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Yamareco

記録ID: 1077638
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
北陸

白木峰、仁王山 周回コース

2017年03月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:42
距離
11.0km
登り
1,211m
下り
1,198m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:09
休憩
0:33
合計
8:42
距離 11.0km 登り 1,211m 下り 1,216m
3:10
171
スタート地点(大長谷温泉)
6:01
6:06
61
7:07
7:16
11
7:27
7:42
101
9:23
9:27
145
11:52
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道ゲートを過ぎて南へ暫く進む。スキーのトレースあり。
2017年03月04日 03:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 3:14
国道ゲートを過ぎて南へ暫く進む。スキーのトレースあり。
山スキーのトレースを利用。ありがとうございます。
2017年03月04日 03:16撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 3:16
山スキーのトレースを利用。ありがとうございます。
稜線を進む。稜線と山スキーのトレースが情報源。月なし。
2017年03月04日 04:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 4:18
稜線を進む。稜線と山スキーのトレースが情報源。月なし。
林道とのクロスポイント。林道はラッセルになりやすく今回は回避。
2017年03月04日 04:34撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 4:34
林道とのクロスポイント。林道はラッセルになりやすく今回は回避。
野ウサギの足跡がたくさん。
2017年03月04日 05:26撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 5:26
野ウサギの足跡がたくさん。
スキーのトレース。トレース上は踏み抜きが少ない。
2017年03月04日 05:39撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 5:39
スキーのトレース。トレース上は踏み抜きが少ない。
夜が明けてくる。りっぱなな尾根です。
2017年03月04日 05:50撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 5:50
夜が明けてくる。りっぱなな尾根です。
Vサインの大木。
2017年03月04日 05:53撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 5:53
Vサインの大木。
ようやく山頂方面が見えてきた。
2017年03月04日 06:02撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 6:02
ようやく山頂方面が見えてきた。
登っやてきた稜線を振り返る。ここから急登。柔らかい雪の下は硬くピッケルを活用。
2017年03月04日 06:06撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 6:06
登っやてきた稜線を振り返る。ここから急登。柔らかい雪の下は硬くピッケルを活用。
ようやく急登部を超え、仁王山を見る。
2017年03月04日 06:44撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 6:44
ようやく急登部を超え、仁王山を見る。
山頂方面に延びるトレース。この辺は雪が深くワカンでも膝下まで潜る。
2017年03月04日 06:59撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 6:59
山頂方面に延びるトレース。この辺は雪が深くワカンでも膝下まで潜る。
山頂方面。雪が吹き飛ばされて氷が露出。
2017年03月04日 07:02撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 7:02
山頂方面。雪が吹き飛ばされて氷が露出。
奥は白山方面。
2017年03月04日 07:02撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 7:02
奥は白山方面。
山頂手前の案内板。
2017年03月04日 07:05撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 7:05
山頂手前の案内板。
ようやくピークが見える。
2017年03月04日 07:06撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 7:06
ようやくピークが見える。
白木峰山荘と仁王山。これから進む稜線を眺める。
2017年03月04日 07:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 7:09
白木峰山荘と仁王山。これから進む稜線を眺める。
立山方面の展望
2017年03月04日 07:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 7:09
立山方面の展望
白山方面の展望
2017年03月04日 07:10撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 7:10
白山方面の展望
御岳方面の眺め
2017年03月04日 07:10撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 7:10
御岳方面の眺め
南方向のパノラマ
2017年03月04日 07:10撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 7:10
南方向のパノラマ
今年は雪が深いようだ。
2017年03月04日 07:13撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 7:13
今年は雪が深いようだ。
立山方面の眺め
2017年03月04日 07:13撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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立山方面の眺め
牛岳と仁王山
2017年03月04日 07:13撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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牛岳と仁王山
山頂から北側を望む。
2017年03月04日 07:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 7:20
山頂から北側を望む。
白木峰山荘と稜線。稜線上は深い雪に行く手を阻まれる。
2017年03月04日 07:27撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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白木峰山荘と稜線。稜線上は深い雪に行く手を阻まれる。
ワカン+アイゼン
2017年03月04日 07:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 7:43
ワカン+アイゼン
雪庇も発達。
2017年03月04日 07:53撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 7:53
雪庇も発達。
仁王山への稜線。トレース無し。
2017年03月04日 07:59撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 7:59
仁王山への稜線。トレース無し。
仁王山が近づく。
2017年03月04日 08:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 8:18
仁王山が近づく。
仁王山の頂上直下、左手の稜線が痩せ尾根になっているか心配。
2017年03月04日 08:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 8:18
仁王山の頂上直下、左手の稜線が痩せ尾根になっているか心配。
約100mの登り返し。南風が出てくる。
2017年03月04日 08:27撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 8:27
約100mの登り返し。南風が出てくる。
左手の樹木の中を進む作戦。
2017年03月04日 08:38撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 8:38
左手の樹木の中を進む作戦。
白木峰を振り返る。
2017年03月04日 08:56撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/4 8:56
白木峰を振り返る。
登り返しの樹林地帯。案外楽だが暑い。
2017年03月04日 08:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 8:57
登り返しの樹林地帯。案外楽だが暑い。
仁王山頂手前から白木峰を望む。
2017年03月04日 09:22撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 9:22
仁王山頂手前から白木峰を望む。
金剛堂山。立派な山容。
2017年03月04日 09:26撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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金剛堂山。立派な山容。
牛岳方面。
2017年03月04日 09:26撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 9:26
牛岳方面。
たぶん人形山。霞あり。
2017年03月04日 09:26撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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たぶん人形山。霞あり。
山頂を辞す。下りも尾根伝い。
2017年03月04日 09:32撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 9:32
山頂を辞す。下りも尾根伝い。
金剛堂山
2017年03月04日 09:33撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 9:33
金剛堂山
やっぱり細い尾根。南風が強い。左手をカニ歩きで突破。
2017年03月04日 09:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 9:43
やっぱり細い尾根。南風が強い。左手をカニ歩きで突破。
細尾根手前の急坂。ワカンが滑るのでツボ足で下る。ピッケルとキックステップで慎重に下る。風が強く体温低下。
2017年03月04日 09:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 9:43
細尾根手前の急坂。ワカンが滑るのでツボ足で下る。ピッケルとキックステップで慎重に下る。風が強く体温低下。
ツボ足で進むと太腿まで沈む。壁にピッケルを指してカニ歩きのキックステップで突破。本日の核心部で緊張した。
2017年03月04日 09:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 9:49
ツボ足で進むと太腿まで沈む。壁にピッケルを指してカニ歩きのキックステップで突破。本日の核心部で緊張した。
本日の核心部。手前の細尾根と奥の急坂はやっかいだった。樹木までくると安全地帯。
2017年03月04日 09:51撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 9:51
本日の核心部。手前の細尾根と奥の急坂はやっかいだった。樹木までくると安全地帯。
快適あ尾根歩きが続く。
2017年03月04日 10:04撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:04
快適あ尾根歩きが続く。
山頂方面を振り返る。樹木が少なく山スキーに適した尾根が広がる。
2017年03月04日 10:04撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:04
山頂方面を振り返る。樹木が少なく山スキーに適した尾根が広がる。
誰も登ってこない。広い尾根が標高1000m位まで続く。
2017年03月04日 10:10撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:10
誰も登ってこない。広い尾根が標高1000m位まで続く。
この辺は硬い雪でアイゼンに履き替える。
2017年03月04日 10:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:14
この辺は硬い雪でアイゼンに履き替える。
尾根を振り返る。
2017年03月04日 10:21撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:21
尾根を振り返る。
スノーシュー2名とすれ違う。
2017年03月04日 10:37撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:37
スノーシュー2名とすれ違う。
この辺がたぶん一番広い。
2017年03月04日 10:37撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:37
この辺がたぶん一番広い。
次に来ることがあれば下から登る気になるだろうか?
2017年03月04日 10:43撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 10:43
次に来ることがあれば下から登る気になるだろうか?
東屋が見えてきた。アイゼンのまま下るが踏み抜きが増えてきた。
2017年03月04日 11:01撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:01
東屋が見えてきた。アイゼンのまま下るが踏み抜きが増えてきた。
二番目の東屋。ここから樹林地帯を下るが、ワカンの紐が外れて難儀した。
2017年03月04日 11:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:09
二番目の東屋。ここから樹林地帯を下るが、ワカンの紐が外れて難儀した。
この辺は疲れが出て長く感じた。
2017年03月04日 11:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:09
この辺は疲れが出て長く感じた。
ようやく道路へ。
2017年03月04日 11:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 11:48
ようやく道路へ。
温泉に浸かってから帰る。
2017年03月04日 12:26撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/4 12:26
温泉に浸かってから帰る。
撮影機器:

