鷹ノ巣山(巳ノ戸尾根・鷹ノ巣尾根経由)
- GPS
- 08:57
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,429m
- 下り
- 1,447m
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:55
天候 | 晴れ(強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
帰り:峰谷バス停(最終4:55発) → 【バス】 → JR奥多摩駅 ≪以下略≫ |
コース状況/ 危険箇所等 |
※稲村岩尾根入口の巳ノ戸橋は,2017年2月1日(水)から同月28日(火)までの間,工事のため,通行禁止となります。う回路はなく,橋の下の川の渡渉も無理でしょう。 1 巳ノ戸尾根 (1) 稜線までの道がわかりにくい。稲村岩尾根分岐は明瞭であるが,その後,稜線までに多くの踏み跡による分岐があり,道を誤りやすい。場合によっては,稜線に向けて直登するのが効率的である。 (2) 岩場地帯あり。2つほどの顕著な岩(高さ約5m)を登る。下山ルートとして利用する場合は,特に注意。 (3) 上記(2)の岩場地帯以降は,細尾根が続く。両側は,崖となっているから,特に積雪時において,滑落には十分に注意。 (4) ヒルメシクイノタワ手前(鷹ノ巣尾根終盤)は,急登であるとともにつかまれる木々が少ないから滑落には注意。 2 石尾根及び浅間尾根 特になし。なお,バス停までの車道が一部路面凍結している。 |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン(10本爪)
長袖シャツ
防寒着
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
熊鈴
|
---|---|
備考 | スパッツ又はゲーター |
感想
今回は,巳ノ戸尾根・鷹ノ巣尾根経由による鷹ノ巣山登山を行った。このルートは,2度目となるが,積雪時は初めてである。巳ノ戸尾根・鷹ノ巣尾根は,一般道の稲村岩尾根と分離し,稲村岩尾根の北側を迂回するように伸び,ヒルメシクイノタワで再度稲村岩尾根に合流する尾根である。一般の登山地図には登山道として記載のないマイナールートである。鷹ノ巣山に行くには,稲村岩尾根の方が明らかに楽であり,早い。
しかしながら,巳ノ戸尾根・鷹ノ巣尾根は,静かな尾根歩きができる上,ちょっとした岩場帯があり,また美しい細尾根が続き,大変味わい深い山歩きができる。ただし,安易に歩けるルートではないので,経験者又は山慣れた者向きである。
話は変わるが,私は,JR中野駅と京王笹塚駅との間に居住する者であるところ,日々の山行は,専ら京王笹塚駅を利用している。しかし,JR奥多摩駅に最も早く行ける手段として,JR中野駅が始発駅である4:25発の中央線各駅停車「高尾」行きがある。これを利用すると,大方の始発列車利用登山客よりも早く,JR奥多摩駅に到着できる。これにより,大変空いているバスの利用が可能となり,かつ,登山時間を長くすることができる。今回は,これにより,6:25にJR奥多摩駅に到着し,東日原からの登山開始時刻を7:00前にすることができた。
ところが,写真欄等にコメントしているとおり,イレギュラーが発生してしまい,やや難航した山行となった。
まず,^霏軸簇根から分離した後の巳ノ戸尾根稜線までの道迷いがある。これは,大したことではないが,踏み跡がいくつにも別れ,どれを選択したらよいのか右往左往してしまい余計な時間を要してしまったのである。特に巳ノ戸集落跡地以降は,一部の詳しいガイド地図の記載に誤りがあり,引き返すこととなったり,間違った赤テープに誘導されてしまったりした(もとより,赤テープは信用してはならないのが鉄則。)。結局,地形図を確認し,稜線に直登する選択をした。
また,着用していたアイゼンの金具が外れてしまい,かつ,これを再装着するいとまもなく,アイゼンを着用せずに歩いたことから,特にアイゼンが必要な滑りやすくつかまれる木々も少ない急斜面(ヒルメシクイノタワ直前)などにおいて,非常に多くの時間を要してしまった。
1キロほど積雪30センチ程度の雪道のラッセルを余儀なくされたこと。
このような重大ではないが,時間と体力を無駄に消費するイレギュラーがあった。しかし,無事に下山した今においてみれば,こうしたイレギュラーも含めて,今回の山行は,充実したものといえよう。
鷹ノ巣山以降は,石尾根で鷹ノ巣山避難小屋(宿泊者1名と歓談)に向かい,浅間尾根で下山。特記するべき事項はない。
今年(といってもまだ「今月」)は,元旦の真夜中にヘッドライトが故障する重大インシデントが生じ,そして,今回のイレギュラーがあった。これを機に,山行の安全について,より深く考えてみたい。
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