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Yamareco

記録ID: 102266
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アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

阿弥陀岳南稜(DNS Trek 積雪期初バリエーション)

2011年03月05日(土) ~ 2011年03月06日(日)
 - 拍手
GPS
29:21
距離
13.6km
登り
1,356m
下り
1,351m

コースタイム

1日目:10:00舟山十字路〜10:55旭小屋〜13:40立場岳〜14:20青ナギ(テント泊)
2日目:7:50青ナギ〜8:40無名峰〜9:30P1〜P2〜11:00P3〜P4〜12:00阿弥陀岳〜14:05御小屋山〜15:10舟山十字路
天候 1日目:快晴!
2日目:晴れ 風強し
過去天気図(気象庁) 2011年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
海老名駅〜中央道八王子I.C.〜中央道南諏訪I.C.〜舟山十字路
コース状況/
危険箇所等
立場山までは、最後にちょっとアイゼンいる程度。トレース明瞭
青ナギ〜無名峰はトレース1人分程度。ただし、後続5パーティくらいあり、明瞭についたと思われる
P1は問題なく登れる。ただ、P1〜P2間の小ピークのトラバースはちょっといやらしい。ロープなしでもいけるかもしれないが、せっかく持ってきたので我々は使いました。
P2は左から巻けば問題なし。
P3は、直登せずルンゼを選択。カツカツの氷の上に雪が乗っていたりして、かなりいやな感じでした。渋滞していたため、スタカットしづらくそのまま登った(コンテで止める技量はないので。。。途中にリングボルトあり。
P4は、雪壁が多いがP3に較べればそれほどの危険は感じず。
御小屋尾根方面もトレース明瞭。危険はなし。積雪は多く、トレース外すと股下、たまに腰近く埋まる事もあります。

