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Yamareco

記録ID: 992076
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東海

《三遠南信の山》参道から【鳳来寺山、宇連山】四谷千枚田

2016年10月26日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:16
距離
19.4km
登り
1,751m
下り
1,707m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:22
休憩
0:55
合計
8:17
8:40
7
鳳来寺バス停
8:55
8:55
36
9:31
9:42
21
10:03
10:07
11
10:18
10:26
2
10:28
10:29
105
12:14
12:14
72
13:26
13:26
15
13:41
13:53
54
14:47
14:47
35
15:22
15:34
73
16:47
16:54
3
16:57
四谷千枚田口バス停
天候 はれ
過去天気図(気象庁) 2016年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
本長篠駅で飯田線各停を見送る。
2016年10月26日 08:15撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
10/26 8:15
本長篠駅で飯田線各停を見送る。
豊鉄バスで鳳来寺へ。
2016年10月26日 08:20撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
10/26 8:20
豊鉄バスで鳳来寺へ。
鳳来寺参道入り口
2016年10月26日 08:32撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
10/26 8:32
鳳来寺参道入り口
佇まいよし
2016年10月26日 08:39撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
10/26 8:39
佇まいよし
弁財天あり
2016年10月26日 08:40撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
10/26 8:40
弁財天あり
佇まいよし
2016年10月26日 08:41撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
10/26 8:41
佇まいよし
参道は1300年の風格
2016年10月26日 08:43撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 8:43
参道は1300年の風格
鳳来寺山かな
2016年10月26日 08:45撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
10/26 8:45
鳳来寺山かな
佇まいよし
2016年10月26日 08:50撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 8:50
佇まいよし
2016年10月26日 08:53撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 8:53
2016年10月26日 08:55撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 8:55
ここからが石段の始まり
2016年10月26日 08:55撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 8:55
ここからが石段の始まり
ここからが石段の始まり
2016年10月26日 08:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 8:56
ここからが石段の始まり
杉林朝日
2016年10月26日 08:58撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 8:58
杉林朝日
岩壁が迫る参道
2016年10月26日 08:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 8:59
岩壁が迫る参道
石段の隙間にカニ
2016年10月26日 09:00撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
10/26 9:00
石段の隙間にカニ
三代将軍徳川家光建立の、仁王門
2016年10月26日 09:01撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 9:01
三代将軍徳川家光建立の、仁王門
参道の苔むした沢
2016年10月26日 09:01撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 9:01
参道の苔むした沢
苔むした地蔵
2016年10月26日 09:01撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 9:01
苔むした地蔵
苔むした地蔵
2016年10月26日 09:01撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 9:01
苔むした地蔵
凄い杉
2016年10月26日 09:03撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 9:03
凄い杉
三代将軍徳川家光建立の、仁王門
2016年10月26日 09:03撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 9:03
三代将軍徳川家光建立の、仁王門
三代将軍徳川家光寄進の、仁王門像
2016年10月26日 09:05撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 9:05
三代将軍徳川家光寄進の、仁王門像
苔むした石段と杉並木
2016年10月26日 09:06撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 9:06
苔むした石段と杉並木
苔むした石段と杉並木
2016年10月26日 09:08撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 9:08
苔むした石段と杉並木
杉の袴
2016年10月26日 09:09撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 9:09
杉の袴
苔むした石段
2016年10月26日 09:12撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 9:12
苔むした石段
苔むした石段と地蔵
2016年10月26日 09:16撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 9:16
苔むした石段と地蔵
苔むした石段と杉並木
2016年10月26日 09:17撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 9:17
苔むした石段と杉並木
苔むした石段と杉並木
2016年10月26日 09:18撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
10/26 9:18
苔むした石段と杉並木
苔むし、朽ちた東屋、滅びの美
2016年10月26日 09:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
10/26 9:19
苔むし、朽ちた東屋、滅びの美
竜の爪痕岩
