ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 94880
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船

鳴神山・大形山・吾妻山

2010年11月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:05
距離
14.7km
登り
1,083m
下り
1,271m

コースタイム

吹上バス停 09:35
駒形登山口 09:50
鳴神山   10:50-11:10
三峰山   12:05
大形山   12:35
吾妻山   13:45-13:55
水道山公園 14:20-14:25
桐生駅   14:40
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
桐生駅 09:00-(桐生市おりひめバス)-09:35 吹上バス停
(帰り)
JR両毛線 桐生駅
コース状況/
危険箇所等
吹上バス停から鳴神山への道は、ほぼずっと沢に寄り添うようにして進んでいきます。でも水流のすぐ脇を通ることは少なく、また傾斜が穏やかで段差の大きな所もほとんどないため、沢沿いの道としては歩きやすかったです。1箇所だけロープの下がる岩場があったものの、そこもロープを使う必要がない程度でした。
所々で道が不明瞭になっていて、落ち葉が積もるこの時期は普段にも増して分かりにくくなっていたはずですが、ペンキマーク等の目印が十分にある上、とにかく沢沿いを進めば問題ありませんでした。
ただし、頂上直下の肩の広場から上は、急な岩道を沢山の落ち葉が覆い尽くしている状況で、特にこの時期は要注意。登りですら落ち葉で滑りやすかった上、落ち葉で隠されている岩と岩の間の窪みに足を挟まないよう、気を遣う必要がありました。

鳴神山から、大形山や吾妻山を経て桐生駅方面へと延びる縦走路は、良く整備された歩きやすい道でした。大形山と吾妻山の間には、少し道型の薄い所もありますが、紛らわしい分岐はなかったので、道なりに進んでいけば問題ありません。

なお地形図や「群馬県の山」(山と溪谷社刊)では、萱野山(586m三角点ピーク)を経由して登山道が描かれていますが、少なくとも現在の道はこのピークの西側を巻いていました。ピークを踏んで行こうにも、特に南側などは多数の倒木で荒れた斜面に終始していて、満足に歩けそうな道筋は見当たりませんでした。
吹上バス停近くの鮮やかな紅葉。まだ舗装道路脇のことです。
2010年11月28日 09:34撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/28 9:34
吹上バス停近くの鮮やかな紅葉。まだ舗装道路脇のことです。
歩数で距離感を示している珍しい道標
2010年11月28日 10:02撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/28 10:02
歩数で距離感を示している珍しい道標
鳴神山の肩の広場
2010年11月28日 10:43撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/28 10:43
鳴神山の肩の広場
鳴神山主峰の桐生岳
2010年11月28日 10:49撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/28 10:49
鳴神山主峰の桐生岳
桐生岳から北側を望む
2010年11月28日 10:50撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/28 10:50
桐生岳から北側を望む
双耳峰のもう片方、仁田山岳
2010年11月28日 11:05撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/28 11:05
双耳峰のもう片方、仁田山岳
仁田山岳の西の肩からは、赤城山が良く見えました
2010年11月28日 11:06撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/28 11:06
仁田山岳の西の肩からは、赤城山が良く見えました
三峰山も祠と石仏のある頂上
2010年11月28日 12:03撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/28 12:03
三峰山も祠と石仏のある頂上
村松峠
2010年11月28日 13:18撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/28 13:18
村松峠
吾妻山からは桐生市街が一望できました
2010年11月28日 13:51撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/28 13:51
吾妻山からは桐生市街が一望できました
撮影機器:

感想

おりひめバスを終点の吹上で降りて歩き始めると、すぐに今年初めて見る鮮やかな紅葉のお出迎え。まだ舗装道路脇のことです。でも山に入ると落葉が進んですっかり冬の装いだったので、紅葉もここで見たのが一番だったのでした。

登山道はずっと沢沿いを緩やかに登っていきます。途中では、歩数で距離感を示している珍しい道標を何度か見ました。距離や所要時間で示すものは良く見ますが、歩数が書かれているものは初めて見た気がします。

肩の広場に着くと、信仰の山だっただけに、神社があって狛犬が見守っていました。鳴神山の双耳峰のうち、主峰の桐生岳へは右側の鳥居の下をくぐって行きます。

鳴神山の山頂にあった祠はきれいに整えられていて、この山の信仰は今も健在のようです。

滅多に来ないエリアなので、頂上から北側には見慣れない山々が並んでいます。でもちょうど居合わせた方が、中央が袈裟丸山だと教えてくれました。日光連山はスッキリとは見えていないようです。

双耳峰のもう片方、仁田山岳は、石垣の上に祠の建つ頂上でした。直下に石垣に囲まれたスペースがありますが、祭事用だったのでしょうか。

仁田山岳を過ぎてさらに西の肩に出ると、目の前に赤城山が大きな裾野を広げていました。

鳴神山から縦走路を南へと進むと、山を越える度に徐々に標高を落としていくような按配となります。三峰山に着くと、そこは祠と石仏のある頂上。この縦走路は、昔は信仰の道だったようです。

十字路状に道が交差する金沢峠では、すぐ前に大形山が高く立ちはだかっていました。標高差が150mほどあるというばかりでなく、鉄砲登りのような急登で、ここはちょっと苦しい登り返しです。大形山に登り着いても、めぼしい展望はありませんでした。

大形山から先は、小さな登り返しはあるものの、基本的には下るいっぽうとなります。その途中にある萱野山(586m三角点ピーク)も巻いて行きました。

村松峠を過ぎて道が登りに変わると、この先の登りはほとんどが木段となります。まず女吾妻を越えていきますが、そこには両毛線の車窓からも見えていた大きな反射板が居座って展望を妨げていました。

吾妻山に着くと、標高が500mにも満たないながらも、桐生市街が一望できる眺めはなかなかのものでした。すでに2時近いのに、反対側からはまだこれからも登ってくる人が相次いでいて、これは市街地に近い低山ならではの光景でしょうね。

吾妻山からの下りは急な岩道となりますが、そこここに段があって階段のような要領で歩けるようになっています。
このため段差の大きな所さえ注意すれば、特に危険を伴うことはありませんが、そんな下りが結構長く続くので、すでに疲労がかなり蓄積している足には少し厳しい下りに感じました。

急な岩道を下り切って登山口に降り立つと、そこまでは遊歩道が迎えに来ていました。ここから、直線的に南下して桐生駅へ向かいますが、その途中ではきっちり水道山を越えて行きます。
水道山は全体が公園となっていて、山らしい雰囲気はこれっぽっちもありませんでしたが、忠霊塔の裏手に慰霊碑が立っているあたりが最高点だったようです。

詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2010_10_12/mt2010_10_12.html#20101128

写真主体のブログ版
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2010-11-28

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1559人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 赤城・榛名・荒船 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら