瀬ノ原山〜山形神室(高沢から周回)
- GPS
- 09:15
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,212m
- 下り
- 1,202m
コースタイム
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 9:15
ノッタリとクジラの背の様な山容だが、登山道はなく夏は藪が物凄いらしい。地形図を睨んでどこから取り付けるか考えてみるがまるで要塞の如くで清水峠からアプローチするか、西に延びた尾根を辿るしかないという結論に達した。とんでもない藪山ということで実行するなら積雪期しかないだろう。ただ残雪期に谷を詰めて清水峠へ行くのは雪崩も怖いし踏み抜きも怖い。となると残るのは西尾根か・・・そして1年が経って「行くならそろそろなんだけど、どうすっかな・・・」と思っていたところに、最近の瀬ノ原山の記録がヤマレコにアップされた。自分が狙っていた西尾根での登頂だ。で俄然やる気が出て今回実行に移すこととなった。しかも今シーズンは神室にも行ってないし、清水峠からついでに山形神室も踏んでくるか!とハードな計画を立てた。来週の連休は雑用があって山に行けそうにないので、今回は目いっぱい歩くのだ。
天候 | 曇り/晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス | ■高沢集落のバス停に駐車させていただきました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■瀬ノ原山西尾根の取り付きは藪が煩い。 ■標高900mと1,000m付近の傾斜が強い。特に標高880m付近にはデブリがあり、小規模な雪崩が起こったと思われた。 ■先日のまとまった降雪でツボ足では脛〜膝ラッセルとなった。 ■この日は県境稜線に出てからトレースがあったが、普段トレースは期待できないと思う。 ■県境稜線の清水峠〜小ピーク間には雪庇が発達していた。 ■山形神室は賑わっていたが、高沢方面にはトレースはなく、ピストン以外で下りに使うのは初めての場合は避けた方が良い。途中で尾根が何度も分岐するので分かり難い。 |
写真
感想
高沢バス停に車を停めて6:30前に歩き始めた。本当は日の出とともに歩くつもりだったが自宅を出てからテルモスを忘れたことに気が付いて戻ったりしたので、30分弱ロスした。高沢馬形林道にはスノーモービルのトレースがあり20分ほど辿る。最終的には同じ尾根に乗ることになるのだが、林道歩きを短くするためヤマレコで見た記録の1本手前の尾根に取り付いた。藪山で有名な瀬ノ原山だけに初っ端から藪の洗礼を受ける。それが終わると今度は急斜面。まとまった降雪後でまだ雪が落ち着いていないため脛〜膝ラッセル。斜度が緩んでワカンを着けたがこんなに雪が深いならスノーシューの方が良かったか・・・と後悔。辿り着いた瀬ノ原山からは素晴らしい眺望だった。特に東へ少し下った端からは南北面白山・猿鼻山・小東岳・糸岳・大東岳・仙台神室など二口山塊のオールスター勢揃いと言った感じだった。
清水峠付近に出るとこの日のものと思われるトレースがあり、かなり楽させてもらった。やはりトレースの上はほとんど沈まないし登りは雲泥の違いだと感じた。小ピークを2つ越えてP1239に上がる。ここから下ってコルからP1272の稜線めざして登る。ここでもトレースの有難みを実感。
稜線に上がると山形神室までは一登り。先行するトレースはそのまま仙台神室に向かっていた。かなりの健脚だと思われる。登っていく途中から神室の山頂にはひっきりなしに人影が見えたが、山頂には単独行と3名パーティが休んでいた。一通り写真を撮ってすぐに山頂を後にする。トレースが期待できない高沢への下りが残っているだけにユックリはできないのだ。
高沢への下りにはやはりトレースは全くなかった。登りのトレースがないと目的の尾根に入るまでが本当に大変だった。地形図とGPSを睨めっこで慎重に下った。途中から明確な尾根になりホッと一安心。林道に出ればあとは辿るだけ。やがて高沢集落が見えてきた。疲れたな・・・でも昨年から1年間暖めてきた計画を無事実現できて大きな達成感を感じた。(TONO)
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