感想

白木峰・仁王山 周回コース 2017年3月4日(土)

概要)
天気:晴れ
距離:10.0
平均時速 1.17/h
活動時間:8時間42分
装備:ピッケル+ワカン

コースタイム)
3:10 大長谷温泉スタート
6:01-6:06 八合目登山道
7:07-7:16 白木峰
7:27-7:42 白木峰山荘
7:46 標高1548m地点
8:23 標高1409m地点
9:23-9:27 仁王山
11:01 標高916m地点
11:52 ゴール

一週間前からこの日が晴れる天気図だったので、
晴れれば白木峰に行くことにしていた。
1月に下見した後、次回はぜひピークを踏みたいと考えていたからだ。
単純にピークを往復するのではなく、仁王山を経由する周回コースとした。
また、杉ヶ谷を回避するために杉ヶ谷南の尾根から登ることにした。
3月3日午後から晴れ間が広がる。
白木峰の尾根上部で明るくなるように時間調整し午前3時過ぎから登山を開始することにした。
午前2時過ぎに自宅を出て大長谷を目指す。
室牧ダム手前のトンネル辺りから雪が目立つようになる。
気温も氷点下になってきたが路面凍結は一部のみ。
大長谷川に沿って進み、大長谷温泉に駐車する。
気温-4℃。ストックを忘れたのに気付く。
装備は上部で締まった雪になることを期待して、ワカンとアイゼン、
ピッケルを持参する。

