槍ヶ岳・激ラッセル/激パウダー

2016年12月18日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 26.7km
• 登り: 2,154m
• 下り: 2,146m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:20
• 休憩: 1:37
• 合計: 14:57

0:01 新穂高温泉バス停
2:01 2:15 白出小屋
3:46 3:50 滝谷避難小屋
5:13 5:35 槍平小屋
9:52 9:55 飛騨乗越
10:17 10:30 槍ヶ岳山荘
10:55 11:00 槍ヶ岳
11:20 11:35 槍ヶ岳山荘
11:40 11:43 飛騨乗越
12:00 12:10 槍平小屋
14:07 14:15 白出小屋
14:58 新穂高温泉バス停

0.00　1110m　新穂高発
2.01　1540m 白出沢
3.46　1750m　滝谷
5.13　1990m　槍平小屋
5.40 1990m　槍平小屋発
9.52 3010m　飛騨乗越
10.17 3100m 槍ガ岳山荘着
10.55 3180m　槍ガ岳山頂
11.00 3180m　槍ガ岳山頂発
11.35 3100m 槍ガ岳山荘発
11.40 3010m　飛騨乗越
12.00　1990m　槍平着
14.07　1540m　白出沢着
14.58　1110m　新穂高着

天候

快晴時々ガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

右俣林道は新穂から雪は繋がっていた
槍平までは夏道、雪不足で河原は使えない
槍平からは雪は多く飛騨沢は標高差1000mの大ゲレンデ

写真

12/18 0:25

深夜0時新穂右俣林道をスタート白出沢まで約2時間

12/18 0:11

月が明るく星もきれいだった

12/18 3:44

滝谷まで3時間半

12/18 4:33

滝谷過ぎてしばらくでトレースは消え槍平手前はジャングルラッセルに難儀

12/18 7:18

飛騨沢もずっと激ラッセル

12/18 7:54

ジグを切りながら飛騨沢を登る

12/18 7:55

激ラッセル

12/18 7:59

高度が上がると笠ヶ岳がきれい

12/18 8:33

どこまでも続く一本のトレース

12/18 8:34

笠が大きい

12/18 9:43

稜線は雪煙が舞う．地獄か？

12/18 9:51

飛騨乗越へ

12/18 9:56

標高3000mからの笠ヶ岳

12/18 9:58

3000mを超える飛騨乗越が見えた

12/18 9:58

大喰岳、稜線に出ると地獄でした

12/18 10:01

さぶと大喰岳

12/18 10:09

YSHRと笠ヶ岳

12/18 10:12

槍が見えて来た

12/18 10:16

YSHRと槍

12/18 10:20

さぶと槍

12/18 10:40

穂先アタック開始

12/18 10:42

サブも肩の小屋スタート

12/18 10:45

あっという間にガスっぽい

12/18 10:50

穂先途中からの穂高連峰

12/18 10:50

前穂もあるでよ

12/18 10:54

カチカチの雪壁をウィペットダブルアックスで

12/18 10:55

もうちょいだ

12/18 11:00

最後の梯子を上るさぶ

12/18 11:00

山頂のYSHR

12/18 11:01

山頂のサブ

12/18 11:00

山頂ではブロッケン現象が

12/18 11:02

槍山頂もガスが来そう

12/18 11:06

激しい風の中下山開始

12/18 11:39

肩の小屋から滑走開始

12/18 11:42

飛騨乗越目指し滑走、転けたら槍沢へアウト

12/18 11:47

飛騨乗越から行くぜ

12/18 11:51

飛騨沢　貸し切りパウダーゾーン

12/18 11:51

タマランチ！

12/18 11:51

初めて飛騨沢でパウダーを当てたさぶ　大興奮！

12/18 11:52

YSHRも興奮

12/18 11:52

ウーン　マンダム！

12/18 11:52

大パノラマを見下ろして

12/18 11:52

どこまでもパウダー

12/18 11:52

飛騨沢中程

12/18 11:54

貸し切り万歳！

12/18 11:54

これが山スキー

12/18 11:55

調子こいてジャンプ

12/18 11:55

さぶアップ

12/18 11:55

笠を見てのシュプール

12/18 11:57

飛騨沢下部も雪は生きていた

12/18 11:58

パウを巻き上げてスーパーファットが走る

12/18 12:02

槍平へ

12/18 12:03

南沢

12/18 12:09

槍平着　積雪150cm

12/18 13:04

滝谷

12/18 14:16

白出沢

12/18 14:51

帰りの右俣林道

撮影機器：

Canon EOS Kiss X7 Canon

Canon PowerShot S120 Canon

感想

YSHR

降雪直後の高気圧ど真ん中、今日は槍ヶ岳で激ラッセル、激パウを頂いた．昨日夕方6時に仕事を終え帰宅、晩飯を食べ少し横になって夜10時に自宅を出た．サブも既に新穂に向かっている．深夜0時前に無事到着、サブも着いていた．新穂を出て林道に入ると雪はずっと繋がっていた．今日は二人ともスーパーファット、黙々と右俣林道を歩いて行く．昨日入山者はいる様でツボ足トレースはあった．

雪は徐々に増えていく．白出沢まで着くともう50cmはあるだろう．大休止、白出沢を過ぎてしばらくで河原に下りれるか見たが薮っぽい，無理だ．効率は悪いが登山道で行くしか無い．アップダウンは多くて難儀だ．おまけにトレースも雪で埋まりラッセルが続く．滝谷を過ぎると雪は一段と増えておまけに登山道には雪で倒れた木々が多くて潜ったり跨いだりクロスカントリーレースだ．

ツボ足は膝ラッセル、果たしてどこまで行っているのか？南沢出合を過ぎいきなりトレースが消えた．ツボ足は皆ここで力尽きて引き返したようだ．この辺りはまだ薮も多くてここから激薮ラッセルとなる．槍平手前からジャングルラッセルとなり時間はドンドン過ぎていく．ジャングルを過ぎるといきなり視界が開け槍平となった．冬期小屋に飛び込むが誰もいるはずが無くここで大休止となった．

かなり気温も冷え込んでいる．小屋を出るとここから更にきついラッセルが続く．スーパーファットでなければ太刀打ち出来ないだろう．二人交代でラッセルして高度を上げる．ようやく夜が明けた．ラッセルがきつい分帰りは激パウだろう．

稜線を見上げると激しい雪煙が舞っている．稜線に出ると地獄か？2800mからクトーを付けて3000mを超える飛騨乗越に出た．風は強いが地獄ではない．飛騨乗越からスキーのまま肩の小屋まで登り上げここで休憩、荷を置いて最後穂先を目指す．氷結した雪壁をガシガシ登り最後の梯子を上り切ると山頂に飛び出した．山頂にはあっという間にガスが巻いていたが時折視界は効いた．写真を撮ったら帰るのみ。

穂先の下山中ピックストックを一本落としてしまう．ヤバし、何とか岩場に引っかかり救われた．肩の小屋まで下り板を履く．ここから際どく飛騨乗越まで下る．飛騨乗越から下の飛騨沢は素晴らしいパウダーが詰まっていた．これぞ山スキーを満喫して頑張ってラッセルした甲斐があった．ガンガンパウってあっという間に槍平に着いた．

ここから滝谷まで一気にスキーで下った．滝谷からはシールを付けて白出沢まで、白出からは林道ボブスレーで新穂へしめて15時間の完全燃焼でした．