茗渓 上ノ廊下 完登 扇沢から折立

2016年08月18日(木) ~ 2016年08月21日(日)

• GPS: 80:00
• 距離: 44.3km
• 登り: 2,024m
• 下り: 2,072m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:00
• 休憩: 0:36
• 合計: 6:36

7:50 黒部ダム
11:41 12:00 平乃小屋
12:03 12:20 平ノ渡場・仮設
14:26 奥黒部ヒュッテ(東沢出合)

2日目

• 山行: 7:50
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:50

6:10 奥黒部ヒュッテ(東沢出合)
14:00 広河原

3日目

• 山行: 9:26
• 休憩: 0:31
• 合計: 9:57

6:13 広河原
13:30 13:55 大プール
15:35 15:41 立石奇岩
16:10 E沢手前

4日目

• 山行: 10:54
• 休憩: 1:34
• 合計: 12:28

6:12 E沢手前
8:38 9:15 薬師沢小屋
11:21 11:32 赤木沢分岐
12:39 13:09 薬師沢小屋
15:29 15:45 太郎平小屋
18:40 十三重之塔 慰霊碑
18:40 折立
18:40 ゴール地点

天候

晴天が続いた

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

この時期扇沢から黒部ダムへの始発は7時30分

コース状況／危険箇所等

人気の沢とあって情報は豊富。
薬師沢小屋までは滝と言う滝の登攀は無しも総合グレードは上級。
遡行距離が長く（約30km）水量やパーティーの技量によりルートが変わる事、左岸、右岸、高巻き、へツリ、懸垂、ロープでの渡渉多数有りの条件となっている。
またエスケープルートは無いと思った方が賢明。
難関は口元のタル沢付近。今回水量は平年よりやや少な目と思われる。
メンバーの一人が南ア赤石沢より大変なので�元蕕箸琉娶�でまとまった。
おまけで赤木沢の出会いまで釣りをしながら遊んだ。

