茶臼小屋クローズ前に上河内岳、茶臼岳、仁田岳に行く
- GPS
- --:--
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 2,698m
- 下り
- 2,687m
コースタイム
- 山行
- 9:08
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 10:31
天候 | 晴れ→霧、晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
静岡井川の畑薙へのアクセスが、 一番の核心だと思います。 新静岡インターから梅ヶ島方面と分かれ、口坂本との分岐から井川まで、狭い道を延々30km。疲れます。 また、前日移動の場合、新静岡インターすぐのローソン、サークルKで食事等買わないと、登山口まで、一切店がありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
吊橋、梯子はやはり怖いです。 途中、板が軋むのがあり、やはり注意です。板が抜け気味の箇所もあるので踏み外し注意。 下山の最後、吊り橋を超えてからヤレヤレ峠に上がってアップダウンするところがしんどいです。その末の畑薙大吊橋で大井川および大河原を渡るため、足が笑ってバランスを崩したり、疲れだったり、気の緩みだったり。 ご注意ください。 それと仁田岳は希望峰から縦走路から外れるため、這松との格闘で東海フォレストの表示よりかかると思います。 |
その他周辺情報 | 白樺荘 TJAR 4連覇の井川の英雄 望月将吾氏の関連がおいてあります。 温泉もなかなか、食事もできます。 何より人里より著しく離れていますのでありがたいです。 ちなみに茶臼小屋には、ここも井川観光協会 運営のため、望月将吾氏のものと、やはり昨年の今頃に二百名山ひと筆書きをやっていた田中陽希氏のサイン入りTシャツなどがありました。 |
写真
感想
6月の布引・笊ヶ岳登山の時、大井川を隔てて仰ぎ見た 赤石山脈南方 主稜線 上河内・聖・赤石・悪沢が非常に強烈で、そのうち未踏の上河内に行きたいと思っていました。
その上河内岳の南側 茶臼小屋、上河内岳の北側で聖岳の南側との鞍部にある聖平小屋の営業が来週の3連休までであるということ、3連休は別の計画を考えているため、今週上河内岳へ行ってきました。大井川流域の南アルプス主稜線のうち、静岡側から唯一シャトルバスの縛りがない登山口である沼平ゲート発 畑薙大吊橋から茶臼小屋へのルートで。
畑薙大吊橋も興味があったし、アップダウンが厳しく、中々にしんどいという噂は聞いていて、実際なかなか高度が稼げずしんどいものがありました。道中上河内岳が木の間から時折見えつつ、だいぶ上で嫌にもなります。
しかし、茶臼小屋に到達すると景色はよくなってきます。
初日は、昼に茶臼小屋に到着したため、天候もまずまずなれど結構疲れたしどうしたものか思案しましたが、結局目的の上河内岳へ
聖以南で大きい弧峰 上河内岳は聖平以南辺りから続く二重稜線になっており、南東側の主峰がパっつり切れており、凛々しい姿をしています。
主稜線に出ると、それまでちらちら見えていただけの上河内岳が見えるのとともに、巨漢聖、お供の兎、西方には遠山郷への遠山谷、その先に恵那山、南には茶臼とそこから光岳への稜線が連なります。
東方には布引と笊、富士が。
道中、二重稜線故にお花畑の区間があり、その正面に上河内をとらえると得も言われぬものがあります。
そして、上河内と聖を捉えながら上河内肩に近づいたとき、残念ながら聖平・聖沢に霧が立ち込め、北側の稜線群が見えなくなりました。
翌朝は見えたらしいので残念ではありますが、ある意味想定通りといえます。
一応、笊を視認して帰還しました。
翌朝は茶臼岳を経て、仁田岳へ。
茶臼岳は、主稜線の南端らしく結構景色が素晴らしかったりします。
途中にある仁田池。
ここは今は決してきれいとは言い難いものの二重稜線でお花畑の稜線が続きます。
そして、光へ続く易老岳と仁田岳への分岐 希望峰で道を分かれると、とても実線とは思えない這松が行く手を遮り結構しんどい。何気に三等三角点でもあります。
そしてようやく仁田岳。光へ続く道、光の周りの山々、大井川のダム湖群など中々です。畑薙のダムができる前、ここに上がってくる道があったように見受けられました。光は中々どれがそれなのかわかりにくいと言われがちですが、茶臼からみれば間違えようがありません。真正面ですから。光岳小屋、その周りと思われる高層湿原、手前にイザルガと思われるコブ、その奥にはツインピークの山も。これが池口なのでしょうか。いずれにせよ光に行った時を懐かしむことができました。
折り返して最南 茶臼岳へ。茶臼、および少し光方向へ行った辺りは眺望なかなかによろしいと思います。聖と上河内の奥に赤石、悪沢岳およびその以東の山並み、兎の肩にうっすら槍穂がお出ましになり、恵那、御嶽、木曽の山々、光、笊、布引、そして富士。
茶臼岳の山頂自体は意外に岩稜であり頂上はここも赤石でした。
茶臼小屋では比較的余裕があり快適に寝ることができました。
茶臼小屋は井川観光協会が運営に噛んでいるためか、TJAR 望月氏のサインとポスターが掲げられてました。昨年2百名山一筆書きで宿泊しているため、田中陽希氏のTシャツも。
そして、茶臼小屋からの下山。
小屋から大吊橋までできる限り早く降りることを決め、サクサク降りる体への慣らしも込めて実施。
登り返しが非常にしんどかったけど。
ここはだいぶ早く降りれたかと思います。
聖行きたいなあとか、評判がいい聖平小屋、百間洞の家 名物のとんかつ食べたいとか、明るい状態での兎を踏んでみたい、スキップした大沢も踏んでみたいなど色々です。
圧倒的な迫力が聖にはあります。南から見ると強烈です。
でも、上河内は上河内で方向によっては端正にシュッと伸び、東方には長い尾根筋を張り出す中々に貫禄があって期待通りだったでしょうか。
2週連続の山行。体が持っているのでしっかり慣らしていこうと思います。
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