山梨百名山3座縦走(滝戸山→春日山→大栃山)八代ふるさと公園より周回〜1日に歩ける距離を知りたくて〜
- GPS
- 14:28
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 2,172m
- 下り
- 2,186m
コースタイム
- 山行
- 11:44
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 13:51
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
復路:八代ふるさと公園(車)檜峰神社駐車場(車中泊) |
コース状況/ 危険箇所等 |
感想に詳細を記載 |
その他周辺情報 | ももの里温泉 http://www.fuefukinoyu.com/momonosato/index.html ネット割(520円)http://www.fuefukinoyu.com/ |
写真
感想
――最初に――
恒例の夏のロング(9泊10日)を終えてから初めての山行になる今週末。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-941640.html
山梨百名山をベースとし、少し長い距離を地図を見ながら歩きたいと考えていたところpokepikaさんのレコに魅力を感じ参考にさせていただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。
〜1日に歩ける距離を知りたくて〜
――八代ふるさと公園〜滝戸山――
当初、土曜日に足慣らしでどこか歩いてから日曜日にこのルートを検討していたが、土曜日の方が天気良さそうだったので金曜日の夜出の車中泊。
宿泊地を釈迦堂PAかふるさと公園と迷ったが前者とした。
コースタイムが不明区間があり全体のボリュームが推定できないのでロード区間はヘッデンで歩きとする。
思った以上にロードに街灯がまったくなく、甲府の夜景がより素敵に見える。
空も明るくなり登山道の取り付きを探すも、山と違い細かい道があるのでついつい目立つ通りを歩いてしまい、向昌院まで来てしまった。
お墓を失礼しながら、リルートして先が思いやられる(^_^.)
金刀比羅神社まで、けして歩きやすくはないが迷うことはなかった。
神社で本日の安全をお願いし、二度の林道をまたぎながら尾根を上がっていく。
事前にストリートビューで見ていても林道の取付箇所までは不明だったが、当日はあっけなくすぐにわかった。
歩いていて随分畑を耕したような登山道だなぁ…なんて思っているとイノシシの仕業だと気づく。
とにかくそこらじゅう掘り返してあって、意外と歩きにくい。
滝戸山ピーク手前を右に巻くと間もなく山頂に到着した。
眺望もないので、写真撮影を済ませて次に向かおうと5分程歩いて違和感を感じる。
滝戸山ピークからは3方向に分岐しているが認識が薄かったのか、滝戸山登山口の標識に導かれるままに進み、ミスコースである。
〜キノコ先生との立ち話〜
――滝戸山〜春日山〜鳥坂峠――
尾根歩きも一段落し、稜線歩きへとなり三度林道に下りていく。
途中作業着姿に柄の長いカマを持ったおじさんが本日の第一村人、挨拶して話をしていると親切にキノコについて色々教えてくれました。
『少量たべてしびれるキノコは毒がある』
『雷などの刺激があるとキノコは生えてくる』など他にも面白い話に30分ほど聞き入ってしまいました^^;
林道を少し歩くとなんじゃもんじゃの木があり実際に見ると存在感が大きかった。
説明を読んでいて、自分は自然を観察出来ているのだろうか…
もう少し、色々な事に興味を持たないとせっかくこんなに自然の中にいる機会があるのに勿体ない事をしているように感じた。
鶯宿峠を右に大きく曲がると、登ったり下ったりの繰り返しに自分の脚が売りきれないか心配になり、どうもペースを落とし切れていない感じがする。
工程が長くても、自分を信じて急がず歩けるようになれるように経験値を重ねたい。名所山(春日山最高地点とあり)からは山と高原地図に記載範囲となり、いったん黒坂峠に下りていく、本日のルートは登っているか、下っているかどちらかな気がする
再度登り返して鉄塔が見えてくると春日山の標柱が見え、いくつも春日山に登っているような錯覚をする、次の春日沢ノ頭での眺望に期待して歩き始め一瞬管理道路に引き寄せられるが、右側の登山道に修正し鳥坂峠まで下っていく。
〜二つの初体験〜
――鳥坂峠〜神座山〜鳶巣峠――
鳥坂山を巻いたあと地図を見ながら次のピークの巻き道を探してみた。
