燕岳・大天井岳・常念岳
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 2,282m
- 下り
- 2,412m
コースタイム
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 8:45
天候 | 1日目:晴れのち曇り/2日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
穂高駅・無料駐車場(登山者専用)に駐車。 穂高駅より「中房温泉行き定期バス」(5:10発)片道1700円。 【2日目】 常念小屋で「南安タクシー」を予約。一ノ沢へ下山。 2人組に相乗りを頼まれ、穂高駅まで4900円の料金を割り勘。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
今まで「仲間と泊まり」or「単独日帰り」で楽しんできたが
初めての「単独・泊まり登山」にチャレンジ!
未踏の常念か五竜、どちらか悩んだ末、前者を選択した。
そして表銀座縦走コースで目指すことにした。
常念岳は、一ノ沢から登るのが何とな〜く億劫だったこと(笑)、
また過去に燕〜大天井は歩いたことがあるけれど、
大天井〜常念を歩く機会はなかなかレアだと思い、決めました。
未踏の喜作新道は、また来年以降、2泊の日程で歩きたい。
8月13日の中房温泉は激混み! 大行列と共にスタート。
第一〜第三ベンチをスルーするうちに、周りの人は減った。
若干飛ばしすぎたため、富士見ベンチで休憩。
合戦小屋でスイカ!
燕山荘では、カレーを食べたり景色を眺めたり、まったり。
今回、燕岳山頂への往復は省略しました(笑)
正午過ぎ、表銀座縦走をスタート。
1時間前に見えていた槍は、既に雲に隠れていた。
歩き始めて40分ほどで、縦走路もガスに包まれた。
槍が近づく様子を体感できない、残念な縦走になってしまった。
槍・常念分岐から大天荘へのラストスパートは、しんどい登り。
「大天荘まで500m」「大天荘まで400m」・・・と、
100m置きにカウントダウンの標識が現れるのだが、
次の標識がなかなか現れず、100mの果てしなさに絶望した。
大天荘に着いたら生ビール!
夕食のハンバーグは、とても食べ応えがあった。
同じ単独行の皆さんと食卓を共にした。
東京の方、千葉の方、京都の方、兵庫の方、
それぞれの話を聞くことができて楽しかった。
翌朝。
頭上には雲ひとつなく、大天井岳へ気持ちよく登頂。
雲海から昇る、最高のご来光を拝むことができた。
槍・穂高は眼前に迫り、モルゲンロートが美しい。
6時過ぎ、常念岳へ出発!
大好きな槍・穂高が本当に綺麗で、何度も足を止め、見入った。
快晴のもと、緩やかな下り道を進む、楽しすぎる縦走。
途中、誰も寄らない東天井岳・山頂に寄り道。
9時過ぎ、常念小屋に到着。徐々に雲が上がってきていた。
休憩後、リュックをデポして、サブザックで山頂を目指す。
なかなかの登りに、「サブザックで良かった」と痛感。
登り始めて45分、
今までピークと思って目指していた場所が、実は偽物で、
本物のピークはもっと奥にあることを視認。ガッカリ。
登り始めて70分、ついに目的の常念岳に登頂!
しかし、これまでの縦走で、十分に展望を堪能していたため
登頂による感動や達成感は、若干薄かったかもしれない(笑)
しばらく滞在したのち、来た道を戻る。
山頂〜小屋の中間地点で、ライチョウを発見した!
登山道のど真ん中で、堂々と砂浴びをする、変な奴だった。
12時45分、常念小屋からの下山を開始。
一ノ沢まで、標準タイムで3時間10分。
しかし、いつも下山では必ず巻いているので、
一ノ沢登山口に15時にタクシーを予約した。
さて、下山開始直後、
前を行く親子連れに、「お先にどうぞ」と促された。
同時に、数メートル先では
登りのお年寄りも立ち止まり、道を譲ってくれていた。
2組の横を通り過ぎようと、若干急いだ瞬間、
アクシデント発生。右足首を、思い切り内反。
痛みに、座り込んだ。足を傷めてしまった・・・。
実は、いつも下山時はダブルストックなのだが、
先週の西穂高岳で片方を壊してしまって、
今日は1本しか持っていなかった。
いつもと違うシングルストックでの下山も
アクシデントの一因だったと思われる。
足はかなり痛むけど、おそらく骨折ではなく捻挫だと感じた。
冷や汗をかいたので、水を飲んで気持ちを落ち着けた。
残り3時間、頑張って、騙し騙し歩こうと決意。
ひとまずタクシー会社に電話し、予約を1時間遅らせた。
あいにく、救急セットに湿布を用意していなかった。
(出血系のケガへの備えしかなかった。)
靴ひもをキツくしめ、ゆっくりと進んだ。
途中、足を引きずる年配の女性に遭遇。ヒザを傷めたという。
こちらの事情も話すと、なんと湿布を分けて下さるという。
ありがたく頂戴し、患部に貼った。本当に感謝!
・・・と言いつつも、湿布は気休めというか、
これで精神的に安心感を得られたらいいな、程度に思っていた。
しかし、実際、鎮痛消炎の効果が、すごく発揮された。
足首を変に曲げなければ、痛みを感じずに歩けるようになり、
そのまま一気に(ほどほどのスピードで)下山できた。
登山口の建物が見えた瞬間は嬉しかった・・・。
楽しい縦走の思い出となるはずが、
最後の最後にやらかしてしまいました。
「下山は気が緩む」・・・このことを痛感しました。
翌日、整形外科を受診しましたが、骨には異常ありませんでした。
ただ、これからしばらくは安静にしなければなりません。
夏山・秋山が楽しい、短い時期なのに、非常に残念です!
反省すべきことの多い山行となりました!
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