バリエーションルートらしいのはP3のみ 初級レベル
渡渉地点。2回目だったかな?
2011年03月06日 22:33撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:33
渡渉地点。2回目だったかな?
阿弥陀岳南稜といえば、この目印は逃せません。最後の水場は、薄い氷で凍結してました。
2011年03月06日 22:14撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:14
阿弥陀岳南稜といえば、この目印は逃せません。最後の水場は、薄い氷で凍結してました。
旭小屋から少し行くと急登が始まる。左側にこんなつらら群が目に入りパチリ
2011年03月06日 22:32撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:32
旭小屋から少し行くと急登が始まる。左側にこんなつらら群が目に入りパチリ
1週間前にそこそこの積雪。春の陽射しで雪解けは速いが、こんなに残っているところもありました。
2011年03月06日 22:21撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:21
1週間前にそこそこの積雪。春の陽射しで雪解けは速いが、こんなに残っているところもありました。
枝に積もる雪を逆光で撮影
2011年03月06日 22:30撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:30
枝に積もる雪を逆光で撮影
同じく。
2011年03月06日 22:31撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:31
同じく。
青ナギに近づくと、こんなうれしい景観に出会えました。
2011年03月06日 22:28撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:28
青ナギに近づくと、こんなうれしい景観に出会えました。
青ナギ。秋は、殺風景でしたが、この時期は美しい雪の斜面を見せつけていました。
2011年03月07日 15:36撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/7 15:36
青ナギ。秋は、殺風景でしたが、この時期は美しい雪の斜面を見せつけていました。
阿弥陀岳と南稜が見える場所にテント設営。逆側は権現岳が丸見えの位置でした。
2011年03月06日 22:22撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:22
阿弥陀岳と南稜が見える場所にテント設営。逆側は権現岳が丸見えの位置でした。
夕陽が沈む時刻。深い雪を掘ってテーブルを作ってます。ここでアーベントロートの権現岳を見ながらの夕食を試みましたが、色付きはイマイチでした。しかも、気付いたらマイナス13度でさっさとテントに避難しました(笑)
2011年03月06日 22:27撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:27
夕陽が沈む時刻。深い雪を掘ってテーブルを作ってます。ここでアーベントロートの権現岳を見ながらの夕食を試みましたが、色付きはイマイチでした。しかも、気付いたらマイナス13度でさっさとテントに避難しました(笑)
イマイチなアーベントロート。ただ美しい事には変わりません。
2011年03月06日 22:23撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
1
3/6 22:23
イマイチなアーベントロート。ただ美しい事には変わりません。
日の入りを撮影。御嶽山方面でした。
2011年03月06日 21:39撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 21:39
日の入りを撮影。御嶽山方面でした。
御嶽日の入りアップ
2011年03月06日 21:41撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 21:41
御嶽日の入りアップ
朝陽があたり幻想的な青ナギ
2011年03月07日 11:48撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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朝陽があたり幻想的な青ナギ
翌日。南稜を進みます。これは、南稜の森林限界付近。無名峰付近からの阿弥陀岳です。
2011年03月06日 21:42撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 21:42
翌日。南稜を進みます。これは、南稜の森林限界付近。無名峰付近からの阿弥陀岳です。
無名峰よりP1方面へ向かう
2011年03月07日 15:26撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/7 15:26
無名峰よりP1方面へ向かう
八ヶ岳でもこんな雪庇できるんだな〜と感心。
2011年03月07日 15:38撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/7 15:38
八ヶ岳でもこんな雪庇できるんだな〜と感心。
雪庇を拡大。なかなかのものです。このあたり風が相当に強く、我々の心を折りかけました(何度も)
2011年03月06日 21:43撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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3/6 21:43
雪庇を拡大。なかなかのものです。このあたり風が相当に強く、我々の心を折りかけました(何度も)
さらに拡大
2011年03月07日 11:55撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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さらに拡大
雪庇を過ぎて進むt-kinjou隊員。
2011年03月06日 21:55撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 21:55
雪庇を過ぎて進むt-kinjou隊員。
稜線は風が強いですが、空気は澄んでいて付近の山がよく見えました。
2011年03月08日 01:20撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/8 1:20
稜線は風が強いですが、空気は澄んでいて付近の山がよく見えました。
無名峰からP1を目指します。
2011年03月08日 01:19撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/8 1:19
無名峰からP1を目指します。
P1をトラバース気味に登ります。
2011年03月08日 01:17撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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P1をトラバース気味に登ります。
P1を超えます
2011年03月07日 11:58撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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P1を超えます
尾根を巻いて進む隊員達
2011年03月06日 22:35撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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尾根を巻いて進む隊員達
赤岳を撮影
2011年03月06日 22:36撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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赤岳を撮影
P2を目指す我がパーティー
2011年03月07日 15:30撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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P2を目指す我がパーティー
前方には、こんな雪雪庇が。。
2011年03月06日 22:40撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:40
前方には、こんな雪雪庇が。。
P1〜P2間の小ピークは左を巻きますが、いやらしい斜面なので一応ロープを使いました。
2011年03月06日 22:03撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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P1〜P2間の小ピークは左を巻きますが、いやらしい斜面なので一応ロープを使いました。
