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Yamareco

記録ID: 105170
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雪山ハイキング
剱・立山

大倉山 〜雨上がり圧巻!!の剱岳の大展望〜

2011年04月10日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.8km
登り
1,144m
下り
1,141m

コースタイム

林道入口(駐車)7:10→8:05登山口看板(駐車場)→8:40今回の登山口8:50→11:15山頂
11:15山頂(昼食・散策)13:00→13:55今回の登山口→14:20林道入口(駐車)
天候 【富山県富山の当日の天気】
天  気:晴れ
最高気温:20.8℃
最低気温:5.0℃
露点温度:2.5℃
湿  度 :34%
風  向:北北西
風  速:4m/s
現地気圧:1013hPa
海面気圧:1015hPa
降 水 量:0.0mm
積 雪 深:0cm
日 の 出:5:25
日の入り:18:21

雲ひとつ無い晴天過ぎて少し霞がかっている。山頂も無風。
下山時は半袖に
過去天気図(気象庁) 2011年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
アプローチ:県道333号線
駐 車 場:剱橋越えて岩魚料理「はやつき」手前の大倉山登山口へ入っていく
      林道は積雪で入れず。
      林道入口に駐車。路駐の車もあり。
コース状況/
危険箇所等
登山ポスト:なし
登 山 道:林道は雪崩地あり落石ありで荒道。
      林道奥看板(夏季の駐車場)その先の従来の登山口が雪崩・落石で
      取り付くこと出来ず。先行者のトレースを追って3桑首谷を35分歩き
      最終堰堤横の急登を直登。登りきって1200mの尾根に取り付きました
      尾根は痩せていたり、アップダウンある雪道でしたがトレースあり
      標札もしっかりあり迷うような事はなかったです。
雪    質:上り湿雪。
      下り緩雪。
      今回の登山口、急登直登前でアイゼン(クロモノ12本刃)着用。
壷足でも登れたと思いますがアイゼン・軽アイゼンは必要かと
      それか今回は小回りの利くワカンは必要。
      雪の締まり具合や尾根の狭さからスノーシューは適していなかった。
他の登山者:ソロ:3組
      2名グループ(若者2名組、母娘2名組:2組
      3名グループ:1組
      自分以外は6組と会いました。
立寄り温泉:つるぎふれあい館アルプスの湯
     場  所:富山県中新川郡上市町湯上野8番地
     入湯料金:600円
     TEL   :076-473-9333 
     FAX   :076-473-2388
     開館時間:午前10時〜午後9時まで(入館8:30まで)
     休 館 日:月曜日・祝日の翌日・12月31日〜翌年1月2日まで
     http://www.town.kamiichi.toyama.jp/hp/spot/spot07.html
林道入口にはすでに2台駐車中
更に奥に路駐車が・・・
2011年04月10日 07:05撮影 by  CX3 , RICOH
4/10 7:05
林道入口にはすでに2台駐車中
更に奥に路駐車が・・・
林道は雪崩・落石ありと
気が抜けないですわ。
2011年04月10日 07:33撮影 by  CX3 , RICOH
4/10 7:33
林道は雪崩・落石ありと
気が抜けないですわ。
林道が広くなって
まだ雪が多い
2011年04月10日 07:44撮影 by  CX3 , RICOH
4/10 7:44
林道が広くなって
まだ雪が多い
従来の駐車場。
大倉山周辺案内図場所。
2011年04月10日 08:04撮影 by  CX3 , RICOH
4/10 8:04
従来の駐車場。
大倉山周辺案内図場所。
とと・・・登山口が・・・??崩壊中
2011年04月10日 08:11撮影 by  CX3 , RICOH
4/10 8:11
とと・・・登山口が・・・??崩壊中
従来の登山口から35分
このより登ります。
見た目以上に急登なり。
2011年04月10日 08:45撮影 by  CX3 , RICOH
4/10 8:45
従来の登山口から35分
このより登ります。
見た目以上に急登なり。
尾根に上がって
やや・・・奥に大倉山かな
2011年04月10日 09:34撮影 by  CX3 , RICOH
4/10 9:34
尾根に上がって
やや・・・奥に大倉山かな
富山方面を見て
尻高山と白倉山
2011年04月10日 09:45撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 9:45
富山方面を見て
尻高山と白倉山
絵になる木シリーズ
2011年04月10日 09:57撮影 by  CX3 , RICOH
4/10 9:57
絵になる木シリーズ
気持ちのイイ尾根を行くと・・・
2011年04月10日 10:04撮影 by  CX3 , RICOH
4/10 10:04
気持ちのイイ尾根を行くと・・・
大日岳の尾根系
そして奥に鍬崎山が右手に
2011年04月10日 10:08撮影 by  CX3 , RICOH
4/10 10:08
大日岳の尾根系
そして奥に鍬崎山が右手に
来た尾根を振り返って
肉眼では海まで望めました。
2011年04月10日 10:13撮影 by  CX3 , RICOH
4/10 10:13
来た尾根を振り返って
肉眼では海まで望めました。
絵になる木シリーズ
2011年04月10日 10:23撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 10:23
絵になる木シリーズ
絵になる木シリーズ靴煩岳
2011年04月10日 10:26撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 10:26
絵になる木シリーズ靴煩岳
絵になる木シリーズ
2011年04月10日 10:39撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 10:39
絵になる木シリーズ
もう一越えで大倉山
2011年04月10日 10:42撮影 by  CX3 , RICOH
4/10 10:42
もう一越えで大倉山
綺麗に雪庇ってるとこもあり
2011年04月10日 10:53撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 10:53
綺麗に雪庇ってるとこもあり
最後の上りを登りきって・・・
2011年04月10日 11:02撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 11:02
最後の上りを登りきって・・・
山頂部に到着。
標柱はもちろん雪の下
2011年04月10日 12:50撮影 by  CX3 , RICOH
4/10 12:50
山頂部に到着。
標柱はもちろん雪の下
絵になる木シリーズ
2011年04月10日 12:51撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 12:51
絵になる木シリーズ
山頂部からの谷も美しい
2011年04月10日 12:52撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 12:52
山頂部からの谷も美しい
中央に鎮座するは・・・もちろん
    剱岳
2011年04月10日 11:11撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 11:11
中央に鎮座するは・・・もちろん
    剱岳
ど〜ン剱岳
2011年04月10日 12:20撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 12:20
ど〜ン剱岳
剱岳の右側は奥に名峰立山連峰
そして奥大日岳そして大日岳
2011年04月10日 11:17撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 11:17
剱岳の右側は奥に名峰立山連峰
そして奥大日岳そして大日岳
大日岳から早乙女岳そして
手前に大熊山そして前大日岳
奥に鍬崎山
2011年04月10日 11:22撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 11:22
大日岳から早乙女岳そして
手前に大熊山そして前大日岳
奥に鍬崎山
剱岳の左側には・・・
2011年04月10日 11:22撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 11:22
剱岳の左側には・・・
大猫山からそして
猫又山釜谷山毛勝山の毛勝三山
そして大明神山
2011年04月10日 12:20撮影 by  CX3 , RICOH
4/10 12:20
大猫山からそして
猫又山釜谷山毛勝山の毛勝三山
そして大明神山
駒ヶ岳から僧ヶ岳へ
2011年04月10日 12:34撮影 by  CX3 , RICOH
4/10 12:34
駒ヶ岳から僧ヶ岳へ
剱岳と自分
2011年04月10日 12:12撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 12:12
剱岳と自分
何故か叫びなくなる!!
ガァ〜〜〜オォ〜〜
2011年04月10日 12:16撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 12:16
何故か叫びなくなる!!
ガァ〜〜〜オォ〜〜
定番ですか
剱岳とピッケル。
2011年04月10日 12:01撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 12:01
定番ですか
剱岳とピッケル。
無事下山。
イイ山行でした。
ありがとう
大倉山さん。
2011年04月10日 14:24撮影 by  CX3 , RICOH
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4/10 14:24
無事下山。
イイ山行でした。
ありがとう
大倉山さん。
撮影機器:

感想

3月から牛岳 金剛堂山 天蓋山と残雪期の山行
遠くから北アルプスを眺めていて
北アルプスのラウンドマーク的な存在と言えば槍ヶ岳と剱岳。
いつもその2箇所の頂を探していました。
そのひとつの剱岳をもっと近くから見てみたいぃ・・・と
書籍や諸先輩方のホームページやブログなどを拝見していますと
『大倉山』なる山をビビビ!!っとキて数日前より
自分の休みと天気予報を重ね合わせて4月10日(日)に大倉山行を決行☆

県道333号線剱橋を越えて岩魚料理「はやつき」の手前の林道入口に
7:00に到着するとすでに車が2台駐車していました。
用意していると男性1名のソロの方も来られる。
林道を進むと少し伸びたふきのとうを発見。
『春ですなぁ・・・』と思いながらも林道は雪崩箇所あり落石箇所ありと
なかなか気の抜けない状況。
ようやく「富山県の山」(山と渓谷社)にある林道大倉山周辺の案内図
の場所に到着。その先左側の草叢内の登山口を探すが・・・
それらしい登山口が雪崩・落石状態で取り付くことでず・・・。
『ここからは・・・無理ですな』と先行者のトレースが奥に奥にと続いているので
『きっと、別の登り口があるんだなぁ』と先行者のトレースを追うことに。

