剱岳(室堂〜馬場島)


- GPS
- --:--
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,122m
- 下り
- 2,785m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰り 馬場島 |
コース状況/ 危険箇所等 |
早い時間に出発したからか、渋滞はそれほどありませんでした。 鎖などとてもよく整備されていますが、一服劔あたりから高度感が出てきますのでそれなりに注意が必要です。 |
その他周辺情報 | ホテル立山 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
非常食
ヘッドランプ
予備電池
GPS
携帯
サングラス
タオル
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感想
家族でホテル立山に泊まることになり、それならばと去年は早月から登ったので今年は室堂から行くことに。
午前1時に起床し、前日に雄山を登った際にずぶ濡れになったウェアと靴をホテルの乾燥室から持ってきて着替え、朝食代わりにもらった発熱剤が備わったカレーを持ち、誰もいないロビーを後に。
真夜中のミクリガ池や地獄谷は薄気味悪く、だいだらぼっちが出てきそうだなぁ〜と思いながら歩いていると、雷鳥ヒュッテを過ぎてから剱岳方面の道が分からなくなり、ロッジ立山連峰のあたりをぐるぐると回り、ようやく気がついて雷鳥平のキャップ場方面へ。
あ〜、こんな真夜中に一山登るのかぁ〜、と思いながら浄土沢を越え、ぽつぽつと歩を進めていくと徐々に標高も上がり、小屋が近くなると共にあたりは濃霧に包まれました。
劔御前小屋でトイレ休憩し、夜明けを待ちましたがなかなか明るくならず、じっとしていると寒くなり、持ってきたカレーをここで食べて帰ろうかと思っていると、小屋に宿泊していた団体登山者たちが出発し始めたので、私も間をおいて劔沢方面へ歩き出した頃にはあっという間に空も白み始めていました。
キャンプ場ではたくさんのテントが張られていて、劔沢小屋の前で先ほどのグループを抜いて、剣山荘へ。ここでヘルメットを装着し、徐々に険しくなり始めた道を行き、一服劔から前劔を眺めると高度感があり、思わず怯んでしまいました。
事前の下調べのうちから分かってはいましたが、やっぱりその場に立ってみるとビビり、徐々にペースは遅くなりました。落石させないように慎重に進んでいるとすぐに後から来た方に追いつかれてしまい、そのまま前劔の山頂へ。
そこで先行していた方たちが記念写真をしていたので、待っているわけにもいかず、少し不安ながら一人先へ行くことに。後からも登山者が続きましたがそこで地味に道間違いをし、ヒヤリとしました。踏み跡はあったので私の後ろにいた方はそのまま難なく先へ行きましたが、私はまたそこでもビビり、遅れをとりながら例の橋へ。
見た目にも高度感が増す上に、例の橋とその先にある岩の鎖場。足を竦ませながら橋を渡り、岩をヘつる鎖場は一部足の置き場に苦労しましたがなんとか通過でき、その後もヒヤヒヤさせられる道が続きましたが、あっという間にカニのたてばいまでやってきました。
多少の渋滞はありましたが、写真を撮ったりしながら順番を待ち、自分の番がやってくるとここは思っていたよりも難儀することなく通過でき、あとはそれまでに比べれば安定した岩場を歩いて行き、早月との分岐が目に入るとすぐに山頂へと至りました。ただここまでも、少し道を外れると浮石などありますので、落石に注意が必要です。
ここまで一緒だった方たちがもと来た道へ下るなか、後ろ髪を引かれる思いもありましたが、計画通り安牌を切って早月尾根へ。しかしこちらも別山尾根ほどではないにしても決して優しくない道を、再びビビりながら下り、岩場が終わる2600m付近まで来ると少しホッとしましたが、その後も急な斜面を下り、なかなか見えてこない早月小屋を目指して歩きました。
去年は盆の送りで日曜日だったこともあり、行き来する登山者も多く、賑やかだった山行でしたが、今年は盆の終わりの平日ということもあり、少し寂しい感じのする早月小屋で小休憩し、早々に馬場島を目指して歩き始めました。
立山駅から車を回してくれる家族に連絡をとりながら、ジャングルのように蒸し暑い樹林帯をぐんぐん下り、さすがに膝が痛みましたが、夜中からおにぎり1個とカロリーメイト2本だけで歩きっぱなしだったの、早く下山して何か食べたいなぁ〜とばかり考えながら進んで行きました。
最後は計画した時刻ぴったりに下山し、立山駅から車を回してくれていた両親を待たせることなく、帰りはジョイフルで遅くなったランチをして、アドベンチャーに富んだ山行に幕を閉じました。
家族旅行のついでに登る山ではないことは確かですね。
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