴"は冗談ですが、怖いなと思いました。
2016年08月13日 11:28撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/13 11:28
■三股〜八ノ沢カール(標高1255m付近)
S字の迷いポイントといわれるところです。テープがしっかり残っていて助かりました。
"ここに入ってはいけない"、しかし、このテープが真ん中で切れて、両側に垂れ下がったらどうなるんでしょうか。"熊よけの鈴"→(時代変わって)→"熊よせの鈴"は冗談ですが、怖いなと思いました。
■三股〜八ノ沢カール(標高1300m付近)
赤丸で囲った部分が次の写真の岩盤です。
2016年08月18日 12:13撮影
1
8/18 12:13
■三股〜八ノ沢カール(標高1300m付近)
赤丸で囲った部分が次の写真の岩盤です。
■三股〜八ノ沢カール(標高1315m付近)
斜めにクラックの入った岩を登ります、足の置き場を2〜3回考える程度の簡単な岩登りですが、ここも問題はその登路ではなくて周囲の環境です。一般的な登山道では危ないところはロープが張ってあったり、見た目で危ないとわかるのですが、ここには注意喚起するものは何もなく、一見快適な登山道ですが草で隠れた先には崖が待っています。
その意味で特に下山時に緊張感を切らさずに通過すべきところかと思います。
2016年08月13日 11:19撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/13 11:19
■三股〜八ノ沢カール(標高1315m付近)
斜めにクラックの入った岩を登ります、足の置き場を2〜3回考える程度の簡単な岩登りですが、ここも問題はその登路ではなくて周囲の環境です。一般的な登山道では危ないところはロープが張ってあったり、見た目で危ないとわかるのですが、ここには注意喚起するものは何もなく、一見快適な登山道ですが草で隠れた先には崖が待っています。
その意味で特に下山時に緊張感を切らさずに通過すべきところかと思います。
■三股〜八ノ沢カール(標高1320m付近)
難所を越えてほっと一息、見事な滝に見とれます。
2016年08月13日 11:16撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/13 11:16
■三股〜八ノ沢カール(標高1320m付近)
難所を越えてほっと一息、見事な滝に見とれます。
■三股〜八ノ沢カール(標高1330m付近)
このあたりまでくると本流から外れて別の沢に入り、大きな滝もなくなり、沢はほぼ直線にカールを目指します。
踏み跡は概ね左岸に沿って続きます。その様子はGoogle Earthでよく見えます。
今回は8月のせいか、沢の水はカールに至る前になくなります。ちょうどなくなる場所が水場になっています。
2016年08月13日 06:53撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/13 6:53
■三股〜八ノ沢カール(標高1330m付近)
このあたりまでくると本流から外れて別の沢に入り、大きな滝もなくなり、沢はほぼ直線にカールを目指します。
踏み跡は概ね左岸に沿って続きます。その様子はGoogle Earthでよく見えます。
今回は8月のせいか、沢の水はカールに至る前になくなります。ちょうどなくなる場所が水場になっています。
■三股〜八ノ沢カール(標高1395m付近)
登ってきた沢を振り返ります。
2016年08月13日 07:04撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/13 7:04
■三股〜八ノ沢カール(標高1395m付近)
登ってきた沢を振り返ります。
■三股〜八ノ沢カール(標高1500m付近)
標高1500m地点で踏み跡は左岸から右岸に移ります。
このあたりまでくると水はほとんどありませんでした。
画面下で渡り、右岸に踏み跡が見えます。明瞭な踏み跡です。
2016年08月13日 07:25撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/13 7:25
■三股〜八ノ沢カール(標高1500m付近)
標高1500m地点で踏み跡は左岸から右岸に移ります。
このあたりまでくると水はほとんどありませんでした。
画面下で渡り、右岸に踏み跡が見えます。明瞭な踏み跡です。
■三股〜八ノ沢カール(標高1500m付近)
右岸に渡ってすぐ、沢の水は枯れるのですが、脇から伏流水が流れ込んでいます。沢に降りる明瞭な踏み跡があることから水場であることが分かります。
八ノ沢出合泊を予定していたため下山時に水を汲みました。
2016年08月13日 10:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/13 10:52
■三股〜八ノ沢カール(標高1500m付近)
右岸に渡ってすぐ、沢の水は枯れるのですが、脇から伏流水が流れ込んでいます。沢に降りる明瞭な踏み跡があることから水場であることが分かります。
八ノ沢出合泊を予定していたため下山時に水を汲みました。
■八ノ沢カール(標高1535m)
快適なテン場です。この日は一張りだけでした。前泊者はすでに下山し、この日のテン泊者は未到着といった間の時間帯のせいと思います。
中央の岩には重い歴史が刻まれています。昭和45年7月30日のテレビで、ハンターが取り囲んで一斉射撃する様子を見ました。前日29日の出来事でした。今でも鮮烈な記憶として残っています。
3人の遺体は31日この岩の上でだびにふされました。
この慰霊碑に手を合わせてくることも今回の山行の目的でした。
2016年08月13日 10:41撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5
8/13 10:41
■八ノ沢カール(標高1535m)
快適なテン場です。この日は一張りだけでした。前泊者はすでに下山し、この日のテン泊者は未到着といった間の時間帯のせいと思います。
中央の岩には重い歴史が刻まれています。昭和45年7月30日のテレビで、ハンターが取り囲んで一斉射撃する様子を見ました。前日29日の出来事でした。今でも鮮烈な記憶として残っています。
3人の遺体は31日この岩の上でだびにふされました。
