木曾御嶽(田ノ原〜黒沢口縦走)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,344m
- 下り
- 1,713m
コースタイム
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 9:49
天候 | 7/4 晴時々曇(稜線強風) |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
米原 22:31―(急行ちくま)―/02:43 木曽福島 03:50―(バス)―05:10 田ノ原 復路 中ノ湯 ―(バス)― 木曽福島 ―(中央西線・東海道線)― 彦根 |
コース状況/ 危険箇所等 |
田ノ原コース 危険箇所は特にありません 山頂一帯 危険箇所は特にありません 五ノ池〜女人堂 時期的に残雪のトラバース(やや下りながら…)が必要な場所が数ヶ所あります。 傾斜が急で滑落し、手にケガをしてしまいました。 軽アイゼンとダブルストックがあるといいかと思います。 |
写真
感想
ずっとあたためていた御嶽登山計画。
19時のNHKニュースの天気予報を見て2日間晴れると見るや、そのまま急行ちくまに飛び乗って、ド深夜に木曽福島に到着。朝のバスの時刻まで駅で仮眠し、登山口の田ノ原に向かった。
まずは山頂まで単調な火山の登リ。途中でライチョウのつがいに出会った(そういえば雄のソロか、雌とその子達というのはよくあるが、つがいで見るのは初めて)。
山頂はいかにもな宗教の趣であったが、そこから北に進路をとると、宗教の色は薄れて、自然豊かな景観が広がっていて素晴らしいものであった。
ニの池のエメラルドグリーンはさすがに日本最高所の池らしく万年雪が豊富、さいの河原に出ると一気に人がまばらとなり、背後の剣ヶ峰の姿も美しかった。
ところがよかったのはここまで。継子岳登山後に黒沢口を目指して中腹のトラバース道を下る…これが失敗だった(いやいやコース選択としては至極真っ当なんですが…)。谷筋にいくつもの雪渓があり、しかも急な斜面(個人的主観)のトラバースであった。慎重にいっていたつもりでしたが、いくつかめの雪渓で大きく滑落してしまった。
落ちていく先には巨岩が待ち受けている!…いやはやこういうときって本当にスローモーションになるんですね…スピード感はないのに止まらない。岩に向かって落ちていきながら足で止まるか手で止まるかを考える余裕も…。足でいって骨折したら動けない…手ならまだなんとかなるのでは(今思えばあまりに安直)…と傾斜も緩くなったこともあって、岩を手で受けとめた。
手のひらが抉れる感じにはなったものの…まぁ骨折などをすることなく無事にすんでよかった。落ちたのは距離にして30旦、標高差にしても15団度でした。
キツかったのはそこから…破傷風を気にして手を洗いたいがポカリスェットしかなく…それもコップ1杯分にも満たないわずかな状況。背に腹は代えられず覚悟を決めてそいつで手を洗ったが、それからは水もない状況でそのまま最後まで歩かねばならなくなった(しかも手がベタベタするぅ)。
なんとか中ノ湯の登山口にたどり着いても自販機もないし、バスは出たところでしばらく来ないし、ちょっと最後は悲しい山行となってしまいました。
雪渓のトラバースには大いに気をつけましょう!…梅雨明けまではアイゼン必携…がこのたびの教訓です。
※後年になって当時の記憶を元に記録しましたので、思い出補正があると思います。
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