その他周辺情報

情報は豊富なので各自でお願いします。

写真

8/18 7:45

扇沢からトロリーバスで黒部ダムに

8/18 7:50

2年ぶりです

8/18 7:53

2年前は下ノ廊下で来ました。

8/18 7:59

多くの方は室堂方面。我々は平の小屋を目指す。

8/18 8:05

順調です。

8/18 8:05

通過します。

8/18 8:18

ロッジくろよん

8/18 8:38

道は整備済み

8/18 9:16

順調です。

8/18 9:26

振り返る

8/18 10:09

このルートを歩くのは初めてです。

8/18 10:40

こんな感じです。

8/18 10:46

アップダウン有々

8/18 11:02

ガレも有り

8/18 11:33

変化にとんだルートでした。

8/18 11:41

平の小屋着

8/18 11:48

次回の行動食に

8/18 11:56

無料でした。
＊時期により運行時間異なります。

8/18 12:09

対岸までは15分くらい

8/18 12:13

釣り師も居ました。

8/18 12:14

11人乗り

8/18 12:20

ゆっくりと進んで対岸に。

8/18 12:21

有難うございました。

8/18 12:31

今日の目的地、奥黒部ヒュッテ

8/18 12:58

水量は少な目か？

8/18 13:30

8/18 13:43

この後雨に打たれた。

8/18 13:56

作業の方とすれ違う。

8/18 14:26

雨も本ぶりに。明日の渡渉が心配になる。

8/19 6:10

昨日の雨は一時的な物でした。
奥黒部ヒュッテをスタート。

8/19 6:21

河原の天場。

8/19 6:21

先ずは河原を進む。

8/19 6:23

最初の渡渉。

8/19 6:44

空いた時間で釣りを

8/19 7:06

左岸右岸と選んで遡行する。

8/19 7:14

今日は広河原まで。

8/19 7:14

天気も良さそうです。

8/19 7:20

右岸のナメ

8/19 7:25

順調に進む。

8/19 8:01

下ノ黒ビンガ。

8/19 8:04

此処にも焚火の跡が。

8/19 8:23

小休止しスタートする。

8/19 8:25

壁も綺麗です。

8/19 8:28

やはり水量はやや少なめか・・・。

8/19 8:36

飽きさせない景観です。

8/19 8:40

場所によっては激流になっている。

8/19 9:02

順調です。

8/19 9:03

この先からゴルジュが始まる。

8/19 9:11

此処で初めてロープが出た。

8/19 9:18

今回のトップはアルパインのエキスパート二人。

8/19 9:36

空身で突破しザックはピストンして回収。

8/19 9:48

綺麗です。

8/19 11:02

全行程の核心。
此処ではハーケンが中々決まらず時間が掛かった。
右岸にも残置が有ったが大変な印象を受けた。

8/19 11:05

此処で敗退するパーティーも少なくない。

8/19 11:08

蛙も頑張っている。

8/19 11:16

懸垂で下りる。難関突破した。

8/19 12:14

渡渉開始する。

8/19 12:22

この時間でこの位置は順調だが目的地は広河原までとした。

8/19 12:35

中州を歩く。

8/19 12:42

分かりにくいがオコジョが居る。（画像真ん中左の暗闇に居る）

8/19 12:55

此処を越えると広河原だ。

8/19 13:12

広河原着。少奥まで歩く。

8/19 14:24

ファイントラックが殆ど。

8/19 19:04

良い時間まで焚火を囲んだ。

8/20 6:09

翌朝。

8/20 6:16

スゴ沢を見る。

8/20 6:19

朝でも水の冷たさは感じない。

8/20 6:26

今日は上ノ黒ビンガが難所になる。

8/20 6:37

比較的新しい落石を見る。

8/20 6:42

振り返る。

8/20 6:55

左岸からの滝を見る。

8/20 6:57

渡渉。

8/20 7:00

綺麗な滝が左右に有った。

8/20 7:10

へツリと思った場所は歩いて行けた。

8/20 7:20

そんなに深くも無い。

8/20 7:35

金作谷

8/20 7:45

泳ぐ事は無く順調に進む。

8/20 8:06

とは言え念のためにロープを積極的に出した。

8/20 8:10

水中を撮影。

8/20 8:18

もう一人のエキスパートがトップ。
沢はそれほど経験無いが（とは言えベースが違う）アルパインはマジで凄い方です。（業界では有名人）

8/20 8:32

此処は本格的な泳ぎだった。

此処はyakouseiがトップで泳いで対岸に行かせてもらった。
＊撮影はSさん

8/20 9:06

振り返る。
皆、無事通過した。

8/20 9:32

順調に遡行する。

8/20 10:06

今日の天気も味方だ。

8/20 10:18

へつる。

8/20 10:21

左右どちらでも歩ける。
yakouseiは対岸から撮影した。

8/20 10:22

何となく今日もスケジュール通り行けそう。

8/20 10:29

まだ岩魚は確認出来ない・・・。

8/20 10:33

遡行中。

8/20 10:43

晴天は良いもんだ。

8/20 10:43

場所によっては少巻いたりもする。

8/20 10:50

遡行中。