この慰霊碑に手を合わせてくることも今回の山行の目的でした。
■八ノ沢カール(標高1550m付近)
雪渓の水は得られませんでした。
2016年08月13日 07:38撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
8/13 7:38
■八ノ沢カール(標高1550m付近)
雪渓の水は得られませんでした。
■八ノ沢カール(標高1550m付近)
カムエクに向かって左半分のパノラマ
2016年08月13日 10:42撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/13 10:42
■八ノ沢カール(標高1550m付近)
カムエクに向かって左半分のパノラマ
■ピラミッド峰への分岐(標高1695m)だと思います
鞍部のすぐ下の地点で明瞭な踏み跡が折り返すようにピラミッド峰に向かっています。地形図を見てもこの位置で納得できます。実際に登って確認していませんので私の想定です。
2016年08月13日 08:05撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/13 8:05
■ピラミッド峰への分岐(標高1695m)だと思います
鞍部のすぐ下の地点で明瞭な踏み跡が折り返すようにピラミッド峰に向かっています。地形図を見てもこの位置で納得できます。実際に登って確認していませんので私の想定です。
■八ノ沢カール〜稜線(標高1700m付近)
カムエクとピラミッド峰の間の鞍部は標高1700mですが、踏み跡は鞍部を経由せずにカール側の壁をトラバースぎみにカムエク目指して高度を上げ、標高1760m地点で稜線に出ます。
稜線に出たところにはテント1張り分の平らなスペースがあります。吹きさらしです。
2016年08月18日 12:15撮影
1
8/18 12:15
■八ノ沢カール〜稜線(標高1700m付近)
カムエクとピラミッド峰の間の鞍部は標高1700mですが、踏み跡は鞍部を経由せずにカール側の壁をトラバースぎみにカムエク目指して高度を上げ、標高1760m地点で稜線に出ます。
稜線に出たところにはテント1張り分の平らなスペースがあります。吹きさらしです。
■稜線(標高1760m付近)
稜線に出たところから見るカムエク頂上
2016年08月13日 08:26撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5
8/13 8:26
■稜線(標高1760m付近)
稜線に出たところから見るカムエク頂上
■稜線〜カムエク(標高1800m付近)
ハイマツ帯突入前、稜線を振り返ってみます。稜線のテン場も見えます。
2016年08月13日 10:09撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
2
8/13 10:09
■稜線〜カムエク(標高1800m付近)
ハイマツ帯突入前、稜線を振り返ってみます。稜線のテン場も見えます。
■稜線〜カムエク(標高1855m付近)
ハイマツ帯を越えてほっと一息、振り返るピラミッド峰。みごとな山容で感動しました。
2016年08月18日 12:17撮影
6
8/18 12:17
■稜線〜カムエク(標高1855m付近)
ハイマツ帯を越えてほっと一息、振り返るピラミッド峰。みごとな山容で感動しました。
稜線〜カムエク(標高1855m付近)
眼下のカールと八ノ沢
2016年08月13日 08:54撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
8/13 8:54
稜線〜カムエク(標高1855m付近)
眼下のカールと八ノ沢
■稜線〜カムエク(標高1900m付近)<下山時の写真>
登路の最後は歩き易い道になります。しかしこの写真、カメラをかなり下向きに撮っているため、実際は結構きつい登り道です。
2016年08月13日 09:53撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
8/13 9:53
■稜線〜カムエク(標高1900m付近)<下山時の写真>
登路の最後は歩き易い道になります。しかしこの写真、カメラをかなり下向きに撮っているため、実際は結構きつい登り道です。
■カムエク頂上(9:17到着)
やっとたどり着いたカムイエクウチカウシ山頂上、下山者からの情報では前日はこの時間だと雲が出て視界はあまりよくなかったとのこと、そのため、少しでも早い時刻の登頂をと急いだため、八ノ沢出合いからの所要時間は4時間47分でした。頂上標識のデザインには違和感を感じました。
2016年08月13日 09:20撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
9
8/13 9:20
■カムエク頂上(9:17到着)
やっとたどり着いたカムイエクウチカウシ山頂上、下山者からの情報では前日はこの時間だと雲が出て視界はあまりよくなかったとのこと、そのため、少しでも早い時刻の登頂をと急いだため、八ノ沢出合いからの所要時間は4時間47分でした。頂上標識のデザインには違和感を感じました。
■カムエク頂上
当然だがピラミット峰が低く見える。周りはお花畑。
2016年08月13日 09:21撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4
8/13 9:21
■カムエク頂上
当然だがピラミット峰が低く見える。周りはお花畑。
■カムエク頂上からピラミッド峰との鞍部を望む
ピラミッド峰への登路が鞍部から八ノ沢側に沿って続いている様子が見えます。
2016年08月28日 05:56撮影
1
8/28 5:56
■カムエク頂上からピラミッド峰との鞍部を望む
ピラミッド峰への登路が鞍部から八ノ沢側に沿って続いている様子が見えます。
■カムエク頂上
頂上から北方向のパノラマ
2016年08月13日 09:22撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
3
8/13 9:22
■カムエク頂上
頂上から北方向のパノラマ
■カムエク頂上
頂上から南方面のパノラマ
2016年08月18日 15:49撮影
4
8/18 15:49
■カムエク頂上
頂上から南方面のパノラマ

