焼岳 上高地から中の湯〜雨の上高地・岩と噴煙と展望の焼岳
- GPS
- 15:12
- 距離
- 36.3km
- 登り
- 1,242m
- 下り
- 1,218m
コースタイム
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 8:43
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 6:27
・昭文社 山と高原地図 「37 槍ヶ岳・穂高岳」(2014年版)
・昭文社 山と高原地図 「38 乗鞍高原」(2016年版)
天候 | 1日目:→ 2日目:→ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
府中スマート→松本 中央道・長野道 196.7km 3,370 松本→あかんだな駐車場 約49km (安房峠道路:770) あかんだな駐車場 1,200(2日間) あかんだな駐車場→上高地バスターミナル 濃飛バス 1,160 起点:上高地バスターミナル 終点:上高地アルペンホテル 上高地アルペンホテル <2日目> 起点:上高地アルペンホテル 終点:中の湯温泉旅館 (タクシー) 中の湯温泉旅館→あかんだな駐車場 4,450 あかんだな駐車場→アルプス街道平湯 約1.5km アルプス街道平湯 アルプス街道平湯→平湯大滝 約1.2km (観光)平湯大滝 平湯大滝→松本I.C. 約47km (安房峠道路:770) 松本→府中スマート 長野道・中央道 196.7km 3,490 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○上高地 ・全般的に高低差もあまりなく、全般的に歩きやすい遊歩道。 ・特に左岸側の道は、ずっと道幅が広い。 ・右岸側は左岸側よりは狭いが、それでも始終二人分以上の道幅はあると思う。 湿原とか沢が多くあり、木橋・木道がたくさんある。 ○焼岳 ・上高地側から登ると、序盤はなだらかな登りが長く続き、徐々に傾斜を増していく感じ。 岩が目立つようになると、ハシゴ、クサリなどが出てくる。 ・一番の難所は垂直に近い10mほどのハシゴ。少し緊張するところ。 このハシゴの直後にクサリがあるが、これを過ぎれば焼岳小屋まで難所はない。 ・焼岳小屋から山頂に至る道は岩ごろごろの急登。山頂までは意外と長く感じる。 浮石を踏まないように、落とさないように注意。 噴煙が出ているところもいくつかあり、局所的に硫黄臭がキツい所もある。 ・中の湯への下りは、序盤は眺めのいい緩坂、中盤は笹とダケカンバの明るい樹林帯で、終盤は薄暗い樹林の急坂。 下るにつれて傾斜が増していく感じ。 大き目の段差はあるが、ハシゴ、クサリなどはない。 |
その他周辺情報 | ○コース中の有料施設 ・明神池 300 ○温泉 ・上高地アルペンホテル (日帰りも可能) ・中の湯温泉旅館 700 |
写真
感想
1日休みを取って4連休。
真ん中の2日を使って焼岳と上高地へ。
当初は1日目に中の湯から焼岳に登り、上高地に下ってそのまま1泊、2日目に上高地を歩き回る、という予定だったけど...
1日目が雨予報なので、入れ替えて1日目に上高地を歩き回ってそのまま1泊、2日目に上高地から焼岳に登って中の湯に下る計画とした。
といわけで、1日目は小雨降る上高地を散策。
まずは宿泊場所の上高地アルペンホテルに荷物を預けて身軽になり、
河童橋→明神池→徳澤園→河童橋→田代池→大正池→河童橋
と、散策とは言えないほどにがっつり歩き回って20km超。
高低差がほとんどないとはいえ、けっこう疲れた。。。
主役の穂高は上半分が厚い雲に覆われて、感動の絶景とはいかなかったけど、ガスで真っ白にならなかっただけましというもの。
午後には周囲の山並みも垣間見えて、眺望もそこそこに楽しめた。
そして上高地は山の眺めだけでなく、水の流れを楽しむところ。
曇っていても青緑色の水が流れる梓川を軸として、そこに注ぎ込む幾多の沢に湿原。
とても水が豊富で、広い池もちょっとした水溜りも、とても水が澄んでいる。
悩んだのは2日目。
とりあえず宿の朝食は弁当にしてもらったものの、天気予報は午前は晴れで昼頃に少雨、という予報。
山にするか観光にするか決まらないまま、夜明けの頃に河童橋に出てみると、若干薄雲は掛かっているけど、周囲の山は山頂まで見えていた。
というわけで、河童橋近くのテーブルで弁当を食べつつ腹を決めた。決行。
結果的には登っておいて正解だった。
朝から多めの朝食の弁当が効いたのか、前日の上高地歩きが準備運動になったのか、
とても快調で足取りも軽く、4時間20分のコースタイムのところを3時間半ほどで山頂に着いた。
序盤は眺望のないなだらかな道が長く続き、徐々に傾斜を増していく。
短いハシゴが現れ始めて、岩が目立つようになってくると、見晴らしが良くなる。
緊張する長いハシゴと鎖場を超えて、稜線を見上げながらジグザグの急登を越えると、焼岳小屋に着く。
焼岳小屋で小休止して、あとは稜線歩きなのだが、けっこう急登でキツい道。
至る所に温風が吹き出る穴があり、登るにつれて噴煙が噴き出しているところが多くなる。
稜線に出てからがけっこう長い感じがあるけど、疲れを忘れるほどに岩と噴煙と展望が楽しめる。
山頂からは、穂高に続く稜線と、前日に歩き回った梓川と上高地の眺め。
南側は既に雲に呑み込まれていてい、乗鞍はまったく見えなかった。
しばらくすると、穂高の奥に槍ヶ岳が姿を現し、長い稜線を持つ笠ヶ岳も姿を現す。
登っておいてよかった!
中の湯への登山道を下る。
序盤は岩だらけの花畑。時期的に花はほとんどないけれど、ものすごい量のシラタマノキ。
笹が現れ始めると、そろそろ紅葉が始まっているナナカマドとダケカンバの樹林帯。
広場に出るまでは眺めは良さそうだけど、すっかり雲の中で真っ白だった...
広場から先は、駐車場に出るまで展望のない深い森。
急斜面でけっこうキツめの道だった。
駐車場に出てしまえば、あとは中の湯温泉まではすぐ。
中の湯温泉に着いたら時間指定でタクシーを呼んでおき、あとは時間までゆっくり温泉。
さすがに秘湯の宿、いいお湯だった。
というわけで、2日間の上高地と焼岳。
天気が惜しかったけど、上高地も歩き回れたし、焼岳の絶景も楽しめたし、満足な旅だった。
○すべての写真(Googleフォト)
https://goo.gl/photos/eUS5t6t49iXRsxnC9
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