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Yamareco

記録ID: 1065170
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

編笠山〜西岳 青年小屋テン泊で雪上ロープワーク訓練とノロシバまで

2017年02月11日(土) ~ 2017年02月12日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
30:05
距離
14.0km
登り
1,459m
下り
1,457m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:18
休憩
0:06
合計
6:24
距離 6.3km 登り 1,194m 下り 141m
10:26
11
10:37
10:40
62
11:42
232
15:34
15:37
43
16:20
2日目
山行
6:09
休憩
1:27
合計
7:36
距離 7.7km 登り 265m 下り 1,315m
8:13
124
10:17
10:25
28
10:53
11:41
12
11:53
11:54
103
13:37
14:04
52
14:56
14:57
28
15:25
15:26
5
15:31
15:32
17
15:49
ゴール地点
ルートはEtrex20xのGPSデータです。
2日目はノロシバ途中で雪上ロープワーク訓練しているのでコースタイムどおりではありません。
天候 1日目:曇り時々晴れ(編笠山直下は風アリ)
2日目:晴れ(風アリ)
過去天気図(気象庁) 2017年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
首都高〜中央道〜小淵沢ICより下道。
車は富士見高原スキー場の奥、ゴルフ場の手前に登山者用無料駐車場を利用しました。
コース状況/
危険箇所等
●参考資料:山と高原地図「八ヶ岳」
コースは最初から最後まで雪ありました。
編笠から青年小屋、青年小屋から西岳の間は雪が深かったです。

●スキー場〜編笠山
登山道のトレース明瞭、結構凍結箇所なしで軽快に進めました。
山頂直下まで樹林帯コース。案内板が結構こまめにあってわかりやすいです。今回は樹林抜ける手前までアイゼン使いませんでした。
樹林帯を抜けると岩ゴロゴロで雪が中途半端なため足の置き場注意。そして風強いので飛び出す前に防寒しっかりしましょう。アイゼンはこのタイミングで装着。
案内板のコメントが面白いです。
山頂からは360度絶景。
青年小屋への下降は雪質さらさらで深いです。つぼ足だと腰まで踏み抜く感じです。
最後の50mくらいは岩ゴロゴロですが、雪が埋まりきっていないので踏み抜き注意です。

◎青年小屋
冬季は営業していません。冬季避難小屋は開いています。畳敷です。
中は密閉度が高く真っ暗なので昼でもヘッデン必須です。

●青年小屋〜ノロシバ
膝くらいのラッセル。時々踏み抜きあり。急斜面をひと登りすると樹林帯を抜けて展望が広がります。
ノロシバからのギボシは圧巻の迫力です。ヨーロッパアルプスを彷彿とさせる景色ですね。

●青年小屋〜西岳
ほぼ平らな樹林帯の登山道です。今回は雪がかなり深くて、重装備・ワカン無しの自分たちは踏み抜きも多く、キツイラッセルでした。それでも早朝の西岳から来た人、自分たちの前にスノーシューで先行したソロの人、半分くらいまで来た時にワカンをつけたソロの人が追い越して行きましたが、この方たちの踏み跡のおかげで多少は楽が出来ました。感謝です。
西岳は北側樹林がありますが、樹林の上に阿弥陀、右側に権現がきれいに見えます。南側は大展望です。

