住吉道〜六甲山〜西おたふく山 【兵庫県、摂津】、六甲山表コース
- GPS
- 03:43
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 812m
- 下り
- 814m
コースタイム
エクセル東(A) 11:41 – 林道口(B) 11:44 – 石切道との合流(C) 11:47 – 石切道・打越山への分岐(D) 11:54
– 五助ダム(E) 12:00 – 黒五谷分岐(F) 12:08 – 西おたふく山分岐(G) 12:24 – “有馬道”標石 12:26
– 魚屋道との合流 12:42 – 魚屋道との合流 12:47 – 森林管理道との合流(H) 12:51 – 本庄橋手前複ルート部の分岐 12:52
– 本庄橋 12:55/昼/13:07 – 広場から“七曲り”へ 13:10 – 一軒茶屋 13:36 – 六甲山 13:42/52 – 全山縦走路 13:55
– 西おたふく山への分岐 14:06 – 西おたふく山 14:13/14 – 登山道へ 14:21 – (H)から続く森林管理道との合流 14:45
- (G) 14:50 - (F) 15:01 – (E) 15:07 - (D) 15:10 - (C) 15:18 - (B) 15:21 - (A) 15:24
●歩行時間 3:43
天候 | 薄曇〜やがて小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
(自宅) = (平生記念館) =<くるくるバス>= (エクセル東) – 六甲山 – (エクセル東) =<くるくるバス>= (平生記念館) – (自宅) ●アクセス ○くるくるバス)JR住吉駅から住吉台に向かうバスがある。「みなと観光」のバス。コミュニティバスだが、運転頻度が結構高いので、使いではある。 ○平生記念館バス停)山手幹線付近にあるバス停はこれと「室ノ内」。阪急御影に近いのは平生記念館、JR住吉に近いのが「室ノ内」。しかし、JR住吉からは当然ながら「住吉駅前」(国道2号線)のほうが近い ○エクセル東)くるくるバスの終点。住吉台の最奥部にある。バス停の手前にある三叉路を山側に進めば、すぐに林道に姿を変える。林道伝いに石切道との合流点、五助ダムまで続いている |
コース状況/ 危険箇所等 |
○コース状況 ❶全般 ・不明瞭な箇所はない。 ❷西おたふく山 ・西おたふく山の山頂は、明示ルート、山頂標いずれもない。 ・「六甲無線中継所」への専用道(歩行可)を進み、「西おたふく山」878mピークを回り込んだところに道具庫がある。その先に踏み跡があり、最高点に続いている。 ・山頂には、“開運”と書かれた賽銭箱(写真36)が置いてある。 |
写真
感想
普段、“我が家の裏山”と呼んではいるが、実際に六甲山に登るのは、数年ぶり。
六甲山への表ルートのひとつ、住吉道を行くこととするが、実はこのルート完歩していない。表側は過去天候のため途中で取りやめている。今日も天気が悪い。
❶麓から登山道へ(くるくるバス)
かつて石切道を行ったときにはJR住吉駅から歩いたが、登山道となるまでに小一時間も歩くのには、うんざりする。今回は、これを省略するために、コミュニティバスを利用。終点から、五助ダムまで続く作業道を歩き、途中で住吉川から歩いてくる登山道と合流。さらに歩くと変則交差点が現れる。右は打越山、左は石切道。直進と言っても左前方だが、これを行けば五助ダム。
❷住吉道で本庄橋跡へ
ここまでは車も入るが、作業のある都度整備されているだけなので、過去何度かは実際にここまで車で来たこともある。しかし現状は、オフロードカーならば入らないこともないが、という程度か。便利なバスもあるので、無理することはないであろう。
