記録ID: 1061453
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ハイキング
八ヶ岳・蓼科
深田久弥風の蓼科山(麦草峠→双子池→将軍平→山頂→女神湖)百名山34座目
2015年08月22日(土) [日帰り]
- GPS
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- 距離
- 16.8km
- 登り
- 874m
- 下り
- 1,430m
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
八ヶ岳連峰と聞いて脳裏に浮かぶのは苔である。色鮮やかな黄緑色の色素を纏い、ダケカンバの灌木、岩、地面とさながら絨毯のごとくあたりを覆い埋め尽くしている。むろん、蓼科山を有する北八ヶ岳も同様である。
これら無数の苔が生まれ、美しい緑を山々に与え、そして死んでいく。その死骸がやがて腐葉土となり山の生物たちの栄養となるために積もっていく。よって八ヶ岳連峰の山々のトレイルは数億年の苔類の積み重ねで形成されているといっても過言ではない。実際に歩いてみると、その柔らかな感触は登山者の疲労を和らげてくれるような感すらある。
蓼科山は標高2530mだが森林限界線はその頂き近くに限定され、麦草峠、雨池、双子池、大河原峠、将軍平までの道のりは優しい苔道である。柔らかな母の愛のごときトレイルを進み、将軍平からはゴロゴロとした岩のガレ場へと突入する。山頂までのこの道は、さながら父の厳しさと換言できようか。
山頂近くでようやく森林限界限界を越え、静寂とした岩のみの世界が広がる。ゴロゴロとした大きな岩々の上を歩き一等三角点が設置された点、古来より諏訪富士と称される円錐山の頂きがそこである。
下山ルートに蓼科牧場を選択すると母の愛溢れる苔道ではなく、父の威厳を感じるガレ道が麓の女神湖まで続く。女神湖にて改めて蓼科山を眺めると諏訪富士たる所以を知ることができよう。
今日のレポートは深田久弥風でお送りしました(^^;;
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