しっかりしたトレースはなかったが、これも地形をみながら歩く練習と思い、このピークも巻いてみることにした。
結構尾根の張りだしある南側の尾根を巻く事にして、なるべくコンタ沿いに歩く事を意識しながら現況の歩きやすい箇所を見通す、ちょうど張りだした尾根の先端をまたぐと、2頭の生き物が逃げるように走って行った。
尾根によって視界が遮られていたので、ブライドコーナーを立ち上がった所にその光景だったので少し驚いたが、この日はイノシシがそこらじゅうにいたので、またそれかと気にならなったが、すぐにそれはイノシシではなくクマであることに気づき驚く事しか出来なった。
他の山でも下山後に車中から見た事はあったが、フィールドでここまで近くで見たのは初めての経験で今思えば、私が尾根をまたいでくる直前からすでにこちらに気づいていて逃げ始めていたようで、良いクマで本当に助かったと思う気持ちと同時に安易に登山道をショートカットしようとした事で、彼らの行動範囲に入る結果に反省している。
巻き道を自ら模索した事については、トレースがなく踏まれていないので歩きにくい事、巻いている際に尾根なのか稜線(登山道)に出たのかの見極めの勉強になったが、クマ対策についてもラジオを鳴らして歩く程度では勉強不足であると痛感した。
神座山までは更に登り、脚を消耗させられるが岩場に変化すると、急斜面よりは岩がある方がアキレス腱には優しく思えた。
神座山から見える釈迦ヶ岳が目立ってカッコ良い、この頃から明日はこの続きを歩こうと思い始めていた。
時間的に余裕こそないが、せっかくここまで来たので大栃山を経由の為、鳶巣峠(トビス)に下りていく、その際に少し左膝に違和感があり大切に歩くようにする。
鳶巣峠が見えてくると、何やら枝が折れるような音が『パチパチ』聞こえてきた。
人が歩いて来たのか、それとも…とクマの件で敏感になっている。
すると、今度は二家族ぐらいはいるのでないかというイノシシの群れである。
必至にミミズをあさっているようでこちらに気づかない、携帯カメラで頑張って撮影してもまだ気づかない、親は結構な大きさでクマでないとは言え野生動物なので再度ラジオのボリュームを戻すと、ものすごい勢いで駆け上がっていった。
〜大栃山は優しかった〜
――鳶巣峠〜大栃山〜八代ふるさと公園――
峠からの取り付きあたりは少し急だが次第に緩やかで歩きやすい道が疲労感のある自分にはありがたかった。
先ほどかけ上がったイノシシなのか、突然前方を横切って行き威嚇までされ、今日はそういう日なんだと、ようやく自分の感覚も山に馴染んできたような…
大栃山ピークからは甲府方面がよく見えていて、これまで展望に恵まれない山行だっただけに、嬉しさひとしおでした。
下山ルートも登って来たルートに比べ急斜面もあったが、比較的になだらかに下る事ができ基本的には尾根伝いで歩き、屈曲点には所要時間が記載された案内板がある事で目印になりました。
参考にしたレコにもありましたが、西に大きく曲がる所は自分が歩いていても同じようにロストしやすいと感じました。
バリエーションに近いルートなどは、事前に情報をたくさん入れ、机上登山の大切さを再認識できました。
最後が西尾根である事も味方して暗くなる事はなさそうでしたが、早めに尾根から離脱してロードに出る事にするとそれが裏目に…^^;
ロードと山道の間に畑があり、そこには獣よけの電流線が張り巡らせてあるので、うかつに近づけません。
少し畦道を迂回して舗装路にでると、通りががった軽トラのおじさんに開口一番
『クマと会わなかったか?』と聞かれました。
『なんで知っているのだろうと?』一瞬本気で思った自分が可笑しかったですが、
それぐらい、このあたりの畑もイノシシとクマが夜中に現れては、やられているとの事、他にも色々参考になるお話しを聞かせてもらっているその時にもイノシシが隣に現れ、今日だけでも20頭近く見たように思います。
――最後に――
今回の経験により、知識や情報を増やし山の事をもっと勉強する必要性を感じます
クマ対策、不明瞭なルート対策については今後の大きな課題となりそうです。
そして知人の大会(トレラン)の感想や、グレートトラバース2などを見ていて刺激を受け、自分自身が日帰りで歩ける許容範囲距離については30キロが一つの基準になりそうです、累積高低差やルートの性格に左右されると思うので引き続き同じような山行も計画して様子を見たいと思います。
(結局のところゆっくり、じっくり、味わいながら歩く事に落ち着きそうですが…)
〜【立ち寄った場所について】〜
〜山梨百名山〜
滝戸山(42座目)
春日山(43座目)
大栃山(44座目)
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