秀麗富嶽12景めぐり(高川山から岩殿山へ)
- GPS
- 08:28
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,207m
- 下り
- 1,321m
コースタイム
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 8:28
■歩行時間:423分(小休止を含む、高川山山頂休憩・昼食休憩・岩殿山山頂休憩を含まず。)標準CT(464分)の0.91倍。
■距離:15.51km
■累積標高差:+1300m,-1400m
■行程量:31.02+26+14=71.02P(35.51EK)(★★★)
■ラップタイム:5.96分/P、+378m/h
(標準CT:6.53分/P、+344m/h)
■エネルギー定数:423*0.03+1.3*10+1.4*0.6+15.51*0.3=31.283
(ルート定数:464*0.03+.....=32.513)
■山のグレーデイング:4C(高川山だけならば大月への稜線を入れてもB、麓の丸山公園と岩殿山の往復だけならばA、岩殿山から稚児落しの稜線はC)
■消費カロリー:31.283*(79.0+(9.7+6.8)/2)=2,729kcal
天候 | 快晴☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
初狩駅までJR (帰り) 大月駅からJR |
コース状況/ 危険箇所等 |
【高川山】 ■男坂に鎖場はありませんが、傾斜が急なので、使う場合は登りに使った方が良いでしょう。 ■高川山の山頂近くには、霜柱ができていました。気温が上がると融けて道が泥田になる可能性があります。 ■高川山から大月方面に下りる際に、落葉で道が隠れている区間があります。道をはずれないように注意して歩く必要があります。 【岩殿山】 ■岩殿山の稜線の縦走コースは、ロープ場や鎖場を登り下りしたり、断崖の横を通ったりします。今回のように、稚児落しから岩殿山へと逆ルートを取る場合には、稜線上の高度感のあるロープ場や鎖場を下る必要があるため、危険度が更に増します。林間のバイパスルートの通過を推めます。 ■大月から岩殿山を往復するだけならば、麓の丸山公園から整備された登山道がついていますが、稜線を縦走する場合は、ハイキングのつもりで行くと、相当なストレスを感じることになりますのでご注意ください。身近な山ですが、落ちたら死んでしまう危険区間が多くあります。 ■今年の9月10日に、天神山から稚児落し方面に歩いていた人が、下りの坂道でスリップ転倒して右脚の大腿部を骨折し、ヘリコプターで救出されています。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-959604.html 道が道なだけに、自力での搬送は難しかったでしょう。 |
写真
感想
◆はじめに
冬晴れの天気の中、雪をかぶった富士山を見たくなり、秀麗富嶽十二景の第11番の高川山と第8番の岩殿山に登りました。
◆初狩駅から高川山へ
準備を整えてから初狩駅を出発しました。向かいの滝子山が朝日に照らされて綺麗でした。 登山口までは林道が続いていましたが、登山口近くに車を停めて、朝早くから登っている人もいらっしゃいました。
登山道の中腹に、女坂と男坂の分岐があり、男坂を登りました。鎖場はありませんでしたが、下りに使うとスリップして転倒しやすそうでした。
高川山の山頂からは、富士山が真正面にドヒャーと見えました。遠くは南アルプスの山までも見渡すことができました。
◆高川山から大月への稜線縦走
高川山から大月への稜線の道は、松浦隆康さんの「静かなる尾根歩き」にも掲載されていましたが、ヤマプラ(山と高原地図)では既に一般ルートになっています。ヤマレコの「みんなの足跡」でも多くの方が歩かれており、実際に、多くの登山者とすれ違いました。高川山の頂上稜線から急下降する岩の多い区間で道がわかりにくくなりましたが、下りていくとロープが張ってありました。
末端のむすび山までは結構距離はありましたが、落葉樹が葉を落として、冬の明るい林の中をのんびりと歩くことができました。振り返ると高川山が見えたり、富士山が見えたりする場所もありました。
◆岩殿山の稜線縦走
高川山の縦走の続きで、西側の浅利口から岩殿山の稜線に登りました。岩殿山自体が岩山なので、こちらは、なかなかタフな道が続きました。稚児落としの絶壁の上に道がついていて、下りで歩くのは怖かったです。
天神山を過ぎた後、岩殿山への標識が最終的に林間コースに導くようにつけられていたため、稜線を下らずに、北側の林間コースをたどりました。林間コースにも最後に稜線に向けて急な登り返しのロープ場がありましたが、まだこちらの方が安全でした。登り返して稜線の道に合流し、右横を見ると、断崖に付けられた幅30cmもないトラバース道とその先には稜線によじ登るロープ場が見えました。ここを逆コースで下りるのは高度感もあってかなり怖いでしょう。
◆岩殿山と城跡めぐり
大月の麓にある丸山公園から直接に岩殿山に登る遊歩道に合流してからは、これまでの稜線の道に比べて本当に極楽でした。麓と岩殿山の往復だけならハイキング気分でも登れます。
岩殿山の頂上部には昔の城跡が残っていました。頂上からは、夕方の逆光の中で富士山が見えました。
◆最後に
高川山の稜線ののんびり歩きの後で、岩殿山の稜線のタフな縦走が待っていたので、結構疲れました。コースの条件で時間のかかり具合が随分と違いました。岩殿山の稜線も、普通は岩殿山から稚児落としへとたどる登山者が多いようです。中には鎖場が大好きそうな子供もいましたが、麓からの遊歩道をハイキング気分で岩殿山に登った後に稜線に突入すると、結構ストレスを感じる人は多いでしょう。
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