2016年10月26日 09:29撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 9:29
竜の爪痕岩
竜のつめあと岩
2016年10月26日 09:29撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 9:29
竜のつめあと岩
石段落ち着く小テラス
2016年10月26日 09:31撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 9:31
石段落ち着く小テラス
東宮の家康由来
2016年10月26日 09:36撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 9:36
東宮の家康由来
本堂と鳳来寺山
2016年10月26日 09:36撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 9:36
本堂と鳳来寺山
本堂前から展望
2016年10月26日 09:38撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 9:38
本堂前から展望
不動堂。利修千人が入滅の場
2016年10月26日 09:54撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 9:54
不動堂。利修千人が入滅の場
不動堂。利修千人が入滅の場
2016年10月26日 09:54撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 9:54
不動堂。利修千人が入滅の場
倒壊した山頂脇のお堂
2016年10月26日 10:05撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 10:05
倒壊した山頂脇のお堂
山頂看板
2016年10月26日 10:05撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 10:05
山頂看板
山頂看板
2016年10月26日 10:05撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 10:05
山頂看板
山頂より
2016年10月26日 10:06撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 10:06
山頂より
山頂より
2016年10月26日 10:07撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 10:07
山頂より
山頂より
2016年10月26日 10:07撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 10:07
山頂より
山頂の朽ちた東海自然歩道整備残骸
2016年10月26日 10:10撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 10:10
山頂の朽ちた東海自然歩道整備残骸
山頂
2016年10月26日 10:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 10:19
山頂
山頂
2016年10月26日 10:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 10:19
山頂
山頂より北へ。両側崖で柵がある。
2016年10月26日 10:31撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 10:31
山頂より北へ。両側崖で柵がある。
両崖から見たゆくて棚山と宇連山
2016年10月26日 10:33撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 10:33
両崖から見たゆくて棚山と宇連山
両崖から見た、南方向、浜松と太平洋
2016年10月26日 10:33撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 10:33
両崖から見た、南方向、浜松と太平洋
明神山と思う。
2016年10月26日 10:34撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 10:34
明神山と思う。
灰皿と防火用水と防火バケツセット。
2016年10月26日 10:48撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
10/26 10:48
灰皿と防火用水と防火バケツセット。
玖老勢峠
2016年10月26日 11:11撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
10/26 11:11
玖老勢峠
平成16年、2004年。12年前。
2016年10月26日 11:34撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 11:34
平成16年、2004年。12年前。
執拗な禁煙看板
2016年10月26日 11:35撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 11:35
執拗な禁煙看板
朽ちたベンチ
2016年10月26日 11:35撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
10/26 11:35
朽ちたベンチ
岩の隙間から生えた、楠木?
2016年10月26日 11:36撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 11:36
岩の隙間から生えた、楠木?
笹と広葉樹
2016年10月26日 11:54撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 11:54
笹と広葉樹
竜胆リンドウ
2016年10月26日 11:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
10/26 11:59
竜胆リンドウ
棚山のあたりは爽やかな笹原が多い。
2016年10月26日 12:23撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 12:23
棚山のあたりは爽やかな笹原が多い。
最高点のようだ
2016年10月26日 12:29撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 12:29
最高点のようだ
棚山先のひらけた岩の上から展望。明神山から南の方へ(合成失敗写真)
2016年10月26日 12:46撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
10/26 12:46
棚山先のひらけた岩の上から展望。明神山から南の方へ(合成失敗写真)
宇連山山頂の使えなくなっている東屋
2016年10月26日 13:44撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
10/26 13:44
宇連山山頂の使えなくなっている東屋
宇連山山頂
2016年10月26日 13:44撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 13:44
宇連山山頂
宇連山山頂より明神山
2016年10月26日 13:45撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 13:45
宇連山山頂より明神山
気持ちの良い杉林
2016年10月26日 14:45撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 14:45
気持ちの良い杉林
裸のダケカンバのようだが、不明。多くある