従来の登山口より35分歩いた箇所より開けた谷沿いに登っていくトレース。
『ここですか・・・』と見上げるほどの急登。
先の見えない苦しそうな急登だけど・・・
首が痛くなるほどの急登を見上げて
『ちょっと楽しそうだ』と闘志が燃えてきました。
喉を潤いして12本刃のクロモノアイゼンを装着。
自分は何故か、アイゼンを装着すると強くなった気がしちゃうんですよね・・・
そういうところが素人なんでしょうね。
息を整えて
『直登!!!』と心中で叫んで
先行者のトレースは使用せず、自らのルートで登って行きました。
噴出す汗。一気に体温上昇。荒くなっていく呼吸。
不細工であろうキックステップを繰り出して無我夢中で登りました。
先行者のトレースを拝借せずなんとか自分なりのルートで
谷沿急登を登り切った時はとても達成感ありました。
開けた箇所に出た時に木々の間から剱岳がちょこっと見えて
ちょこっと疲れも吹き飛びました。
そのあとは、山頂まで一本道。
先行者のトレースを追って行きます。

1200mから雪も林道より少し締まってきましたが
アイゼンの刃が「グサ」って刺さる感じではなく
「サク」って利く程度の雪の締まり具合といいましょうか
踝足辺りまでしか沈みませんし時折踏み抜ける程度の締雪でした。

残雪期であり緩やかかな尾根に出てからは
剱岳や奥に名峰立山連峰そして大日岳系を望みながら歩けました。
これは雪山ならでは楽しさですね。夏季であれば木々で展望はないんでしょうなぁ
歩けば追ってくる大日岳や奥大日岳を望みながら
楽しい雪山行。
頂上への最後の登り手前で、下山して来られるソロのお兄さんと挨拶
「最高でした剱。本当に今日来れてよかった」との言葉に高鳴る期待MAX。

山頂への最後の上り坂を登りきって
開けた山頂部にもちろん、山頂標柱などは雪の下。
開けた山頂部を行くと
前面にド〜ンと剱岳が鎮座。
『いや〜 コリャ圧巻ですわ。』
山頂部を歩くたびに剱岳がズンズンと寄ってきて
向かって左に大明神山と毛勝山・釜谷山・猫又山の毛勝三山と大猫山を
そして 右に 奥大日岳と大日岳そして早乙女岳に前大日岳そして鍬崎山を従えて
中央に剱岳ど〜ン
『絶景。絶景。絶景。』
山頂で3名のグループがお食事中。挨拶をすると
ひとりの男性の方が「言葉要らないね」って
まさにその通りです。この景色に言葉要りませんね。
無条件で見惚れちゃいます。

自分も山頂から東芦見尾根にちょっと行ったと箇所で
剱岳と対峙しながら昼食に
食後のコーヒーを飲んでいると
同じ東芦見尾根を歩いて来る人影あり
挨拶の時お聞きすると地元上市町の方で土倉山から縦走されて来たと
地元では「どくら」と言うらしい土倉山から
土倉山は大倉山より低く1384mなれど大倉山より剱岳にちょい近く
土倉山も剱岳の大展望が望めるとの事。
そして地元の方が歩いて来られた毛勝三山に続く東芦見尾根を見ていると
すごく魅力的で『縦走って素敵だぁ』なんて想像が増幅中。

山頂は無風でポカポカ陽気。剱岳を見てても見てても飽きず
時間の経つのを忘れるくらいで・・・
滞在時間が1時間45分と単独行での最高滞在時間をマーク。
しかし今後のスケジュールもあるわけだし後ろ髪を惹かれる思いで、下山。
下山時は半袖ででした。
そして初めてやっちゃいました。
アイゼンを木の根っ子に引っ掛けて体勢を崩し掛けてヨロけて
右足のアイゼンの刃で左足のスパッツを3cm程切ってしまいました。
『あちゃ・・・やっちゃった・・・・
 まっ・・でも仕方ない。帰ってから修繕すれば使えるし』とこれも経験です。
以降は気を付けて下山。

当初の目的通り
『剱岳をもっと近くで見る』を充分に達成する事のできた
剱岳を満喫できた日となりました。
本当にイイ山行でした。
大倉山さん
ありがとう。

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