岐阜県 小秀山 二の谷 軽装二人組が遭難してない事を祈る
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,143m
- 下り
- 1,142m
コースタイム
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 8:40
天候 | くもり晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨の後の木道で滑りまくり |
写真
装備
個人装備 |
雨具
行動食
非常食
飲料
笛
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
携帯
タオル
ストック
|
---|---|
備考 | 水(カップやきそばを持っていく場合に限る) |
感想
遥拝所として御嶽四門の一門、修行の南門として名を馳せた三国山はなぜ廃れたのか?
御嶽展望地としての役割を小秀山が担うようになったのはなぜか?
登山にカップやきそばを持ってきてしまったのはなぜか?
私は謎を解明する気は全くなく、なんとなく気まぐれで3キロ増えた体重で小秀山へ向かった。
「Y氏、恵那山いこうぜ」「無理」というやりとりがあったのと、市内の山で近いから、という理由もある。
山の中で車内泊派なので前日深夜に現地入り。
安全な車の中にいながら声をひそめて登山口駐車場に出没する動物の足音を聞くのが好きなのだ。
連日寝不足だったのでいつも通り寝坊。5時のアラームは無意識で消され、6時に起きる。
最初の木道で滑る。前日の雨と落ち葉のおかげ様で10回は滑った。やや下りに傾いた木道のステップで本気で落ちそうになる。
滝までは観光遊歩道といった感じでのほほんと写真など撮りながら木道を登る。
水量がいつもより多いのが気になるが渡河箇所も問題なくクリア。
結論から言うと第一展望地で見られた眼下に雲海というロケーションが一番だった。
前日の雨はこういうお返しをしてくれるのだ。
急登を経て兜岩に着くころには雲で覆われてしまった。
ただ雨の心配はない天気だったので一安心。山頂で御嶽が見られなかったのは残念だが、雲が稜線を越えて流れて行く美しい風景が見られた。ただ単に山は山だ。
ところで○○山はクソ山でした〜もう二度と来ない!などと書いてあるブログを見た事がある。
ああ、この人は山が好きなわけじゃないんだろう、登山が好き、いや自分が好きなんだろうと思った。
名もなき道なき低山里山藪山に放り込んでどんな暴言を聞けるかICレコーダーを仕込みたいものだ。
避難小屋でメシ食おうと思ってお湯を沸かす。
ねぇ、昨日の俺、なんでカップやきそばなの?!なんでペヤングなの?!なんで超大盛なの?!
水がジャブジャブ出てくる山じゃないんだよ?!剣沢のテン場とは違うんだよ?!
ガスのカロリー使ってお湯沸かすよね?そのお湯を捨てるわけだよね?
おいしいよね?!すごくおいしいのは分かるよ?!でもね!山なの!登山なの!
帰りは三の谷から下りたが、心配になる典型的な軽装の二人組みが登ってきた。
50くらいのおじさんと、70くらいのじいさん二人が登ってくるのだが、クマ鈴の音がしない。
服装から色々とおかしい。
おじさん:Tシャツとデイバッグ
じいさん:Yシャツとスラックス?、木の棒を杖にしている、荷物なし
出会ったのはちょうど14時、標高1,400m付近(GPSで確認)。
しかもじいさんのペースが驚くほど遅くて、じいさんに合わせておじさんが立って待ち、遅々として進まない。
おじさん「今日は御嶽見えますか?」
俺「いやー今日は無理無理」
おじさん「そっかぁー」
その時は特に気にせずすれ違ったもの、15分くらい下ってから、あれ?ヤバくね?
あのペースじゃ山頂は18時になってしまう。この季節の山中なんて17時いや16時には真っ暗になってしまうのに。
ヘッドランプ持っていたとしても必然的に避難小屋に泊まるわけだが、どう見てもシュラフを2つ持っているようには見えない。
上着を詰め込んでいるようにも見えなかった。
11月になろうとしている山頂の夜なんて寒すぎるはず。
水や食料もあやしい。
荷物を置いて登り返してあの人達と喋ろうと思ったが、いやいや装備完璧ですよ?なんだテメーとでも言われたらアレだしなぁなどと考えながらゴールのキャンプ場に着いた。着いてしまった。
願わくば、見間違いで実は装備は完璧だった、あきらめて下りた、避難小屋に着いた、であって欲しい。
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