ゆっくりゆっくり金剛山 〜31年ぶりの大住谷〜
- GPS
- 07:23
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,424m
- 下り
- 1,280m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
南海高野線・河内長野駅 行き:南海バス・小深バス停 帰り:南海バス・金剛登山口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道大住谷線の上部は道標なし。 テープのみ。夏場は迷いやすいかも。 東條山へも夏場はブッシュか? 千早峠からはダイヤモンドトレイルで整備されている。 |
写真
感想
奥さんの「また金剛山?よく行くね。」の声をうけながら、一週間ぶりに再び金剛山へ。31年ぶりに小深の先から大住谷を登ってみようと計画。
「1979年版 山と高原地図・金剛山岩湧山」のルート解説書メモ欄に古い書き込みを見つけたからだ。「1980年1月6日(日)曇り・雪。大住谷から稜線への道が困難。道標はあるがわかりにくい。」
簡単な図まで書き込んである。ほとんど記憶はないが、道がわからずあちこちウロウロ。伐採跡をよじのぼった記憶がかすかにある。8時50分大住谷を歩き始めて、千早峠、山頂を経て、水越峠へ下り、森屋まで歩いたと記してある。森屋に午後4時到着。
今回どこまで歩けるかわからないが、山頂からセト経由で黒栂谷を下ってみることにする。時間がなければ千早本道が使える。
小深でバスを下車し、府道を10分ほど歩けば、小梁(こやな)橋。橋の横に林道・大住谷線のゲートがある。林道をひたすら歩く。結構しんどい。ゆっくりゆっくりと歩く。植林の中は静かだ。杉の樹齢が古いのか、高くて太い。そのため周りは結構明るい。渓流の音を聞きながら歩く。林道を登り詰めたところから山道に入る。雪も多くなる。しかし冬のため踏み跡がはっきりしており、迷うことはない。広い見通しのよい谷に出た。昔この辺りで迷ったのかな??踏み跡を頼りに登ると、ちいさな赤いテープがあった。周りをよくみると植林の中にテープが少しある。最後の急登を詰める稜線(尾根道)に出た。朽ちた「○住谷」の道標が杉の根元に立てかけてあった。「東條山→」と書かれた赤いテープに従って、左へ進む。
快適な雪道。東條山はまだまだ先。コンパスと地図で確認。赤滝谷への分岐点で迷ったが、ここも書き込みのある赤いテープに助けられた。ふかふかサラサラの新雪の中をひとり進む。最後の急登の先が東條山(880m)。
片側は杉。反対側はブッシュで、眺望はゼロ。しかし新雪の頂上でウロウロぐるぐる、中年オヤジがひとりはしゃぐ(恥)。すねまでの雪の笹原の中を下る。植林の中の広々した谷へ降りる。事前にチェックしたHPで見たガレージ発見。その前を通り、赤い杭の柵沿いに千早峠へ向かった。
千早峠からは先日も歩いたダイヤモンドトレイルをたどる。ここでやっと2〜3組のハイカーと出会った。中葛城山は南斜面がひらけ、風もなくポカポカと暖かい。ここのベンチで昼食にする。メニューはおにぎり&シーフードヌードル&ワンカップの定番セット。今日はスルメ付き。ベンチで湯を沸かし、なにげなく腰を下ろすと、ベンチの上に乗せただけの板が傾き、せっかく湧かしたお湯がひっくりかえってしまった。あ〜あ〜。残っていた水で再び湯を沸かすも、気分消沈。でも暖かいポカポカした日差しの中、ここで50分以上も長居してしまった。いいところです。
山頂まではアイゼンをつけたため快調に歩く。14時54分国見城趾広場到着。平日のため山頂は人影もない。予定通り、セトを経由して黒栂谷から下ることにする。しかしセトまで道標なしとの看板もある。広場の階段下から山道に入る。地図よるとセトまで30分。踏み跡を歩く。急な杉林を下ると水場があった。どこかのHPの掲載写真で見かけたような水場。丸い金タライ。ちらっと不安がよぎる。後戻りはできないので狭い谷の中を慎重に歩く。ロープが取り付けてある4〜5mぐらいの大きな岩。ロープを握って岩の狭い裂け目に足をかけながら慎重に降りた。しばらく歩くと前方に丸木橋が見えた。
あっ、ここはタカハタ谷とツツジオ谷の分岐だった。黒栂谷を歩くつもりが、タカハタ谷を下ってきてしまったのだった。セトへの道を誤ってしまった。後悔後悔。
林道まではすぐ。アイゼンをはずして、バス停へむかった。
本日の歩数:23000歩 歩行距離:18辧 (盥垰間:6時間15分
コメント
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katatsumuriさん こんばんわ。私もその頃(79年版)の「山と高原地図」持ってましたが捨ててしまいました。惜しいことしました。これだけ雪があれば
23日楽しめそうですね
昨日もガッツリ歩けましたよ
東條山はなかなかワイルド。
オヤジが独りではしゃいでました
でも心残りはセトから黒栂谷を歩けなかったこと。
山頂の国見城趾広場からセトへはどう下りるか知ってますか?
katatsumuriさん こんばんわ。
「セト」へは昨年秋の台風で元々の正規のコースが
崩れて迂回路が設定されてるようです。
どのコース案内もセト経由の登りばかりで、山頂からの下り口は見あたりません。
しょっぱなの下り口がわからずウロウロしました。
聞けそうな人もいないし。
結局間違っていたのですね。
千早本道とならんで一般的な道だとどこかに書いてあったのですが・・・
意外と雪多いですね
こちらから眺めている分には頂上だけ木々が白っぽく
見えるだけです・・
これまでよく準備運動の「歩き」をがんばっていたから
すいすい登れたんでしょうね。
下りも無事でなによりでした。
to-mocoさん、こんばんは
昨日はガッツリ歩けました
頂上はもちろん、小深からの大住谷〜東條山も雪がたっぷりで冬山体験できました
でも、だれもいません。やはり静かな山を仲間で歩きたくなりますね。
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