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Yamareco

記録ID: 108264
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間

佐武流白砂

2011年04月29日(金) ~ 2011年05月02日(月)
 - 拍手
GPS
29:40
距離
29.2km
登り
2,452m
下り
2,239m

コースタイム

4月29日 8:30かぐらロープウェイ降車場出発-9:30みつまたゴンドラ降車場出発-13:00神楽峰通過-15:00苗場山手前のコルに幕営
4月30日 5:30出発-6:30苗場山-9:40赤倉山通過-15:30佐武流頂上の500mほど手前で幕営
5月1日 5:35出発-6:15佐武流通過-7:30頃2107峰通過-8:00頃2096峰通過-9:00頃2036峰通過-11:40白砂山通過-14:30堂岩山通過-14:40堂岩山直下で幕営
5月2日 5:40出発-7:00地蔵山通過-(道を間違える)-9:30ハンノキ沢橋-10:00野反湖売店着
天候 4月29日 晴れのちガス時々雪
4月30日 晴れのち曇り強風
5月1日 曇り強風
5月2日 曇りのち薄日強風
過去天気図(気象庁) 2011年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
行き:上越新幹線越後湯沢駅西口からみつまたかぐらスキー場行きシャトルバス
帰り:野反湖からバスで長野原草津口へ
コース状況/
危険箇所等
スキー場のロープウェイとゴンドラは利用させて頂きましたが、リフトは乗せてくれず、ロープウェイ降車場からゴンドラ乗り場まで一山越えなければならず、本当にこちらからのアプローチが良かったかどうかわかりません。

苗場山に登る直前の崖は大変危険でした。ほとんどプロフェッショナルな2人パーティーが先行してくださったおかげで私は登れましたが、私一人だったらそこで退却していたに違いありません。この時期は秋山郷方面からの登りはどんな状況なのでしょうか?。1日目は先行パーティーが、神楽峰からの尾根を真っ直ぐに登って行ったら岩にぶつかり、右に巻こうとしましたがガスでルートがよくわからず、少し戻った地点で幕営。2日目の快晴の朝、先行パーティーが岩の右側の雪のついたルンゼから登れることを発見してくれました。その後も白砂山まで全てトレースしてくれましたので、いくら感謝してもしきれないくらいです。

2036峰の前後の、地図で崖マークがついているあたりもかなり危険でした。

堂岩山から地蔵峠経由で下るか八間山経由で下るか迷っていましたが、白砂の手前で、ハンノキ沢から地蔵山・堂岩山を経由して登って来たという5-6人のパーティーとすれ違いましたので、即、トレースの残っているであろう地蔵山経由で下ることにしました。すれ違ったときに交わした会話で、「ハンノキ沢からいいかげんに登って来た」という言葉が気になりましたが、それが後で重大な意味を持つとはその時は思いつきませんでした。

堂岩山を過ぎた直下で、そのパーティが整地した跡を借りて幕営。強風で大変寒い夜でした。翌日、トレースを辿って地蔵山まで行った所でトレースが途絶え、不思議に思いながらも読図をしながら、地蔵峠らしき赤布のついているところから左の尾根に下り、尾根から沢筋に降りる所で夏道も一部出ていましたので安心して、ハンノキ沢と思っていた沢を渡りましたが、そこは両側がゴルジュのようになっていて、トラバースして野反湖に行けるはずのトラバース道が見当たらない。実は、その沢はハンノキ沢ではなく、手前の枝沢で、ハンノキ沢はそのゴルジュを抜けた先にあったのです。理解出来ないまま渡った斜面を登って行くと方向が次第に東に向いて行き、ようやく自分が1本東の尾根を、地蔵山に向かって登り返していることに気付きました。あとは簡単で、無理矢理ハンノキ沢方面に下ったら橋があり、トラバースのトレースがありました。多分、「いいかげんに登って来た」というパーティーは、私が間違えて登ろうとした尾根を登って来たのでしょう、トレースがわずかに残っていましたから。初めて歩く雪山は怖い。
かぐらスキー場からみた神楽峰と苗場山の端っこ。この頃はまだ晴れていました。
2011年05月03日 06:22撮影 by  GXR , RICOH
5/3 6:22
かぐらスキー場からみた神楽峰と苗場山の端っこ。この頃はまだ晴れていました。
神楽峰を通過する頃にはガスって時々吹雪に。
2011年05月03日 06:23撮影 by  GXR , RICOH
5/3 6:23
神楽峰を通過する頃にはガスって時々吹雪に。
2日目。翌朝はしばらくは晴れていました。苗場の頂上は寒かった。左が佐武流、右が岩菅山。
2011年05月03日 06:24撮影 by  GXR , RICOH
5/3 6:24
2日目。翌朝はしばらくは晴れていました。苗場の頂上は寒かった。左が佐武流、右が岩菅山。
谷川連峰が。
2011年05月03日 06:26撮影 by  GXR , RICOH
5/3 6:26
谷川連峰が。
佐武流。
2011年05月03日 06:26撮影 by  GXR , RICOH
5/3 6:26
佐武流。
3日目。2096峰からの危険な下りを振り返る。
2011年05月03日 06:27撮影 by  GXR , RICOH
5/3 6:27
3日目。2096峰からの危険な下りを振り返る。
2038峰からの危険な崖。
2011年05月03日 06:28撮影 by  GXR , RICOH
5/3 6:28
2038峰からの危険な崖。
苗場を振り返ります。北は晴れているようです。
2011年05月03日 06:29撮影 by  GXR , RICOH
2
5/3 6:29
苗場を振り返ります。北は晴れているようです。
白砂山。ものすごい強風でした。
2011年05月03日 06:29撮影 by  GXR , RICOH
5/3 6:29
白砂山。ものすごい強風でした。
4日目。地蔵山から眺めた野反湖。
2011年05月03日 06:30撮影 by  GXR , RICOH
5/3 6:30
4日目。地蔵山から眺めた野反湖。
漸く辿り着いたハンノキ沢の橋。
2011年05月03日 06:30撮影 by  GXR , RICOH
5/3 6:30
漸く辿り着いたハンノキ沢の橋。
撮影機器:

感想

今年はとても寒い冬でどこにも行く気が起こらず、そろそろかなと思った矢先に地震があって(震災に遭われた方々は本当にお気の毒で、心からお悔やみ申し上げます)、地震で交通機関がストップしたので出先から自宅まで9時間半かけて歩いて帰ったら踝を痛めて治るのに1ヶ月かかり山行意欲が削がれ、それでもこの連休なのでどこかに行かないと後で後悔することになると恐れて、かねてより懸案だった苗場から白砂までの縦走を、BMI 25.7、ベストから7キロオーバーした体重を引きずって(2キロほど減りましたが)、遭難した際にせめて遺体だけでも見つけてもらおうとレスキュー費用保険にも入り、他人様の力をお借りしてようやく帰ってくることが出来ました。佐武流から野反湖へは1日で行ってその日のうちに帰宅するつもりでしたが、はっきり言ってバテバテでこれ以上はもう無理です。

今回新しくわかったこと:雪を溶かして水を作らなければならない時期は、中型のエピガスカートリッジは3泊でギリギリでした。あと1日延びていたらガス欠でやばかったかも。

昨年は晴天続きのゴールデンウィークでしたが、今年は寒いしあまり天気が良くありませんね。

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