8/20 10:51

今回のシューズは秀山荘（フェルト）にした。
ラバーソールの方もいて一長一短でした。

8/20 10:52

暑くて飛び込んだ。

8/20 11:00

yakouseiは暫く1人で対岸から撮影した。

8/20 11:05

この先は少やらしくロープを出した。

8/20 11:07

三層で撮れた。

8/20 11:18

少し休憩。

8/20 11:19

飛び込みの決定的瞬間。

8/20 11:28

エキスパートも続く。

8/20 12:04

泳いだり際どいへツリ有で楽しく遡行する。

8/20 12:10

振り返る。
ラストのリーダーが来る。

8/20 12:24

遡行開始。

8/20 12:29

これでは対岸に行けない。

8/20 12:29

へつりで突破する事に。

8/20 12:40

水量はこの通り。

8/20 12:50

その先ではまた泳ぎで突破。

8/20 12:58

水中を撮る。

8/20 12:59

此処でのラストは達人が、「あえてへつり」で突破をした。

8/20 13:31

大プールに到着。

8/20 13:31

参考に。

8/20 13:32

振り返る。

8/20 13:32

勢いは感じない。

8/20 13:32

上流を見る。

8/20 13:32

跳んでの突破が可能かエキスパートがじっくりと観察中。

8/20 13:51

結局女性には飛べないと判断し

8/20 13:51

右岸から巻いて突破する事に。

8/20 14:12

此処もどう突破するか考え中。
チロリアンは却下されたw

8/20 14:41

yakouseiのみ、ここを空身で飛んで突破した。

8/20 15:05

ゴルジュと言える最後の場所は巻いて突破した。

8/20 15:31

東南稜からの沢。

8/20 15:36

立石奇岩
これで取りあえずの難所は突破と言う事になる。

8/20 15:40

yakouseiも満足の様です。

8/20 15:48

時間も押して来ている。

8/20 16:12

E沢までは30分くらいかかるので水を確保出来る場所でビバークする事に。

8/20 16:12

これが目印。

8/20 19:04

今日もお疲れ様。

8/21 6:17

翌朝。
赤木沢を遡行予定でスタートする。

8/21 6:42

魚影を確認出来た。

8/21 6:46

E沢

8/21 6:54

此処は奥ノ廊下になる。

8/21 6:59

難しい場所は無い。

8/21 7:07

振り返る。

8/21 7:14

一般道に合流。

8/21 7:27

A沢

8/21 8:20

一般道を歩いたり沢の中を歩いたりする。

8/21 8:37

取りあえずのゴール地点。
薬師沢小屋を見る。

8/21 8:49

少し休憩。

8/21 8:53

橋は使わず渡渉したw

8/21 9:16

時間や明日の天候を考えて折立まで行く事にした。
従って初級の沢、赤木沢は遡行せず出会を確認してまた此処に戻って一般道から下山する事になった。

8/21 9:31

釣り竿だけ持って遡行する。

8/21 9:44

息絶えて数日が経っている。

8/21 9:47

釣り師の姿がちらほら。

8/21 10:20

魚影は濃いが何故かヒットせず・・・。

8/21 11:01

岩魚が居る。

8/21 11:05

此処にも居る居る。

8/21 11:09

水中を皆が確認中。

8/21 11:14

50匹は居る!!
しかし釣れない、完全になめられているw

8/21 11:17

赤木沢出会いまで僅かの滝。
此処からは空身で行く事に。
従って綺麗な出会いは目にしっかりと焼き付けた。

8/21 11:46

戻ってきてまた水中を確認。
もう諦めましたw

8/21 12:28

手づかみもチャレンジしたが・・・。

8/21 12:37

薬師沢小屋に戻る。

8/21 13:09

下山開始する。

8/21 14:02

雰囲気が良い。

8/21 15:28

太郎平小屋に着。

8/21 15:47

ジュースが全く無く残念無念。
折立に有る自販機をあてにして下山開始する。

8/21 18:40

ヘッデンの世話になる前にゴールした。

8/21 18:45

雷鳴轟く中、7人全員が無傷でゴールした。
大変お疲れ様でした。

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

感想

yakousei

憧れの茗渓、上ノ廊下完登。
昨年秋に沢を始めるキッカケの一つが上ノ廊下に行きたいと思った事。
此処を目標に東京近郊で沢登りトレを始める。
沢の事、装備がよく分からず試行錯誤し歩き方、ルーファイを我流で勉強する。
またエキスパートとの出会いで色々学ぶ事9ヶ月。機は熟した感じ。（山を始めて35日後にキリマンジャロ登頂に比べれば十分な時間だと思います）
上ノ廊下は、まず水量の問題と位置づける。
情報は豊富だったので後は天気だけの問題となった。
難所突破や泳ぎでの突破よりも天気が心配でした。
奇跡的に晴天が続き水量も結果的には平年並みかやや少な目と言った所。
この期間中、素晴らしい体験と新たなエキスパートとの出会いで良い思い出になった。
一度は歩きたいルート、憧れのルートを参加したメンバー全員が無傷で完登できたのが一番嬉しかった。
皆様、大変お疲れ様でした。
これであの山のリベンジに集中出来る。
次回の更新は生きていれば10月中旬に、それでは行って来ます!!