記録ID: 973984
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ハイキング
関東
群馬 諏訪山に登る
2016年08月28日(日) [日帰り]
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- GPS
- --:--
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,025m
- 下り
- 1,099m
天候 | 雨が降ったり止んだり 終日ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
楢原登山口への林道上部は落石後の小石が散乱しているので道路状況を調べながら進むこと。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
群馬県 諏訪山(1549.6)に登る 日時:2016年8月28日(日) 天気:雨が降ったり止んだり 終日ガス コース:林道(名称不明)〜楢原登山口〜湯ノ沢の頭〜トタン小屋〜三笠山〜諏訪山往復 メンバー:単独(日曜日にも関わらず山中での出会いなし) 諏訪山は31年前(1985年)日航機が墜落し520名の犠牲者を出した御巣鷹山から約5卷姪譴卜イ譴浸魁はじめはこの山に墜落したのではないかとも思われていた。山そのものは標高こそ高くはないものの(1549.6)、山深くしかも大きく山頂手前の三笠山付近は岩場が続き変化に富んでいる。登山コースは沢沿い浜平コースと尾根伝いの楢原コースの二つ。 はじめ浜平コースから登る予定だったが、昨日はほぼ一日中雨が降り続き増水で登山道が荒れているのではないかと判断し楢原コースに変更。 ところが楢原コースの登山口まで林道が走っているものの道路の状況がさっぱり掴めない。ひょっとすると昨日の雨でどこか陥没でもしていないだろうか、おまけに昭文社の「山と高原地図」にはパンク注意とも記されているがそれが何を意味しているのか分からない。ネットで検索すると川の駅上野村(昨夜車中泊した場所で広い駐車場もあり立派な施設)から楢原の登山口まで林道を歩いたとの記録も見られた。もし歩けば片道だけでも1時間以上かかり往復するとなると2時間近くかかる。と言う事は時間のみならず体力まで余計に使うことになる。林道終点である楢原の登山口から往復で6時間以上。それに2時間加えると果たして体力がもつかどうか心配になり(当方73歳)、とにかく車で入れる所まで入ってみようと思い川の駅上野村を午前6時前出発。 林道入口は川の駅から目の前の県道を東に向かう。すると300m位で最初のトンネルに出くわすが、このトンネルの手前で山に向かって右折する(入口には標識らしきものは一切なし)。舗装された林道を三分の一位上った所に大きな工場(べレット工場)があり、一そのカーブ地点にある広場に車を駐めた。車から降りてさらに上の道路状況を偵察するとまだ上まで走れそうだったので車を移動。結局右手にある堰堤少し下の林道が右に大きくカーズする道路脇に駐めることにした。 林道そのものは道幅も広くきれいに舗装されているのだが落石後の小石があちこちに散乱している。場所によっては車で乗り入れることが出来ない所もあり無理して乗り入れるとパンクをしたりUターン出来なくなるので偵察を繰り返しながら走行することである(道路の状況はその時によって異なる)。 駐車した場所から林道の終点である楢原登山口までは歩いて20分位だったと思うが、川の駅から歩く事を思えば随分体力の消耗を防ぐことが出来た。運良く林道終点まで車を乗り入れる事が出来れば、小屋の前の空き地に4〜5台位は駐車可能。さらに道路脇にも何台かは可能。 楢原コースそのものを振り返ってみるときついのは何と言っても登山口からの最初の上り。はじめ小沢を左にみながら緩やかに登るが、堰堤を過ぎた辺りからだんだん急になってくる。沢から離れだすと、左手下に大きな滝が二つほど見えてくる(とくに二番目の滝は水量も多く豪快できれい)。上りはますます急となり、斜面をジグザグに登る。