白木峰、仁王山 周回コース
- GPS
- 08:42
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,211m
- 下り
- 1,198m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
白木峰・仁王山 周回コース 2017年3月4日(土)
概要)
天気:晴れ
距離:10.0
平均時速 1.17/h
活動時間:8時間42分
装備:ピッケル+ワカン
コースタイム)
3:10 大長谷温泉スタート
6:01-6:06 八合目登山道
7:07-7:16 白木峰
7:27-7:42 白木峰山荘
7:46 標高1548m地点
8:23 標高1409m地点
9:23-9:27 仁王山
11:01 標高916m地点
11:52 ゴール
一週間前からこの日が晴れる天気図だったので、
晴れれば白木峰に行くことにしていた。
1月に下見した後、次回はぜひピークを踏みたいと考えていたからだ。
単純にピークを往復するのではなく、仁王山を経由する周回コースとした。
また、杉ヶ谷を回避するために杉ヶ谷南の尾根から登ることにした。
3月3日午後から晴れ間が広がる。
白木峰の尾根上部で明るくなるように時間調整し午前3時過ぎから登山を開始することにした。
午前2時過ぎに自宅を出て大長谷を目指す。
室牧ダム手前のトンネル辺りから雪が目立つようになる。
気温も氷点下になってきたが路面凍結は一部のみ。
大長谷川に沿って進み、大長谷温泉に駐車する。
気温-4℃。ストックを忘れたのに気付く。
装備は上部で締まった雪になることを期待して、ワカンとアイゼン、
ピッケルを持参する。
3:10 スタート。国道471号線の通行止めゲートから雪道。
スキーのトレースの上は硬かったのでトレース上を進む。
杉ヶ谷を過ぎ予定していたエントリーポイントに着く。
山スキーのトレースもここから白木峰へ向かていた。
ここでワカンを付けて登山開始。
スキートレースを利用したのですぐに杉林に突入。
暗闇の中でワカンに慣れるまで時間がかかる。トレースがあることだけが救い。
山頂まで尾根伝いに進むことになるので谷に入り込まないように注意した。
山スキーのトレースは新しく数日前のものと思われる。
1月に引き返した点を過ぎ、標高1334m手前から明るくなる。
標高1334m近くから少し下る。ここではツボ足で歩いた形跡があった。
八合目らしいがトイレは雪に埋もれまったく分からない。
標高1400m少し上の林道合流点まで勾配が急になる。山スキーのトレースに従い、
ジグザグに登る。林道手前は下の雪が固く、ピッケルを差しながら標高を稼ぐ。
林道に乗り上げ写真撮影。
ここから山スキーのトレースを参考に左手の坂に取り付くが、思った以上に勾配が強くワカンが滑る。
何とか木に捕まったりピッケルを指して登り切る。
ワカンのトラクションに不安が残る。ここで大分体力を使い、疲れが出る。
雪の量が増えてラッセル気味になる。山スキーのトレースを利用できなければ体力を消耗したことだろう。
頂上の一角に届くと雪が風で吹きとなされてクラストしていた。
7:07 山頂に到着。北アルプスは逆光と靄で淡い眺めだ。
7:16 白木峰山荘に向かって下る。
クラスト斜面はすぐに終わり深い雪となるが山荘まで下りなのでそのまま進む。
7:27 山荘の陰でパンとコーヒーを取る。
ここでアイゼンの上からワカンを履く。7:42 仁王山へ向けて出発。
最初のピークは深い雪で抵抗が凄い。
暫らくして、今度は雪が吹き飛ばされた斜面が現れたり変化が激しい。
少し急な斜面で凍った雪が固くワカンが滑り出すのでアイゼンだけに切替。
その坂が終わるとまた雪が多くなる。
仁王山の登り返し開始地点までアイゼンのまま膝下ラッセルで進む。稜線歩きのため眺めが良い。
特に、金剛堂山は良く見える。
写真撮影で仁王山の最初の下りがやや細くなっているようで心配だが、行くしかない。
再びワカンを装着。
山頂まで樹木がない白い稜線が延びているが木の枝を利用するため尾根の左手の木が生えているエリアを選択して取り付く。
木の枝を利用したり斜行したりして標高を稼ぐ。
9:23 意外にあっさりと頂上に達する。頂上は広い空間が広がる。
南風と細尾根が気にかかるので写真を取り出発。
しばらく木々の間を下るが心配な地点が見えてきた。
ここは風の通り道で南風といえども身体が冷えてくる。
最初は急な坂から始まり奥に細尾根が控える二段構造。
最初の坂は中盤では風で雪が吹き飛ばされクラスト斜面となる。
ワカンが不安定となったので外す。
アイゼンを履く余裕はないので後ろ向きになりツボ足でステップを切りながらピッケルを硬い雪に差して支点を確保しながら慎重に降りる。
風によって指先が一気に冷える。
坂が終わるとツボ足なので再び太腿まで埋まる雪と格闘して細尾根手前まで進む。
細尾根は上部は三角形で柔らかくなり通過不可。北側に比べて南側は少し斜度が緩いがどちらも崩れる可能性があったが南側の方が安全だと判断。
奥の樹木まで行けば安全だろう。
ツボ足で横ばい、両手でピッケルを握り、尾根に差し込みながら一歩ずつ進む。
当然、脚はキックステップだ。
こうして時間をかけて細尾根を通過。目標の樹木まで達してリスクから解放される。
すぐに樹林地帯へ入りワカンを着けてコーヒーを飲む。
ここからしばらく快適な樹木の尾根が続く。中盤から樹木が無くなる斜面があり、山スキーヤーに喜ばれる斜面となる。
一部、固い斜面がありワカンが不安定になったのでアイゼンに履き替えで下る。
しばらくして二人のスノーシューの登山者とすれ違う。
後はスノーシューのトレースを参考に下る。
標高916mの東屋を過ぎると踏み抜きが増える。二つ目の東屋でワカンに履き替えるがバンドが外れるトラブルあり。
残りの距離が少ないのでワカン片足の状態で下る。
踏み抜きで調子が出ず疲れも重なり舗装路まで長く感じた。
到着後、大長谷温泉に浸かり帰途に就く。
食料)
おにぎり 2個
サンドイッチ 1個
水 300
コーヒー 300
粒あん 2個
ゼリー 2個
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