厳冬期 日光白根山 (日光湯元より) 日帰り
- GPS
- 08:20
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,375m
- 下り
- 1,375m
コースタイム
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 8:21
天候 | 小雪後晴れ 気温 麓-10度、山頂-15度 風速 前白根山20m以上、山頂直下斜面10m前後、山頂付近15-20m |
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過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届ポストはスキー場ベースにあり。 標識等は整備されている。ただし、登山道マーク(テープ等)は不明瞭、というか雪に埋もれている箇所多数あり。 山頂直下の急斜面は滑落注意(斜度40度以上)。コンディションによって雪崩の注意が必要。 ■登山口(スキー場リフト乗り場)〜スキー場リフト終点 スキー場内を歩く。係員に聞いたがゲレンデ内歩いて問題なしとの事。 ■スキー場リフト終点〜外山鞍部 急登。登山道マーク等は明瞭。途中でアイゼン装着。 序盤は凍結気味の箇所もあるが、基本的に雪は深め。トレースあり。 ■外山鞍部〜天狗平 冬道を辿れば深雪の箇所は無し。自分たちは分からず夏道を辿り、途中より深雪モモ位の箇所あり(100m程度)。通過にスノーシュー利用。 ■天狗平〜前白根山山頂 登山道マーク等は一部不明瞭だが、概ね迷うことは無い。 前白根山が見えるあたりから爆風注意。ここがコース全体で一番風が強い。 ■前白根山山頂〜避難小屋に向けての稜線 山頂直下は強風で雪が付かず、完全な岩場。強風注意(何度かあおられた)。 下降後の稜線は、森林との境界部が沈み込まず歩きやすい。 ■稜線〜五色沼避難小屋 稜線から五色沼避難小屋へ降りる箇所は看板があり。 降りてからは登山道マーク等は不明瞭だが、雪も少なく問題なし。 ■五色沼避難小屋〜森林限界 夏道を辿ったつもり。ただし登山道マーク等はほぼ見えないので、 スノーシュー利用でモフモフ気の向くままトレース作成。 わかんorスノーシュー強く推奨。深雪は最大腰上。 ■森林限界〜山頂への稜線 広大な1枚バーンが広がり、斜度は最大40度程度。滑落・雪崩注意。 今回は右の岩稜帯に沿って直登。夏道は利用せず(夏道トラバースはどこだか全く分からない)。 森林限界途中までスノーシュー、途中でアイゼン・ピッケル装着。 風は稜線に遮られる面なのでそこまで強くない。 ■山頂への稜線〜山頂 風は強いが、前白根山ほどではない。 危険箇所も無し。雪もほとんど付いていない。 ■下山時 山頂直下急斜面はシリセード祭り(一応簡易ピットチェック済)。 以降は深雪はツボ足祭り(スノーシュー利用せず)。 外山鞍部からの下りは急斜面なので注意。 ■まとめ 結果論ですが、下記が理想でした。 ・スノーシュー(わかん) : 登りのみ 外山鞍部の少し先〜天狗平間(夏道利用の場合、冬道では不要の模様) 五色沼避難小屋〜森林限界付近 ・耐寒・耐風装備 天狗平で風対策装備を実施 |
その他周辺情報 | 温泉 : 「奥日光 森のホテル」日帰り入浴 1100円(タオル付) 100%源泉掛け流しの白濁の硫黄泉。設備・アメニティとも質が高い。 http://www.morino-h.com/hotspring/ 食事 : 「トンカツ浅井」 この日は営業していませんでした…(T_T) 今度絶対行きたい…。。。 https://tabelog.com/tochigi/A0903/A090301/9003209/ 食事 : ※周辺ではないです※「ジパング軒 宇都宮駒生店」ジパング麺 630円 ↑の店がやっておらず彷徨った結果流れ着いた店。宇都宮なので日光より1時間超。 https://tabelog.com/tochigi/A0901/A090101/9011511/ http://hinotama-company.co.jp/brands/zipang/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
