まさに幸運とはこのことだ 【単独?・速攻!・西穂】

2011年02月10日(木) [日帰り]

• GPS: 06:11
• 距離: 7.9km
• 登り: 769m
• 下り: 774m

コースタイム

10日新穂高ロープウェイ(9:30)-西穂山荘(10:50-11:30)-独標(12:20-12:40)-ピラミッドピーク(13:00)-西穂山荘(14:30)-RW駅(15:40)-帰宅

天候

2月10日午前中快晴　14時くらいから曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

今シーズンは西穂は雪が少ないです。
しかし、よくしまっているので歩きやすいです。
ロープウェイ駅から西穂山荘までのルートは雪が降ればトレースはすぐになくなってしまいますが、基本フカフカの雪です。
今回はスノーシューを使用しましたが、トレース上ではつぼ足のほうがむしろ歩きやすいかも

写真

前日の天気図です。このあと本州上の低気圧は太平洋付近でひとつとなり、オホーツクの低気圧は大きくなりましたが、高気圧はどこにも見当たりません

こんな天気は初めてです。

こんな気圧配置のとき、山ではどうなっているのだろうと興味もありました。

釜トンネル入り口の様子です。

トンネルは暗くて不気味ですねー

2/10 8:19

今回の装備

2/10 8:29

新穂高バス転回所下の駐車場。宿泊登山者はここへ駐車することになっています

2/10 9:32

ロープウェイ駅にて、笠ヶ岳方向　快晴!

2/10 9:36

目印がたくさんあって迷うことはありません。
逆に全くなかったらいきなり迷いそう。
シューでも脛くらいまで沈みます

2/10 11:37

歩き始め地点より西穂方向

2/10 11:39

丸山付近

2/10 12:02

がんばれ

2/10 12:19

独標手前　今シーズンは着雪が非常に少ないので岩場は歩きやすいです

2/10 12:29

到着

2/10 12:32

しばし休憩

2/10 12:33

さて、行きますか

2/10 13:03

ピラミッドピークまでも順調でした。
変な色気を起こさず引き返します。

2/10 13:06

風はかなり強かったです

2/10 13:28

帰り道の独標　空は白くなり始めています

2/10 16:56

平湯温泉に巨大なカマクラがありました

2/10 17:34

鍋ラーメンおいしかったです

撮影機器：

LUMIX DMC-LX3 パナソニック

μ1030SW オリンパス

G'zOne W62CA カシオ

感想

bmwr1200rs

今シーズンの2月の3連休は天気が悪いとの予報でした。
様々な事情により、今回は3連休の前日に休暇を取得し、一番安全で慣れている西穂高岳に行くことにしました。
予定では10日は西穂山荘まで、そこでテント泊をして11日に西穂高岳を往復するというものでした。

【10日早朝】
新穂高に到着した時点で天気は晴れ。こんなにいい天気なのは珍しいくらい。
この時点で天気図を見ても、相変わらず訳の分からない気圧配置だったので、明日の予想を立てるより、今日この晴天のうちに行けるところまで行こうと思い始めていました。

【登山開始前】
平日だけあって始発ロープウェイは数組の観光グループがいるだけ、でっかいのを担いでいるの登山者は私くらい。
これはこれで面白いかもー、逃げ帰っても誰にもバレないしねー、なんて思っていたら、実はもう一人登る人がいたのです!
今日はどうやら私たち2人だけみたい。
早速即席パーティを組んで登り始めました。

【西穂山荘まで】
西穂山荘までの道はパフパフのノートレース深雪。
今回はスノーシューを使用しました。楽は楽でしたが、つぼ足でもどうにかなるかな、くらいの状況でした。
でも、雪やトレースの状況はそれぞれ違うし、一概には言えないですね。
今回はシューでよかったと思います。

【西穂山荘〜丸山】
西穂山荘まで約1h20で到着、山荘にテント装備をデポし、身軽になってさあ登山開始です。
相棒と体調不良の際の声の掛け合いなど基本的な約束事を交わし、出発。
と、登り始め、いきなり胸まで埋まるラッセルを数メートルしましたが、その後はよくしまった雪の上を調子よく登れます。
飛騨側からの風は強いですが、耐風姿勢をとるほどでもなく、かえって清々しいくらい。
青い空と白い雪、やっぱ冬はいいですね。
丸山付近の映像です。相棒も大喜びで登っています




【丸山〜独標】
独標手前の岩場は着雪が非常に少なく、例年に比べ安全に通り過ぎることが出来ました。
その分黒い岩肌が露出しているので美しさはいまいちでしたが。
でも、高度を増すにつれ、眺めはよくなる一方!上高地も見下ろせるし、乗鞍岳もバッチリ。
やがて、独標に到着、お互いの健闘を讃えあいました。
しっかし、相棒もかなりのツワモノですね。3連休が悪天候だと分かっているのに、その前の日の予報が晴れだというだけの理由で平日休暇を取ってはるばる単独で来るんですから。

