大倉山 〜雨上がり圧巻!!の剱岳の大展望〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,144m
- 下り
- 1,141m
コースタイム
11:15山頂(昼食・散策)13:00→13:55今回の登山口→14:20林道入口(駐車)
天候 | 【富山県富山の当日の天気】 天 気:晴れ 最高気温:20.8℃ 最低気温:5.0℃ 露点温度:2.5℃ 湿 度 :34% 風 向:北北西 風 速:4m/s 現地気圧:1013hPa 海面気圧:1015hPa 降 水 量:0.0mm 積 雪 深:0cm 日 の 出:5:25 日の入り:18:21 雲ひとつ無い晴天過ぎて少し霞がかっている。山頂も無風。 下山時は半袖に |
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過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐 車 場:剱橋越えて岩魚料理「はやつき」手前の大倉山登山口へ入っていく 林道は積雪で入れず。 林道入口に駐車。路駐の車もあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:なし 登 山 道:林道は雪崩地あり落石ありで荒道。 林道奥看板(夏季の駐車場)その先の従来の登山口が雪崩・落石で 取り付くこと出来ず。先行者のトレースを追って3桑首谷を35分歩き 最終堰堤横の急登を直登。登りきって1200mの尾根に取り付きました 尾根は痩せていたり、アップダウンある雪道でしたがトレースあり 標札もしっかりあり迷うような事はなかったです。 雪 質:上り湿雪。 下り緩雪。 今回の登山口、急登直登前でアイゼン(クロモノ12本刃)着用。 壷足でも登れたと思いますがアイゼン・軽アイゼンは必要かと それか今回は小回りの利くワカンは必要。 雪の締まり具合や尾根の狭さからスノーシューは適していなかった。 他の登山者:ソロ:3組 2名グループ(若者2名組、母娘2名組:2組 3名グループ:1組 自分以外は6組と会いました。 立寄り温泉:つるぎふれあい館アルプスの湯 場 所:富山県中新川郡上市町湯上野8番地 入湯料金:600円 TEL :076-473-9333 FAX :076-473-2388 開館時間:午前10時〜午後9時まで(入館8:30まで) 休 館 日:月曜日・祝日の翌日・12月31日〜翌年1月2日まで http://www.town.kamiichi.toyama.jp/hp/spot/spot07.html |
写真
感想
3月から牛岳 金剛堂山 天蓋山と残雪期の山行
遠くから北アルプスを眺めていて
北アルプスのラウンドマーク的な存在と言えば槍ヶ岳と剱岳。
いつもその2箇所の頂を探していました。
そのひとつの剱岳をもっと近くから見てみたいぃ・・・と
書籍や諸先輩方のホームページやブログなどを拝見していますと
『大倉山』なる山をビビビ!!っとキて数日前より
自分の休みと天気予報を重ね合わせて4月10日(日)に大倉山行を決行☆
県道333号線剱橋を越えて岩魚料理「はやつき」の手前の林道入口に
7:00に到着するとすでに車が2台駐車していました。
用意していると男性1名のソロの方も来られる。
林道を進むと少し伸びたふきのとうを発見。
『春ですなぁ・・・』と思いながらも林道は雪崩箇所あり落石箇所ありと
なかなか気の抜けない状況。
ようやく「富山県の山」(山と渓谷社)にある林道大倉山周辺の案内図
の場所に到着。その先左側の草叢内の登山口を探すが・・・
それらしい登山口が雪崩・落石状態で取り付くことでず・・・。
『ここからは・・・無理ですな』と先行者のトレースが奥に奥にと続いているので
『きっと、別の登り口があるんだなぁ』と先行者のトレースを追うことに。
