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記録ID: 96598
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ハイキング
奥多摩・高尾

倉戸山

2010年07月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
02:50
距離
6.5km
登り
741m
下り
728m

コースタイム

女の湯バス停 10:00
倉戸山    11:15-11:30
大麦代展望台 12:20
水と緑のふれあい館(奥多摩湖バス停前) 12:50
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
奥多摩駅 09:30-(西東京バス)-09:51 女の湯バス停
(帰り)
奥多摩湖バス停 13:45-(西東京バス)-14:03 奥多摩駅
コース状況/
危険箇所等
女の湯バス停から倉戸山への道は、「山と高原地図」では赤破線のバリエーションルートとされています。しかし登りで歩く分にはほとんど不安はないと感じました。ただし下りでは、踏み跡の不明瞭な広い尾根で道を外しやすいのだと思われます。

倉戸山から倉戸口バス停への道は、一般コースですが、かなり下ったあたりに少々荒れている箇所がありました。ほんの短い区間ではありますが。崩れかけたような急斜面を立ち木に掴まって体勢を確保しながら下るようなことなっています。
ほかがずっと歩きやすかったのに対して、この一帯だけ不自然なほどに道の様子が豹変するので、道を外してしまったかと思ったほどです。

倉戸口バス停へ下りきる手前から大麦代展望台へと続く道は、細いながらも問題なく歩けました。そして展望台の先が「見はらしの丘」の遊歩道に繋がっていて、奥多摩湖バス停に向かうことができます。
女の湯バス停の立つトンネル脇から、道標に従って湖岸遊歩道に入ります。
2010年07月10日 09:56撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
7/10 9:56
女の湯バス停の立つトンネル脇から、道標に従って湖岸遊歩道に入ります。
すぐに湖岸遊歩道と登山道との分岐点。道標には注意書きが添えられていました。
2010年07月10日 10:00撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
7/10 10:00
すぐに湖岸遊歩道と登山道との分岐点。道標には注意書きが添えられていました。
最初の急登が一旦おさまると、緑の回廊とでも呼ぶべき夏らしい趣の中を進んでいきます。
2010年07月10日 10:24撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
7/10 10:24
最初の急登が一旦おさまると、緑の回廊とでも呼ぶべき夏らしい趣の中を進んでいきます。
倉戸山の頂上は樹林に囲まれていて、この時期には全く展望がありません。
2010年07月10日 11:16撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
7/10 11:16
倉戸山の頂上は樹林に囲まれていて、この時期には全く展望がありません。
この分岐標識が頂上標識を兼ねているようです。
2010年07月10日 11:13撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
7/10 11:13
この分岐標識が頂上標識を兼ねているようです。
三角点は分岐標識よりも女の湯方面へ少し歩いた所にあります。
2010年07月10日 11:14撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
7/10 11:14
三角点は分岐標識よりも女の湯方面へ少し歩いた所にあります。
「見はらしの丘」の案内図
2010年07月10日 12:21撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
7/10 12:21
「見はらしの丘」の案内図
奥多摩湖バス停前の「水と緑のふれあい館」
2010年07月10日 13:35撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
7/10 13:35
奥多摩湖バス停前の「水と緑のふれあい館」
撮影機器:

感想

梅雨に入って天気のスッキリしない週末が続いた上、先々週に右足首を痛めたりしていて、約1ヶ月ぶりの山です。体力が鈍っていそうな上、足首の不安も残っているので、今回は近場の軽い山の中から選んで、奥多摩の倉戸山に出掛けてきました。

軽い山だけにゆっくり出掛け、奥多摩駅にも少し遅めに到着して、すでに停まっていた丹波行きのバスに乗り込みます。バスは2台出ましたが、女の湯で降りたのは私1人だけ。どうやら当面は同行者がいないようです。バス停の立つトンネル脇から、道標に従って湖岸遊歩道に入ります。

少し進むと、湖岸遊歩道と登山道との分岐があって、登山地図が赤破線としているルートらしく、分岐点に立つ道標には注意書きが添えられていました。
そこには「大変急峻で」「不明瞭な場所が多く」と書かれていましたが、しかし結果的には必ずしもその通りではなかったので、やや過剰に不安を煽られた感は否めません。少なくとも「急峻」については全く当たっていないと言い切れるでしょう。この程度の道を急峻と言っていたら、ほとんどの登山道が急峻になってしまいます。

