余市岳とアポロ
- GPS
- 05:12
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,137m
- 下り
- 1,127m
コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:00
10:28 見晴台
10:33 白井川コース分岐
11:30 余市岳
13:40 榧ヶ岳・アポロ
天候 | 快晴時々強風(山頂は風速15m) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません |
その他周辺情報 | キロロタウンと朝里川温泉と小樽市内 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
トランシーバー
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感想
今回はミューラーさんが、道央圏での最高峰「余市岳」へ!との呼び掛けがありました。3連休のど真ん中なので、皆さん何かと忙しいようで反応したのが私1人でした。
駐車場に着くと、予報どおりにきれいな青空が広がり、気温は氷点下1度。前回まで3回連続で駐車スペースをつくるための除雪作業に追われていましたが、今回はそんな作業もなく、ありがたくのんびりと準備にとりかかりました。
ありがたかったのはここまででした、昨年の手続きの手順を思い出しながら、まずゴンドラ片道券を購入しようとチケット売り場へ行くと、ゴンドラ利用券は往復のものしかなく、スキー客ではなく観光客に対してのみの販売です、と話がかみ合いません。(?)
しばらくやり取りの後、登山者用のゴンドラ利用券は2階のマウンテンクラブで販売しています、とのこと。「なーんだ、2階で片道券販売してくれるのか」と安心してマウンテンクラブで受付けすると、やはり2,000円の往復券のみの販売ですとのことでした。帰りは乗らないので、往復券を2人で使えないのでしょうか、と尋ねたら、あくまでもひとり1枚なので不可とのことでした。
そして職場でもらった助成券を差し出すと、使用できるか調べてきますと、しばらく戻ってきません。カウンターの係員に「職場からは現金と同じ使い方ができると聞いていますし、去年は使えましたよ」と伝えても、「去年とはシステムが大きく変わっているので、使えないかもしれませんよ…」結果的には使えましたが、時間は大きくロスしました。(涙)
一般登山客は、ゴンドラが動き出す9時からしか受付をしてくれないので、その時間に合わせて行ってもそんな対応では意味ありません、そんな場面で助成券をだしてしまった私も悪いのですが…(笑)
年間1万円の会費を払っているマウンテンクラブの会員は8時からの受付で、9時のゴンドラ運行には悠々間にあいます。会員さんには時間限定でコース開放するなど、いろいろ優遇策をとることは理解できますし、現在キロロの取り組んでいる事故・遭難対策への取り組みにも敬意を払っています。
しかし、登山者は安全のために早出早帰りを基本としている方が数多くおりますので、現在のシステムではキロロのBCは9時以降でなければ通行手形がもらえず、しかも30分程度とはいえ、安全にかかわる部分に差をつけることはいかがなものかと…(あくまで個人の感想です)
前置きが大変長くなってしまいました。好天の中、飛行場と呼ばれるほど広くて平らな雪原を進み、余市岳のコルに着くまではほとんど気にならない程度の風でしたが、コルでは派手な幟を立てて道警のスタッフが山岳パトロールを実施中で、「山頂は風速15mあります、気をつけてください」と安全登山を呼びかけながら、ティッシュを配っていました。寒さの中、お疲れ様です!