従来の登山口より35分歩いた箇所より開けた谷沿いに登っていくトレース。
『ここですか・・・』と見上げるほどの急登。
先の見えない苦しそうな急登だけど・・・
首が痛くなるほどの急登を見上げて
『ちょっと楽しそうだ』と闘志が燃えてきました。
喉を潤いして12本刃のクロモノアイゼンを装着。
自分は何故か、アイゼンを装着すると強くなった気がしちゃうんですよね・・・
そういうところが素人なんでしょうね。
息を整えて
『直登!!!』と心中で叫んで
先行者のトレースは使用せず、自らのルートで登って行きました。
噴出す汗。一気に体温上昇。荒くなっていく呼吸。
不細工であろうキックステップを繰り出して無我夢中で登りました。
先行者のトレースを拝借せずなんとか自分なりのルートで
谷沿急登を登り切った時はとても達成感ありました。
開けた箇所に出た時に木々の間から剱岳がちょこっと見えて
ちょこっと疲れも吹き飛びました。
そのあとは、山頂まで一本道。
先行者のトレースを追って行きます。
1200mから雪も林道より少し締まってきましたが
アイゼンの刃が「グサ」って刺さる感じではなく
「サク」って利く程度の雪の締まり具合といいましょうか
踝足辺りまでしか沈みませんし時折踏み抜ける程度の締雪でした。
残雪期であり緩やかかな尾根に出てからは
剱岳や奥に名峰立山連峰そして大日岳系を望みながら歩けました。
これは雪山ならでは楽しさですね。夏季であれば木々で展望はないんでしょうなぁ
歩けば追ってくる大日岳や奥大日岳を望みながら
楽しい雪山行。
頂上への最後の登り手前で、下山して来られるソロのお兄さんと挨拶
「最高でした剱。本当に今日来れてよかった」との言葉に高鳴る期待MAX。
山頂への最後の上り坂を登りきって
開けた山頂部にもちろん、山頂標柱などは雪の下。
開けた山頂部を行くと
前面にド〜ンと剱岳が鎮座。
『いや〜 コリャ圧巻ですわ。』
山頂部を歩くたびに剱岳がズンズンと寄ってきて
向かって左に大明神山と毛勝山・釜谷山・猫又山の毛勝三山と大猫山を
そして 右に 奥大日岳と大日岳そして早乙女岳に前大日岳そして鍬崎山を従えて
中央に剱岳ど〜ン
『絶景。絶景。絶景。』
山頂で3名のグループがお食事中。挨拶をすると
ひとりの男性の方が「言葉要らないね」って
まさにその通りです。この景色に言葉要りませんね。
無条件で見惚れちゃいます。
自分も山頂から東芦見尾根にちょっと行ったと箇所で
剱岳と対峙しながら昼食に
食後のコーヒーを飲んでいると
同じ東芦見尾根を歩いて来る人影あり
挨拶の時お聞きすると地元上市町の方で土倉山から縦走されて来たと
地元では「どくら」と言うらしい土倉山から
土倉山は大倉山より低く1384mなれど大倉山より剱岳にちょい近く
土倉山も剱岳の大展望が望めるとの事。
そして地元の方が歩いて来られた毛勝三山に続く東芦見尾根を見ていると
すごく魅力的で『縦走って素敵だぁ』なんて想像が増幅中。
山頂は無風でポカポカ陽気。剱岳を見てても見てても飽きず
時間の経つのを忘れるくらいで・・・
滞在時間が1時間45分と単独行での最高滞在時間をマーク。
しかし今後のスケジュールもあるわけだし後ろ髪を惹かれる思いで、下山。
下山時は半袖ででした。
そして初めてやっちゃいました。
アイゼンを木の根っ子に引っ掛けて体勢を崩し掛けてヨロけて
右足のアイゼンの刃で左足のスパッツを3cm程切ってしまいました。
『あちゃ・・・やっちゃった・・・・
まっ・・でも仕方ない。帰ってから修繕すれば使えるし』とこれも経験です。
以降は気を付けて下山。
当初の目的通り
『剱岳をもっと近くで見る』を充分に達成する事のできた
剱岳を満喫できた日となりました。
本当にイイ山行でした。
大倉山さん
ありがとう。
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