登山道はまず急な登りから始まり、それに耐えて登っていくと、一旦ほぼ平坦な尾根に出て、ひと息つくことができました。このあたりでは、緑の回廊とでも呼ぶべき夏らしい趣が感じられて、見た目も涼しげな道です。

しかしその後は再び急登となって、それが頂上付近まで続いていきました。途中で植林帯の殺伐とした一帯を抜けると、いよいよ傾斜がきつくなります。地面は岩屑でガレ気味となり、途端に道筋が不明瞭になりました。登りでは尾根を外さないように進むのは容易でしたが、下る場合には注意が必要となりそうです。ようやく傾斜が緩み始めると、もう頂上は目前に迫っていました。

女の湯側から登ってくると、まず三角点の脇を通り、その奥に頂上標識が立っていました。標識の地点が、小広い頂上のほぼ中央に当たるようです。誰ひとりの姿もなく静かなので、今日は倉戸口方面から登る人もいないのでしょう(実際、下山するまで全く人の姿を見ずに終わっています)。
周囲は樹林に囲まれていて、木々が葉を茂らせているこの時期は全く展望がありません。ベンチもないので、三角点に腰掛けての休憩となりました。

倉戸口・熱海方面の道標を確認して、下山を開始します。こちらは登山地図が赤実線で描いている一般コースで、しばらくはほぼ一定した傾斜の、歩きやすい道が続いていきます。下っていくうちに奥多摩湖がチラチラと見られるようになって、それがどんどん間近に感じられるようになります。

しかし、かなり下ったところで、それまでずっと歩きやすかった登山道が大きく様変わりしました。
みるみる道幅が細くなった上、半分崩れかけたような頼りない道で急斜面を下るようになるのです。立ち木に掴まって体勢を確保しないと下れない箇所も出てくるなど、それまでの快適な道からのあまりの豹変ぶりに、道を外したかと疑ってみたほどでした。
それでもその状況は長くは続かず、ほとんど流れていない小さな沢に降りて対岸に出ると、その先では普通の道に戻っていきました。

さらに下るとすぐに人家が現れて、やがて道路に出ます。その先で道標に従えば倉戸口バス停に出られますが、周囲に何もない所でバスを待つのも味気ないですし、たった2時間で山歩きを終えてしまうのも勿体ないので、もう少し山道を歩いていくことにしました。

倉戸山からの下山後に、大麦代展望台を経由して「見はらしの丘」遊歩道で奥多摩湖バス停に出る道は、「東京都の山」(山と溪谷社刊)の地図に載っていたものです。
倉戸口バス停へ下る道を見送って車道を直進すると、すぐに大麦代展望台への山道を示す看板が現れました。看板が示す矢印の方向を見ると、草に埋もれかけた細い道が、辛うじてあるような、ないような。
「本当にこんな道で大丈夫か」と心配になりますが、同書に「道は細いがしっかりしている」とある通り、歩き始めてみると、すぐに明瞭な道に変わりました。途中にはややヤブが濃くなる場所もありましたが、やがて見晴らしの良い平坦地に出て、そこが大麦代展望台の跡地でした。
大麦代展望台の先には遊歩道が続いていて、少し進んだ分岐点には「見はらしの丘」の案内図が立っていました。

あとは、辻々に立つ道標や所々にある案内図を頼りに、遊歩道を繋いで「奥多摩湖口」へと向かいます。
残念だったのは、「見はらしの丘」の中でも展望の良いところは園内東側にある八方岩展望台の周囲に限られるらしく、大麦代展望台から奥多摩湖バス停へ歩く間にはほとんど展望が楽しめなかったことでした。
最短ルートを歩かずに、かなり登り返したりして高い所を通って歩いたのでしたが、それでもあまりパッとした眺めは得られませんでした。

最後は水と緑のふれあい館に入って、パノラマレストラン「カタクリの花」でお昼を食べていきます。最上階にあるレストランは展望が良く、ちょうど窓側の席が空いていたのも好都合でした。
注文したのは、季節メニューの“冷やしたぬきそば”。公共施設内のレストランなのであまり期待をしていなかったのですが、ソバにはしっかりとした風味があり、しかも具だくさんで、満足できる一品でした。

詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2010_07_09/mt2010_07_09.html#20100710

写真主体のブログ版
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2010-07-10

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