スノーシュー
行動食
非常食
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
|
備考 | スノーシュー : 外山鞍部から前白根山の区間の一部、避難小屋より稜線までの区間がラッセルとなります。スノーシューない場合最大コシ程度。ある場合はサクサク。 α7II+SEL55F18Z+PLフィルタ: 外部バッテリー化(バッテリを体温で保温)で安定動作。ただし、-15度で外部バッテリ接続を切った瞬間に日時リセットします…。。 |
感想
今年行きたい冬山の候補を2人で挙げていて、その内の1つが「日光白根山」。
楽なルートで登ってもねー、ラッセルもしたいっすー、湯元の温泉最高っすよー、やっぱ湯元からっすよねー、という感じでお互い湯本から以外眼中に無し。
登山に対しての思考回路が似ているので、こういう話は残念な位、話が早い…。
ただ、やはり北関東。厳冬期は天候はなかなか安定しない。
この日も全国的に強風予報だけど、風向きと地形を見つつ、強風でもイケるんじゃない? と判断し、行ってみることに。
そして、当日。
いろは坂を経由し、中禅寺湖を通ると、サーフィン出来そうな位波が立っている。
おまけに小雪も舞ってる。天気は晴れるはずじゃ…。こりゃ敗退覚悟かなぁ、、と悲壮感漂う中登山開始。
日光湯元からのコースは、外山鞍部まではいきなりの急登。
そして、なんだか自分はイマイチペースが上がっていない。今日体調悪いんすかー? との有難いコメントを頂戴する。後で見たらこれでもCTの70%。半分じゃないと怒られるようだ。世の中厳しい…。
途中、下山者に2組程(単独行+7名?PT)とすれ違いました。
聞いた所、土曜から五色沼避難小屋泊で日光白根山にトライしたが、全員土日とも登頂出来なかった、との事。風も強いが避難小屋以降、雪深かった、と。更に敗色濃厚の雰囲気漂う…。
そして、前白根山に近づくと、想定通り爆風が吹き始める。時々体が煽られる位ではあったけど想定内。想定内ほど、心に余裕が生まれるものは無いですね。
その後は稜線を歩き、避難小屋へ到着。すれ違った人の情報通り、先のトレースは全く無い。
やった来たぜラッセルだー、と心の中で思いながら栄養補給後、スノーシューでスタート。樹林帯をトラバースを描きながらにサクサク進む。
うんうん、やっぱ時代はスノーシューだよなー、とか勝手に思いながら、森林限界を超えてもまだ雪が多少深そうだったので、そのまま調子に乗ってスノーシューで前進。
斜度が急になっていき、スノーシューに慣れていない相棒(本日初スノーシュー)が少し苦労し出したので、いい所でアイゼンピッケルに交換。
うんうん、やっぱ男ならアイゼンピッケル直登だよなー、と思いつつ、最後の急登をクライムオン。
斜度は45度位か。東の岩稜帯の脇の真っ白な斜面をステップを作りながら進むのは登山者冥利に尽きる(と思ってたはず。ちなみに自分は2番手で撮影係)。
そして、徐々に青空が見えてきている。どうも運も味方してくれているよう。
急登を登り切ると、山頂までの稜線のビクトリーロード。
山頂に人影がチラホラ見える。丸沼高原側から登ってきている方達がいたおかげで、山頂で写真を撮ってもらまえした! ありがとうございます!
その後は、御神体の男体山と写真で戯れつつ、シリセードで急斜面を滑落寸前で下ったりとでしたが、無事下山。
今回は「登ってやった」感がありましたね!
ただ、1人日光白根山の登山者が一昨日から行方不明との事。見つかれば良いのですが…。危険と隣り合わせという事は常に自覚しないといけないですね…。
課題は、ウワサの日光中禅寺湖畔のソースカツ丼が食べれなかった事。
男体山登ってないし、また来ますか…。
男体山は冬登ると末代まで祟られるらしいが…。
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