【独標〜ピラミッドピーク】
順調な登山とはいえ、ロープウェイスタートでは日中の時間をいまいち有効に使えません。せめてあと1時間ロープウェイが早く動けばなあ・・・。
現在時刻が12時半くらいなので、ここから引き返すという相棒と別れ、私は13時で折り返すと決め、先に進みました。
独標より先は、これまでより雪が若干柔らかいもののアイゼンの食いつきはよく、安心できました。
13時ピラミッドピーク到着、予想よりけっこう早く着きました。
そのときの映像です



西穂頂上はすぐそこに見えるので、行きたい誘惑に駆られましたが、天気が悪くなるのは目に見えているし、時刻も微妙な感じ。
せめてあと1時間出発が早かったらなあ、などと泣き言を言っても仕方ないので、お楽しみはまた今度にとっておくということで、引き返しました。

【帰り道】
西穂山荘まで帰ってくる頃には周りは薄曇り、さあ、テントでも張ろうかなどと考えつつ山荘に入ると、さっき分かれた相棒が今まさに下山しようとしています。
あいさつを交わしつつ、しばし考え込む私・・・。
今回の目的のほとんど(雪歩き、写真撮影)は今日のうちにやってしまったし、これから天気は悪くなるので楽しみは少ないだろうし、う〜んテント泊もやりたいけどわざわざ悪天候の中でじっとするためにヤルのもなあ・・・、決めた!私も下りよう!
そうと決まれば、相棒にちょっと待ってもらって下山準備。
お昼ごはんを全然食べてないので(水は途中で落としてしまった)、歩きながら食べるためアンパンをポケットに入れで準備完了。さあ帰ろう(何で元気?)

【ヤマレコご招待】
帰り道話していたら、相棒はなんと広島から来たとのこと、これはおみそれしました。私なんかよりよっぽど剛の者だったんですね。
おまけにBCボードもやるとのこと、私もBCテレやるんですよ、なんてすっかり意気投合!ここまで話が合う人も珍しい。
というわけでヤマレコへのご招待もしっかりやりました。ヤマレコのことはご存知でした。
バッジも差し上げました。ああ、でも私の普段使いのヤツだったのでちょっと汚い、こんなことならきれいなやつ買っとけばよかった。あとでフロハン行って仕入れておこうっと。

【編集後記】
というわけで、新穂高ロープウェイで相棒に感謝しつつお別れし、私は平湯温泉で風呂に入りつつ、時間をつぶし、休日1,000円になるタイミングで帰宅しました。
夕方頃にはけっこう天気も悪くなっていたようで、今回の判断はまあまあだったと思います。
え?どうせ翌日やることないのなら、テント泊して朝下山してもよかったんじゃないかって?
だって、ツワモノの相棒と一緒に下山したかったんだもん。なにしろ今回最高の天気をくれたかわいらしい幸運の女神様だったんだから。

コメント

kintakunte

西穂、西穂、にしほ〜
bmwr1100rsさん今日はです。
やはり山の上でもバックは青空、服は赤色、そして地面は雪の白色、なかなか決まっていますね。
山荘は寄られて来たのでしょうか？
確か写真がまだ飾ってあるとか？でしたっけ。記憶が間違えていたらごめんなさいね。

bmwr1200rs

ありました ありました
kintakunteさん　こんにちは

あ、たしかに！
赤と白と青、私のカラーですね。

今回、受賞のお礼も兼ねての山行でした。
写真は山荘のロビーに飾ってありました。
なんかすごくうれしかったです。
「これ私なんです！」ってそこらじゅうに言いふらしたくなる感じです。でもその日は私ら以外は誰もいませんでした

ゲスト

おお！良い天気！
最高の眺望山行でよかったですね〜

新しい山友達とも
めぐり合うことが出来て良い登山でしたね。

私も、何回か
ここ西穂周辺に行ってるんですが

最近は、ゲレンデスキーばかりで
ちょっと軟弱気味です・・・・

bmwr1200rs

前日は
らいちょーさん　こんばんわ

前日はかなり天気が悪くＲＷも止まったようです。
まさにジャストタイミング！

実は私もゲレスキ多いです。
そんでもってちょっこっとロープをくぐり抜けて・・・、
いやいやルールは守りましょう

daiz

よかったですね〜
bmwr1100rsさん、

10日、日帰りされたんですね
11日は、かなりの荒れ模様だったんで心配してたんですよ
じぶんは、そうそうにあきらめて、上高地を歩いてきました

bmwr1200rs

ああやはり
daizさん　おはようございます

ああ、やはり行かなかったのですね。
土曜日は天気も悪かったみたいなので仕方ないですよね。
上高地はどうでした？
私らは来月に上高地ハイクに行くもので。