檜枝岐川 下ノ沢左俣
- GPS
- 08:34
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,169m
- 下り
- 1,168m
コースタイム
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 8:34
天候 | 晴れ♪ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
檜枝岐川 下ノ沢左俣遡行 ★駐車場〜竜門ノ滝〜第一ゴルジュ 展望台への遊歩道を進み、下ノ沢に架かる橋より入渓。間も無く、竜門ノ沢の前衛(3m)が見えてくる。深い釜を持っておりドボンしてはアカン釜に見える。左壁をへつり突破できる。竜門ノ沢は二段になっていて、下部はなんとか上がれそうだが、上部を攻略するのは難しそうに見えた。ここは手前より左岸を高巻く。嫌らしい草付きを攀じって行く。沢への復帰は、必要を感じれば懸垂(15m)した方が安全だろう。沢に復帰後は、ゴーロが続く。遡行図で「第一ゴルジュ」と記載されてる場所だが、ゴルジュと呼ぶほど圧迫感はない。 ★第一ゴルジュ〜二俣(1425m 3:2) 小滝が連続する。そろそろ変化が欲しいと思う頃〜第一ゴルジュ出口より、 ・10m上トヨナメ 水線右。取付きの1〜2手が少し難かな。ホールドもしっかりしており、ここをフリーで登れない様だと、この先、ザイルを出す回数が増えそう。直登し、右手灌木を上手く利用し落口へ。 ・6mCS 水線右。落口が嫌らしい。右手、右足は綺麗に極められるが、左足が微妙。水流を受け続けながら、左膝でうまくジャミを極め突破。リーチの差で大きく難易度が変わるだろう。全身ビショビショになる為、レインを纏っておけばと後悔。体を思いっきり冷やしてやった。 さらに、小滝をつないでい行く。左岸上部に草付スラブが見えてくると二俣(1425m)は近い(3:2)。この二俣までが意外と長く距離を感じた。ここはビバーク適地が広がる。蒔きも豊富に確認できた。 ★二俣(1425m 3:2)〜第二ゴルジュ 二俣を過ぎても、小滝が連続する。 ・7mトイ状(第二ゴルジュ入口) どこでも突破できそうだ。ドボンしてもOK釜が受け止めてくれるので、攻めてもいいだろう。 その直後続いて、 ・8mくの字(二段) 下部は容易に水線右を攀じれる。上部はハング気味になっている為、そのまま落口に達するのは難しい。右手がホールドをガバッととらえられるので、比較的安定。水流をまたぎ突破する。 ・10m3条スダレ滝 右岸に巻き道も見えたが、この巻きは厳しそうに見えた。さすがに巻きかぁ…と、思いながら水線に近づいて見ると、中央水線右側が順層で行けそう。取りついてみることに。少し滑りが気になったが、そこはタワシで擦りあげフリクションを確保し突破。 ★第三ゴルジュ(入口〜出口)〜奥ノ二俣(1770m) ・8m 左ルンゼ(入口) 左岸巻くようだが、水流さえ突破し、左壁に渡れれば行けるかも…と、オブザベし、ダメ元で取り付いてみる。水流を全身に浴び左壁へトラバース。全身ずぶ濡れになり、左に渡った。上部を見上げるとハング気味で嫌らしくも見え、不安定なルンゼかと思ったが、ホールドは豊富で安定している。一部剥がれそうなホールドもあったが、比較的ガバッと取れた。 ・6〜7mの連瀑 ホールドもしっかりしてる。 うまく拾って攀じれる。 ・10m(中間) パッと見て、直登はないなと判断。 左岸巻き。笹薮へ突っ込んで行き落口目指してトラバース。ここでの滑落は許されない。シッカリとした灌木もあるので、苦手意識があれば確保をして行こう。 ・10m(出口) 深い釜を持つ。ドボンOK釜の様に見え、泳いで水線左にも取付そうだったが、冷えたカラダを再度濡らすのを嫌い右岸巻きし、容易に落口に達した。攀じるならザイル30mもあれば十分。 それを過ぎると、間も無く、奥ノ二俣となる。 ★奥ノ二俣(1770m)〜源頭 正面に(左岸より)、10mほどの滝が見えてくる。近づくと二俣だと分かる。左俣奥には12m滝が見えている。 ・12m 左から容易に登れる。 その後、出てくる二俣、(1:2)、(3:2)は、水流の多い方へ進み、藪漕ぎほぼゼロで小屋直下登山道に合流できた。 ★登山道 とても整備されてて歩き易い。 ※全体的に攀じれる滝が多い。どちらかと言うと、高巻きの方が嫌らしく見えた。 ( 概要:teamJA20 ) |
写真
感想
桧枝岐下ノ沢
下ノ沢は駒ヶ岳直下を源頭とし、この流域最大の竜門ノ滝を有し、ゴルジュと滝の連続する豪快な沢である。
〜日本登山体系 南会津・越後の山より〜
今回で通算6回目の沢登り。
過去に遡行した沢は水量少なくてゴーロや巨石帯歩き主体でしたが今回の桧枝岐下
ノ沢は適度に水量もあり各滝には綺麗な釜もヽ(^o^)丿
滝は高巻きした3つ以外はノーザイルで登れました。
と言いつつ自分がトップで登った滝は1つだけで他のすべてはteamJA20さんトップで登ってもらいました^^;
teamJA20さんの登攀を見た後なので自分も落ち着いて登ることが出来ました。
teamJA20さんは6mCS滝を目の当たりにした時ドキッとしたとの事でしたが自分は一見巻きに見える10m3条スダレ滝を登攀するteamJA20さんを見てドキドキでした(笑)
取り付きでホールドはあるもののヌメリが酷そう、時折タワシでゴシゴシ擦りながらしっかりとホールドを見極め、そして途中右のトイを足掛かりにして攻略。
私もトレースして10m3条スダレ滝の上に立つ『jaian37、今回もやれば出来る子!』
時にはteamJA20さんが右ならば自分は左と個性を少し出せて満足の滝登りが出来ました。
滝の登攀以外にもteamJA20さんの無駄に濡れない様なコース取りの歩き方、必要最小の高巻きで体力の消費を抑えるなど、
とても勉強になりました。
またよろしくお願いいたします。
今回はFEELさんが発熱のため参加できずとても無念そうなメッセージを頂きました。
時期を改めてまた訪れたい沢であります。
源頭は、会津駒の美しい草原が広がる下ノ沢。ほぼ藪漕ぎなしで詰め上がれ、気持ちイーィ♪振り返ると詰めてきた下ノ沢を見下ろせる☆。
全体的に攀じれる滝が多くて充実度は高かったッ♪。ガイドには、サラッと「難しくはない…」と記載されているが…。
第三ゴルジュの出口の滝〜ドボンしながらでも、攀じればヨカッた。
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