2010年ハセツネ本戦(月夜見でリタイヤ)
- GPS
- --:--
- 距離
- 36.9km
- 登り
- 3,021m
- 下り
- 2,132m
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
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アクセス |
感想
今年も去年に続きハセツネカップに参加してきました。
朝は加波一族のカズボーさんO江さんと合流して一緒に会場へ向かいます。今年は体育館が使えないとのことで場所取りの意味がないため現地着10:30くらいを目処に会場入り。
自宅を出たときは降っていた雨も会場へ到着するころには止み、太陽まで出て、真夏並みの暑さになってきました。
会場で着替え済ませて、TANEYAさんたちと合流。セブンヒルズのメンバーでエール交換を行い開会式へ向かう。
今回の作戦は前半を抑えめに行くこと。去年の苦しかった経験から出た答えだ。
スタートして変電所前のトレイルにてオッティモのF隊長が応援に来てくれていたのであいさつを交わす。横を見るとTANEYAさんを発見。前半ダッシュをしなかった割にはうまくよいポジションにつけたようだ。
しばらく進むとクマトモさんを発見、渋滞に入ったので話をしながらのんびりと今熊神社を目指す。35分で今熊神社に到着。予定どおりのペースである。
ここからの登りはしんどいので、極めてゆっくり登ることに専念し、登り切ったところにあるトイレを今年も利用。
ここから入山峠までは渋滞の連続。去年よりもペースを落としてここまできた分渋滞も大きかったが想定の範囲内で通過。入山峠ではほとんど渋滞がなく3分程度で通過。ここでは、ハセツネクラブのウエハラさんにエールをいただく。
市道山、醍醐丸と順調に進む。醍醐丸についたときには予定ペースより15分ほど早かったのでベンチに座ってのんびりと補給休憩。ペースを上げない作戦でここまで全く疲れなし。ここでクマトモさんが僕を追いぬいていく。
連行峰を目指して進んでいるときにオーフィーさんと会う。しばらく休むとのことなので、僕はそのまま先行していく。三国峠についたときには予定よりも20分ほど早く到着できた。去年はここではリタイヤを検討するくらい疲れていたのだが、今年は元気満々。
三国峠でライトオン。しばらく進んだところで夕立が始まる。
この夕立が阿鼻叫喚の夜の始まりだった・・・。
昼間の太陽で乾いていたトレイルがあっという間にドロドロに変わり、チョコフォンデュのようになる。下りではヌルヌルの滑り台が、登りは空回りして登ってはズズズーーと落ちる。平地では靴についた泥が重しになって走れない。
三国峠から浅間峠まではジョグペースで走って40分の区間なのだが、60分以上かかって到着。軽く補給をして西原峠を目指す。
この区間も泥んこ祭りが開催中。あっちこっちで、「ぎゃー」「ぐぉーーー」という叫び声がこだましている。自身も何度も足をすべらせて転げ落ちていった。
登山道の脇はあまり人が通ってないので比較的滑りにくいのだが、トレランでやっては行けないことのひとつは、登山道以外の場所を通って森を壊す行為。そういうマナーをうるさく教えてもらいながら、今、自分はこの場所でトレランレースに参加している。どんなに滑ってしまっても、あくまで登山道を利用して進む。
浅間峠まで温存し、西原までの平坦区間はジョグでのんびり進む計画がこの泥んこ祭りでペースは乱れ、足を余計に使い、水もどんどん減っていく。
西原峠には予定よりも1時間以上オーバーして到着。しばらく休憩をして三頭山を目指す。
大沢山手前のベンチにて、オッティモのF隊長をまたもや発見。車で先回りにてこちらに来たとのこと。しばらく隊長と話をして、三頭山避難小屋を目指す。
しかし、ツルツルと滑って登れない。水が底をつき元気も出ない。何度も休憩をしながらゆっくりと登っていく。
避難小屋でうなだれているとisakiさんが到着。しばらく話をして先を急ぐとのことで進んでいった。まだ元気があるようだ。
三頭山に登り、ここでも休憩。三頭山から鞘口峠までの下りはみんな慎重。通常20分程度で降りることができるのだが、40分以上かかった。
鞘口峠でもしばらくうずくまり動けない。気力が底をついてきた。
ここからのトレイルは比較的走りやすかった。泥んこ祭りも終わったようだ。しかし、疲労感が体を遅い走れない。通常50分から60分程度で走れる区間を2時間近くかけて進む。
午前1時に月夜見休憩所に到着。ポカリの補給をしてもらい、久しぶりの水分補給。
道路に寝転がり休憩するが寒くて震えが止まらない。もう何もかも嫌になってくる。気持ちが切れた瞬間だった。
体が暖を求めるようにリタイヤテントへ向かっていた。午前1時30分。リタイヤとなる。僕の今年のハセツネが終わった瞬間だった。走行距離42km。
テントで暖をとりコーヒーを飲んで迎えの車を待つ。都民の森まで車で下ろされて、バスに乗り換えて五日市会館へ戻る。バスの中ではそのまま眠りこんでしまった。
会場に到着して、TANEYAさんたちにリタイヤ報告のメールを打つ。
まだ筋力的には余裕が残っていたので、あちこち痛いものの明日からジョギングできるくらいには平気なのだ。
今回のリタイヤは気持ちが切れてしまったこと。どんなに辛くてもゴールするんだという気持ちが湧いてこなかった。去年は、初参加ということもあり絶対に完走するという強い気持ちと目標を持っていた。対して今年はなんとなく参加してしまったのは拭えないように思う。薄っぺらな気持ちで参加してゴールできるほど甘いレースではないし、そんな気持ちでも走れるほどの実力があるわけでもない。
ハセツネに参加するということについて、もう一度考えて、来年以降の参加について検討していきたい。
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