やっと雪がつもった!八ヶ岳 観音平からギボシ権現岳 ピストン。
- GPS
- 26:05
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,629m
- 下り
- 1,617m
コースタイム
- 山行
- 1:14
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 1:19
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 9:55
天候 | 1日目 晴れ 時々 曇り 2日目 晴れ のち 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
※コンビニは小淵沢駅にないので、駅では駅弁・土産などしか調達できないので注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道 ふかふかパウダースノー。シカのトレースのみで基本脛ラッセル。 稜線のふきだまる場所は股まで。 夏道はギボシのピークはトラバースになっている。 鎖は雪に完全に埋まっているが、取り出すことができた。 これからは稜線沿いが正解だろうが、この時点はパウダーでちょっとリスキー。 権現のピークは三ツ頭から来た人のトレースがあった。 下山時は西〜網笠〜観音平の付近はトレースがありました。 ■冬季小屋 青年小屋はテント場の隣に冬季小屋あり。10名くらいは泊まれるようです。 窓がないため日中でも真っ暗なので中で休みたい人もヘッデン必要。 ■水場 観音平の水場は飲用不可のようです。水も少ない。 乙女の水は未確認(ラッセルでしんどかった)。 ■携帯電話(docomo) 青年小屋周辺は弱い。ほぼつながらない(のろし場の方に上がればつながる)。 あとは全般的にLTEでつながります。 |
写真
装備
個人装備 |
アルパインパック60
タントカ60Lザックカバー
プロモンテ VL-23(冬張)
NANGA AURORA 750(シェラフ)
U.L.コンフォートシステム エアパッド150+ピロー(シェラフマット)
銀マット
エマージェンシー ソロシェルター(ツェルト)
mont-bell ULダウン ジャケット(防寒具)
Snow Peak GigaPower ギガパワーマイクロマックス(×2個)
プリムス クッカー コッヘル
BlackDiamond ReVolt(ヘッデン)
予備電池
食事4食分
行動食2食
水0L
ゼリー飲料×1
ビール500ml×1
防寒用品(予備含む)
PENTAX K-5(一眼)
モンベル ショルダーバッグ
kajitax 12本爪アイゼン
ピッケル
無名ストック
象印500MLテルモス
ミズノ ベルグテックEXストームセイバー(雨具防寒兼用)
着替え2日分
|
---|---|
備考 | 水を少しもっていくべきだった。雪を溶かし続け、朝食でガスが尽きた(2個もっていたが半分くらいの残量のため)。 |
感想
やっと雪が積もってきて、テンションアップ。
ちょうど代休で三連休ができたので、かねてから行きたかった冬の大天井の計画を練る。
しかし、22〜23日の雪で三股も一ノ沢も通行止めに。
おまけにFRノーマルタイヤでは長野方面に行くのも危うい。
熟慮の結果、初冬の大天井方面は諦める(また今年も行けなかった‥)。
立山方面も天気が荒れそうだし、雪崩のリスクもありそうなので却下。
結果、アクセスもしやすい八ヶ岳に行くことに。
八ヶ岳でルートをつなげられていない、稜線の青年小屋〜権現の稜線。
ここを歩くため青年小屋を通るルートへ。しかし出発が遅れ、小淵沢着は14時。
おまけに行動食は多少もってきたが、売店は土産屋のみ。一応、そばドラを買っておく。
まぁおつまみもあるし、なんとかなるかと思い、タクシーで観音平ゲートへ。
半年ぶりに踏みしめる雪、テンションが上がる。が、息もすぐ上がる(笑)
富士見平に到着、暗くなってきているし、ここでテン泊することに。
富士山も南アルプスも見える、絶好の展望台だ。
水場もあるし‥と思ったら、飲用不可の文字。水もってきてないぞ‥
ということでテント張ってひたすら水を溶かす作業。2.5Lできたころには真っ暗。
寒いしテントに潜り込む。鍋とビールで幸せな気分。そのうち落ちてしまった。
早朝に網笠くらいまで行こうと思っていたが、寒いし稜線に出れないとせっかくのロケーション、日の出が見れないと悲しすぎる。
そんなわけで日の出までテント前で待機することにした。
おかげさまで良い日の出を見ることができました。
権現へ向かうが、トレースなし。頑張って進むが、久しぶりのラッセルでしんどい。
気づくと後に人がいた(声をかけれる距離ではなかったが)。
さらに進み、分岐、網笠を越えると心がそこで折れそうな気がして巻くことに。
しかし、巻き道はさらに歩きにくく、時間がかかる。足が攣ってしまった。
アミノバイタルでドーピングしてさらに進む。青年小屋で大休止。
もってきたおつまみとそばドラで栄養補給。おつまみで意外と腹が膨れた。
斜度もあがりミックスが想定されるためアイゼンをつける。
特に稜線のハイマツ地帯などは膝〜股ラッセル。ワカンもってこればよかった‥。
さらにギボシの斜度とピークを見上げて心が折れそうになる。
夕方知人と待ち合わせがあり、時間も限りがある。足もまた攣った。やばいな‥
のろし場までくると、北ア〜中ア〜南アと、全アルプスの稜線が拝める。
すばらしい‥テンションが上がる。一時をリミットとし、突き進む。
たまに鎖場が現れるが無視して雪面をよじ登る。
トラバース斜面が出てきて、斜度や雪質からトラバースを選択し、鎖を掘り起こす。
トラバースもなかなか難儀であるが、鎖がつかめれば安心感はある。
深いところは腰まで!苦労しつつやっとギボシの肩に出た。赤岳と阿弥陀が見える。
行くしかない。ギボシは置いておき、権現のピークへラストアタック。
権現小屋まで来たらトレースが。三ツ頭からのトレースのようだ。
やっと権現、疲労困憊だ。撮影だけ済ますが、風も強いのでそそくさと撤退。
帰りはギボシのピークも踏んで、クライムダウンしようか少し考える。
トレースがないとちょっとしんどい斜度だし、パウダーなので止める自信はない。
下りのトラバースでもトレースで踏み固めたし、鎖を出したから安全だろう。
下りも慎重にトラバースをクリアし、無事にのろし場へ。ここまでくればもう安心。
しかし今度は人と会う約束のタイムリミットの問題が。
メールした結果、登山口まで拾いに来てくれると言う、ありがたい。
とは言え時間ギリギリ、テントも撤収しなければ。天気は下り坂だ。
速足で下り、テント撤収していると顔に水分が、雲も急速に発達している。
しかし富士見平まで来れば最悪アスファルトの上を歩ける。
ヘッデンを使うことなく、無事にゲートに17:00に到着!
お迎えが来るまで、しばし絶景を見れ、八ヶ岳の稜線をつなぐことができた喜びに浸る。
その日は甲府で美味い酒と魚をいただいた。
翌日、意外と天気が持ったのでレンタサイクルで甲府観光。充実した三連休となった。
まだまだ山の雪は少ないが今シーズンはたくさん降ってほしいものです。
そろそろオープンするスキー場でバックカントリーのトレーニングをしつつ、
また雪上テント泊も楽しみたい!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する