尾根にとりついてから山頂までは、ずっと北風が吹き付けていたので、薄手のバラクラバを被った顔の右側が冷たくて、もし気温が低ければ凍傷ものでした。
急登中は、斜面の雪も硬く最初からスキーアイゼンを装着していたので、スリップすることなくガシガシと登ることができました。しかし、雪面が硬かったので板を引き摺るとアイゼンが引っかかるので、板を浮かせ気味に足を運ぶので少々疲れました、スリップ防止を重視するかスピードを重視するかの選択となると私は前者を重視します。
ゴンドラ山頂駅を出発して、余市岳の山頂までの標高差約300m、約3.8劼1時間40分で登りましたが、当初予定していた南斜面への滑走は強風のため急遽取りやめました。
山頂からの眺めは、周囲の山々はもちろんのこと遠景は恵庭岳から羊蹄山そして積丹岳まで遠くの山々までぐるりと見渡すことができましたが、なにぶん強風のため山頂写真もそそくさと済ませて北西斜面へ滑り降りました。
山頂からの滑走は、北西斜面の上部はハイマツなどの潅木が埋まりきっていないので左右に移動しながら結局山頂の直下100m程下からドロップし250mほどの滑りを楽しみ、テーブル状地形となっている通称プリン(標高1,159地点)に滑り込み、昼食を摂った後に、上部をトラバースして西側の岩峰の下を通過して通称アポロ(1,218峰)に向かいました。
最後のデザートは、通称アポロング沢の滑降です。沢の後半は標高を下げてきたこともあり、雪が重くなってきましたが、大小の起伏を楽しみ滑走終了です。
毎年恒例になっている余市岳名所めぐり一周のプチジャーニーは、春の好天と冬の厳しさの中、素晴らしいロケーションを満喫し無事終了することができました。
山旅ロガーのデーターによると、標高1,488m、全行程11.4kmを4時間40分の行動時間でした。
今回はキロロについての個人的な感想をいろいろと述べてしまいましたが、かつてシーズン券を購入し毎週通っていた時期もあったほどの熱烈なキロロファンでした。 先にも述べましたが、不幸な事故が続いたことによって現在キロロが、人件費をはじめ様々な経費をかけて取り組んでいる事故・遭難対策への取り組みには最大限の敬意を払っています。しかし、なんとなくゲレンデにも周辺のBCにも足を向けにくくなってしまったのも事実です。
現在のシステムでは、リフトやゴンドラを使用しない1107峰や1218峰の登山者も3時間券などのリフト券を購入しなくてはならないことに不満を感じている方もいるようなので、来季は登山届けの受付時には駐車場代を払ってもらうなどの納得を得やすい方法の検討をしていただけないでしょうか?お願いのような独り言でした…
コメント
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ゴンドラ券は往復券なので登り1回、下り1回とカウントするようです。
我々も今シーズンは1107方面には行っていません( ;∀;)
安全面の配慮も有るのでしょうが、現在のシステムでは足が遠のきますよね(-_-;)
自分も来シーズンはもう少しシステムが変わる事を期待しております。
nobu-kano さんこんにちは、コメントありがとうございます。昨シーズンカウンターのスタッフと話した時は、「このシステムは、これで完成ではないのでドンドン変わっていきます!」と言っていました。
昨シーズンから今シーズンへの変更点がいくつかあったように、今シーズンから来シーズンへも、色々要望が届いていると思われますので、スキー場側としてもスタッフの苦労が報われ、利用者にも喜ばれるような弾力的なシステムへの変更をおこなってくれるものと信じています。
dahamaさん、キロロのシステムに関して、私も同感です。駐車場やトイレの利用など、いくらかの負担には同意しますが、少し高いのではと思っていました。その影響なのかわかりませんが、少し人が減っていると聞きました。
実は、私が1107PKに行った際には、ガイド協会員のガイドツアーであれば、施設利用料として1,000円でした。これは特例とのこと、できればこの程度で勘弁してほしいところです。個人的にはこの程度であれば駐車場やトイレの利用負担として納得できるのですが・・・・
いずれにしても大切な取組みだと思いますので、利用者もスキー場側も双方、納得できるシステムに進化してほしいと思います。
小雪でシーズンアウトが早まる気配ですが、昨年もここから粘って雪が残りましたので、これに期待しつつ、安全に春山を楽しみましょう。
はじめましてfyi0817さん、コメントありがとうございます。毎週のように縦横無尽に精力的に登って滑られての fyi0817さんのレコ、いつも楽しみにしています。そろそろ春山、残雪期の楽しみに切り替わる時期で、パウダーとはまた違った楽しみがありますよね。
各地のスキー場には、それぞれの地域の事情に応じたローカルルールができていますが、隣接したエリアで事故が起こると、危険なスキー場という印象が強くなってしまったり、スキー場側が責任を問われるというおかしな話のために、自己防衛せざるを得ず規制が強化されてきているという事情も考えると、この状況は利用者側が招いたものであります。
そんな中で規制だけにとどまらず、初心者やゲレンデのお客さんに対しての教育や育成という側面も持つマウンテンクラブの活動は素晴らしい取り組みと思います。
しかし、既にこの山域で経験を積み重ねてきたベテランの方々も、同じ網で括ってしまうのはいかがなものでしょうか?(ちなみに私は経験5年程度の駆け出しものです)
たとえば、fyi0817さんの体験したような特例ルールを、「ガイドツアーだから…」ではなくルール化して適応の拡大を図っていただくなど、利用者もスキー場側も双方、納得できるシステムに進化していただきたいですよね。
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