そこからしばらくで五助ダムの巨大な堰堤に出合い、その上に行くと広場となっている。今日もバーベキューの家族連れあり。道なりに進む。石畳の道もあり、かつて有馬へのメインルートであったことを伺わせる。黒五谷から打越山への道を右に分け、さらに住吉川とは付かず離れずに進む。途中、かつての本道を閉塞し、山側に巻いているところに来る。かつての本道は失われているようだ。震災の結果か。山側の巻き道は、その道幅の狭さが目立ち、住吉道がメインルートであったことを知らないかのよう。やがて再び旧ルートに復し、西おたふく山からの道と合流。右岸から渡ってくるこのルートは帰りに降りてくる予定のルート。無事周遊してこられるか。
しばらく進むと興味深い案内板(写真17)。要約すれば、〜1938年の水害で流された“有馬道”を指し示す標石が70年ぶりに掘り出された、というもの。もちろん、見に行く。20メートル入ったところとの表示だが、そんなにない。はっきりと「右有馬道」と読み取ることができる(写真18)。しかし、もともとどこにあったのやら。
やがて、久しくなかった木段を上がると「右、雨ヶ峠」の表示。まずは、魚屋道脇道との合流。そこからさらに進むと5分ほどで魚屋道本道に吸収されるように合流。ここからは、六甲山を越えて有馬へと続いたルートが2本重なる。今で言うならば主要幹線のようなものか。
やがて久々の本庄橋跡付近に。今日は敢えて歩いたことのない本庄橋を経由しないルートで本庄橋跡の上部に。しかし、時間も時間なので、本庄橋跡の広場に降りて昼食。こんな処に歴史的な石橋が架けられ、昭和まで元気であった。それがいつしか割れて落橋してしまったため、今ではその残骸を集めて広場になっている。“本”という文字が刻まれているのがわかる(写真23)。
❸七曲り〜六甲山頂
再度元気になったところで、再びルートへ。芦有道路からの林道の終点広場を横切り、七曲りに入る。まず住吉川を横切り、いきなりの急登。すぐにやや緩やかにはなるものの、七曲りの名前にもなっているつづら折りで上がっていく。やがて、道の右手が開け、住吉川側に出ると、程なく一軒茶屋。
茶屋の裏手に到着し、表に回り県道を渡る。いよいよ六甲山へ。久々の山頂部。立ち入れないアンテナを巻き、左手に。六甲アイランドや、大阪側を見下ろしたのち、山頂標識へ。10年前にはアンテナの前にケルン状の石積みの山頂標識があったはずだが、今では違っている。アンテナ背後の広場に山頂標識がある。
❹六甲山頂〜西おたふく山〜住吉台
一息ついて、全山縦走路に戻り、逆行。しばらく進むと、西おたふく山にある無線局への舗装道に。これを左手に進み、西おたふく山を時計回りに回り込む。最高点を過ぎたが、登り口はなさそう。敢えて言えばの踏み跡を発見、これに登り尾根を最高点に向けて戻ると、すぐに最高点。そこには“開運”と書かれた賽銭箱(写真36)が。福があるのか知らないが、心で祈りつつ、舗装道に戻る。
と、そこで雨。しばらく進んで無線局まで来るが、はっきりとした降りに。
悩ましい。
このまま進めば、先ほどのバス停まで一時間以上、凌雲台に向かえば約30分でバス停。とりあえず、いつでも雨具を出せるようにして、下山道へ。足取りは急ぎ。最初は熊笹の明るい林、やがて六甲山頂部や打越山の展望を過ぎて、薄暗い林に。本庄橋付近から続く森林管理道を合流し、さらに下ると先ほどの分岐点へ。住吉道に合流する渡渉点で石の濡れ具合から結構降っていることに気が付く。ここからは、行きの“巻き戻し”である。急ぎ足で行くが、ボーイスカウトの一群と抜きつ抜かれつ。彼らは若くて身軽だけに、走っていく。途中で立ち止まってくれるから抜くこともあるが、全体早い。やがて、石切道を分け、彼らもそちらに降りていき、こちらはバス停へ。ちょうどよい時間に着き、バスで下山。コインパークに止めてあった車に戻り、本気の雨からは辛うじて免れることができた。
もっと早く出発していればよかっただけなんですがね…。
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