別パーティーを撮影。雪庇のハシを避けて進んでいます。
2011年03月06日 22:39撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:39
別パーティーを撮影。雪庇のハシを避けて進んでいます。
ダガーポジションで基本に忠実にP2基部の急斜面を登る(shin-w)
2011年03月06日 22:04撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:04
ダガーポジションで基本に忠実にP2基部の急斜面を登る(shin-w)
t-kinjouトラバース
2011年03月07日 15:31撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/7 15:31
t-kinjouトラバース
P3基部へは、トラバースで向かいます。
2011年03月06日 22:07撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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P3基部へは、トラバースで向かいます。
2011年03月07日 13:16撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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P3基部へ向かうshin-wとt-kinjou
2011年03月06日 22:12撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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P3基部へ向かうshin-wとt-kinjou
別パーティーを撮影。
2011年03月07日 15:35撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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別パーティーを撮影。
P3ルンゼのスタート地点へは、急斜面のトラバースでアプローチします。
2011年03月08日 01:09撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/8 1:09
P3ルンゼのスタート地点へは、急斜面のトラバースでアプローチします。
2011年03月08日 01:22撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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P3ルンゼ。手前はshin-w隊員。
2011年03月06日 22:42撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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P3ルンゼ。手前はshin-w隊員。
さらに拡大。念入りに前爪で蹴りこみ、雪煙が舞います。
2011年03月06日 22:09撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:09
さらに拡大。念入りに前爪で蹴りこみ、雪煙が舞います。
P3ルンゼのゴール付近。この写りは別に大げさではありません。実際このように見える斜度でした。
2011年03月06日 22:09撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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3/6 22:09
P3ルンゼのゴール付近。この写りは別に大げさではありません。実際このように見える斜度でした。
ゴール!最後は深めの雪面になっていて蹴り込みながら登ります。右奥の基部からここまで標高差で70mほど。
2011年03月07日 10:08撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
3/7 10:08
ゴール!最後は深めの雪面になっていて蹴り込みながら登ります。右奥の基部からここまで標高差で70mほど。
P3〜P4の安全な登山道から赤岳を撮影。
2011年03月06日 22:45撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
1
3/6 22:45
P3〜P4の安全な登山道から赤岳を撮影。
P4は巻きます。ただ、かなりの急斜面が足場に広がり、恐怖感があります。
2011年03月07日 15:40撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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3/7 15:40
P4は巻きます。ただ、かなりの急斜面が足場に広がり、恐怖感があります。
P4を巻いて登る隊員達。
2011年03月08日 01:06撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/8 1:06
P4を巻いて登る隊員達。
P4を巻いて登る隊員達(2)。
2011年03月06日 22:48撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:48
P4を巻いて登る隊員達(2)。
中岳越しに赤岳を撮影。すさまじい風が吹き荒れていました。。
2011年03月06日 22:48撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:48
中岳越しに赤岳を撮影。すさまじい風が吹き荒れていました。。
強い風の中しばし休憩
2011年03月08日 01:02撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/8 1:02
強い風の中しばし休憩
頂上直下手前の雪庇。
2011年03月06日 11:51撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 11:51
頂上直下手前の雪庇。
頂上直下の急登を登るshin-w
2011年03月06日 22:50撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:50
頂上直下の急登を登るshin-w
阿弥陀岳山頂
2011年03月06日 22:15撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:15
阿弥陀岳山頂
山頂で記念撮影。
左がshin-w。右がstk。撮影は、t-kinjou
2011年03月06日 22:51撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:51
山頂で記念撮影。
左がshin-w。右がstk。撮影は、t-kinjou
阿弥陀岳山頂へ。登頂最後の1歩。お疲れ様です。
2011年03月07日 10:43撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
3/7 10:43
阿弥陀岳山頂へ。登頂最後の1歩。お疲れ様です。
西ノ肩を撮影
2011年03月06日 22:54撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:54
西ノ肩を撮影
結構なヤセ尾根です。
2011年03月08日 01:23撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/8 1:23
結構なヤセ尾根です。
写真ではわかりづらいですが、上空の雲は猛烈な勢いで流れていました。
2011年03月06日 22:15撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:15
写真ではわかりづらいですが、上空の雲は猛烈な勢いで流れていました。
リッジを進むt-kinjou
2011年03月06日 22:18撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
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3/6 22:18
リッジを進むt-kinjou
安全地帯まで下山。ただ、この後舟山十字路までは結構長く感じた〜〜
2011年03月06日 22:19撮影 by  NIKON D300, NIKON CORPORATION
3/6 22:19
安全地帯まで下山。ただ、この後舟山十字路までは結構長く感じた〜〜
舟山十字路のゲート。手前が駐車スペースになっています。
2011年03月07日 10:08撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
3/7 10:08
舟山十字路のゲート。手前が駐車スペースになっています。

