記録ID: 950172
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アルパインクライミング
甲斐駒・北岳
北岳バットレス
2016年08月26日(金) ~
2016年08月27日(土)
yy0419
その他1人
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 29:29
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 2,432m
- 下り
- 2,434m
コースタイム
1日目
- 山行
- 3:54
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 5:06
天候 | 26日:曇り一時晴れ、27日:曇りのち時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<第4尾根取付きまで> ・C沢・D沢中間尾根取付き 大樺沢左俣登山道の標高2,530m付近で、バットレス沢、C沢、D沢と立て続けに出合う。水流があるのはC沢のみ。D沢を越えてすぐ登山道から分かれて沢沿い(右岸)の踏み跡に入り、すぐに対岸に「落石注意 芦安村」の看板が置いてある所でD沢を渡り、C沢との中間尾根に入る。あとは踏み跡どおりたどっていくと樹林帯を抜けお花畑の台地を通って、下部岩壁基部(Dガレ―大滝下)に着く。 ・5尾根支稜〜Dガレ―〜横断バンド〜Cガレ―〜ヒドンスラブ〜4尾根取付き 上部に人がいるときは落石の危険があるため、Dガレ―大滝を避けて5尾根支稜から下部岩壁を登った方がいい。(取付きは共通) 1P目は左上バンドを支稜上まで。ロープ不要な程度。 2P目は支稜上を緩斜面帯まで。卦蘢度。 5尾根支稜を登り切ったらDガレ―に入り、緩斜面帯を横断バンドまで登る。ロープ不要。 横断バンドは1か所脆いところがあり、残置スリングがある。そこを通り抜けてすぐにCガレ―に出る。 Cガレ―は脆いガレ。左端から登っていくと程なく「4オネ」のペンキ表示があり、ヒドンスラブに導かれる。 ヒドンスラブは湿っているが難しくない。(教蘢度1P)一応ロープを出す。登り切って踏み跡をたどると4尾根取付きのテラスに着く。 <4尾根主稜> 1P:出だしがやや難しいクラックから。クラックを使ってフットジャム、ハンドジャムで登れば恐怖感もなく、さほど難しくない。クラックの後は歩けるくらいの易しいスラブ。 2P:緩傾斜の岩稜。教蕕發覆ご兇検 3P:白い岩のクラック。ここも緩傾斜で易しい。その上のフェースまで登ってピッチを切る。ここから雨が降り始め、あっという間に岩が濡れ濡れに。 4P:リッジから三角形の垂壁の後、マッチ箱までリッジ。三角形の垂壁はホールドが小さく、外傾気味なのでウエット状態ではどうしようもなく、これでもかと打ってある残置ハーケンを使ってA0で登る。マッチ箱の懸垂点は残置ビナあり。 5P:右コーナーからカンテ上のクラックを経て、ややホールドの細かいカンテを登る。最後のカンテはややホールドに乏しく、雨では嫌な感じ。 6P:枯れ木テラスから崩壊したリッジを左側から水平移動し、Dガリー奥壁のチムニーを登る。リッジは高度感があるが、手をリッジにかけて移動していく。最後のチムニーは滝のように水が降ってきて、びしょ濡れになりながらの登攀。やや被り気味のところを体を持ち上げていかねばならず、力技で抜けていく感じ。 <終了点から山頂> 緩傾斜の踏み跡をたどって北岳山荘からの登山道に合流するが、結構長く、山頂まで30分程度かかった。 |
写真
撮影機器:
感想
昼ぐらいまで持ってくれればと思っていた雨は、期待を裏切って早めに降り始め、3P目の登攀からレインウエア上を着ての登攀となりました。最終的には下着までビッショリ濡れてのなかなか悲惨な状況になりましたが、おかげさまでほぼ貸し切り状態での登攀となり、終了後はいつもと違った達成感がありました。次は天気のいい時に登りたいです。
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