鍋割山 真冬にかき氷バッジを買いに行く
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,514m
- 下り
- 1,519m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場は大倉バス停前のコインパーキングを利用 (平日500円、土・日・祝日800円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません |
写真
感想
前回の北高尾山稜で風邪をこじらせ、病み上がりのkenboさんが「鍋割山の鍋焼きうどんを食べに行こう」と言い出しました。
どうやら鍋焼きうどんは口実で、一昨年末から販売が始まった花立山荘のかき氷バッジが目的のようです。
病み上がりなんだからたまには休めばいいのにな〜と思いましたが、仕方なく乗ってあげることに。
冬の丹沢恒例の「鍋割山の鍋焼きうどん」を食べに行きました。
大倉の駐車場から西山林道へ向かいます。
結構歩いて二俣に到着。ここから登りが始まります。
歩荷ポイントではkenboさんがペットボトル1本を歩荷することに。
私は手ぶらで、鍋割山に向かって雪のない道を順調に登っていきます。
この日はそこまで寒くなく、とても良い天気だったので登りの暑さが辛かった…
しかし心配していた雪は山頂付近だけだったので、割とあっさり鍋割山に到着できました。
まだ時間が早かったので、鍋割山荘は空いていました。
さっそく鍋焼きうどんを注文。
今日は天気が良く寒くなかったので、外で景色を見ながら食べました。
やっぱりうまし!
うどんを食べ終わったら塔ノ岳へ向かいます。
道には溶けてグズグズになった雪が残っていて、特に下りが滑りやすかったので慎重に下りました。
金冷シから雪の残った道を登って、塔ノ岳へ到着。
この日は天気が良かったので、富士山がきれいに見えていました。
山頂は相変わらずたくさんの人で賑わっていましたが、私たちは昼食を済ませた後だったので休憩せずに下山開始。
金冷シから先は雪が残っていなかったので、泥でぐちゃぐちゃな道を下ります。
kenboさんのお目当ての花立山荘は…開いていました!
冬なのに「かき氷バッジ」を買って、ご満悦なkenboさん。
3度目の正直で、やっと購入することができました。
今回の目的は達成できたので、本当にあとは下るだけです。
が、途中の茅場平で「今日は天神尾根を下ってみよう」とkenboさんが言い出しました。
大倉尾根は何度も歩いているし、人が多くて泥がぐちゃぐちゃで歩きづらく辟易していたので、初めて天神尾根を下ってみることに。
あまり歩いている人がいない道なのかな?と思いましたが、意外と整備されていて歩きやすかったです。
さくさく下って戸沢出会へ。
ここからは川沿いを歩いて戸沢山荘へ到着。
さらに林道を進み、作治小屋、新茅山荘を過ぎてキャンプ場の滝沢園から先は舗装路となりました。
観光客の多い風の吊橋を渡って、大倉バス停へゴール。
いつも歩いている大倉尾根と違い、静かでのんびりとした道だったので、また塔ノ岳から下るときは天神尾根を利用したいです。
途中の作治小屋や新茅山荘も雰囲気が良さそうだったので、今度はゆっくりコーヒーでも飲んで休憩したいなと思いました。
先週末に体調不良なのに無理して北高尾山稜を歩いたせいか、ひどい風邪をひいていました。今週は休養しようかな?と考えましたが、次週は予定が入っているため、身体を鈍らせないためにも、またもや無理して決行することにしました。
どうやらkazuruさんもあまり体調が良くないのか?渋っていました。これはエサで釣る必要があるな…と、鍋割山を選択しました。この時期にしか食べたくない「温かい鍋焼きうどんを食べましょう」と提案すると、すぐに乗ってきました。
もちろん、数回食べたことがある鍋焼きうどんは口実で、本当の目的は一昨年末から販売が始まった花立山荘のバッジでした。トレードマークである「かき氷」の旗がデザインされているとのことで、昨年に丹沢の主脈と主稜(つまみ食い)を縦走した際、狙っていました。しかし、主脈は日曜日に実施したために到着時は既に閉まっていて、主稜は土曜日に実施したため到着時はまだ開いておらず、買うことができなかったのでした。