2016年10月26日 14:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 14:59
裸のダケカンバのようだが、不明。多くある
トリカブト
2016年10月26日 15:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 15:04
トリカブト
秋の花は青が多い
2016年10月26日 15:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 15:04
秋の花は青が多い
間伐の谷
2016年10月26日 15:11撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 15:11
間伐の谷
仏坂峠。ここも古くからの信濃道。信玄、勝頼は通ったか??
2016年10月26日 15:23撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
10/26 15:23
仏坂峠。ここも古くからの信濃道。信玄、勝頼は通ったか??
仏坂峠。看板
2016年10月26日 15:24撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 15:24
仏坂峠。看板
仏坂峠。馬頭観音の痕跡
2016年10月26日 15:24撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
10/26 15:24
仏坂峠。馬頭観音の痕跡
仏坂峠
2016年10月26日 15:26撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 15:26
仏坂峠
美しい杉の道
2016年10月26日 15:37撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 15:37
美しい杉の道
仏坂トンネルまで降りた
2016年10月26日 15:47撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
10/26 15:47
仏坂トンネルまで降りた
トンネル脇
2016年10月26日 15:47撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 15:47
トンネル脇
トンネル開通の喜びを記した碑。裏に感激の言葉が刻んでありました。
2016年10月26日 15:48撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 15:48
トンネル開通の喜びを記した碑。裏に感激の言葉が刻んでありました。
いきなり通行止め
2016年10月26日 15:48撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
10/26 15:48
いきなり通行止め
土砂崩れはひと月ほど前で、昨日からユンボが来て修復開始だそうです。
2016年10月26日 16:06撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
10/26 16:06
土砂崩れはひと月ほど前で、昨日からユンボが来て修復開始だそうです。
夕日を浴びた千枚田の最上部におどり出る
2016年10月26日 16:21撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 16:21
夕日を浴びた千枚田の最上部におどり出る
輝く田。稲刈り後の青葉が出ています
2016年10月26日 16:23撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 16:23
輝く田。稲刈り後の青葉が出ています
少し降りて見上げます。左は鞍掛山
2016年10月26日 16:24撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 16:24
少し降りて見上げます。左は鞍掛山
他の中央に、見物客用の立派な歩道が作ってある。
2016年10月26日 16:26撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 16:26
他の中央に、見物客用の立派な歩道が作ってある。
千枚田の中を流れる用水
2016年10月26日 16:27撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
10/26 16:27
千枚田の中を流れる用水
見学歩道と看板
2016年10月26日 16:29撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 16:29
見学歩道と看板
見学歩道には牧場みたいに柵
2016年10月26日 16:29撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 16:29
見学歩道には牧場みたいに柵
石垣と鞍掛山
2016年10月26日 16:31撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
10/26 16:31
石垣と鞍掛山
用水路と鞍掛山
2016年10月26日 16:34撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 16:34
用水路と鞍掛山
千枚田と鞍掛山。夕日に間に合わなんだなあ
2016年10月26日 16:37撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 16:37
千枚田と鞍掛山。夕日に間に合わなんだなあ
一言多い看板でもお百姓に挨拶はしなくちゃね。
2016年10月26日 16:38撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 16:38
一言多い看板でもお百姓に挨拶はしなくちゃね。
バス停の小学校
2016年10月26日 16:49撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 16:49
バス停の小学校
なんと、今年の春、廃校になっちゃったんだ。涙。
2016年10月26日 16:51撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 16:51
なんと、今年の春、廃校になっちゃったんだ。涙。
バス停小学校
2016年10月26日 16:51撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 16:51
バス停小学校
体育館と小学校
2016年10月26日 16:52撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/26 16:52
体育館と小学校
本当に来るだろうか
2016年10月26日 16:52撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 16:52
本当に来るだろうか
バスをまつ
2016年10月26日 16:55撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 16:55
バスをまつ
来た!
2016年10月26日 17:07撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 17:07
来た!
本長篠に来た飯田線特急伊那路
2016年10月26日 17:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/26 17:56
本長篠に来た飯田線特急伊那路
駅前のラーメン亭で塩と小瓶
2016年10月26日 18:46撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
10/26 18:46
駅前のラーメン亭で塩と小瓶

