南アルプス・茶臼岳〜光岳
- GPS
- 28:39
- 距離
- 38.6km
- 登り
- 3,538m
- 下り
- 3,609m
コースタイム
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 8:09
- 山行
- 10:58
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 12:12
天候 | 1日目 晴れ 2日目 曇り時々雨 3日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■立ち寄り湯:南アルプス赤石温泉 白樺荘 510円 H21にリニューアルしたそうでとても綺麗。露天、内湯あり。 http://www.okushizuoka.jp/100sen/spot/000132.html |
写真
感想
南の南。やっはり渋くてキツくて山深い!
高所恐怖症の人はまずひとつめの畑薙大吊橋で挫折しちゃうでしょうね。
その後も何度も吊り橋を渡るもけっこう怪しげなものもあり、荷物重いし緊張の連続。。。
やっと川沿いを離れ登山道らしくなったと思ったらまだ「1300メートル」の看板!
テン場は2400メートルだというのに・・・「誰か嘘だと言って〜」(T_T)
ヒイヒイ言いながらやっとテント場に到着。余力があれば上河内岳に登ろうなんて思っていたが全く余力なしでした・・・。
翌日はテントは置いて身軽で光岳往復。荷物が軽いからコースタイムよりはだいぶ早く歩けるんじゃなかろうかと高をくくっていたけれど、もう「なめててスミマセンでしたー」という感想です。
アップダウン、アップダウンの繰り返しでそうそう簡単には登らせてくれませんでした。途中キノコちゃんがたくさん生えていて気分転換しながら進む。
静高平あたりでパラパラ雨が降り出したが、結局降ったりやんだりの繰り返しでテン場に着くまでは大したことはなく本降りにはならず良かった。
(光岩ではガスがもう少しで切れそうで、ちょっと長めに休憩したり岩によじ登ったりして遊んでしまったら帰りの時間が押せ押せになってしまいました・・・)
光小屋の水場が枯れているので茶臼からかなり多めに水を担いでいたが、この日はかなり涼しかったのでそんなに飲まず余裕で足りた。でも暑い日だったら厳しかったかもしれない。
最終日は下山だけなので気が楽。のんびり撤収してのんびり下山。畑薙吊橋を渡りしばらく歩いていると
5月に聖に登った際に出会った釣り師の方に再会できてお互いに驚く。
山の世界は狭いですねぇ。
南の南。キツくてツライけど終わった後の達成感は格別ですね。
あと残るは赤石!また頑張らなくては!
ここしばらく日帰り山行しかやっていなかったので、久しぶりにテント泊をしてみることにした。当初の予定では西穂〜奥穂間を歩くはずであったが、天気予報がよろしくないので急遽行き先を南アルプスに変更。南アルプス南部には行ったことがないので深南部・光岳に決めた。
【金曜日】
畑薙湖ゲート前駐車場から湖岸の林道を歩き、畑薙大吊橋を渡って登山道に入る。
ヤレヤレ峠からは100mくらい下ってウソッコ沢に出る。下山時のここの登りはキツそうだ…。
ウソッコ沢小屋前で数名が休憩していた。我々は中に入ってしばし休憩。小屋を出て上河内沢に架かる橋を渡ると急な登りが始まる。途中、1300mの看板を見て、わずかしか標高を稼いでいないことにガッカリ…。
横窪峠を越えて少し下りると横窪沢小屋である。小屋の下に流し台付きの水場がある。小屋の前を通るとき、小屋の方から麦茶をご馳走になる。有り難い。
ここから茶臼小屋までの標高差は800m、ひたすら登る。樹林で日光が遮られるものの、それでも暑い。
茶臼小屋は改装工事中らしく、鉄パイプの足場で囲まれており、外壁の塗装作業が行われていた。小屋に近いテン場は資材置き場となっており、小屋から離れた場所に張らざるを得ない。この時点でテントは4張くらいだったか。
【土曜日】
5時には出発、と思っていたが少し出遅れた。天気は曇りだが眺望は良い。テン場から少し登ったあたりから富士山が良く見え、稜線に出ると北側の上河内岳や聖岳がきれいに見えた。
岩だらけの茶臼岳山頂を過ぎ、希望峰で休憩。仁田岳へは帰路、時間があれば登ることにして通過する。
静高平に着く頃にはすっかりガスに覆われ、時折小雨も降り始めたが、まだカッパを着るほどではない。
イザルガ岳分岐を通過して平坦な場所を歩いていたとき、脇に生えているキノコを見ようとして体の向きを変えたところ、背中に鋭い痛みが走った。虫にやられたのではないかと思い、相棒に確認してもらうと背中とサブザックの間にミツバチのような蜂がいたようである。数秒後、背中を針で突き立てるような強い痛みが襲ってきた。ポイズンリムーバを持ってきた相棒がすぐに取り出して傷口を吸ってくれ、虫刺されの薬を塗る。強い痛みはなくなったが、まだ多少痛い。少し時間をおいてから再度傷口を絞ってもらって薬を塗る、これを光石に着くまでの間に何度か繰り返したら痛みはおさまった。腫れも無いようなのでたぶん大丈夫だろう。
光岳小屋のテン場は平坦で箒で掃いたようにきれいであるが、天気が悪いせいか、テントはまだ見当たらない。
光岳山頂は樹林に囲まれていて眺望もなく、特にどうということもないので、すぐに光石に向かう。斜面を下って行くと前方のガスの中に岩山が見えてきた。霧の中では何も見えないか…と思いながら光石に登ってみた。登山道の反対側は切れ落ちているようだ。時々風で霧が払われると景色が良く見えた。やはり片側は断崖絶壁となっている。ついつい光石でのんびりしてしまい、慌てて出発する。イザルガ岳には寄るつもりだったのだが、ガスで何も見えないし、時間もあまり余裕が無いので通過。仁田岳にも行かないことにする。
復路はガスの中をひたすら歩く。時々雨が強く降りカッパを着込んだこともあったが、長く降り続きはしなかった。登り下りを繰り返すことは往路で分かっていたが、希望峰までの200mほどの登りはキツかった。
茶臼岳に17時過ぎに到着し、明るいうちにテン場に戻れそうでホッとする。朝は良く見えていた聖岳方面もガスの中で何も見えない。
小屋横の資材置き場となってるあたりで雨がザーっと強く降りだし、小走りでテントに逃げこむ。これ以降ずーっと雨が降り続いたので、きわどいタイミングで帰幕したことになる。運が良かったと言うべきか。
夕食後は一気に睡魔が襲ってきてすぐに寝てしまったが、強い雨がテントを叩く音で何度も目が覚めてしまった。
【日曜日】
朝、雨は上がっていたが、ガスに包まれている。しかし、雨の中での撤収とならずに済んだのは有り難い。朝食後に外に出ると、ガスも晴れてきれいな景色が広がっていた。今日は下山だけなのでのんびり片付けて出発する。
横窪沢小屋、ウソッコ沢小屋、ヤレヤレ峠で休憩をとり、林道をダラダラと歩いてようやく駐車場着。金曜日に思った通り、ヤレヤレ峠までの登りが長く感じられた。
下山中、足を滑らせて2度も転んでしまった。1日に2度も転んだのは初めてかもしれない。
久しぶりの山中テント泊、キツかったが、いいトレーニングになった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する