錦秋のお約束 今年は金峰山と瑞牆山をセットで心ゆくまで満喫
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,746m
- 下り
- 1,737m
コースタイム
天候 | くもり のち 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
10月最後の日曜日、どこの紅葉を楽しみに行こうか思案する。候補は雲取山と金峰山。紅葉の時期からいえば雲取山の方がいくらか猶予がある。金峰山、瑞牆山の紅葉はもう最終盤とのレコもある。せっかく行くのだから天気がいいのに越したことはない。しかしながら、山の天気はなかなか情報が取りにくい。麓の天気は参考にはなるが、そこから数百メートルから1000メートル以上高いところでは全く違うということも珍しいことではない。そこで、Tenki.jp+moreに加入してみた。雨雲予報などのほか、主だった山の天気が3時間ごとに分かる。
さっそく雲取山と金峰山を見てみる。雲取山は、15時からのみ☀️マーク。かたや金峰山は、12時から☀️マークが付いている。最高気温が0℃で、風が強いのが少し気になるが、防寒さえしっかりすれば大丈夫と金峰山を選択する。結果的にはこれが大当たり。10時ごろまでは時折ガスが出たり風が吹いたりしたが、その後は日差しが届きうららかな日和になる。
中央道を須玉インターチェンジで降り登山口となる瑞牆山荘を目指す。ようやく明るくなりはじめたころ増富温泉に到着。ここから先は渓流沿いを行く。光量が少ないので明瞭さはいま一つだが、道の両脇の木々が見事に色づいている。紅葉を楽しむだけなら、ここをゆっくり歩くだけでも十分に満足できる。これだけの紅葉なので、ライトアップするとか、道脇でゆっくり休憩できるような施設やサービスがあればいいのになと話しながら進む。
6時過ぎに駐車場に到着、混雑の最盛期では道路沿いにも車がぎっしりとまっているが今日はそんなことはない。駐車場の埋まり具合も8割くらい。フロントグラスに朝露がびっしりと張り付いた車も多い。身支度をしていると南側のガスが晴れるがすぐに再び白くなってしまう。砂払いの頭から始まる稜線に出るまではそんな繰り返し。それまでは気温が低く寒さも感じる。しかし、稜線に上がってからは陽が差し込んで、空気が温まってくる。雲海と色づいた周囲の山々に感嘆しながら山頂を目指す。もこもこの雲がかかっていた富士山も時とともに姿を見せてくれる。
山頂で一休みし、下りに入るころにはすっかり天気がよくなっている。稜線に雲がかかっていた南アルプスからも雲がとれている。
富士見平まで戻り、今日はさらに瑞牆山まで足を延ばすことにする。天鳥川付近の紅葉、大ヤスリ岩などの岩峰、山頂から360度の展望を楽しむ。特に山頂からは、金峰山から見るよりも富士山が大きく感じられる。距離的には金峰山の方が近いように思うのだが。いずれにせよ十分に満ち足りた思いで来た道を下っていく。
今日3度目の富士見平は夕方の柔らかい日差しが差し込み、ほんのりとした雰囲気に満ちている。ここから駐車場まで、日光に照らされて輝く色とりどりの紅葉の中を幸せな気分で歩いていく。
瑞牆山周辺の紅葉は、他に負けず劣らず見応えがある。訪れるたびに来年もまた来ようと思ってしまう。今回は、金峰山の後、瑞牆山をピストンしたので、午後の柔らかい日差しを浴びて輝く黄色や赤を楽しむ。歩いた感も十分、秋の1日を心行くまで堪能する。
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