3:10 スタート。国道471号線の通行止めゲートから雪道。
スキーのトレースの上は硬かったのでトレース上を進む。
杉ヶ谷を過ぎ予定していたエントリーポイントに着く。
山スキーのトレースもここから白木峰へ向かていた。
ここでワカンを付けて登山開始。
スキートレースを利用したのですぐに杉林に突入。
暗闇の中でワカンに慣れるまで時間がかかる。トレースがあることだけが救い。
山頂まで尾根伝いに進むことになるので谷に入り込まないように注意した。
山スキーのトレースは新しく数日前のものと思われる。
1月に引き返した点を過ぎ、標高1334m手前から明るくなる。
標高1334m近くから少し下る。ここではツボ足で歩いた形跡があった。
八合目らしいがトイレは雪に埋もれまったく分からない。
標高1400m少し上の林道合流点まで勾配が急になる。山スキーのトレースに従い、
ジグザグに登る。林道手前は下の雪が固く、ピッケルを差しながら標高を稼ぐ。
林道に乗り上げ写真撮影。
ここから山スキーのトレースを参考に左手の坂に取り付くが、思った以上に勾配が強くワカンが滑る。
何とか木に捕まったりピッケルを指して登り切る。
ワカンのトラクションに不安が残る。ここで大分体力を使い、疲れが出る。
雪の量が増えてラッセル気味になる。山スキーのトレースを利用できなければ体力を消耗したことだろう。
頂上の一角に届くと雪が風で吹きとなされてクラストしていた。
7:07 山頂に到着。北アルプスは逆光と靄で淡い眺めだ。
7:16 白木峰山荘に向かって下る。
クラスト斜面はすぐに終わり深い雪となるが山荘まで下りなのでそのまま進む。
7:27 山荘の陰でパンとコーヒーを取る。
ここでアイゼンの上からワカンを履く。7:42 仁王山へ向けて出発。
最初のピークは深い雪で抵抗が凄い。
暫らくして、今度は雪が吹き飛ばされた斜面が現れたり変化が激しい。
少し急な斜面で凍った雪が固くワカンが滑り出すのでアイゼンだけに切替。
その坂が終わるとまた雪が多くなる。
仁王山の登り返し開始地点までアイゼンのまま膝下ラッセルで進む。稜線歩きのため眺めが良い。
特に、金剛堂山は良く見える。
写真撮影で仁王山の最初の下りがやや細くなっているようで心配だが、行くしかない。
再びワカンを装着。
山頂まで樹木がない白い稜線が延びているが木の枝を利用するため尾根の左手の木が生えているエリアを選択して取り付く。
木の枝を利用したり斜行したりして標高を稼ぐ。
9:23 意外にあっさりと頂上に達する。頂上は広い空間が広がる。
南風と細尾根が気にかかるので写真を取り出発。
しばらく木々の間を下るが心配な地点が見えてきた。
ここは風の通り道で南風といえども身体が冷えてくる。
最初は急な坂から始まり奥に細尾根が控える二段構造。
最初の坂は中盤では風で雪が吹き飛ばされクラスト斜面となる。
ワカンが不安定となったので外す。
アイゼンを履く余裕はないので後ろ向きになりツボ足でステップを切りながらピッケルを硬い雪に差して支点を確保しながら慎重に降りる。
風によって指先が一気に冷える。
坂が終わるとツボ足なので再び太腿まで埋まる雪と格闘して細尾根手前まで進む。
細尾根は上部は三角形で柔らかくなり通過不可。北側に比べて南側は少し斜度が緩いがどちらも崩れる可能性があったが南側の方が安全だと判断。
奥の樹木まで行けば安全だろう。
ツボ足で横ばい、両手でピッケルを握り、尾根に差し込みながら一歩ずつ進む。
当然、脚はキックステップだ。
こうして時間をかけて細尾根を通過。目標の樹木まで達してリスクから解放される。
すぐに樹林地帯へ入りワカンを着けてコーヒーを飲む。
ここからしばらく快適な樹木の尾根が続く。中盤から樹木が無くなる斜面があり、山スキーヤーに喜ばれる斜面となる。
一部、固い斜面がありワカンが不安定になったのでアイゼンに履き替えで下る。
しばらくして二人のスノーシューの登山者とすれ違う。
後はスノーシューのトレースを参考に下る。
標高916mの東屋を過ぎると踏み抜きが増える。二つ目の東屋でワカンに履き替えるがバンドが外れるトラブルあり。
残りの距離が少ないのでワカン片足の状態で下る。
踏み抜きで調子が出ず疲れも重なり舗装路まで長く感じた。
到着後、大長谷温泉に浸かり帰途に就く。

食料)
おにぎり 2個
サンドイッチ 1個
水 300
コーヒー 300
粒あん 2個
ゼリー 2個

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