十石山 きのこうどん!穂高絶景!紅葉!
- GPS
- 07:40
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,059m
- 下り
- 1,047m
コースタイム
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口に4、5台の駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題ない すでに避難小屋は閉鎖されている(中に入れない) |
その他周辺情報 | 白骨温泉 乗鞍高原温泉など |
写真
感想
2016(平成28年)10月22日(土)
十石山へ
「紅葉に きのこうどんを 十石山」
「きのこうどん」を食べに十石山へ行くことになった。
荒川・赤石に行ったときの仲間に、
十石山の絶景と小屋のすばらしさを話したところ、
是非秋に行こうということになり今回の計画に乗った。
白骨温泉から登山道に入る。
白骨温泉付近の紅葉は真っ盛り!
登山道に入ったばかりの山中も紅葉が始まっていた。
朝ということで紅葉を楽しむのは下山だろうとは思い、
高度差約1000mの十石山山頂へ
ダケカンバ、シラビソの樹林帯の中をゆったりと高度を上げていく。
高度を上げると木々の間に
霞沢そして前穂高から奥穂への吊り尾根の稜線が見えてくる。
森林限界を過ぎると笹原とハイマツ
それに丈の低いナナカマドが出てくる。
視界は一気に開け、振り返ると
遠くに八ヶ岳、南アルプスそして中央アルプスの山並が見渡せる。
すると十石山の山頂は近い。
そして目の前に十石山避難小屋の建物が目に入る。
小屋の裏が山頂になっていて
絶景を求め穂高に近い展望台へとまず行く。
いきなり穂高・笠などの大きな山塊が眼前に飛び込んでくる。
我々意外に誰もいないのでつい喜びの雄たけびをあげる。
北アルプスの岩稜の美しさ。
荒々しいスカイラインの見事さ。
大きな山の壁が迫ってくるような迫力さ。
噴煙の見える焼岳が手前にあり、独特な容姿で存在を主張する。
十石からの景色は最高と言っていい。
振り返ると
乗鞍岳の剣ヶ峰も天を突きさすように目の前に立つ。
乗鞍岳側に進むと十石山の最高点になる。
三角点は南のハイマツの中、乗鞍岳側にある。
今にも崩壊しそうな崖の道を通り(雪庇状態)行く。
ハイマツの枯れた幹が白く広がる場所があり、
十石山の山頂は、単調な登山道の歩みを忘れさせてくれる。
青空ではないが高曇りで遠くまで見渡せる景色は、
富士山、白山まで見ることができた。
南アルプスの甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳それに塩見・荒川・赤石など
確認することもでき感激の山頂となった。
さてこれからが本番「きのこうどん」だ。
K君の採ってきたリコボウ、アミタケなどを材料にうどんを煮込む。
だし汁もしっかり持ってきて、本格的な味。
山頂でのきのこうどん!
普段の生活では、味わいたくとも味わえない超美味となった。
この一杯、いや二杯のきのこうどん、
十石山の忘れられない思い出となった。
本来は十石山避難小屋内で「きのこうどんの会」と思っていたが、
入口、窓共に釘で締められ完全に閉鎖されていて
中に入ることができなかった。
避難小屋なのになぜ入れないのだろう?
何か理由があって締めてしまったのだろうか?
ということで小屋の中に入れないこともあることを知った。
「一山百楽」という田淵行男さんの言葉通り、
山の楽しみ方は様々だ。
下山途中は紅葉を楽しんだ。
林の中に日も差し、色とりどりに葉が美しく輝き
その黄色、赤などの色合いを写真に撮り楽しむことができた。
余談ではあるが、
K君は落ち葉を踏みしめ、走るように下山するのが好きなようで
どんどん飛ばし山を楽しんでいたという。
顔面から落ち葉の山道に突っ込み秋の味を痛く味わったようだ。
食べて、見て、感じて、試して、声出して、走って飛んで!
十石山を百楽した一日となった。
P.S.
乗鞍温泉に宿泊した翌日
三本滝、一ノ瀬園地を散策した。
迫力ある見事な滝
色鮮やかな紅葉にうっとりとした。
ふるちゃん
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