装備

個人装備
地下足袋+脚絆 焚き火セット ノコギリ 弁当 水筒 軍手 ラテルネ 地図磁石 防寒具 雨具
共同装備
ツエルト 6mm×10m

感想

三河一の古刹、鳳来寺を、正面からお参りして、そのまま名峰を繋いで千枚田下山の縦走計画。鞍掛山もと思ったが、時間が足りず、仏坂峠から降る。
水曜に休みを取ったので、新城あたりまで通学高校生だらけ。みんなスマフォゲームやっている。「お隣、失礼します」と言って座っても無反応。しょうがないねえ。本長篠駅からバス停は80m離れているので、駅員にきいてさっさと行かないと乗り遅れる。鳳来寺口へは10分足らずで着いた。山間だが、民家が続く。ここから石段までの通りの佇まいは、よく気を使っている。新しい家もあるけれど、風景に調和的な家が多い。空き家も多いけれど仕方ない。脇の家の石垣がまた、見事だ。朝の斜光と、昨日の雨が霧と立ち、美しく舞い上がっている中を進む。
石段が、見事だ。源頼朝が整備して以来の苔のむしかたが徹底的だ。杉の巨木、石段の組み、文句なし。鳳来寺最大の見所は、この石段と杉、苔、沢の参道だろう。まるで天国への階段みたいだ。真田丸イントロの石垣石段映像をはるかに凌ぐ美しさ。こんな石段、ウチにも欲しいなあ!
お堂は昭和時代に再建したとかで、風格なし。ここを過ぎると、東海自然歩道とかで、鉄の階段などで整備された、野暮な登りに変わる。この上もあの雰囲気で続けてくれればいいのだけれど。
山頂は岩峯の上で高度感がすごい。昇仙峡もそうだったが、標高は全く低く、あたりの山も森に埋もれているのだが、この高度感が、古刹を立地させる修験道思想なのだろうか。確かに死を予感するのに十分な場所だと思う。それにしてもここから見える樹林の山は、林道開発の傷跡がほとんど見えない。深々と山並みが続く。この絶壁の上で、アサギマダラを見た。ふわふわと優雅に、浅葱色のはねで。何千キロも渡りをするという蝶だ。なぜこんな特別な場所で会うのか。アサギマダラも山頂が好きなのか。
棚山、宇連山への道は、東海自然歩道という10年か20年ほど前の催しで「公園」として過剰に整備されたようだ。30分に一回は木のベンチと、歩きタバコ禁止の大きな看板と、防火用水の大きなポリ樹脂の水瓶と赤いバケツが延々設置してあるのには閉口した。木は朽ち、消えていくだろうが、他のものはもう片付けていただきたい。無神経な看板をつけるくらいなら、ここを横切るいくつかの峠道の歴史的由来や岩石の古い名前などをささやかな手のひらほどの小さな標識で書いてはどうだろう。山頂の東屋も床が抜け、手すりが緩み、使用禁止とされていた。山の中に景気の良い時だけ大きな物を作るのはもうやめにしてもらいたい。
宇連山を過ぎると、よく手入れされた杉林に変わる。両脇の斜面はかなり急で、一部は崖もある。一日中現れる看板に時間読みが書いてあり、それに振り回されて、なんだか急ぎ足で通り過ぎてしまった。仏坂峠に着くと、それでももう鞍掛山による時間は最終バスまでにはなさそうだ。ずっと歩き通しで、なんだかもう歩くのにも飽きてしまったし、ここから下山とする。水場をすぎて、すぐにトンネルの脇に降りる。
舗装道路は、ひと月前の土砂崩れで、通行止になっていた。現場にいた男によると、昨日から修復工事が始まったらしい。山間の村から山間の村へ通じるささやかな自動車道路だが、トンネル開通の喜びは、先のところの碑に刻んであった。1971年のことらしい。それまではこの峠、足で上がって荷を運んだのだ。あそこで水を飲み、峠でタバコを吸い。信玄が三河遠州を攻めたとき、はるばる甲斐からきて、この辺りを超えたろうか、長篠で破れた勝頼は、この峠を越えて帰ったのだろうか?調べればわかるだろうか?峠は無数にある。
千枚田は有名な景勝地で、見物人が多いようだ。田の真ん中に遊歩道が整備されている。両脇には牧場のように木の柵が続き、畦には来ないでねという風にしてある。ひっそりと、お百姓を無断で撮影しないでね、畦に入らないでね、お百姓に挨拶してね。と書いてある。できる限りの優しいメッセージだと思う。挨拶もしないで写真撮って騒いで帰るだけじゃ、心が酸に侵されるように蝕まれてしまう。見物に来る人があまりにも多くて無神経で、美瑛の丘の木は切り倒されてしまった。「癒されたかのん」「リフレッシュできたかのん」という割と大きい看板があって、見物客は一本取られている。まあ、歩道まで整備されているのだから、これは苦笑いするしかないね。しかし、この山奥で、今もよく農家が続いているものだ。
バス停まで歩く。稲刈りも終わり、日も暮れかけ、誰にも会わない。もう少し早い時間なら、誰かと話ができたかもしれない。
バス停は小学校で、今年3月に閉校になったところだった。この春までは子供がいたんだ。しかも明治五年創立なら、最も古い組みだ。おそらく文語の校歌を聞いてみたい。19世紀にここが重要な交易ルートで栄えていた証拠だ。
5時にチャイムがなると、どこかの犬が、オオカミのように念入りな遠吠えでいつまでも答えていた。バスが来て、一人で乗って、本長篠まで、暗い道を下りていく。途中のバス停の名前は、途中ですぎたいくつかの峠の名だった。海老、玖老勢・・・、一つ一つの部落から、それぞれ山越えルートがあったのか。皆、よく歩いていたのだなあ。
本長篠に来た列車は特急で、料金は倍、時間は半分だった。豊橋駅前でラーメンとビール。銭湯は行かず、家に帰った。日が短くなった。
今度は長篠の合戦場をゆっくり歩いてみたい。