この時期ならそんなに早く到着しなくても大倉のコインパーキングに駐車できると判断し、少し遅めの7:20にスタート。長い西山林道をテクテク歩き、二俣を超えて歩荷ポイントに到着。
登山を始めて2回目の3年前の3月には、4Lのペットボトルを2本、両手に持って登りました。この時は、2月の大雪が鍋割山の山頂手前にたくさん残っていて、両手が塞がっている上に軽アイゼンを装着せずに登っていたこともあって、なかなか進めずに苦労しました。今回は、その経験と体調不良を理由として、2.7Lのペットボトルを1本にしておきました(単なるサボりです)。
やはり、片手が空いていると楽でした。多くの方に道を譲っていただきながら、順調に登ります。この日はそこまで寒くはなく、kazuruさんは汗が噴き出ていて後半が少し辛そうでしたが、山頂手前に少し雪が残っていて泥濘状態なだけで軽アイゼンを装着する必要もなく、割とあっさり山頂に到着しました。
さすがに時間がまだ早いので、鍋割山荘は空いていました。これからどんどん混むはずなので、早速鍋焼きうどんを注文。今回は外で、寒さに震えることなく、江の島方面を眺めながらいただきました。早くも今回の目的を達成し、kazuruさんはご満悦な様子でした。
先に進みます。鍋割山稜には一部に雪が残っていて、こちらからは下りになるために少し厄介でした。慎重に下る私たちに年配の男性が「踵に体重をかければ楽に下ることができるよ」と、勢いよく追い抜いて行きましたが、勢いが良すぎてステップを次々に破壊しながら滑る、よくあるパターンでした。後に続く者からすればさらに厄介でしたが、おとなしく軽アイゼンを装着すれば済むだけの話でした。
金冷シから塔ノ岳までも雪が残っていました。しかし、こちらは先ほどと比べれば歩きやすく、それほど苦労しないで塔ノ岳に到着。ちょうどお昼だったので、多くの方が食事をしながら休憩していました。
私たちは既に食事を済ませているので、下山道が混みだす前にとっとと下山開始。金冷シまでの下りを気を付ければ、そこから先に雪はなく、夏道でした。
土曜日のこの時間なら、開いているはず。でも、バッジが売り切れていたらどうしよう?このあたりから少しドキドキし始め、いよいよ今回の目的地、花立山荘に到着。念願のバッジは…ありました!3度目の正直で、やっと購入することができました。
あとは下るだけ。途中の茅場平で、ふと天神尾根を下ってみようと思いつきました。大半が大倉へ一直線に下る中、ひっそりと左へ進む道が気になっていたことを思い出したのでした。あまり歩かれていないようだし、時期的にも雪の影響で道が崩壊したりしていないかな?少し不安ではありましたが、戸沢へ向けて進みます。
登山者の多さのせいか、雨水の通り道のせいか、土が削れて役に立っていない大倉尾根の階段と比べ、天神尾根は登山者の少なさと林業関係者用のためか、ある程度階段が整備されていて、意外と歩きやすかったです。ただ、短い距離で一気に標高を稼ぐため、そこそこの傾斜があり、登りで利用する場合は少し気合いを入れる必要があると思いました。
戸沢出合まで下り、沢沿いに少し進むと、公園のようになってきて、ここ(臨時派出所)でトイレを借りました。ここから表尾根へ続く政次郎尾根に取り付くことができるようです。その先に戸沢山荘がありました。真冬なのに、川遊びに来ているファミリーがちらほらと。夏は川遊びで混むのだろうな…。
あとは大倉まで戸川林道を歩きます。よさげな雰囲気の作治小屋、目の前に大きな駐車場がある新茅山荘を通過し、竜神の泉に到着。泉という名なのに、小さな滝でした。名水百選に選ばれているようで、せっかくなら飲んでみようと汲もうとすると、どうやら煮沸しないとダメなようで、諦めました。先に進むと、後ろから「冷たくて美味しい〜」と声がしました。振り返ると、トレラン集団の数名がそのままガブ飲みしていました。まぁ、最悪でも少しお腹を下すだけで、死ぬことはないだろうな…。
キャンプ場の滝沢園から先は林道から舗装路となり、急に観光客が増えてきました。風の吊橋を渡って大倉バス停に到着。ゴールとなりました。
多くの登山者が利用し、所々で渋滞が発生する大倉尾根。これと比べ、天神尾根の方が静かで歩きやすいことが分かったので、また利用したいと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する