感想

初日
移動性高気圧に覆われ、雲ひとつない快晴!
青ナギには早めについたので、トイレ作ったりテーブル作ったりでテント生活を快適化。
夜は急に冷えこみ、-15度近くまで下がりました。新月で星は相当にきれいでした。

翌日
風が強い予報通り。無名峰の稜線から一気に風に叩かれるようになりました。とはいえ気温は高めなので、相当長いこと留まっていない限りは凍える事は無かったです。

今回の核心はP3でした。
本当はスタカットで行きたかったのだが、フリーやコンテで登っていく人ばかりだし後続もいるので、なんとなく行けるかなあ、と思いフリーで(←安易です。。)
登りだしは、カチカチの氷の上に雪が乗っている箇所が多いが、その後少し雪が深くなり楽に。これなら行けるかな、と思ったが核心は、中間支点のリングボルトあたりから上だった。どうにも足場が取りづらく、仲間の2人も苦労。足をつったらどうしようという恐怖感の中、強引な突破をこころみたら進退窮まり、冷や汗ものでした。結局普通にアクスで支えられる場所があったので乗り切りましたが、ダブルアクスが欲しいと強く思いました。。

P4は、P3より難しいという人も多いですが、今回の雪の状態ではそんな事はなくスムーズにクリア出来ました。

阿弥陀岳南稜は積雪期バリエーションルートの初級と言われてますが、う〜ん、初級でこんな難しいのか、というのが素直な感想でした。

p.s. ピッケルの振りすぎで筋肉痛になったのは、これが初めてです。

<阿弥陀岳南稜のP1〜山頂までのルート感想>
・P1
樹林帯を突破したピーク。難所はありませんでした。
この日は晴れているものの風が強く、核心部に向けて不安にさせられました。

・P2
P1〜P2コルの最初の岩場が、このルートとしても最初の本格的な岩場トラバース。
一応、ロープを張りましたが、2番手の自分はロープとPASを結ぶだけで
登ってました。

・P3ルンゼ
ここではロープは張らずに登頂。
基部へのトラバースは、無雪期よりしっかり踏み固められた雪面になっており安心して到達。
基部から最初5mほどは日陰になりやすいようで氷結した岩場。
右の岩をホールドしながら、氷にアイゼンを効かせながら慎重に登ります。
ボルトがあり、先行のstkがレストしていたのですが、
若干右よりのルートを選んでおり、トラバースしにくかったので、
次の場所ポイントをめざして追い抜きます。
しかし、ここから先20m近くは支点が取れない雪面が続き、
蹴り込みつつピッケルを支点にして登ります。さらに途中から草付きの岩場が出てきます。
雪面から岩場になるあたりで、ちょっと段差がある部分では、
ステミングしながらピッケルを打ち込み、体を引き上げます。
ふくらはぎがパンプしてきて、レストしたいのに支点も取れず苦しい場所でした。
ここを抜けた後は岩が多くなり、岩を掴みつつ進むことが出来ます。
最後は雪面にもどりキックステップしてゴールしました。

・P4
最初にトラバースで入ります。高度感はありますが今回、岩には雪は付いておらず掴み放題のホールドでした。
その後は、無雪期は先行者の小石が頻繁に落ちてくる嫌な場所ですが、
雪面では登り易い状態になっていました。

・山頂直下
頂上直前直前に草付きの岩があり、ちょっと登りにくい箇所になっていました。
やはり、雪面が踏み固められており登り易い状態でした。

雪上ボーリング大会!




雪煙舞う稜線




強風吹く稜線(無名峰からP1へ)




P2を巻く




阿弥陀岳頂上へ




御小屋尾根を降りる



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