2ヶ所ほど道の脇にお堂がありこれらを見送りながら、スリップしないように登る。すると登山口から40分近く登ったところでようやっとジグザグの急登が終わり、右手の斜面に向かって巻き道(トラバース道)が始まった。10分足らずで緩やかな稜線鞍部に達し、左手に「諏訪山」の道標が現れた。ここから始めのうちは尾根伝いに緩やかに登ったかと思うと尾根から少し外れたり、あるいは尾根を跨いだりしながら緩やかに登る(小倉山は山頂を通らず東斜面を捲いている)。 稜線鞍部から緩やかな上りや下りを繰り返す事、約40分で「八海山 堤頭羅吒 神王堂」と記された立派なお堂が狭い稜線上にあった。板戸を開けると室内はきれいでお供え物もあった。避難小屋としても使えそうで仮泊することも出来そうなので緊急時には有り難いと思った(修行の場であるようなのでむやみやたらと使わない事。登山口や登山中にもお堂があったようにこの山は信仰の対象として今も登られているようだ)。 お堂の目の前は巨岩が立ちはだかり直進は不可能。そのため巨岩の手前からアルミの梯子を使って右手(西)の斜面を大きく下降。その後巨岩の基部を回り込んで再び尾根に出る。すると湯ノ沢の頭(お堂から15分足らず)で浜平コースとの合流点だった(頭と名が付いていたので小ピークかと思っていたが小さな鞍部だった。 湯ノ沢の頭からも尾根から外れたなだらかな上りがしばらく続いたが、30数分位経った所で比較的きつい上りが始まった。稜線から西側に外れた斜面の上りで10分足らずで稜線直下のトタン小屋に達した。小屋と言っても屋根は破れ雨宿りさえも出来ないほどの全く使い物にならない小屋だった(小屋とは名だけ)。 この小屋を過ぎるとコースはほぼ痩せた稜線伝い。木の根っこや岩稜が次々に現れ、それに伴いロープやアルミの梯子などが頻繁に現れる。危険と言うほどでもなく、中にはこれらを使わなくても十分登れる所は沢山あった。トタン小屋からいくつかの小ピークを越して45分余り(個人差あり)で三笠山(シモヤツウチグラ)へ。山頂は狭く祠もあり天気が良ければ360度の大展望が楽しめるはずだったが残念ながらガスって何も見えなかった。また山頂から諏訪山まで723mと記された案内板があったのですぐ近くかと思ったら意外と長く実に35分もかかった。 三笠山から諏訪山に向かっては岩場の長いロープを使っての下降もあったが見た目ほど難しくはなく、逆に登りとして使ってもロープウェイは要らない位だった。この岩場を下ると鞍部に達し、あとは樹林帯の中の上りだけ。ところがこの上りが意外ときつかった。最初に登ったピークが諏訪山かと思っているとさらにもう一つの奥のピークでがっくり。 諏訪山の山頂は三笠山と異なり比較的広くなだらか。しかし周囲の木々に閉ざされて展望はまたく効かず。それでも静かで落ち着いた雰囲気を十分堪能することが出来た。 下山は登ってきた道をそのまま引き返すだけだが所々不明瞭な場所があり迷い易いので注意が必要。とくに諏訪山から三笠山に向かっての下りは要注意。登山道から外れていると思ったら早めに引き返すこと。ルート上には木々にビニールテープなどが巻き付けられているのでそれを見失わないこと。 (参考タイム) 往路 林道の駐車場所(古い堰堤の少し下)(0.22)楢原登山口(1.24)神王堂(0.13)湯ノ沢の頭 (0.41)トタン小屋(0.43)三笠山(0.35)諏訪山 復路 諏訪山(0.39)三笠山(0.37)トタン小屋(0.46)湯ノ沢の頭(0.14)神王堂(1.07)楢原登山口 (0.21)林道の駐車場所 したがって 往路 楢原登山口〜諏訪山 約3時間40分 復路 諏訪山〜楢原登山口 約3時間25分 追) 林道歩行を合わせると 実歩行時間(除く休憩等) 往復約7時間50分 なお浜平コースの登山口には道路脇に広い駐車場があり簡易トイレもあるが、車中泊するには川の駅上野村がベスト。浜平コースの登山口は駐車場から簡易トイレの脇を通って 川底まで下って橋を渡る。 また登山口近くには入浴施設もある。 |
その他周辺情報 | 浜平登山口の近くに入浴施設あり。 |
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