●西岳〜スキー場
下山はすぐに樹林帯に入ります。トレース明瞭で雪道なので滑るように下れました。さらに案内板はほぼありませんが赤テープは随所にあります。アイゼンは装着せず。
編笠へのルートとの合流点近くに不動清水の水場があります(冬でも水が出ています)。
その他周辺情報 ●温泉
スキー場すぐ近くの鹿の湯にて汗を流しました。600円也。
シャンプー、リンス、ボディーシャンプーあり。洗い場多数。鍵つきロッカーあり。
休憩所広く、食事も出来るし、みやげ物も売っています。
露天風呂がないのがちょっと残念。 ←洗い場側の奥に露天への扉があってkazはしっかり露天風呂も堪能してきましたよん(^^)
富士見高原よりスタート。
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富士見高原よりスタート。
ゲートから雪あります。
ゲートから雪あります。
編笠と西岳の分岐。ここで登山届を提出。
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編笠と西岳の分岐。ここで登山届を提出。
ガチャ類持参での冬山装備にも関わらず皆健脚。
樹林帯はYAMAつぼ足で行きました。
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ガチャ類持参での冬山装備にも関わらず皆健脚。
樹林帯はYAMAつぼ足で行きました。
冬は行動食のみ持参。
業務スーパーの40円のどら焼きは行動食にもってこい。
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冬は行動食のみ持参。
業務スーパーの40円のどら焼きは行動食にもってこい。
もうすぐ樹林帯を越えます。
ずっと曇っていましたが青空が広がってきました!
この辺でYAMAはアイゼン、kazさんはチェーンスパイクを装着。
もうすぐ樹林帯を越えます。
ずっと曇っていましたが青空が広がってきました!
この辺でYAMAはアイゼン、kazさんはチェーンスパイクを装着。
昨年も歩いたコースですがやはり展望がイイ。
今回もなかなか風は強いッス。
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昨年も歩いたコースですがやはり展望がイイ。
今回もなかなか風は強いッス。
樹林帯を抜けてからは岩稜を歩く。
樹林帯を抜けてからは岩稜を歩く。
頑張っての言葉に励まされながら。
頑張っての言葉に励まされながら。
左側には西岳の頭が見えてきました。
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左側には西岳の頭が見えてきました。
もうそこだ!の言葉に励まされ。
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もうそこだ!の言葉に励まされ。
最後だダッシュ!
風強いし、荷物重いので着実に歩を進めます。
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最後だダッシュ!
風強いし、荷物重いので着実に歩を進めます。
山頂が見えてきました。
1
山頂が見えてきました。
編笠山山頂に到着。
今回は昨年と比べちょっと雲が多い。
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編笠山山頂に到着。
今回は昨年と比べちょっと雲が多い。
雲の下には蓼科山と北八ヶ岳が遠望できます。
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雲の下には蓼科山と北八ヶ岳が遠望できます。
編笠山道標〜。
風が強いので長いはせずに青年小屋めざし出発。
風が強いので長いはせずに青年小屋めざし出発。
山頂までは雪はそれほどでもなかったのですが、北斜面は腰まで埋まります。踏み抜きも多数。
山頂までは雪はそれほどでもなかったのですが、北斜面は腰まで埋まります。踏み抜きも多数。
権現は雲の中。
青年小屋が見えてきました。
青年小屋が見えてきました。
蓼科と北八ヶ岳が近づいてきました。
蓼科と北八ヶ岳が近づいてきました。
青年小屋到着。風が強いので冬季避難小屋を見てみます。
青年小屋到着。風が強いので冬季避難小屋を見てみます。
冬季避難小屋誰も降りませんでした。
今回は中でテントを張って幕営することに。
中は密閉性が高く、ヘッデン必須。
冬季避難小屋誰も降りませんでした。
今回は中でテントを張って幕営することに。
中は密閉性が高く、ヘッデン必須。
2日目。
朝日を浴びて権現岳が美しい。
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2日目。
朝日を浴びて権現岳が美しい。
ある程度、斜度のある開けた所を探し権現方面に出発。
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ある程度、斜度のある開けた所を探し権現方面に出発。
富士山がきれいに見えます。
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富士山がきれいに見えます。
振り返ると編笠山のこんもりした大展望。
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振り返ると編笠山のこんもりした大展望。
ちょうど良い広場で冬季用のロープ訓練。
まずはスタンディングアックスビレイの練習。
ちょうど良い広場で冬季用のロープ訓練。
まずはスタンディングアックスビレイの練習。
普通は登りで下で確保はあまりないですが練習なので。
普通は登りで下で確保はあまりないですが練習なので。
kazさん練習中。
フィックス用にボウラインノット。
フィックス用にボウラインノット。
こんな良好な展望箇所でのロープワーク訓練。
贅沢すぎる。
スタッディングアックスビレイ、フィックス張り方、セカンドの登り方など1時間チョイの充実した時間でした。
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こんな良好な展望箇所でのロープワーク訓練。
贅沢すぎる。
スタッディングアックスビレイ、フィックス張り方、セカンドの登り方など1時間チョイの充実した時間でした。
時間があるので展望の開けるノロシバまで行くことに。
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時間があるので展望の開けるノロシバまで行くことに。
kazさんラッセルお役目果たして交代のところ。
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kazさんラッセルお役目果たして交代のところ。
ノロシバへの登り。ラッセル交代しながら。
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ノロシバへの登り。ラッセル交代しながら。
いやー絶景です。
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いやー絶景です。
ヒト登りしていよいよノロシバが近くなってきた。
kazさん南アをバックに。
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ヒト登りしていよいよノロシバが近くなってきた。
kazさん南アをバックに。
ノロシバから見るギボシがカッコよすぎる。
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ノロシバから見るギボシがカッコよすぎる。
阿弥陀岳。
ギボシの前で写真を撮ってもらいご満悦のYAMA。
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ギボシの前で写真を撮ってもらいご満悦のYAMA。
ノロシバからふと見るとカモシカが2頭こちらを気にしながら歩いていました。
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ノロシバからふと見るとカモシカが2頭こちらを気にしながら歩いていました。
阿弥陀岳アップ。南稜がよく見えます。
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阿弥陀岳アップ。南稜がよく見えます。
ノロシバから前三頭と富士山。
ノロシバから前三頭と富士山。
南ア。甲斐駒がカッコいいね。
南ア。甲斐駒がカッコいいね。
権現岳の岩峰。ちょっと風が強そう。
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権現岳の岩峰。ちょっと風が強そう。
今回はここまで。
来年こそアタックします。
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今回はここまで。
来年こそアタックします。
では、下山開始。
では、下山開始。
名残惜しくて振り返ってギボシ。
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名残惜しくて振り返ってギボシ。
青年小屋で荷物を整理し重装備で西岳経由で下山。
なんかこちら側はかなり雪が深かった。
青年小屋で荷物を整理し重装備で西岳経由で下山。
なんかこちら側はかなり雪が深かった。
踏み抜き多数。今回はアイゼントレのつもりでワカンを置いてきたので、なかなかのラッセルになりました。
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踏み抜き多数。今回はアイゼントレのつもりでワカンを置いてきたので、なかなかのラッセルになりました。
西岳を目指して1時間の展望良好の場所。
網笠山がきれいです。
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西岳を目指して1時間の展望良好の場所。
網笠山がきれいです。
しばし絶景を見ながら休憩。
しばし絶景を見ながら休憩。
コースタイムほぼ倍の時間で西岳に到着。
コースタイムほぼ倍の時間で西岳に到着。
大の字でモフモフの雪にダイブ。
気持ちイイ〜。
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大の字でモフモフの雪にダイブ。
気持ちイイ〜。
西岳からの権現岳。
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西岳からの権現岳。
下山開始。雪は適度にあります。
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下山開始。雪は適度にあります。
滑るように下る。正面には入笠山も見えます。
滑るように下る。正面には入笠山も見えます。
無事に下山。
下りはコースタイムほぼ半分でした。
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無事に下山。
下りはコースタイムほぼ半分でした。
下山後、鹿の湯で汗を流しました。
駐車場から近いし、600円で施設もよいのでお勧めです。
下山後、鹿の湯で汗を流しました。
駐車場から近いし、600円で施設もよいのでお勧めです。
※--ここからはkaz撮影分--※
極寒で悪条件ほど燃えてくるYAMAさん、至福の表情やね
2017年02月11日 11:20撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2/11 11:20
※--ここからはkaz撮影分--※
極寒で悪条件ほど燃えてくるYAMAさん、至福の表情やね
編笠山頂で標識を囲んで ホントなら後ろに赤岳などが見えるはずなのに…
2017年02月11日 15:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
2/11 15:36
編笠山頂で標識を囲んで ホントなら後ろに赤岳などが見えるはずなのに…
元気で余裕なYAMAさん
2017年02月11日 15:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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2/11 15:36
元気で余裕なYAMAさん
ノロシバで絶景と快晴にはしゃぐメンバー達
2017年02月12日 10:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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2/12 10:18
ノロシバで絶景と快晴にはしゃぐメンバー達
西岳山頂で自らモフモフな雪と戯れに飛び込んでいるYAMAさん
2017年02月12日 13:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2/12 13:43
西岳山頂で自らモフモフな雪と戯れに飛び込んでいるYAMAさん
撮影機器:

感想

1月は雪上訓練でラッセルメインでしたが、2月は雪上ロープワーク訓練をしました。昨年訪れた日帰り編笠山ー西岳ルートの間に青年小屋テント泊を挟んでロープワーク。そして、計画では時間があれば権現を目指そうと。

昨年は軽身での日帰り周回をしたが、今回はテント泊&ガチャ類を担いでの重装備のため軽いと思っていた編笠山もなかなか歯ごたえがありました。さらに来た斜面の雪の深さも昨年以上と歩き応えは十分。
風が強かったために冬季小屋内で幕営しましたが、風が当たらないってのは本当に快適です。

2日目、ロープワークで初めてスタンディングアックスビレイを体験。緩斜面で下降に使うなら結構効く事がわかって勉強になりました。その他フィックス時のロープの結び方をどうするかなど、先月とは一味違ったことを学べて非常に有意義です。更にノロシバまで行ってみたギボシの迫力には圧倒されます。いやーカッコいい山ですね。
青年小屋まで戻った所で装備を整理し、網笠を登り返すか、西岳経由で下るか相談しましたが、標高が若干低く岩稜帯が無い西岳経由を選択。西岳までの尾根は意外に雪が深くて、つぼ足重装備だとかなり踏み抜きます。想定外のラッセル訓練となりましたが、これもいい勉強です。

来年は今回の講習を活かして権現のピークを踏みたいですね。

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