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コメント

お不動さんによだれかけが
一番目のお地蔵は劔もってるからお不動さんか、明王さんのどなたかですよね。赤いよだれかけで座ってるからか、なんか柔らかい優しく見えますね。背負ってる火炎もなんか可愛らしいです。
2016/10/26 23:47
Re: お不動さんによだれかけが
暗くて、写真がぶれぶれですね。不動と明王って、二人べつなんスか?知らなかったス。
2016/10/27 17:56
自撮り、最高だね!
 上手ですね、自撮り
 ほとんどが、東海自然歩道でしょうか?私も歩いたと思います。千枚田から延々と長篠城までてくてく歩きました。雪が降っていて、足が冷たいなってそんな記憶です!基本的には足袋でしょうか??
 そういえば、8月の終わりか、9月の頭に本宮山にいませんでした?何となくバス待ちのカッコ見かけた記憶が、誰かと足袋の話していた記憶が???私は結構記憶力いいんですよ、頭白いですが
2016/10/27 17:32
イトーさんRe: 自撮り、最高だね!
イトーさんはよく歩きますね。
雪がなければ、基本、タビですよ。でも舗装道路はもっとクッションないと、辛そうですね。地面だったらいくらでも。舗装路用に、クッションワラジでも用意しようかな。
本宮さんはこれからです。暑かったんで、なかなかいけませんでした。ここもできれば一宮から歩いていきたいです。
2016/10/27 18:00
Re: イトーさんRe: 自撮り、最高だね!
もう最高!、私のレコ友も皆さん一宮から三社参りだって、おもしろい人が一杯いますよ!楽しく読まさせて頂いています
2016/10/27 18:18
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