装備

個人装備
いつもは持たない特別なものとして ヘルメット 補助ロープ カラビナ スリング 熊よけスプレー 自動車用発煙筒

感想

 登山計画を立てるにあたって、このサイトを参考にさせていただき、貴重な情報をたくさん得ることが出来ました、おかげさまで無事目的を達成することが出来ましたので、感謝の意を込めてレポートさせていただきます。

■靴をどうするか考えた末、2足持参するのを避けるためにラバーソールの沢靴で全行程を通しました。CARAVANのKR-3R WIDEで、ネオプレンソックスで沢を、それ以外はストリームソックスと使い分けました。沢以外の長時間歩行にも違和感なく、結果は正解でした。
■写真に付記した標高はGPS(GARMIN etrex 20x)で記録した時刻と位置をカシミール3D+地理院地図1/2500に落とし、カメラの撮影時刻と突き合わせたものです。標高には多少の誤差があると思います。
■今回8/13の山行前に7/23に八ノ沢三股まで登り、体調不良で途中撤退しましたが、その時の写真も日付を付記したうえで使っています。写真は山頂まで登る一方向に並べています。
■沢では携帯電話(au)は圏外でしたが頂上ではアンテナ2本、通話OKでした。
■熊は見かけなかったが糞は3か所、鈴だけではなく要所では笛を吹きました。
■非常時に備えた装備を持参しましたが、それが結構なボリュームになりました。結果的には全く使用しなかったわけですが、しょうがないところかなと思います。次回行くとすればそれなりに省略すると思います。

 昨年秋からこの登山のために準備をしてきました。もっと若いうちに登っておけばよかったと思います。

 個人のホームページでも登山記録を掲載しています。
https://www.muhyo.com/contents/tozan/kamueku/kamueku.html

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3454人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら