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Yamareco

記録ID: 984929
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

前穂高(北尾根)➡明神岳(主稜)

2016年10月15日(土) ~ 2016年10月16日(日)
 - 拍手
天候 15日:快晴
16日:晴
過去天気図(気象庁) 2016年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
15日
 起床0:20/出発0:40⇨1:35川嶋PA1:45⇨3:55あかんだな駐車場5:00
 ⇨(タクシー)⇨5:25上高地
 上高地5:50➡6:55徳沢➡7:45横尾8:05➡9:00本谷橋➡
 ➡10:30涸沢ヒュッテ11:00➡12:10 五六のコル13:00➡
 ➡13:30前穂高5峰➡14:15前穂高4峰➡14:30三四のコル15:10➡
 ➡前穂高頂上17:30(ビバーク)➡18:30夕食➡19:00就寝

16日目
 6:30起床/前穂高頂上8:00➡9:00明神岳1峰➡10:45明神岳4峰11:10
 ➡14:55岳沢登山道入口➡15:10上高地

※あかんだな駐車場は3:30より入ること可能。
※タクシー:4人で相乗5000円→1250円/人
15日
五六のコルから
涸沢カール/奥穂高/北穂高
3
15日
五六のコルから
涸沢カール/奥穂高/北穂高
15日
五六のコルから
前穂高5峰を望む
15日
五六のコルから
前穂高5峰を望む
15日
4峰登攀中
16日
前穂高山頂から
2
16日
前穂高山頂から
16日
前穂高山頂から
槍ヶ岳を望む
3
16日
前穂高山頂から
槍ヶ岳を望む
16日
明神岳主稜
16日
前穂高から明神岳1峰迄は
意外と悪い
1
16日
前穂高から明神岳1峰迄は
意外と悪い
16日
明神岳1峰と明神岳2峰
2
16日
明神岳1峰と明神岳2峰
16日
明神岳5峰直下の
南西尾根入る台地。
広々としていて
静かで気持ち良い。
1
16日
明神岳5峰直下の
南西尾根入る台地。
広々としていて
静かで気持ち良い。

感想

◎前穂高北尾根には午後から入った為か、僕らだけでした。
 次の日の明神主稜も殆ど人がいませんでした。
 天気も良くて秋の静かな山行を楽しませてもらいました。

【コース全体】
・晴天が続いた為、事前情報通り雪はなかった。
・岩稜自体はガバで教蕁銑卦蕁
 登山靴でも問題ないが、不安があればクライミングシューズが良い。
・踏み跡は割合明瞭。よく観察して、岩の弱点を探せば見つかる。
 事前に収集した情報とは異なっていた場所もあった。
 情報通りに無理矢理登攀していくと行き詰まってしまう可能性有り。
 よく観察してルートを判断していくと良いと思う。

【コース詳細】
・涸沢ヒュッテ〜五六のコル:
 涸沢ヒュッテ別館の裏手から行く。途中迄、赤ペンキあり。
 例年では雪渓だが今年は完全に雪渓は消えていた。ガレ場は踏み跡有り。
・前穂高5峰:
 踏み跡有り。西穂高〜奥穂高程度の岩場。
・前穂高4峰:
 踏み跡有り。登山ガイドには初め涸沢側から回り込むとあったが、
 奥又白側に踏み跡があり、こちらから登攀した。
 その後、稜線上を行き(涸沢寄りになる時も有り)、
 大岩の下で奥又白側に回り込んだ。大岩直下からは直登。
 ピンやシュリンゲが有り。
 前回は浮き石が多かった印象であったが、
 踏み跡を忠実に辿ればさほど浮き石が多くない。
 情報に頼りすぎず、岩の弱点を探してルートを判断していくと良いと思う。
・前穂高3峰:
 三四のコルから一段上がった所にビレイポイント有り。
 そこから奥又白側に回り込んで登攀。
 二つあるチムニーは涸沢側の岩が詰まったチムニーを登攀。
 以前ここで岩が崩れおちた事故があったので注意。
 全体的に踏み跡を忠実に辿れば良い。
・前穂高2峰:
 懸垂下降。クライムダウンも可能そうであるが、止めた方が良いと思う。
・前穂高頂上〜明神岳1峰:
 全体的に浮き石注意。悪い場所もあるので注意。
 途中のコル2ヵ所に各々1張りずつ可能。明神岳1峰に1張可能。
・明神岳2峰:
 奥又白側に回り込んで登攀。最初の一段上がるところが少し嫌らしい。
 ガバであるが危険を感じれば、
 ザイルを出してクライミングシューズで登攀した方が良い。
・明神岳3峰:
 岳沢側からトラバース。
・明神岳4峰:
 広々した山頂。休憩に丁度良い。ビバーク可。
・明神岳5峰:
 ピークに向かって踏み跡有り。最後は3メートル程度のチムニー。
 そのまま登攀したが、浮き石があるので注意。岳沢からも回り込める。
・明神岳5峰〜南西尾根:
 5峰の下降は広いガレ場の急斜面。
 濃霧時は南西尾根を見失わないように注意。
 南西尾根を下り続けると細い尾根にでる。
 更に踏み跡をたどると岳沢からの白い河原が見えはじめ、
 尾根が途切れると同時に踏み跡が左手に移る。
 この左手に移る時の踏み跡を見失い易いので注意。
 所々、紅葉が綺麗で穂高の見晴らしが良い所あり。
 秋らしく気持ちが良かった。

