軽快登山、白馬大雪渓〜祖母谷(泊)唐松〜八方尾根
- GPS
- 32:00
- 距離
- 32.2km
- 登り
- 3,905m
- 下り
- 3,331m
天候 | 25日:晴れのち雨 26日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし。 |
写真
感想
猿倉の登山口にて
登山届けを書いて提出しようとすると。
係のおじさん、じっと見る。(ま、普通見るよな。でも、去年白馬二山トレランしたときは何も見なかったけどな)
「え、今日はどこまで行くの?」
祖母谷までです。
「無理でしょ。今日は白馬までですよね?」
いえ、祖母谷までです。
もう一人の係のおじさんが、
「ランニング登山というやつですか?」
ま、そんなもんです。でも今日は走りませんけど。
そりゃそうだ。
通常だと猿倉から白馬岳まで6時間で1日。白馬岳から祖母谷までは下りのみだけどたっぷりと1日かかるコースなのだから。
去年一人で白馬二山縦走トレランしたときはこの林道から走れるところは走っていましたが今回はあまり無理しません。
kuroさんも荷が重いらしく、ちょっと辛いと言っていました。ま、いつも日帰りトレランスタイルからすれば重いですけど、通常の登山を思えば滅茶苦茶軽いです。
私の重量は水が入って12kg弱ぐらいです。
大雪渓をどんどん登山者を抜いていきますが天気が良くないお陰で?登山者が少なく、追い抜く回数が少なくて助かりました。
普通に登ればアイゼンを使うことはないのですが、この登山者を赤ペンキの列から外れて追い抜くとき、軽アイゼンがあった方がいいかなと想像していたのですがまったく不要でした。赤ペンキを外しても、しっかりとスプーンカットでよく下を見れば平らなところがあり、とても登りやすいです。
白馬岳山頂をピストンしてさあ清水尾根というところで雨に降られます。
どうせ止むだろうと思って、ULジャケット程度で大丈夫と判断してULジャケットを着ますが、雨、物凄く冷たいです。どんどん体温が奪われていくのがわかる。
やや下りだし、走れば内側の発熱量が上回って、・・・大丈夫か?
いや、予想以上に冷たい雨。
おそらく、最近起こった北海道トムラウシやまでの遭難事故もこんな冷たい雨だったのでしょう(想像ですけど)
これはヤバイ
どこでちゃんとした雨具に替えようと思うが、いい場所がなくやっと這松のあるところに着たので、雨具に切り替えます。
清水尾根をしばらく下ると、下から赤い雨具を着た登山者が。
すれ違うとき、自分から話しかけました。
「いやー、もう人とは会わないだろうと思っていました、・・・・。」
清水岳までピストンだそうです。祖母谷ではなく、欅平まで戻るとか。
われわれでさえ、祖母谷温泉に17時着なのにこの登山者(60歳弱くらいの女性単独)無事だったのでしょうか?ずっと気がかりでした。
そうそう、思い出してきました。
この女性と会う前に、登山道に大量のうんちが!!
根曲がり竹がほとんど未消化でどす黒いというかどす緑色。
熊に間違いないです。女性に、直ぐ上に熊のウンチが・・・
と言うと、この下にもありました。
でも大丈夫、・・何が大丈夫なんだ??と思いましたがすれ違いの登山者ですので、
突っ込みを入れるわけにもいかず、はあ、そうですかとだけ答えました。
祖母谷温泉テント場に着きました。しばらく小屋の前でぼおっとしていると唐松岳から降りてくる登山パーティが反対側に見えます。
お風呂に入ったときそのパーティの男性リーダーらしき人から話を聞きましたが凄く時間かかったようです。翌日我々が上がっていくのですが、そりゃそうだよっておもいましたよ。
このコース、登りは勿論ですが下りに利用したとしても、普段トレーニングをしていない人が入るルートではないと思いますよ。とにかく、ハード。ガイドブックにも健脚向きと書いてあります。ま、どっちのルールも途中に非難小屋があるのでそれを有効利用すれば、普通ですけどね。雨が止んでいるうちに、テントを張り即入浴。
男女別の露天風呂なんですけど、(脱衣所は勿論屋根ついています)シャンプーリンスとボディシャンプーまでありました。
まあ、祖母谷温泉は山小屋といえば山小屋なんですけど黒部鉄道を使えば、一般観光客レベルで来れますからね。シャンプーですっきりしたのに雨と汗でびしょびしょに濡れた服を着るのも嫌なもんです。
今回着替えは、長袖のシャツ1枚、ソックス1足のみです。たとえ濡れていても、命に別状なく着乾し出来るかぎりは着替えません。そう言えば自分、登山歴35年ぐらいかな?になるけど着替えたことは一回もないな。
1日目の疲労が2日目にどのくらい影響するのかこれがテーマです。
夜中、時々起きました。11時、1時、3時と起きた気がします。
3:15頃朝食の準備、チキンラーメンです。コッヘルの中には昨日のうちから水を入れておきました。(コッヘルは勿論外に出してあります)
ゴアソロエスパースの入り口のみのフライシートを掛けていますが、そんなに前方に張り出していません。そのため、そのフライの下でコンロを扱っているのですが、コッヘルとフライの距離が近いためコンロの炎を弱くしてお湯を沸かします。時間は十分あるのでこれでもいいんです。湯が沸いたところでチキンラーメンをいれ、ソーセージ1本を切って中に入れました。
山で食べるラーメンは、・・・・美味しいと言いたいところですが、まずい!!
仕方ないですね。
4:30 出発予定でしたが、kuroさんがちょっと手間がかかり、結局出発したのは5:21 でした。もう不帰岳のキレットには行かないので、これでも十分余裕あります。
餓鬼山から下り、大黒鉱山(銅山)跡に着きます。kuroさん水筒の関係で、水場まで下っていきます。私は、今日のハイドレーションには2ℓ、水筒には1ℓ、計3ℓなので、補給不要です。kuroさんが、水場まで言っている間(9分でしたが)休むこととします。
唐松岳の山頂は踏まないことにしました。稜線の反対側の風の来ないところで小休憩。最後の踏ん張りです。kuroさんはどんどん行きます。直ぐに私は置いていかれますが、ある程度の距離でまっていてくれます。脚が重いです。思うように足が進みません。そりゃそうだとも思いますが、もう少し頑張ってほしいな自分!!
1ケルンに着き、リフトを2本乗りますが、寒い寒い!そのあとゴンドラリフト、これは勿論風防がありますので、そんなに寒くないです。
そんなこんなで2日間の登山終了です。
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