分水嶺:桂小場〜行者岩〜茶臼山〜将棊頭山〜権現山


- GPS
- 51:44
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 1,756m
- 下り
- 2,194m
コースタイム
【20110327】550―614胸突八丁(信大ルート分岐)―656休(2280m)706―821休(2500m)830―921胸突ノ頭930―1005行者岩―1032茶臼山1105―1124行者岩1132―1153胸突ノ頭1206―1259将棊頭山1309―1315西駒山荘(冬季区画、素泊まり)
【20110328】510―518ピーク521―540将棊ノ頭―642八丁立650―831辻山手前コル835―850五合目(辻山すぐ下)900―917板沢ノ頭―1010権現山1054―1100休(スノーシュー外す)1104―1112常輪寺分岐―1139土俵跡1145―1201沢渡渉―1211登山口―1235伊那スキー場センター―1245小出太鼓(グランド横)1310―1325小出三区交差点―1342下島駅
天候 | 【20110326】曇り時々雪 【20110327】快晴のち晴れ 【20110328】快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
*往路のJR区間は「青春18きっぷ」利用 *小黒川渓谷キャンプ場先のゲートは、2010年12月10日〜2011年4月15日は冬季通行止。 【復路】下島1404〓1408伊那市―伊那市バスターミナル1425=(ハイウェイ高速バス:途中、双葉SAで休憩)=1745新宿西口―新宿1753ж1808新江古田 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・野田場から馬返しにかけてのトラバースは積雪期には少し気をつけた方が良い。 ・胸突ノ頭から行者岩にかけては東側に雪庇ができている。行者岩直下の南側急斜面も雪質によっては小なだれの可能性があるかもしれない。 |
写真
感想
もともとは、2泊3日(月曜日は年休取得)で茶臼山から大棚入山を経て、姥神峠まで中央分水嶺を踏査するつもりで出かけたが、前日から当日朝までにかなりの新雪があり、予定通りには進むことができず。結果として、春山ではなく冬山を楽しむことになってしまった。
・タクシーの運転手さんは女性。「桂小場まで入れると思う」と言っていたけれど、やっぱりゲートはしまっていた(でしょ!)。このタクシー運転手さんと別れてから下山するまで誰にも会わず。さびしい小黒川渓谷キャンプ場では、主と思われるカモシカくんが留守番しているようでした。
・ちりめん坂から早くもスノーシューを装着する。ところどころではスノーシューでも膝くらいまでのラッセルでペースが上がらず。うまくすれば初日に西駒山荘までと思っていたが、大樽避難小屋に14時までに着けなかったならそれ以上進むのは止めと決めていた。結局、15時にすら着けなかった。
・2日目は天気は良いものの、相変わらず雪は深く、胸突八丁がしんどい。胸突ノ頭に出ると、西駒(木曽駒ヶ岳)方面がばっと視界に飛び込む。南アルプス、八ヶ岳、北アルプス、乗鞍岳、木曽御嶽山など、贅沢な眺望を楽しむ。
・茶臼山に10時までに着けなかったなら、大棚入山に向かうのは止めと決めていた。結局、行者岩の手前に深雪の急坂があったりで、茶臼山頂着は11時を少し回っていた。大棚入山方面や坊主岳〜経ヶ岳〜権兵衛峠の中央分水嶺未踏査区間のこの時期の様子をじっくり観察。昨晩泊まりそこなった西駒山荘に向かうことにする。せっかくの快晴が明日もつづきそうなので、森林限界にできるだけ長くいる方が楽しそうである。(この時点で明日は南アルプスを正面に見ながら権現山へ下ることに決める)
・胸突ノ頭から将棊頭山までは、プロムナードコース。新雪が飛ばされていて、クラストしていて快適に歩ける。(この間は、2008年9月に逆向きであるいたコース)
・西駒山荘の冬季入口はガラス窓。ノートを見ると、今年は2月6日に信大生3名が利用しただけのようである。(昨年の10月後半から年末までに6パーティの利用あり)
・ラジオ天気予報によると、低温注意報が出ていて、平年より4〜7度低く、2月中旬並みとのこと。確かに、すべてがすぐに凍ってしまう。
・朝方、氷を溶かしてお湯を作るのにかなり手間取った。ガスのボンベが冷えすぎていたためらしい。その後、手のひらでボンベをすこし暖めてやると火力が増してうまくいった。結果的に最後のラーメンが沸騰した直後にガス欠となり、きわどい使い方になってしまった。
・3日目も快晴。日の出前に出発。写真をとるために手袋を脱ぐと、あっと言う間に冷えて凍傷にでもなりそうな感じ。とても山岳写真家にはなれそうもない。将棊ノ頭でご来光。南アルプス全山が指呼の元。
・さすがに下りは少々雪が深くても楽チンに下れる。権現山の少し先までスノーシューを利用。この後は夏道も顔を出し、最後は汗ばみながら伊那スキーリゾートに下山。スキー場はすでに今シーズンの営業を終了していた。
・小屋に2泊してしまったので、テントは使わずじまい。アイゼンとピッケルも活躍の場がなかった。(スノーシューがMSRのLightning Ascentなので、アイゼン代わりにもなるため)
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