【装備(クライミング道具)】
 シュリンゲヌンチャク(60僉2)、
 シュリンゲ+カラビナ(120僉2、180僉1)
 ヌンチャク×3、捨シュリンゲ+捨カラビナ、ハーネス、
 ATCガイド+HMSカラビナ、PAS+管付カラビナ大、
 クライミングシューズ(※1)、8.3mm50メートル・ロープ×1、
 ヘルメット、(チョークバック)、(皮手袋(※2))

【装備(一般)】
 登山靴(※3)、登山靴用ビニール袋、コッヘル×1、コップ×1、
 火器、ガス×1(※4)、雨具(上下)、エアマット、シュラフ(※5)、
 シュラフカバー(※6)、ダウン、手袋(中厚手)、毛帽子、
 着替え(保温下着(上))、ツェルト(※7)、テント用マット、
 地図、コンパス、トイレットペーパー、テーピング、
 箸、プラスチックスプーン、コンタクトレンズ、メガネ、歯ブラシ、
 ヘッドランプ、電池(単4×7(※8))、ライター、ナイフ、リップ、
 バンドエイド、ウェットティッシュ、ストック×2、銭湯装、お金、
 (サングラス)、(アイゼン)、

※1:クライミングシューズ
  M:スポルティバ/ジャッカル、N:スポルティバ/TCプロ
※2:皮手袋:全体的に岩は角がとがっている。皮手袋で保護しても良いか。
※3:登山靴
  M:ハンワグ/クラックセイフティー、N:スポルティバ/ボルダーエックス
  クラックセイフティーはソールのクライミングゾーンがすり減っており、
  一般登山道ではスリップしていた。岩場では問題なかったが、変え時か?
  どうでもよいことだが、
  スポルティバ/トランゴキューブとスポルティバ/ボルダーエックスを
  よく見かけた。やはり人気のある靴なんだなと思った。
※4:ガスカートリッジ(プリムス(小))
  消費量➡300ミリリットルの水を5回沸騰させて30グラム消費
 (全重量215g➡全重量185g 満タン時のガス量は110グラム)
※5シュラフ
  M:イスカ/エア630、N:モンベル/ダウンハガー♯2(イスカ280か450相当)
※6シュラフカバー
  Mは改良シュラフカバー(200g)を使用。
  寝返りを打ってもシュラフカバーはずり落ちず。今後も使用可能か。
※7:ツェルト
  結露せず。ベンチレーターを解放して空気が常に流れていた為か。

【レイヤリング】
・前穂高北尾根五六のコル〜明神岳二峰
 保温下着+ドライフィットシャツ+ウインドブレーカー
 +ロングパンツ+フィット靴下
・上記以外
 ドライフィットシャツ+ロングパンツ+フィット靴下

【水分】
 水分:2日間で600ml程度使用
    1L持って行き、1日目の夕食時で300ml使用。
    (ただし、Nの水もコーヒー等で使用)
 エネルゲン:2日間で1600ml飲用
    2.2L持って行き、1日目/800ml、2日目/800ml飲用

【食事】
 行動食:1日目/パン×1+飴+ドライフルーツ サイト地でパン×1
     2日目/パン×1+飴+ドライフルーツ
     ➡一日の行動食は
      パン(400kcal〜500kcal)×1と飴、ドライフルーツでよいか。
 朝食:2日目/パン×1+飴+ドライフルーツ、コーヒー×1
 夕食:1日目/レトルト食品×1、α米×1、コーヒー×1
 ※パン(500kcal)×5持っていくも、かなり余る。

【バス】
 アカンダナからのバス:5:20始発(4:50発は8月21日迄)、
 上高地からのバス:17:00最終
 濃飛バス TEL.0578-89-2351
 アカンダナ〜上高地:1150円 

【タクシー】
 濃飛タクシー TEL.0578-82-1111
 ハトタクシー TEL.0578-89-2616
 宝タクシー TEL.0578-89-2631
 上高地タクシー共同配車管理センター TEL.0263-95-2350
 平湯温泉地区〜上高地:4500円 トンネル代1500円
 釜トンネルは5時から開通。
 上高地発のタクシー最終は18時30分

【反省点】
・行動時間が長いので前穂高山頂を1日目で狙う場合は日の長い夏が良い。
・ヘッドランプの電池が切れかかっていた。電池残量注意。

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